ゴーゴン(遊戯王)

登録日:2022/11/28 Mon 18:02:33
更新日:2022/12/13 Tue 15:40:27
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ゴーゴン」とは遊戯王で登場するカード群の一種。
ギリシャ神話に出てくる怪物・ゴルゴンがモチーフとなったカードが原作・OCGで幾度か登場している。

概要

まず最初に登場したのは原作においてペガサスが使用した罠カード「ゴーゴンの眼」

王国編のクライマックス、遊戯vsペガサス戦でペガサスは得意のトゥーンモンスター戦術で遊戯をとことんまで苦しめていた。

そこでダメ押しにと出されたのが永続罠・ゴーゴンの眼。
これは発動中、相手の守備表示モンスターを石化するという効果を持ち、しかも効果が適用されたモンスターが破壊されるとその守備力の半分のダメージを受けてしまう。
これで遊戯は実質、モンスターの守備も封じられて窮地に陥ってしまった。

このカードはOCG化もされているがその効果は以下のもの

通常罠
エンドフェイズ終了時まで、フィールド上に存在する守備表示モンスターの効果は無効化される。

第4期で最初に登場したカードの1枚なのだが、原作とはかけ離れた効果へと改変されている。
守備表示モンスター限定のスキルドレインといったもので、通常罠故に効果はターン終了時まで残存するが、活用させるなら表示形式を変更するカードを組み合わせるなどしないといけないので面倒くさい。

そもそも攻撃表示モンスターも無効化できるスキルドレイン1枚で事足りるので実用性は低いと言える。
「トゥーン」や「ドラゴン族・封印の壺」に続き、相変わらずペガサスのカードは再現性も使い勝手もよろしくない。コナミはペガサスに恨みでもあるのだろうか……

その後、OCGではさらにゴーゴンをネタにしたモンスターが多数登場した。
最初期に登場した通常モンスター、ゴーゴン・エッグがそれである。

レベル3/闇属性/悪魔族/攻300/守1300
ゴーゴンが産んだ卵。大きな目に映ったものが産まれると言われている。

その後もアニメ・5D'sが放送されていた頃には「レプティレス・ゴルゴーン」といったゴーゴンをモチーフにしたような効果モンスターが登場しており、以後も不定期に様々なゴーゴンモチーフのモンスターが続々と出てきている。









「あれ? そういえば、ゴーゴン本人っていないの?」


ゴーゴンの眼も後発のモンスター達もあくまでもゴーゴンがモチーフになっているというだけで、実はゴーゴンそれ自体は未だOCG化されていない。

しかし、最初にOCG化されているゴーゴン・エッグのフレーバーテキストではこの段階でゴーゴン自体は設定的には存在することが見て取れる。

ゴーゴンの元祖

実は既にゴーゴン本人はOCG化はおろか、原作よりも前に登場していた。

最初に登場したゴーゴンは知る人ぞ知る遊戯王のアニメ第一作
このアニメは原作の学園編がモチーフになっているが、一部のエピソードではアニメオリジナルでカードバトルをする回が何度が作られていた。

そして、ゴーゴンが登場するのがアニオリ回の一つである第15話(1998年7月11日放送)。

東映版15話あらすじ

ある日、遊戯は自宅のカードショップで杏子と一緒に新しく入荷したデュエルモンスターズのパックを買う。
そこで杏子が当てたのは「バイオレットヘカテー」というレアカードだった。
そのレアカードを遊戯は杏子からもらうが、店に来ていたもう一人の客が密かに覗っていた……。

翌日、学校で遊戯はラブレターを受け取る。
その相手はお嬢様学校で知られる黒薔薇女学院の生徒で、影山リサ(CV.山崎和佳奈)という美少女だった。

遊戯に熱心にアプローチをするリサだったが、実は彼女は欲しいカードを手に入れるためなら手段を選ばないことで悪名を轟かせる凶悪なデュエリスト・影山三姉妹であり、遊戯のバイオレットヘカテーを狙っていたのだ……!


悪の女神三姉妹

劇中に登場したヘカテーは三姉妹という設定でカードは3種類存在し、それらのカードを揃えることでゴーゴンという強力なモンスターが呼び出せる。
元ネタは三つの姿を持つともされたギリシャ神話の女神「ヘカテー」だろうか。

ちなみにアニメの他にもバンダイのカードダスやシールといった媒体でも登場するがステータスはそれぞれ異なっており、強さははっきりしていない。
三姉妹のステータス自体はどれも同じというのは共通している。
カードダス版では以下の通り。
【黒魔族】悪の女神三姉妹のひとり。恐るべき呪術を使う。
レベル4 攻撃力1500 守備力1500。

アニメ版ではレベル7、攻撃力2500、守備力2300で、何とブラック・マジシャンとほぼ互角というレアカードに相応しい能力を持っている。

●レッドヘカテー
道化師のような頭巾や赤い服を着た老婆の魔女。
手に浮かべる水晶玉からの魔法を攻撃手段としている。

●イエローヘカテー
黄色いローブと帽子を身にまとった恰幅の良い中年の魔女。
こちらは手にする杖からの魔法で攻撃する。

●バイオレットヘカテー
紫のドレスと帽子を身に着けた魔女。三姉妹の中では一番若くてスタイルも抜群な美人。
イエローヘカテーと同じく杖を持っている。


恐らくレッド>イエロー>バイオレットの順で姉妹という設定なのだろう。
アニメではこれらの魔女が少しでも揃っていると能力が強化されるという設定もある。

●ゴーゴン
【黒魔族】悪の女神三姉妹が合体した、恐るべき妖怪!
上記の三姉妹達が合体したモンスター。メデューサのように無数の赤い蛇の髪が伸びている。
バイオレットヘカテーが少し歳を取ったような姿をしているが、プロテクターを付けていたりとやけにムキムキな体になっている。

カードダスでは3回連続で戦闘が行えるという特殊ルールがカードに設定されているが、肝心の攻撃力は2000と低い。
反対に守備力は3500と青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)でも超えられないため、通常は壁役として使われることになる。

アニメでは青眼を上回る攻撃力という設定だった。
影山三姉妹がバイオレットヘカテーと千年パズルを賭けて遊戯と決闘。
千年パズルを奪われ闇人格に交代できない上に風邪で絶不調だった遊戯をバイオレットヘカテー抜きのデッキで倒すも、なんと海馬瀬人が遊戯の救援に現れる。
海馬のカードを賭けてバイオレットヘカテーをデッキに入れての勝負となり、揃った三姉妹でゴーゴンを召喚し、青眼と戦うも、海馬は既に青眼を2枚持っていたため2体の青眼の攻撃により倒された。
勿体ぶった登場だった割には呆気ない末路であった。


以上のようにゴーゴンの原点はしっかりアニメで登場していた。
東映版は制作会社が違うのでOCG化は難しいのではともされているが、OCGの「メテオ・ドラゴン」「メテオ・ブラック・ドラゴン」の2枚も実はこの東映版アニメから出典されたモンスター達であり、まったく不可能という訳でもないらしい。

古くからのファンは「ヘカテー三姉妹やゴーゴン、東映版のカードももっとOCG化して欲しい」と強い希望を抱いているという。
果たして、彼女達がOCGに加わるのはいつの日になるか……。

余談

上記のアニメオリジナルキャラの影山リサは存在自体はアニメDMの世界線でも一応、存在しているらしい。
続編の遊戯王GXの168話において童実野町の住民票リストの中にカメオ的に名前が出ている。
ちなみに三姉妹だったリサだが、他の姉妹については名前が不明でありGXの名簿にも名前が苗字も含めて出ていないので、恐らくDM世界線では姉妹がおらず一人しかいないようだ。

この回の海馬は序盤の手段を選ばなかった頃の性格であったはずだが、どことなく中盤以降の正々堂々とした誇り高い性格に近くなっているように見える。
特に、卑劣な相手に対して自らのカードを懸けてかつ相手のデッキを強化させた上で圧倒的な実力を見せ付けて返り討ちにする姿は、どことなくバトルシティ編の名蜘蛛とのデュエルを彷彿とさせる。
ちなみに、東映版のいわゆる「キャベツ社長」が遊戯の味方ポジとして戦ったのはこの回が唯一である。


追記・修正はヘカテー三姉妹を揃えてゴーゴンを召喚してから。


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最終更新:2022年12月13日 15:40