Pokemon Sleep

登録日:2023/07/30 Sun 22:00:00
更新日:2025/02/28 Fri 21:35:02
所要時間:約 1 分で読めます




Pokemon Sleepとは、株式会社ポケモンが手掛けるアプリゲーム。

2019年5月29日に行われた「ポケモン事業戦略発表会2019」の中で、ポケットモンスターに纏わる今後のサービスやプロジェクトとして『Pokémon HOME』『ポケモン Masters』と共に発表された。
コンセプトは「睡眠をエンターテイメントにするアプリ」、「朝起きるのが楽しみになるゲーム」。
移動時間をエンターテイメントにした『Pokemon GO』に続いて、今度は休息時間のエンタメ化に挑戦している。

開発元は株式会社ポケモンに加え、過去に『はねろ!コイキング』でもタッグを組んだSELECT BUTTONとの共同で進められている。
iOS、Android向けに2020年リリース予定。



追記・修正お願いします。
























   *   *
 *   + 一部うそです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *


というのも、本作は当初リリース予定だった2020年を迎えても何の音沙汰もなく、それどころかサービス開始の延期すら告知されなかったのである。


1年経っても2年経っても続報がないまま時は過ぎ、そのうち「開発がポシャったのでは?」「睡眠どころか永眠した」との噂話まで広まっていってしまう。


そんなこんなでファンも存在を忘れかけていた頃、2023年2月27日の「Pokemon Presents」にて様々なポケモンゲームの情報が公開される中で、突如としてPokemon Sleepのリリースが発表され…















登録日:2023/07/30 Sun 22:00:00
更新日:2025/02/28 Fri 21:35:02
所要時間:約 8 分で読めます






朝起きることが楽しみになる




Pokemon Sleepとは、株式会社SELECT BUTTONと株式会社ポケモンが開発したスマホアプリゲームである。
2023年7月17日に配信開始。


概要

本作の特徴は、なんといってもスマホをいじらないこと、つまりゲームをしないことでポケモンを成長、集めることである。
カビゴンと一緒に眠る(=スマホを裏向けて放置し、朝まで触らない)ことで、カビゴンより「ねむけパワー」より眠りに集まってきたポケモンの寝顔を収集する…というのが、本作の目的となる。


遊び方

夜寝る前にアプリを起動し、スマホを裏に向けて放置する。
その時間が長ければ長いほど、カビゴンのねむけに釣られて、他のポケモンたちがやってくるのである。
朝起きる頃には、カビゴンの周りには眠っているポケモンたちで埋まっているはずである。
睡眠データに応じて「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」の3つのタイプのうちどれかの睡眠タイプが決定され、それらに対応したポケモンが集まってくる。
また、集めた寝顔やねむけパワーをポケモン博士に提出することで、研究協力の報酬として「スリープポイント」が貰える。
それによってポケサブレを引き換え、毎朝集まってきたポケモンに与えて仲良くなっていき、フレンドポイントが満タンになったポケモンは手持ちに加わる…というシステムである。
ちなみにごく稀に色違いのポケモンも出現することもあり、色違い個体はどのポケサブレでも一発でフレンドポイントが満タンになる素敵仕様となっている。
ゆえに、睡眠時間が長いほど(=夜寝る前のスマホいじりが短いほど)有利というバランスになっている。
なお、現状のゲーム内要素はポケモンの収集とポケモンの寝顔の収集のみであり、対人戦やレイド戦は実装されていない。

仲間にしたポケモンは起きている間はきのみや食材を集めてくれる。ただし相応に体力を消耗するため、一緒に眠らないと体力が回復しない。
つまり睡眠時間の短い不健康な生活をしているとそれだけポケモンたちも疲れっぱなしという事に……
ちなみに一緒に活動できるのはチームに編成している5体まで。
きのみは回収するとそのままカビゴンに与えられ、食材は一定数を消費して朝昼夜にカビゴンへ料理を振る舞えエナジーを得られるようになる。
また、きのみはカビゴンが好みの種類の場合に、料理は繰り返し作ったり豪華な料理を作るなどするとLvが上がり獲得エナジーが増加する。
エナジーが一定数貯まるとカビゴンの評価が「ノーマル→スーパー→ハイパー→マスター」と上がっていき、ランクが上がっていくとレアなポケモンや寝顔が発見できるようになる。

また今作のポケモンはカードのようにタイプがひとつで固定されており、元複合タイプの場合はどちらかに振り分けられる。
「サナギラス(岩)→バンギラス(悪)」「チルット(飛行)→チルタリス(ドラゴン)」のように進化前と必ずしも共通しているわけではない。
集めるきのみはタイプごとに違う。原作をプレイしてると不思議な組み合わせに思えるが、おそらくタイプごとのイメージカラーに準じているのだろう。

課金要素

ソシャゲ故に課金要素がないというわけではなく、ソシャゲの石に相当する「ダイヤ」を消費することで、以下のアイテムとの交換を行うことが出来る。
  • 睡眠やそれによる各種アイテムの収集効率を上げる「おこう」「まくら」
  • ポケモンをゲットするための「サブレ」
  • その他、色々な「チケット」
  • ポケモンボックス、アイテムボックスの拡張

また、利用者が16歳以上の場合は、月1000円のサブスク課金要素「プレミアムパス」に入会することで、
  • 睡眠データや統計データが無制限で閲覧可能になる
  • ログインボーナスが豪華になる
  • ポイントの交換が有利になり、継続登録によって追加アイテムが貰える
といった特典を得ることが出来る。

課金せずとも対人戦をせずともモンスターを集めることで楽しめる、ガチャに頼らないゲーム内課金による集金システムは、一足先に世に出たソシャゲ、Pokemon GOに近いかもしれない。
課金して手早くポケモンを集めますか?それともいっぱい眠って健康になりますか?

厳選要素

ポケスリは睡眠計測アプリであると同時にポケモン収集・育成ゲームであり、毎週のスコアを(過去の自分と)競うゲームである。
高スコアを達成することで毎朝出現するポケモンや報酬が増え、それで収集・育成が進んだポケモンがより良質なきのみや料理をカビゴンに提供してさらなる高スコアを達成し…というループで成長をどんどん実感できる仕組み。
ここは良い意味でしっかりとゲームしており、そこには効率の概念が存在する。
そのため手慣れたリサーチャーは毎朝のように理想個体というある意味ポケモンシリーズらしい4文字を追い求めている。
個体によってランダムで決まる要素は、持ってくる食材の2枠目以降サブスキルせいかくの3つ。
せいかく以外はレベルアップによって順次開放されていく要素だが、その個体を仲間にした時点ですべて確定し開示される。
あとリサーチャーによっては性別も厳選要素*1
低スコアの時は出現するポケモンが未進化のたねポケモンばかりになる仕様を利用するべくあえて「ダメかも…」な個体を集めるリサーチャーもたまに居る。トリル用の最遅個体かな?
+ 持ってくる食材
食材枠は食材とくいタイプの大多数にとって存在意義に等しいため特に重視される要素。
他がどれだけダメかもな個体でも食材枠が理想的かつ食材お手伝い率補正があるならとりあえず採用とするリサーチャーも多い。

1枠目はLv1から開放されておりポケモンの種族毎に固定。
例えばマスカーニャ一族であればニャオハLv1の時点からほっこりポテトx2が設定されていて、
どれだけレベルを上げても小確率でほっこりポテト2個を持ってくる。
この一枠目の食材のことを多くのリサーチャーは「食材A」と呼んで区別している。

2枠目はLv30から開放され、「1枠目と同じ食材Aの数量増加版」「ポケモンの種族ごとに決まった第二の食材B」の二択から抽選。
マスカーニャ一族であれば「ほっこりポテトx5」or「モーモーミルクx6」の2択である。
2枠目の異なる食材を「食材B」と呼び、一枠目と二枠目が同じ食材の個体をAA個体、違う食材の場合はAB個体と呼ぶ。
AB個体であれば作れる料理のレパートリーが増える訳だが、「食材お手伝いになる確率」自体は変わらないため食材Aの最終的な獲得数は減ってしまう。
そのため食材Bがよほど重要な食材でない限りAA個体の方が使いやすいとされる。
しかしAA個体はAB個体の半数程度しか出現しないことが検証によって明らかになっている。沼である。

3枠目はLv60から開放、「1枠目のさらに数量増加版」「2枠目の数量増加版」「ポケモンの種族ごとに決まった第三の食材C」の三択。
マスカーニャ一族であれば「ほっこりポテトx7」「モーモーミルクx9」「あったかジンジャーx8」のどれかとなる。
LV60まで育てるのが大変すぎるため現状そこまで重視されていない。というか二枠目とサブスキルと性格の厳選の時点で心が折れかかってる

+ サブスキル
サブスキルは最大の沼にして天井(後述)である。これによってポケスリの厳選は本家より過酷とするプレイヤーも。
Lv10、Lv25、Lv50、Lv75、Lv100の5つの枠があり
そこに全17種類のサブスキルがランダムで抽選されて選ばれる。
サブスキルはレアリティ順に金・青・白の3つに分類されていて、金スキルの中には
  • 無条件で持ってくるきのみを+1個するぶっ壊れ「きのみの数S」
  • 編成しているだけでチーム全員を少し強化する「おてつだいボーナス」
  • レアアイテム以外で強化する手段が進化しかないスキルレベルを2つも上昇させる「スキルレベルアップM」
などそれを持っているだけで採用基準を満たしうる物もある。最高レアだけはあるね!

さらにポケモンを仲間にすることでそのポケモンの「フレンドレベル(FL)」が上がり、
なんとFL10(9匹目以降)で1枠目が金スキル確定に、FL40(39匹目以降)で2枠目も金スキル確定となってしまう。

なってしまう。

……金スキルは確かに強力なのだが、そのポケモン自身の性能に代替不可な恩恵があるのは「きのみの数S」のみ。
ポケモンやプレイスタイルによっては「きのみの数S」さえ邪魔になることがあり、
七つある金スキルの中でどんなポケモンが持っててもうれしいのは「おてつだいボーナス」ただ一つのみと言っていい。
むしろそれよりも
  • きのみ、食材、スキルのすべてに大きな恩恵をもたらす「おてつだいスピードM/S」
  • スキルとくいや一部の強スキル持ちのポケモンにとってうれしい「スキル発動確率M/S」
  • 食材とくいのポケモンにとって何よりも価値がある「食材確率M/S」
  • 一部の食材とくいポケモンや頻繁にログインできないリサーチャーには必須級の「最大所持数アップL/M/S」
といった、金スキル以外の方がだいたいうれしい。
そしてサブスキルの枠は5つと書いたが、ver2.5現在ポケモンのレベル上限は60。
現状サブスキルの枠は実質Lv10、Lv25、Lv50の3枠しかない
青/白のサブスキルに必須級で欲しいものがたくさん有るのに、FLが上がると金スキルが強制的にLv10とLv25の枠に差し込まれてしまう。

一度上がったFLを下げる方法はない。FLを上げずにポケモンを仲間にする方法もない。
ポケモンを仲間にする前にサブスキルなどを確認することももちろんできない。

つまり実質的に、「理想個体」とはFLが上がり切る前に出会わなければ絶対に出会えなくなる仕組み。*2
リサーチャーの運命力と、妥協する判断力が試される。

+ せいかく
せいかくはだいたい本家同様だが、本家と違って後天的に矯正するミントなんて便利なものは無い。沼である。
「おてつだいスピード」「げんき回復量」「食材おてつだい確率」「メインスキル発生確率」「EXP獲得量」
以上5つの要素から個体ごとの性格によって、どれか一つが強化される代わりに一つが弱体化するか、強化も弱体もされない無補正かが決まる。

おてつだいスピードの上昇はどんなポケモン・どんなプレイスタイルにも大きなプラスの恩恵となるため最重要。
サブスキルのおてスピ補正とは乗算関係にあり重ねがけ上限にも引っかからない。積み得である。
逆に言えばおてつだいスピードの鈍化は全性能の弱体化に等しいので、他がよほど理想的でない限り採用しづらい。

げんき回復量も重要な要素。ポケモンのげんきは残量80を下回ると徐々におてつだいスピードが低下していき、最終的に2倍以上までに鈍化する仕様。
毎日8時間半寝てげんき100回復なんてできないプレイスタイルならぬライフスタイルのリサーチャーにとっては勿論、
メインスキル「げんきオールS」といった睡眠以外でのげんき回復を受ける際にも金サブスキルのと違って性格の影響を受ける。
何かしらのフォローが用意できなければげんき回復量の低下は全性能の弱体化にほぼ等しく、編成や運用が制限されがち。
軽んじて良いのはカイリューやウツボットなどの自前でげんきを回復できる連中と、回復アイテムを無限に用意できる重課金リサーチャーだけである。

食材おてつだい確率は食材とくいポケモンにとって重要で、きのみとくいポケモンではむしろ下げたい要素。
きのみとくいみたいなツラしてやってきた食材とくいポケモンやその逆パターンに頭を抱えた経験はリサーチャーなら必ず有る。

メインスキル発生確率は言わずもがなスキルとくいにとって重要…だが元の確率と乗算なので、
元から発動率が低いタイプならおてつだいスピードの方が試行回数と副産物のきのみや食材を増やせて重要じゃね?という説も。
というかおてつだいスピード強化が万能すぎる

最後に残ったEXP獲得量が下がるなら一番マシ…と思うかもしれないがとんでもない。こいつも重要である。
なにせポケスリの育成はとてもスローペースで、第2食材開放のLv30でさえ月単位で期間がかかるし、Lv60となれば冗談抜きで1年かかる。
ポケモンはLvの上昇によってより強力な食材枠とサブスキル枠を開放し、おてつだいスピードが微上昇し、(どういう原理か)きのみ1個あたりに含まれるエナジーも増えるのだ。
つまりEXP獲得量の低下はメインスキル以外全性能の弱体化に運用上等しく、アメを稼ぎづらい珍しめのポケモンほど育成の鈍化が響いてくる。

総じて、強化されればうれしいというよりも、そこが弱体化されるとすごく困るという要素の方が多い。
そのため無補正もむしろ強い性格とされる。食材枠とサブスキルの厳選で手一杯なのでそこを台無しにしない性格ならなんでもいいという本音を優しい嘘で隠している気もする。

登場人物

みんなご存知重量級ポケモン。
今回はそのタフさを発揮することはなく、ただただ寝ているだけで我々に恩恵を与えてくれる。
プレイヤー達は多くのポケモンの寝顔を収集するために週に一度拠点を移すのだがカビゴンはついてきてくれないため、その地その場に居座っているカビゴンたちを成長させて仲良くなる必要がある。

  • ネロリ博士
今作のポケモン博士
ポケモンの睡眠生態について研究しており、その一環で深夜にアプリをインストール&初起動したプレイヤーに対し眠ることを強要してくる
プレイヤーは博士に協力して、「ポケモン寝顔図鑑」の完成を目指すこととなる。
糸目であり、カビゴンのような非常にふくよかなお腹をしている。
チュートリアルでまめに電話してくる一見フレンドリーな人物ながら、その実研究にしか頭にない研究者気質のようであり、
睡眠時間に応じた報酬制度ということもあってか、プレイヤーとは師匠や先生というよりビジネスパートナーのような感じで接してくる。
伝説リサーチイベントでは落雷や火山活動の活発化というどう考えても穏やかに寝てる場合じゃない状況でリサーチを頼んでくるためプレイヤーからは恐れられた。


リサーチフィールド

睡眠リサーチを行うフィールドで、週に一度フィールドを移動することができる。(同じフィールドを選択しても拠点の移動自体は行われる)
新しいフィールドの解放には寝顔図鑑の収集が必要。当然フィールドによって出現しやすいポケモンは違うのでいろんなエリアでリサーチを行いたい。
なおフィールドによってカビゴンの好むきのみの種類も変化する。
なおフィールドごとにカビゴンの毛色が微妙に変わっていたりもする。


  • ワカクサ本島
好きなきのみ:すべてのきのみからランダム3種
最初に訪れる草原のフィールド。初期フィールドというだけあり様々なタイプのポケモンが登場し、カビゴン評価が上がるエナジー量も一番緩い。
まずはこのフィールドでリサーチを進め、ゆめのかけらやリサーチランクを上げつつ、いろんなポケモンを仲間にしていこう。
他のフィールドでエース級に活躍できるポケモンもゲットできたり各種イベントの開催場所にもなるので、長らくお世話になるフィールドでもある。

配信初期ではフシギダネ・ドードー・コイル系統が出現するのは地味にこのフィールドだけだった。
ここでゲットできる初代御三家は、食材とくいでメインスキルが『食材ゲットS』と今後も活躍してくれる食材調達のプロフェッショナルなのでまずはこの三匹を捕まえておくと良い。
特に第2食材でリラックスカカオを拾ってきてくれる個体のゼニガメは、高い汎用性を持つ食材ポケモンとなるので早急に厳選してもゲットしておきたいところ。
簡単にバタフリーまで進化でき、きのみとくいかつスキルで食材も調達してきてくれるキャタピーや、同じく進化しやすく後にウノハナ雪原でも活躍が見込めるコラッタも序盤におすすめ。
またピチューは最終進化系であるライチュウが現在本作最強クラスのエナジーを集めるポケモンになるため*3、ここで厳選してゲットしておくと以降どのフィールドでもエースとして大活躍してくれる。
2024年7月のアプデ後はパルデア御三家も登場するようになったため、食材とくいで貴重な食材を拾ってくる彼らも仲間にしておきたい。

2024/3/25に開催されたライコウリサーチ以降は、いわゆる伝説のポケモンである「特別なポケモン」も登場するようになった。
出会う難易度の高さもさることながら、ゲットに必要なフレンドポイントが30ポイントと膨大なので、運よく出会えたらマスターサブレを使ってゲットしたい。
そして伝説のポケモンが現れる度に異常気象に見舞われる恐ろしいエリアになりつつある


  • シアンの砂浜
好きなきのみ:オレン(みず)、モモン(フェアリー)、シーヤ(ひこう)
始めて解放される浜辺の新フィールド。カビゴンは若干緑っぽい毛色になっている。
イメージ通りみずタイプのポケモンが現れやすい。

カビゴン評価に必要なエナジー量はワカクサより20~30%多め。とはいえ後述の2つに比べれば、まだまだ攻略は楽な部類。
食材とくいはゼニガメ系統、きのみとくいはワニノコ・ドードー系統、スキルとくいはプリン・ヤドン系統・シャワーズ・ニンフィアなどが活躍しやすい。

出現するポケモンはワカクサほどではないがバラエティに富んでおり、マダツボミやディグダ・マネネなど後々貴重な食材を拾ってくるポケモンや、ガーディ・タマザラシ・ガルーラなどこの先のフィールドで活躍できるポケモンもゲットできる。
出現するポケモンの種類が絞られている分ワカクサよりも出やすいため、厳選したい場合はこっちでやる方が楽。
また第2食材まででおいしいしっぽを唯一拾ってくるヤドンも出現しやすいので、しっぽを拾ってくる個体を厳選&育成を今のうちにしておきたいところ。


  • トープ洞窟
好きなきのみ:ヒメリ(ほのお)、フィラ(じめん)、オボン(いわ)
洞窟のフィールド。
ほのお、じめん、いわ、どく、ゴーストといったいかにも洞窟を好みそうなポケモンが現れる。

ここからカビゴン評価に必要なエナジー量が跳ね上がる。
なんとワカクサ本島のマスター1到達エナジーと、トープ洞窟でのハイパー1到達エナジーが1万程度しか違わない
そのため育成が不十分な状態で訪れても見れるポケモンの寝顔が少なくリサーチランクもロクに上げられないため、前のフィールドでしっかり準備していこう。
食材とくいはヒトカゲ・ディグダ・イシツブテ系統、きのみとくいはヒノアラシ・ロコン・カラカラ系統、スキルとくいはガーディ系統・ブースターなどが活躍しやすい。
このフィールドが得意なきのみとくいポケモンが少ないため、料理でいかにエナジーを稼ぐかが攻略のポイント。

出現するポケモンは、バクフーンまで進化できればライチュウと並んで最高クラスのエナジーを稼いでくれるヒノアラシ、
食材とくいで拾ってくるものが貴重かつ有用な個性を持つゴース・イシツブテが目玉。
デルビルもゲットしておくと、この先の過酷なウノハナ雪原で活躍が期待できる。
また現状最終進化へのハードルが最高難易度の*4、ヨーギラスもここで出現する。
リターンは大きいが活躍させるのに必要なコストも桁違いなので、起用したい場合はここでしっかりと厳選しておこう。


  • ウノハナ雪原
好きなきのみ:チーゴ(こおり)、キー(ノーマル)、ウイ(あく)
雪原のフィールド。イメージ通りこおりタイプが出やすい……のだが、
実はリリース直後の時点でこおりタイプのポケモンがタマザラシ系統とグレイシアしか実装されていなかった。

初期実装フィールドではぶっちぎりの難易度を誇る過酷な地。マスター1到達に必要なエナジーが55万*5途方もない数値になっている。
そのため並みのポケモンでは評価に必要なエナジーまで届かないため、食材・きのみ・スキルと三拍子揃ったポケモンによる高いレベルのチームが必要になっている。
食材とくいはユキカブリ系統・ガルーラ・アブソル・メタモン、きのみとくいはコラッタ・ナマケロ・タマザラシ・デルビル系統、スキルとくいはグレイシアなどが活躍しやすい。
適性がある食材とくいポケモンがレアポケモンばかりなので、トーブとは逆にきのみ中心でエナジーを稼いでいけるかが攻略のポイントになる。
メインスキルで食材も拾ってきてくれるタマザラシ系統は、ここの攻略には欠かせない存在。

出現するポケモンはメインスキルが高い効果を持つメリープ、ケッキングに進化すると使用感がガラリと変わるナマケロ辺りが光る。
レアポケモンだが、食材とくいでカカオにリンゴと汎用性の高い食材を拾ってきてくれるアブソルも魅力的。
アプデ後では、同じく食材とくいかつ貴重な食材であるとくせんエッグを拾ってきてくれ、本体性能も高いデリバードが出現するようになったためぜひゲットしておきたい。


  • ラピスラズリ湖畔
好きなきのみ:ドリ(くさ)、マゴ(エスパー)、クラボ(かくとう)
アップデートで初の追加実装された、湖畔のフィールド。
ドラゴンタイプのポケモンが多く生息している…とされているが、現状ドラゴンタイプはミニリュウ系統と進化してドラゴンになるチルット系統しかいないので、あまり多い感じがしない。
それ以外はくさ・みず・かくとうなどが出やすい。

解放条件がウノハナ雪原より厳しい追加フィールドなだけあり、マスター1到達に必要なエナジーはさらに膨大な68万
幸い強力だがこれまで得意フィールドが無かった草タイプ御三家が活躍できるので、以前のフィールドで育ててエースとして活躍してもらおう。
食材とくいはフシギダネ・マダツボミ・バリヤード・ヌイコグマ系統、きのみとくいはチコリータ・マンキー系統、スキルとくいはラルトス系統・エーフィリーフィアなどが活躍しやすい。

出現するポケモンは、本フィールドと共に実装されたヌイコグマ・ラルトス・ミニリュウをゲットしておきたい。
特にヌイコグマは同じく実装された新食材・ワカクサコーンを大量に持ってきてくれる食材とくいポケモンのため、二枠目もコーンを持ってきてくれる個体の需要が高い。
サーナイトエルレイドでスキルが変わるスキル得意のラルトスは、性別も厳選対象となるためエルレイドを目指す場合は厳選難易度が高め。
ミニリュウはヨーギラスと同じく経験値が900タイプで進化のハードルは最高難易度。
その代わりに貴重なハーブとコーンを拾ってくる食材とくいタイプのポケモンかつ、きのみひろいとしてもエナジーが高いヤチェのみを拾ってくるのが光るため、非常に育て甲斐のあるポケモンになっている。


  • ゴールド旧発電所
好きなきのみ:ウブ(でんき)、ブリー(ゴースト)、ベリブ(はがね)
Ver.2.0.0のアップデートで追加実装された、放置された発電所のフィールド。
発電所のイメージの通り、でんきタイプのポケモンが出現しやすい。他にはゴースト・はがねタイプのポケモンが多く生息している。

マスター1到達に必要なエナジーは103万
更に難易度が高くなったが、最強ポケモンの一画であるライチュウが居ながらこれまで得意フィールドがなかったでんきタイプや、ゲンガー・ジバコイルなどの強力なポケモンが活躍できるため、これまで以上に今までの育成具合がものを言うフィールド。
食材とくいはゴース・コリンク・ココドラ系統、きのみとくいはピカチュウ・カケボウズ系統・ハガネール、スキルとくいはメリープ・フワンテ・コイル系統・デデンネライコウ・サンダース・ミミッキュなどが活躍しやすい。

出現するポケモンは、本フィールドと共に実装されたアゴジムシ・コリンク・ココドラが注目株。
中でもアゴジムシはヌイコグマと同じく、同時実装の新食材・めざましコーヒーを大量に持ってきてくれる食材とくいポケモンのため、早めに厳選しておきたいところ。
コリンク・ココドラも食材とくいでそれぞれ第2食材以降でコーヒーを拾ってきてくれる上に、コーヒーを使った最上級料理と拾ってくる食材の相性も良い。
またココドラは第2食材からコーヒーを拾ってくる個体が出るので、良いアゴジムシがなかなか手に入らなかったら彼にめざましコーヒーの確保役をやってもらうのも良いだろう。
ハロウィン2024:ダブルアメリサーチからは、ミミッキュも登場。固有スキル「ばけのかわ(きのみバースト)」を所持しており、今後レベルが上がり将来的にかなりの活躍が見込めるきのみによるエナジー稼ぎを更に補強してくれるため、将来性を見込んで確保しておくと良いかもしれない。
また未だに得意フィールドが無い、きのみとくいのキャタピー・アーボも出現する。おそらく追加される次のフィールドが得意となると予想できるため、まだ良い個体をゲットできていない場合はここでゲットして準備しておきたい。


開発秘話

当初の予定からここまでリリースが延びた理由について、ファミ通.comのインタビューで開発者が明かしている。
主な要因としては三つ挙げてられており、
  • リリースと同時に発売される『Pokémon GO Plus +』との機能の連携
  • 8言語に対応した上での全世界同時リリース
  • "睡眠計測ツール"と"ゲーム"の両立を実現するバランス調整
の対応に時間が掛かってしまった模様。

中でも三つ目の対応には特に苦労した事が語られており、片方に寄せすぎると普通の睡眠計測と化してつまらなくなったり、睡眠どころかただのゲームになったりでバランス調整に四苦八苦したらしい。
ゲームとしてのおもしろさを保ちながら遊びすぎないようにするという矛盾染みた課題の解決策として、本作では意図的にやめ時を作るという方法が取られた。
遊びの大部分を起床時に集中してその他のプレイ内容は軽いものとする事で、やる事がない日中は自然とアプリを閉じ、眠る時に睡眠計測を始めるようにデザインしたのだという。


余談

  • 本作はポケモンが大好きな人だけでなく、深夜のスマホがやめられなくなってしまった社会人アニヲタにもオススメの作品である。
    というか「ポケモンを一切知らないし興味もなかった大人が、自分の生活習慣改善のために本アプリを始めた」などといった声もSNS上で見受けられる。
    一方、ゲームデザインによって他のソーシャルゲームとの両立は難しくなっている。社畜ウイルスの感染度合いが酷い場合も厳しい

  • 利用者が16歳未満の場合は一部機能の利用が制限される。その一方で、睡眠時間のスコア化の上限が16歳以上の8.5時間に対して11時間になっている。



追記、修正は一日11時間の睡眠の後にお願いします。

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最終更新:2025年02月28日 21:35

*1 ピカチュウやイーブイの尻尾、フシギバナの花、ユキカブリの胴体など本家に沿ってオスメスの違いが描き分けられている

*2 きのみとくいポケモンは最大所持数や食材・スキル確率をあまり必要としないためむしろFL40からが本番と言われることもある

*3 サブスキル『きのみの数S』または『おてつだいスピードM』を所持した個体だと、他の理想個体まで厳選したきのみとくいポケモンより稼ぐ場合もある

*4 経験値タイプが900タイプでレベルアップに必要な経験値が他ポケモンの1.5倍、サナギラスからバンギラスに進化への条件がレベル41&ヨーギラスのアメが100個必要

*5 参考までにワカクサ本島マスター1到達に必要なエナジーは18万ほど。つまり3倍近いエナジーを稼がないといけない