ストーム・フクロウル

登録日:2022/07/08Fri 16:33:50
更新日:2025/07/14 Mon 07:21:49
所要時間:約 3 分以内に読破する!





よくも、よくも、私の部隊をめちゃくちゃにしてくれたな!


このお礼は、きっちりとさせてもらうぞ!



ストーム・フクロウルとは、「ロックマンX4」に登場するボスである。



異名:大空の参謀長
CV:岡和男



【概要】



目標補足!5分以内に撃破する!


レプリフォース参謀本部所属のフクロウ型レプリロイド。
知略戦においてはレプリフォース随一のレベルを誇り、レプリフォースこそが最強の軍団だと信じて疑わない。
そのため自分達はイレギュラー認定した人間達やそれに味方するイレギュラーハンターに激しい憎悪を抱いている。
レプリフォース大戦勃発後は空軍のレプリエアフォースの艦隊を率いて陽動作戦に当たっている。

設定上は知恵袋・参謀ポジションのハズだが、作中では頭に血を上らせた様なセリフしか言わないまま出番終了となってしまった可哀想な御方。
ジェネラルとエックスの会話的に、一度は冷静に無実を主張するも誰も聞く耳を持たないのでブチ切れたということだろうか。
或いはあくまでも戦術家であって外交は専門外だったか。
温厚なペガシオン辺りもさぞ苦労していたことだろう。

軍人らしく戦闘前に敬礼を行うのだが、その際の足踏みで地面を激しく揺らす。まぁフクロウは鳥類の中ではパワーキャラ扱いされることが多いし…



【ボスとして】



我々を敵に回した報いを受けよ!


知的タイプのキャラクターながら、空中を自在に飛び回りビームや風で攻撃してくる等、実戦でもかなり強い。
実際フクロウは肉食で音もなく獲物を狩るハンターなので、その辺も反映されているのかもしれない。


弱点サイバー・クジャッカーから入手する「エイミングレーザー&落鳳破」
フクロウは夜行性だからか強い光に弱いようだ。
喰らうと「ほおおおっ!」と叫んで画面外へ逃げていく。
エックスの場合はその後出てきた所をカーソルで狙い撃ちしてもう一度怯ませることができる。本人もまさか自分の方が逆に捕捉されて、5分どころか1分もかからず撃破される目に遭うとは夢にも思わなかったことだろう。

ゼロの場合は技の使用回数が少ないため遠距離で使うとすぐ弾切れになってしまう。
しかしながら複数の弾を同時に当てるとその分ダメージが増加するため、ギリギリまで接近して撃つと大ダメージとなり4発以内で倒せる。鷲掴みにカウンターする感覚で撃つとゼロと重なった位置で複数ヒットさせやすい。
これ以外では、連続で斬ると軽減されやすいので連打するよりも一撃を確実に当てる方がダメージを与えやすい。

なお、フクロウルステージにはアームパーツがあるが、本作はプラズマチャージorストックチャージと2種類あるので、どちらかを選択して入手する。
途中で変えたくなった場合はもう1度このステージに来る必要があるのだが、結構終盤にあるので面倒くさい。



【技】



ヒヨッコめが!地面にへばりついていればいいものを…!


  • ダブルサイクロン

風の弾を発射して攻撃する。
単発で撃って立ち去るパターンと、4つ弾幕を張るパターンがある。
4つ投げる場合はその場に停滞した後、4つ全てがこちらに向かってくる。
2個投げるパターンないのにダブルサイクロンなのかよとか突っ込んではいけない。



  • 羽レーザー

羽根型のレーザーを3方向に放つ。
破壊できるが攻撃は止まらないので回避した方が良い。



  • 鷲掴み

頭上からこちらを掴んで地面に叩きつけてくる。
ダメージは大きめ。




体力が少なくなると使用してくる。
地上に降りて地面から3本の竜巻を放つ。



  • 奥の手


奥の手だ!

体力が少なくなると使用してくる。
画面中央に陣取り、徐々に回転させながら4方向に風の弾を連続発射してくる。
上手く隙間をぬって回避しよう。




【入手武器】




前後に斜めに上昇していく風の弾を発射する。
敵に当たると連続ヒットしてダメージを与えるため当たれば中々強い。

ただ、出がやや遅い、斜め上にしか飛ばない、敵に挟まれる状況があまりないという、全体的に見ると使い勝手は微妙。
せっかくヘッドパーツで使い放題になったとはいえ、出が早い他の特殊武器に株を奪われやすいのも文字通りの逆風が吹いている。

チャージすると前後にストームトルネードの通常弾のような竜巻を放つ。
この技は「ロックマンX5」のボスとして登場するエックスも使ってくる。

マグマード・ドラグーンの弱点であり、普通に戦ったら強い彼をハメ殺しできる。



  • 天空覇(ゼロ)

セイバーの色が紫に変化し、通常攻撃で一部の敵の攻撃を破壊できるようになる。
切り替えは不可で、習得以降は常に発動させて戦うことになる。発動して困ることもないが緑色のセイバーが好きだった人にはちょっと残念なお知らせ。
この技は続編では「ショットイレイザー」というパーツで再現され、ブラックゼロやX7のゼロには標準装備されている。
他、その後の時代を描くロックマンゼロシリーズやゼクスシリーズでもゼロ2のイレイスフォームをはじめ、イレイス機能付きの装備がほぼ毎作登場している。



漫画版での活躍】





今が決断の時…



岩本先生の漫画版ではX3終了後のエックスが行方不明中の序章から登場し、カーネルやゼロと共に戦っている。
その後ジェネラルやカーネルのクーデター決断の時にも居合わせる等、随所で大物感を出していたが…


次に登場した時には、マグマード・ドラグーンと共にアルティメットアーマー装備したエックスに倒されて残骸として転がっている姿だった。
連載の都合で最終回が決まり、そのあおりでそそくさと片付けられたのだった。


後に発売した復刻版ではこの辺の描写が加筆されたのだが、ガッツリバトルシーンが描かれたドラグーンと違い、登場した時には自身の空中戦艦を撃墜され、自身も虫の息だった。
そのエックスの力に驚愕し、彼をイレギュラー扱いするも、



何を言っている…



イレギュラーは、君の方だよ…



と一蹴されバスターを受けて機能停止した。
X4のボスとしてはスラッシュ・ビストレオと並んで不遇だったと言えるだろう。




【余談】


「ストーム」という苗字?は「ロックマンX」に登場した同じ鳥型レプリロイドであるストーム・イーグリードと共通している。
両者は同じコンセプトで作られた兄弟機だったのだろうか。もっとも、クワンガービートブードのように苗字が違っても兄弟というのもあるのでその辺は何とも言えないが。

そして知的なイメージのフクロウたるフクロウルがタカ派で
逆に獰猛な猛禽類のイメージのワシたるイーグリードがハト派なのはなんの皮肉なんだろうか?

さらにいえば声優さんは岡和男氏とフロスト・キバトドスと兼役であり、一見フクロウルは参謀役と文官タイプ、一方キバトドスは入隊の経緯からしてスラッシュ・ビストレオともども問題児でしかないもはや知性のカケラすら感じないまでの狂戦士と役職も人物像も真逆のように思えるが、ご覧の通りフクロウルは文官タイプのはずなのにこれもある種レプリフォースらしさとも言える典型的なタカ派思想の持ち主で、フクロウルも一皮剝けば案外キバトドスと似た者同士というのもまたとても皮肉な話である。


追記・修正の奥の手d(ピピッ)ほおおおっ!!!

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最終更新:2025年07月14日 07:21