ザ・マンリキ

登録日:2023/03/29 Wed 11:12:53
更新日:2025/01/06 Mon 13:30:39
所要時間:約 3 分で読めます




ゆけミート

このぬけ穴は地獄への一本道だ


ザ・マンリキ*1とは、『キン肉マン』の登場人物。

目次

◆プロフィール

所属:技巧(ゼブラ/ぎこう)チーム
出身:スウェーデン
身長:250cm
体重:500kg
超人強度:721万パワー
年齢:25歳
:佐藤正治


◆概要

『キン肉マン』の旧シリーズ最終章【キン肉星王位争奪編】において《技巧》(ゼブラ)チームの先鋒(ゼブラ四天王)として初登場。
両肩にはスクランブル・バイスという巨大なメカニカルな万力が生えていて、腹部にも予備の万力が内蔵されている。
初登場の際にはマスクマンの風貌であったが、次の週には唐突に顔が変更される
変更されたデザインが素顔だったり、やっぱりマスクマンになっていたりと媒体によってイラストが異なり安定しないが、本編では機械っぽい素顔に見える。
キン肉マンに登場する超人では珍しい人型とギミック超人が混合されたデザインなので、何気に身体の構造がどうなっているのか理解不能なキャラである。
スクランブル・バイスは折られると血が出るため、生体系の器官なのかもしれない。
姫路城の誰にも知られていない抜け穴が何故かリングのど真ん中にあるのを知っている程の策士である。リングの下のスプリングとかどうなってんねん*2

技巧としながら実際には機械性能的だったり特殊能力的な意味で技巧なメンバーが多いゼブラチーム内においてやはり工具的な技巧を売りとする超人なのだがチーム内ではゼブラの次くらいに真っ当なプロレスをしており、素人状態で無抵抗のウォーズマンが相手とはいえ肩からバカでかい万力を生やしながらコブラツイスト→ローリングクレイドル→膝十字固め(アニメのみ)→起こして背後から延髄蹴りという華麗な連続攻撃を見せており、本来の意味で技巧チームっぽい所も見せている。
また演技派の一面もありダメージで悶絶しているフリをして相手の単調な攻撃を誘って反撃するなど強かな戦い方も心得ており、売りのスクランブルバイスも開閉の調節が自由自在で相手を翻弄するなど意外と侮れない部分も多く
もしウォーズマンが氷の精神のまま残虐に戦い続けていたら手痛いしっぺ返しを喰らって勝利はできなかった、というのがキン肉マンの見解である。



◆活躍

戦闘スタイルとしてはジワジワと追いつめるものであり、ミキサー大帝キング・ザ・100tにボロボロにされたダメージが残りながらもキン肉マンたちの回復のために時間稼ぎの先鋒を引き受けたミートを一方的に痛めつける。
そしてスクランブルバイスにより身体中の骨を砕かれたミートを地下の抜け穴に叩き込んで怨霊の生贄に捧げて葬ろうという残酷な仕打ちをしようとするが、モン=サン=パルフェにある超人墓場から復活したウォーズマンがミートを救出。(姫路城の怨霊の抜け穴がウォーズマンの脱出ルートと直結していた)
負けがほぼ決まっていたミートとそもそも未登録だったであろうウォーズマンの交代というルール的に理不尽な目に遭わされるが他の技巧チームも含めてその件についてのリアクションはなかった(アニメでは”途中で変更などできないはずだ!”と抗議するが、原作との辻褄わせのために試合当日になっても5人中2人まで途中交代して良いという不可思議ルールが付け加えられた)

その後はドロップキックやコブラツイストなどの技で応戦するが、ウォーズマンが全くと言っていいほど反撃してこなかったことから、復活の際に肉体だけが蘇生しが蘇生しなかったのではないかとゼブラは推測する。
事実、超人墓場でウォーズマンの蘇生を手掛けたドクター・ボンベは心臓移植に注力するあまり脳の蘇生を忘れていた。とんだ医療ミスである。*3
それなのにマンリキ側の行動も何故か舐めプに近く不自然なほどに攻撃していなかった。

ウォーズマンに記憶を思い出させようと、ロビンマスク頭にモップを乗せて師匠であるバラクーダを演じる
これによって氷の精神である残虐ファイトを思い出したウォーズマンにマンリキは苦しめられ、スクランブル・バイスまで折られてしまう。
そのままトドメをさそうと攻撃を仕掛けるウォーズマンに対し、マンリキは腹部に隠し持っていたスクランブル・バイスで応戦しようとするが、これに気付いたキン肉マンが身を挺して庇う。
そしてテリーマンとロビンマスクに「思いやり、やさしさ、愛情」を諭されウォーズマンは完全復活。キン肉マンを救出し、自らスクランブル・バイスに突っ込む。
それでも、マンリキは挟むだけではなく広げることも出来るというスクランブル・バイスのもう一つの使い方でウォーズマンの身体を引き裂こうとした。これはウォーズマンのコンピューターでも計算出来ない程の予想外の出来事であったらしい。*4
しかし、ウォーズマンの身体が戦闘限界である30分を迎えたことでショートし始め、この煙で隙を見せてしまったマンリキはパロ・スペシャルを決められて敗北してしまうのであった。

前述したジワジワと追いつめる戦闘スタイルでなければウォーズマンにも勝てていただろうに。
チームメイトのモーターマンは小型電源機として参加していただけだったので、モーターマン以上の実力があったのは確かだろう。
リングサイドのゼブラは「スクランブルバイスは鋼鉄やダイヤモンドも粉砕できるのだ!」と太鼓判を押し、「技ではこのゼブラチームが一枚も二枚も上手だ!」と勝利を信じていた。
次鋒以下の3人がそれなりに会話も多く強化パーツ役とそれを受ける側の関係がハッキリしている他4人のゼブラチーム内においてマンリキは試合中にゼブラ以外のチームメイトの反応やリアクションはなかったのでチーム内の対人関係が如何様だったかは判断材料に乏しい(本物のバイクマンとかそもそも縛られてる最中だし)
ゼブラからは四天王として一定の信頼を置かれていたのは確かである。

なお同時刻に開始したニンジャVSサタンクロスの試合が15分34秒であるのに対して、先に始まったのに早く終わったウォーズマンとマンリキの試合が30分以上時間が経過しているという矛盾が発生している。
同時進行だったとしてもウォーズマンが普通にニンジャ戦を観戦しているのであり得ない。
いつものことか。

その後、時間超人編(仮)で再登場。ウォーズマンと“黄昏の刻”ペシミマンとの試合解説を担当することに。
なおウォーズマンは脱走してしまったSKGBが秘密裏に製造と保有していたアンドロイド・サルダートの装甲部分を被っていたのでマンリキは「お前は何者だ」と名をきいた時にウォーズマンは「クロエ」と答えた。

◆得意技

スクランブル・バイス
先述した、両肩に装着されている巨大な万力。
左肩に付いたハンドルで挟めたり広げたりと巧みに操る。
鋼鉄ダイヤモンドをも砕く威力を持つという。
案外、一芸特化型超人のジャンクマンクラッシュマンギヤマスターにも匹敵するのかもしれない。



追記・修正はスクランブル・バイスで挟めたり広げたりしてからお願いします。

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最終更新:2025年01月06日 13:30

*1 読者応募の際はザ・万力として紹介されていた。

*2 ウォーズマン復活以降、抜け穴は閉じられたものと思われる

*3 一応、心臓移植手術が終わったところで墓守鬼に見つかったが、直後にウォーズマンが覚醒し脱走したという事情はある。しかし脳の件には後から気付いたため、やっぱり忘れていたのかもしれない。

*4 ちなみに幅を広げるための「逆万力」などの工具は存在する。