登録日:2022/07/02 (土曜日) 11:47:15
更新日:2024/01/19 Fri 17:44:51
所要時間:約 5 分で兄貴と一緒に読もうぜ!!
グラビティー・ビートブードとは「
ロックマンX3」に登場するボスである。
パワー6200rp
スピード3600rp
異名:鋼鉄のリベンジャー
【概要】
ブラックホールを操る能力を持つ。さしずめ兄が
スピード型で弟が
パワー型として設計されたということか。
クワンガーはカットマンスタイルなら、ビートブードは「
ロックマン5」のグラビティーマンといったところか。
小ジャンプで少しずつ距離を詰めてくるなど、
ロックマン2のウッドマンのような挙動も併せ持つ。
【ボスとして】
ブラックホールや角を使った攻撃は威力は高いが、手数自体はすくないので読みやすくバスターのみでも倒しやすい。
ただし被ダメージは多いため初期ライフだと辛い場面があり、ステージもエアダッシュ等がないと辛い場面もある。
バグホールは
ホーネックや
バッファリオの攻撃のように「破壊する」という抜け道が通じないため、肥大化してくるバグホールをいかにかわせるかが勝利の鍵となる。
弱点は
シャイニング・タイガードから入手できる「レイスプラッシャー」。
ブラックホール=闇は
光に弱いということか。
連射が利くので敵の動きを足止めすることができる。
また、突進してきた際にもダメージを与えられる。
本来なら弱点を突く側である
エクスプローズ・ホーネックの「パラスティックボム」も実はダメージが多め。重装甲に爆発が響くということもあるが、スズメバチとカブトムシは餌場の取合いで喧嘩することがあるので、そのライバル関係からだろうか?
因みにこの弱点のラインナップは
ゴッドカルマシーン・O・イナリーと共通だったりする。
【技】
小型ブラックホールを投げつけてくる。
壁に当たると斜めに反射して
巨大化、攻撃力も上がる。
ボス部屋が狭いのとビートブードの接触ダメージも合わさって回避するのは困難。
正面→真上と連続で投げることもあり、最大で画面に2発まで存在する。この場合は壁の真ん中あたりが安地。
体力が減ってくると天井にチャージ版バグホールを展開させる。
これで天井への移動を封じ、更にダメージも大きい。
更に吸引力があり、うかつにジャンプすると接触してしまう。
この後は小型バグホールを使わなくなるため行動を読みやすく、またフットパーツがあるとジャンプの高さを調整できるので多少楽になる。
角を振りかざして突進してくる。
突進中は無敵で、天井にチャージバグホールがある場合は角でかち上げてぶつけられてしまう。
【入手武器】
小型ブラックホールを発生させる球体を発射する。
弾自体に攻撃判定はないが、ブラックホールで3秒間画面全体の敵にダメージを与える。
その後破壊した敵や弾を吸い込んで戻ってくる。この時ハイパーチャージのエネルギーが回復する。
ただし一部の敵とホーネック以外のボスには効果がない。
効きやすい敵の目安は「飛行している敵」および「ノートルバンジャー位の小さいザコ敵」。といっても目安なので実際に当ててみる方が早いが。
チャージすると球体を真上に発射し、画面内の敵を上空に消し飛ばす。
ただしこれでアイテムを入手することはできない。特定の地形を動かすこともできる。
威力は通常版と変わらないのでもっぱらギミック向けの武器。その代わり、わざと被弾することで敵を吹き飛ばしながら動けるようになる小ワザが使える。
エクスプローズ・ホーネックの弱点であり、適当に撃つだけでダメージが与えられるため、初心者が苦戦しやすい彼女?を簡単に倒せる。
ちなみに、上述の『ロックマン5』には同じく空中移動を得意とするジャイロマンが登場しているのだが、こちらも重力操作系のグラビティーホールドを弱点としていた。
更にアニコレ収録のエックスチャレンジでは、ホーネックと共に登場する
ブレイズ・ヒートニックスや、他のミッションで登場する
ストーム・イーグリードもバグホールでダメージを与えられる事から、重力操作系の特殊武器は空中移動を得意としている相手に対して効果的であるようだ。
殺す…殺す…
ロックマンエックスブチ殺してやるーーーーーーっ!!
岩本先生の漫画版でもクワンガーの弟であり、エックスの元部下(しかし、エックスはビートブードがクワンガーの弟であったことは知らなかった模様)。
登場順は兄と同じく最後。
兄を倒したエックスの判断は間違ってなかったと認めつつ(実際クワンガーは面白半分で
シグマに従ってたし)、やはり兄を奪われた恨みを消すことはできなかった。
まずは所有する戦闘空母ビーグ・ビートルで街を襲撃し、乗り込んできたエックスとゼロをバグホールで捕らえる。(漫画版のバグホールはワープ機能もある模様)
そして残されたわずかなチップからクワンガーを
復活させ(
日本が吹っ飛ばされるエネルギーを喰らったのによく残っていたものである、そのためか上半身しかない)、
ゼロの頭脳とケーブルで接続。
自分が倒されればゼロは中身がクワンガーになってしまうように仕向け、それと同時に街への破壊活動を続けることでエックスを精神的に苦しめる。
だがエックスは危険を承知でバグホールを右手で受け止め、それを逆利用してクワンガーを破壊。
ビートブードはこれに動揺して錯乱状態になる。
そして上空にはクワンガーの魂と同化した巨大ブラックホールが…
ひひひ、やったぁ〜
兄貴は生きてる!!生きてるぞぉ〜
隊長!!兄貴があっちにいるよぉ〜
そうだ!あっちに二人で行こうぜぇ 兄貴と一緒に暮らそうぜ!!
そうのたまうビートブードにエックスは
そう言って飛び出していった。
ビートブードはそんなエックスに…何があっても諦めないその目に本心では憧れていたことを打ち明ける。
だが、やはり兄の直接の仇である恨みを忘れる事はできず、この葛藤につけ込んだドップラーにワームチップを植えつけられていた。
この時ほど自分がレプリロイド…心を持つ者として生まれたことを悔やんだことはなかったという。
そしてエックスはクワンガーブラックホールをあの時と同じく戦艦のエネルギーをバスターに無理矢理注ぎ込んで破壊。
茫然自失のビートブードをゼロは破壊しようとするが、エックスの頼みで思いとどまり、その場を後にするのだった。
俺たちは相手を憎むことができる。そして尊敬することもな。
俺たちはレプリロイド、心あるロボットだからな…
最近、俺はそんな自分が好きになってきたよ。誰かさんの影響かな…
この後、他の生存組と違ってビートブードは登場しなかったためどうなったかは不明。
結果的に、ビートブードは身勝手な兄の行いに翻弄され続け、兄のせいで人生をメチャクチャにされた哀れな弟だった…
【余談】
ロックマンゼロシリーズにて彼等と同じくカブトとクワガタの兄弟「
アンカトゥス兄弟」が登場している。ただしあちらはカブトが兄。
1997年、当時まだ出始めたばかりのコンテンツだった『デジタルモンスター』が第2弾の登場デジモンの公募をしていたが、その採用イラストの一つに明らかにビートブードとしか思えないイラストが投稿されていた。
そのまんまビートブードにしか見えないイラストから生まれたデジモンこそ、アニメでも活躍した人気デジモンの一角であるカブテリモンである。
追記・修正はエックスを恨み復讐してからお願いします。
- どっかの攻略本でこいつを最初に行くことを推奨してたけどサイの方が倒しやすいし効率もいいよね -- 名無しさん (2022-07-02 13:28:33)
- 兄貴と同じく神ステージBGMの持ち主。夕焼けの表現も美しい。 -- 名無しさん (2022-07-02 14:48:21)
- 兄弟でコンビ組んだら天井バグホールに投げ技でぶち込む凶悪コンボ使ってくるとかありそう -- 名無しさん (2022-07-02 17:07:21)
- ↑ Xチャレンジで採用して欲しかったよなぁ、この組み合わせ… -- 名無しさん (2022-07-02 18:40:37)
- ステージ背景に見える塔がクワンガーステージだった塔だって説をどっかで見て、イレギュラーになったビートブードが兄の墓標になった塔の見える場所をエックスとの決戦場に選んだんだと思うと胸熱。漫画の影響とステージ曲の影響でコイツはいつも最後に倒してる。 -- 名無しさん (2022-07-03 23:44:41)
- 一番上↑ サイは途中のChimpoがキツいねんorz -- 名無しさん (2022-07-04 12:32:24)
最終更新:2024年01月19日 17:44