ブルックリン・ラックフィールド

登録日:2022/05/31 Tue 15:05:25
更新日:2024/01/04 Thu 21:42:27
所要時間:約 10 分で読めます






ゲットセット!




CV:杉田智和
年齢:18歳
血液型:O型
所属:地球連邦軍 → ATXチーム
登場機:ゲシュペンストMk-IIタイプTT、ヒュッケバインMk-Ⅱ、グルンガスト2号機、量産型ビルトシュバイン、グルンガスト参式(Gラプターを担当)、虎龍王、虎王機、雷虎改、真・虎龍王
戦闘曲:鋼鉄のコックピット、VANISHING TROOPER、我ニ敵ナシ、白き地平より、龍虎天翔 ~我等ニ敵ナシ

□概要

初出は『スーパーヒーロー作戦』のセーブ係。次にαの主人公の一人として登場し、それから2次3次と出演。αシリーズ主人公勢の中ではクスハ・ミズハと共に皆勤賞である。 (α外伝は主人公自体が登場しない。)
またクスハが正式にαシリーズの主人公になったので、第2次以降は、彼が副主人公のポジションに付く。愛称は「ブリット」(間違えやすいがブリッではないので注意)

またOGでは、クスハがグルンガスト系に乗るようになったため、彼がヒュッケバイン系の担当をすることになった。最も最終的にはクスハと相乗りで参式、龍虎王(虎龍王)に乗ることになるが…

性格は生真面目な熱血漢でお人好し。また自身の鍛錬を怠らないストイックな部分がある。ただ融通がきかない頑固の部分があるのが偶に傷。
女性に免疫がなく、周りの女性にからかわれたり、誘惑されると赤面して慌てる。特に恋人のクスハが偶に大胆なアプローチをすると、鼻血を出してぶっ倒れる。

先に挙げたクスハとは恋人関係。一目惚れしたブリットが告白して付き合った。どちらも真面目で癖のない、OGでは珍しい生真面目バカップルである。(まあクスハにはアレがあるが…)

OGではリシュウ・トウゴウに示現流剣術を学んでおり、ゼンガーは兄弟子にあたる。
生身での戦闘描写はあまりないものの、戦闘力は高いらしく、キョウスケ曰く「拳銃があれば腑抜けたブリットでも倒せる」とのこと。これを聞いたエクセレンは当たり前だと呆れていたが、逆に言えば、腑抜けていないブリットなら拳銃でも殺せないとキョウスケは認めている。(まあリシュウ先生は杖に仕込んである刀で銃弾を叩き落す程だからね…)
OGクロニクルではクスハのピンチに鉄パイプ一つで乗り込んでグルンガスト弐式を奪い返したり、クスハのピンチに木刀一つで立ち回ったりとなんだかんだ示現流の使い手として活躍している。
全部クスハのピンチじゃねぇかって?実際クスハのピンチに立ちまわってるんだから仕方ないじゃん
しかし、愛機の虎龍王は当初武器がヌンチャクだのジャベリンだので得意の剣術を全く活かせないのであった……
本人も気にしてるらしく、αシリーズでは武者修行の旅に出てしまったり、OGクロニクルではひそかにヌンチャクの練習をしていたのをクスハに目撃されている。

高い念動力の素質があるが、クスハには一歩及ばないイングラム「お前はいらん」。念動力者の中でも最も高い力を持つサイコドライバーに至っているかは不明。
OGにおいては、初代ATXチームのメンバーで最古参の一人。(現隊長のキョウスケは、ゼンガー、エクセレン、ブリットの後に入って来た後輩にあたる)

ATXチームの弄られ担当でエクセレンの相手がもっぱら彼の仕事。最初はキョウスケが入って来たことでお役御免かと安堵したが、キョウスケの性格でエクセレンの悪乗りをまともに相手にする訳がなく、結局正面から相手をしてしまうブリットが弄られ担当続行になった。

また割と人の出入りが激しいATXチームの新人担当でもある。上司が無口と悪乗りなので、会ったばかりの新人からは会話しづらく、なにかあった時はブリットに説明を求めるのが通例になっている。

□能力値

αではデフォルト主人公の中でも唯一念動力が9まで成長する主人公だった。
第二次α以降のαシリーズやOGシリーズではクスハに遠慮したのか8止まりに。(それでも十分高いが)
格闘、射撃が伸びクスハに比べて攻撃型のステータス。どちらかと言えば格闘より。
また回避も高いので念動力補正と相まって避けてくれる。半面、防御はクスハより低いため過信は禁物。

αでは万能型なのでリアル系、スーパー系の機体どれに乗っても強い。α自体のバランスも緩いし
OGやOG2ではゲシュペンストMk-II・タイプTT、ヒュッケバインMk-IIがディフォルト機体だが機体が少ないため乗せざるを得ない前者はともかく、後者はブリットの能力と微妙にかみ合っておらず、ほかのキャラに載せ替えさせた方がいい。
本人にはビルトシュバインやグルンガスト2号機あたりを回してやるのがベター。

本領はやはり虎龍王に乗り換えてから。
ブリットの能力や精神コマンドと非常に相性が良く、格闘のP持ち武装が多く、分身と高めの運動性で大活躍してくれる。
ただ虎龍王には致命的な弱点がある。それは射程ではなく、武器の地形適応。実は虎龍王の武器には一部、空Bのものがある。
よって空中の相手に、攻撃値より明らかに低いダメージが出て、首を捻った人もいるのでは?
また最大火力は龍虎王に劣ることも多いので、この辺を意識してクスハと使い分けよう。
切り込み役の虎龍王、反撃役兼ボスキラーの龍虎王と言った扱いになるか。

第2次OG以降のエースボーナスが「HP30%以下で、一度だけ精神コマンド『気迫』がかかる」というもので非常に使いにくい。
『30』にて追加参戦した際も発動条件が「HP50%以下」となっただけで根本的な問題点が解消されなかった。
さらにブリットは比較的低消費で「気合」を使える。もっと言えば、クスハが「愛」を覚えるから、本当に簡単に気力が上げられる。尚更、使い道が分からない…。
OG外伝以前の「命中率+10%、 クリティカル率+10%」のほうがマシな状態である。
使えないエースボーナスに容赦がない中の人の反動だとは思いたくないが…。

□各作品の活躍

スーパーヒーロー作戦

上記にも記したが、初出作品。ガイアセイバーズのセーブ要員として登場したが、はっきり言って今のキャラの面影は欠片も無い別人である。しかも髪型も変わっており、ブリットという愛称もない。(一応名称はブルックリンである)
条件次第ではリョウトと択一で、ヴィレッタの恋人となり、EDにも登場する。

●αシリーズ

無印から登場して第三次までクスハと共に戦い抜いた。後述するがシリーズ通して災難続きでもあった…
唯一出演していない外伝では、まだアメリカで武者修行をしていた模様。

最終的には、クスハと共に因縁のあるバラル勢力、ゼ・バルマリィ帝国、孫光龍、ケイサルエフェスを打倒。
エピローグではクスハに指輪を渡して、プロポーズ。ブリットはテスラ研で研究者の道を歩むことになる。

●OGシリーズ

特筆すべきはGBA版OG。実はクスハがリュウセイに好意を寄せていて、それを察したブリットがリュウセイと殴り合いの喧嘩をする。(補足すると先に殴ったのはリュウセイの方である)
開発者側もこれを問題としたのかPS2版OGでは、このシーンが修正されて、お互いがクスハを攫われた無力を反省する場面に差し替えられている。

またOG2では、αシリーズで同主人公だった縁からか、ノイエDCに所属していたユウキとの因縁が生まれる。最も二人とも本質的には正義感を持つ好青年なので、ユウキが自隊に参加した時点で直に仲良くなったが。

その他、OG2ではラミアの「兵士から任務を取ったら何が残る」に「人間が残ると思います」と返答していたが、
これについてはAシローの発言を言うにはブリットでは違和感があると賛否両論があった。
そのためかOGsでは微妙に改変された。

ピンチになる時はそれなりにあるが、αシリーズ程の悲惨な目には遭っていないので、そこまで災難ではないと思われてた。第二次OGが出るまでは…

●スーパーロボット大戦30

シーズンパス「DLC1」にて追加参戦。音声も新録されている。リュウセイ、マサキ共にOGではなく、αシリーズからの転移である。

DLC要員なので、そこまで本編に絡みはないが、同じ声のエッジからクスハという美人な彼女と付き合っている理由で一方的に絡まれ、虎龍王の席を譲れとまで言われる。
挙句に二人の相思相愛ぶりをみたエッジは、自身の嫉妬による呪いで、クスハのようにブリットも悪夢を視ればいいのにと恨んでいた…(エッジもミツバという彼女を手に入れる癖に…)

アズとは真っ当に向き合い、かつて自分がヒュッケバインに乗っていたからか、助言を送っていた。


□ブリットの災難

さてこのブリットくん、あまり話題に挙がらないが、実はスパロボ主人公勢の中でも屈指の悲惨な目にあっている。
それこそ何度か死にかけるキョウスケやヒューゴ、明確に一度死んだり、何度か洗脳されたりするエクセレンとタメを張れる程。ではそれを振り返ってみよう。

まず初代α。相方のクスハの設定を考えるに、こちらはスーパー系の恋人役の流れを汲んだと考えることになるがその場合、突然の襲撃によりクスハと離れ離れにされた挙げ句、記憶を全て抹消されて新型機の実験台にさせられるという、シリーズ開始早々にかなりのハードモードを歩まされることになる。
ストーリー中盤以降は自軍部隊に復帰し、フラグ次第で記憶も取り戻せる……筈だったのだが、PS版ではバグによりこの設定が機能しておらず、消された記憶はどう足掻いても取り戻せないという別の意味での悲運も背負っていたり…

続く第2次α。なんと武者修行の途中で今度はバラル勢力に拉致されていた。
(おかしな黒い仮面をつけ)黒く変色した虎王機を操り、クスハとαナンバーズの前に立ちふさがる。最終的にクスハの尽力で洗脳は解けた。
OGでは代わりにクスハがイングラムに連れ去られて、洗脳されることに。(それはそれでブリットが悲惨だが…)
尚、初代αで消された記憶についてどうなったかは触れられずじまいだったが、後述のクスハ汁を巡るやり取り含め、学生時代からのクスハの過去のことをしっかり覚えているような描写もチラホラ見られるため、初代αで記憶を取り戻した設定を踏襲しているのかもしれない。

更に続いて第3次α。孫光龍の攻撃からクスハを庇い瀕死の重傷を負う。そしてクスハが絶体絶命の時、彼女に協力して共に真・龍虎王を召喚。
しかし色々と限界だったブリットはなんと真・龍虎王の複座で眠りに陥ってしまう。
意識がない状態での主人公機乗り換えなど後にも先にも彼だけであろう…(一応、洗脳された状態で後継機に乗ったエクセレンみたいな事例はある)
こちらも後にクスハのピンチに目覚めて、真・虎龍王を顕現。クスハと共に最後まで戦い抜いた。

そして来る第2次OG。封印戦争が主題だっただけに、ブリットは洗脳され(おかしな黒い仮面をつけて)敵対することになるのでは?と一部のプレイヤーは不安になった。
しかし幸い(?)なことに発売前から公式が、「あの人は仮面を被りません」「洗脳されません」「クスハと一緒にいます」という某赤い人みたいな扱いをされ、実際その内容通りだった。あの変な仮面はバラル兵が着用した。
一部のユウキファンは折角ライバルポジになったユウキが仮面ブリットと戦えない事を惜しんだ

だがそれで無事だった訳ではない…まずブリットは操られないが、虎王機は順当に操られ敵対する。そして中盤、バラル勢力が黒い虎王機や四凶を率いて奇襲を仕掛けてくる。
その圧倒的な力の前に成す術なくクスハとブリットは敗北。キョウスケとエクセレンも足止めを食らい助けられない。

そして動けないブリットを虎王機が捕食、死亡してしまう。もう一度言う。死亡してしまう。一応取り込まれたという表現が正しいが、食われたのだから似たようなもの。
しかしこれがバラルにとって悪手となる。まずブリットが虎王機に捕食されたことで、虎王機の使役者が取り込まれたブリットに移り、虎王機に掛けていた強制術が解ける。
しかもクスハとブリットの危険を察したイルイが巫女の力を解放、外部から強制的にクスハと瀕死の龍人機に力を貸す。結果、龍虎王は復活。ブリットも無事生還した。

とまあこんな具合で悲惨なことになったブリットくん。仮にOGの続編が出て、真・龍虎王が登場する場合、今度こそ何事も起こらず、無事に真・虎龍王に乗り換えて頂きたい。
(まあピンチになるのは、ほぼ確定みたいなものだが…)


え、クスハのアレを飲み続ける未来に比べれば大した不幸じゃない…?そんなこと分かっているよ!

□人間関係

クスハ・ミズハ
恋人。αからプレイしている人には熟年夫婦にしか見えないかも。(実際最期はプロポーズしたし)
クスハ汁で数多の男が泣く泣くクスハから引いたのに、唯一、彼女と付き合ったブリットは剛の者。
あとクスハが栄養ドリンクを始め料理で突拍子の無いことをやり始めると、彼女に文句を言われようと、身を挺して止めてくれる。
ただクスハ汁に関しては、「例のアレ」呼ばわり

ゼンガー・ゾンボルト
元上司にして示現流剣術の兄弟子。彼が離反したり、偽物(W15)が出て来た時も強く信頼していた。
後、彼との稽古は打ち込み1万本から始まるらしい。良くそれで出撃まで体が持つな…

リシュウ・トウゴウ
示現流剣術の師範でブリットの師。ブリットも師として頼り、敬老精神を持って接している。
実は、本編ではブリットよりもクスハとの絡みの方が多かったりする。

キョウスケ・ナンブ
ゼンガーの後にATXチーム隊長になった上司。
たまにエクセレンと一緒に日本語を間違えるブリットを指摘したりしている。
何気にキョウスケも入って来た当初は、ブリットから隊の在り方や情報を教えてもらっている。
現在は隊長として非常に頼り、信頼もしているが、クスハ汁に関しては助けるどころか丸投げされる…

エクセレン・ブロウニング
OGにおいて、実はキョウスケよりも長い付き合いである最古参のチームメンバー。
その間ずっとエクセレンのおもちゃとして相手をしていたと思うと不憫である…(しかもキョウスケはいじられ係を代わってくれなかったし…)
ただ最近はあしらい方も馴れて来た模様。基本的にボケとツッコミだが、偶に二人でボケてキョウスケがツッコミをする時もある。

ラミア・ラヴレス
彼女がATXチームに入隊(潜入)した時は、色々教えていた。
ラミアもキョウスケや割と鋭いエクセレンを警戒して、ブリットから情報収集をしていた節がある。
ただブリットが指摘した言葉が彼女の在り方と考え方を変える切っ掛けにもなった。(さすが新人担当)

アリエイル・オーグ
ATXチームの臨時メンバー。事務的な会話が多いが、やっぱり情報共有はブリットが説明している感じ。

リュウセイ・ダテ
上記で指摘した通り、OGやOGsでは経緯が若干異なるが、それでも最後は強い信頼関係の親友となる。
クスハ汁係を引き継いでくれたことには、無上の感謝をしているだろう。
ただ最近は、クスハ汁を持ってくる時、その場にブリットがいないこともしばしば。(多分、画面外で最初に飲んで倒れている)

ライディース・F・ブランシュタイン
OG外伝で、ライのものまねをして、彼をブチ切れさせた。(ちなみに外伝以降のライはリュウセイのノリや要望にある程度答える程寛容で、怒ることはまずないレベル)
肝心のものまねは、上手い下手以前に完全にライを舐め切った内容だったので、左で殴られても仕方ないと思う…
というかブリットじゃなくて、杉田だろお前。
「(やぁ!)ハイゾルランチャー、シューッ!」「……面白い芸だ。もう一回やってみろ。」

ユウキ・ジェグナン
当初は連邦とノイエDCで対立して、ブリットが理想論で語りユウキが現実論で反論しているという感じだった。
ただ会話の内容を振り替えると、二人とも似たり寄ったりな思想と考え方で、この頃から本質的にお互い同じだと分かる。
なのでユウキが自軍に入ったら、すぐ親友に。再会する時も真っ先に挨拶している。

タスク・シングウジ
性格は正反対だが、それがむしろ気が合うのか仲が良い。当初はクスハとの関係をうらやんでいたが、今は人のことが言えない程、レオナとイチャついている。
クスハとブリットが熟年夫婦なら、タスクとレオナは色ボケバカップルである。(最近はレオナがデレを全く隠さなくなって来たため)
あ、勿論タスクもクスハ汁で倒されています。

イルイ
第二次αでは彼女が、クスハ汁を飲もうとしたところを間一髪で身代わりとなった。
実際、あの劇物を幼女であるイルイが飲んだら、マジで命に関わることになっていた可能性がある。
第二次OGでは、そこまで絡みがないが、上記で挙げた通り、喃潤がクスハたちを追い詰めた時に、力を貸している。
ここでイルイの助けがなければ、ガチでブリットは死んでいたので、本当の命の恩人である。(クスハ汁のお礼?)

□余談

名前の由来は、特撮映画『ガンヘッド』の主人公ブルックリンが由来とのこと。


追記、修正はブリットと一緒にクスハ汁を飲んでからよろしくお願いします。

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