ライチュウ

登録日:2010/08/18 Wed 22:06:15
更新日:2025/05/13 Tue 22:54:32
所要時間:約 13 分で読めます






ラライチュウ♪



出典:ポケットモンスター、73話『ピカチュウ隊長!進めタイレーツ!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon




電撃は 10万ボルトに 達することもあり ヘタに触ると インド象でも 気絶する。



ライチュウとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。

◆データ


全国図鑑No.0026
分類:ねずみポケモン
英語名:Raichu
タマゴグループ:陸上/妖精
性別比率:♂50♀50

努力値:素早さ+3

進化ピチューピカチュウ(最高に懐いた状態でレベルアップ)→ライチュウ(「かみなりのいし」を使う)

原種

タイプ:でんき

特性:せいでんき(接触攻撃を受けると3割の確率で相手を麻痺させる)
隠れ特性:ひらいしん(でんきタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。元々無効の場合は上がらない。ダブル・トリプルバトルで自分以外のポケモンが使った単体対象のでんきタイプの技の対象を自分にする)

種族値
HP:60
攻撃:90
防御:55
特攻:90
特防:90→80(金銀から)
素早さ:100→110(XYから)
合計:485

リージョンフォーム(アローラのすがた)





念力で 電気を 操る。 尻尾に 乗ると サイコパワーで 浮きあがり そのまま 移動。



タイプ:でんき・エスパー
特性:サーフテール(場がエレキフィールドの時、素早さ2倍)

種族値
HP:60
攻撃:85
防御:50
特攻:95
特防:85
素早さ:110
合計:485


◆概要


あの有名なピカチュウの進化形。
ピカチュウよりも体長が高くなり尻尾もかなり長くなっている。


ピカチュウ同様ほっぺの電気袋に電気を蓄えており、最大まで溜まると両耳がまっすぐ伸びる。
放つ電撃は10万ボルトに達し、下手に触るとインドぞうすら一撃で気絶させる。
ゴースと違い能動的に気絶させるわけではない分マシかもしれない
なお流石にインドぞうは世界観にそぐわなかったのか、後の作品では代わりにダイオウドウになっている。

長い尻尾はアースの役割を持ち、そのお陰で自身の電撃で感電することは無い。
体に電気が溜まりすぎると筋肉が刺激され、トレーナーを襲うほどまで攻撃的になってしまうため、気を静めるために定期的に尻尾を地面に刺し、放電している。
また、全身から常に微弱な電気を出しているため、暗闇ではぼんやり光って見えるらしい。

ピカチュウが人気すぎてコア扱いされやすい。
ぷにぷにしてそうで可愛い(かなり主観)のに……
公式も把握済みなのか、「ウルトラムーン」の図鑑説明において「ピカチュウの 姿が 好きな トレーナーも 多く なかなか 姿を 見かけない ポケモン」とネタにされてしまっている。
ゲーム世界でもピカチュウが人気過ぎてライチュウに進化させるのは少数のようだ……。

この点はアニメでも無印9話で優藤聖代が「ライチュウになると大型化するから、ピカチュウのまま育てるのが人気」と言及している。
一方でアニポケでのマチスは「ピカチュウのままだと弱いから、捕まえたらすぐにライチュウに進化させるべき」と言っている。


アローラのすがたは全体的にフォルムが丸っこくなり、エスパータイプが追加。
念力で電気を操り、丸みを帯びて大きくなった尻尾に乗ってふわふわと浮かび、そのまま滑るように移動する。それ故、陸サーファーの異名を持つ。
ほっぺを揉むと甘く、かぐわしい臭いが漂うが、軽く痺れてしまう。

また日焼けしたかのように色黒になっており、耳と尻尾の先は白っぽくなっている。
なぜリージョンフォームになるのかは食事の問題だと分析されているが、アローラ地方の人々は「丸くてふわふわのパンケーキを食べたからじゃない?」と噂しているとか。

♂は尻尾の先端が尖っているが、♀は欠けている。


◆アニメでのライチュウ


第1シリーズではマチスの使用したライチュウが登場。
初戦では強力な技や持ち前の攻撃力でサトシのピカチュウを圧倒する。

しかし、バトルに勝つ為の進化に疑問を持ち、ピカチュウのまま身軽さを利用して翻弄され、見事にリベンジを果たされる。

ゲームでは素早さの種族値がピカチュウよりもライチュウの方が高いのに、この回でピカチュウのほうが素早いことを突っ込まれるが、これには理由がある。
これはマチスのライチュウはピカチュウをゲットしてすぐに進化させた為、「でんこうせっか」や「こうそくいどう」と言ったスピードを活かした技を覚えていなかった為である。マチスの発言を元にタケシがその事実を見抜いてサトシに助言を与えた。
(ちなみに初代ではライチュウは自力で「でんこうせっか」すら習得できない。レベルアップで覚えられる技は「でんきショック」「なきごえ」「でんじは」だけであった)
そもそもゲームでも、あるポケモンが他のとあるポケモンに対して、図鑑に表記されているスピードの設定では勝っているのに素早さの種族値では劣っているというようなことはざらにあるし。

DPの74話『ピカチュウ! ライチュウ! 進化への道!!』では関西弁でしゃべるトレーナー、ショウのポケモンとして登場。
使用技はボルテッカー、かみなり、アイアンテール、はかいこうせん

はかいこうせんを確実に当てるために尻尾で相手の首を岩に押さえ付け、身動きをとれなくしてから至近距離でぶっ放すというえげつない戦法を披露している。

またこの話では、ジョーイさんが渡した雷の石が出てくる。
ピカチュウがショウのライチュウに負けたあと、バトルを見ていたシンジに「勝ちたいなら進化をさせるんだな」と言われ、もう一度進化するかしないか、サトシが尊重するという話だった。
初代アニメから見ていた視聴者はまだ持ってたのかと思っただろう。

最終的に進化せずにリベンジする道を選び、雷の石はロケット団がこっそり貰っていった。



上記の印象からライチュウ=ピカチュウのライバル的なイメージがつきまといがちだが、実は明確なライバルとして描かれたのはこの2つぐらいと意外に少ない。

短編映画『ピカチュウのなつやすみ』に登場したツンデレライチュウや、第1シリーズの91話で引っ込み思案なダンシングライチュウも多くの人の印象に残ったことだろう。

その他DP編では24話でケーキ作りを手伝うライチュウが登場したほか、88~91話のサマースクール篇にて臆病だが頑張り屋なライチュウがサトシと数話に渡ってタッグを組み交流する所が見られる他、終盤ではデンジの幼い頃からの相棒として登場していたりもする。
XYではゲームと違いトロバではなくティエルノが所有している。

次回予告後のコラムでオーキド博士により「コッペパンのような手はぷにぷにした触り心地」と判明した。
しかし博士は不用意に触ったことで怒りを買い、電撃を浴びせられた……

第7シリーズでは回想シーンでマチスのライチュウが登場。
クチバジムのジムリーダー代理であるビスケスが持つライチュウも登場している(CV:武隈史子)。マチスが鍛えたらしい。
ビスケスのライチュウはサトシのピカチュウと互角以上の戦いをして追いつめたが、サトシがゲンガーと交代したため勝敗がつかず。
そしてゲンガーのトリッキーな戦法に完敗した。


出典:ポケットモンスター、35話『ピカチュウ、ゲットだぜ!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


その後、35話『ピカチュウ、ゲットだぜ!!』で登場しゴウゲットされたピカチュウ♀ (CV: 真堂圭)が進化した。これで晴れてサトシの仲間のポケモンとなれた。
世話好きな性格のライチュウであり、お腹が一杯となっても木の実を分け与えてくる。


◆ゲームでのライチュウ


ほぼ全てのバージョンで手に入る。
ピカチュウが比較的低レベルで“10まんボルト”を覚え、弱点の少ない電気タイプ、そして敵組織の下っ端がズバットやゴルバットを多用するのでストーリー攻略要員として便利。
ただし地面タイプがよく出る洞窟ではやや扱いにくいか。

ミュウツー捕獲のために向かうことになるハナダの洞窟に野生のライチュウも出現するため、ライチュウの図鑑登録が目的ならわざわざピカチュウに雷の石を使う必要はなかったりする。
攻撃技が「でんきショック」のみでレベルを上げても新しい技を覚えないので貧弱極まりなく、わざマシンで補強するならもっとマシなポケモンがいくらでもいるので野生の中でも特に戦力的価値がない。
なおピカチュウ版では出現しない。

対戦ではサンダースマルマイン等他の電気タイプに見劣りするため出番がなかったが、特別な技「なみのり」習得+マイナーリーグ相当のニンテンドウカップ99が開催されたことで活躍の場を得た。
みず/でんきの技範囲の優秀さを知らしめたという意味では、ウォッシュロトムの先駆けのようなポケモンと言える。

アニメと同じく『赤緑青黄』と続編の『金銀』、及びそのリメイクの『FRLG』、『HGSS』でクチバシティジムリーダーのマチスが切り札*1として使用。
特に『ピカチュウ』版ではアニメ同様ライチュウ一匹で、レベルも28とクチバ時点にしては高い。
捕まえたばかりのディグダ程度では、いかにタイプ相性では有利とはいえ「メガトンパンチ」や「メガトンキック」で返り討ちにされる場合も……。
ちなみに『ポケモンスタジアム2』でもマチスが使用してくるが、その個体は「なみのり」を覚えているので下手にじめんタイプを繰り出さないよう注意。

またシンオウのジムリーダー、デンジも使用する。

なお、アニメ基準の『ピカチュウ』版では、アニポケでサトシのピカチュウが進化を拒んだことに倣い進化できない。「かみなりのいし」を使おうとしても悲しそうなリアクションをされてしまう。
他バージョンに送れば進化可能だが、ライチュウになると二度と後ろをついてこなくなってしまう事に。
後悔した当時小学生の方々も多いのではないだろうか。
なお余談だが、後に「サトシのピカチュウ」が配信され、遂にライチュウにすることが可能になった。

サン・ムーン』ではリージョンフォームが登場。
物理面が弱くなった代わり特殊能力が強化され、さらにエスパータイプが追加。
かなり出現率が低いものの最序盤で野生のピチューが出現するため、ウラウラじまにたどり着く頃には進化させられるだろう。
同作のトレーナーではハウザオボー(殿堂入り後)が使用。
特に問題なのはストーリーで発生するハウ戦。
ハウはピカチュウを手持ちに入れているのだが、こいつが中盤からライチュウに進化。
アローラのポケモンは全体的にのんびりした風土に感化されたのか、全体的に鈍足なのがよく知られているが、その中でライチュウは激戦区の100を抜く素早さ種族値を維持しているため、ハウのパーティの先陣を切るアローラライチュウは、ほとんどのケースでこちらの繰り出すポケモンをタイプ一致の先制「サイコキネシス」で沈めてくるのだ。

まっとうに育てていれば対処は難しくないが、これまでの作品の流れから「ストーリーのトレーナーはレベル上げをきっちりしていれば楽」という風潮が広まっているのに対し、『サン・ムーン』のトレーナーたちは努力値を振り、手塩にかけた仲間達を繰り出してくる。
バトルツリーではなく、ストーリーで出会う普通のトレーナーが、である。もちろんハウも例外ではない。
つまりこれまでのポケモンに慣れたトレーナーであるほど、初見での予想外の強さに混乱するハメになる。

対戦用・施設用のポケモンを育てるのは、殿堂入りし、さらに全てのイベントを終わらせて時間を確保してから、というのが常道だが、『サン・ムーン』はそこらにいる普通のトレーナーも普通に強い。
これを頭に入れて旅パもそれなりにテコ入れしておかないと、かなり苦しい戦いになるだろう。

ちなみに『サン・ムーン』のストーリー内でライチュウを育てる際は、石を使うタイミングに注意が必要。
石で進化するポケモンは例のごとくレベルアップで技を覚えないが、「10まんボルト」のわざマシンが今作は殿堂入り後まで手に入らない。
「わざ思い出し」も最終盤のラナキラマウンテンのポケモンセンターに配置されているため、進化させる前にピカチュウがレベル34で覚えられる「ほうでん」か、レベル42で覚えられる「10まんボルト」を習得させてからの進化をお勧めする。

一方で第八世代以降の作品では、ブイズでない石進化ポケモンは進化前のレベル技をいつでも習得可能。
特に『SV』では路上で簡単に思い出せるのでオススメ。

『SV』では固定の野生テラスタルポケモンの一匹としても出現する。(テラスタイプは格闘)
なおこのライチュウ、野生にも拘らず技構成が「なみのり」「くさむすび」「きあいだま」「10まんボルト」かつレベルは60もあり捕まえれば即戦力にはなるが、殺意に満ちあふれているので注意。
同作ではアカデミーの言語学教師であるセイジが「学校最強大会」の切り札として繰り出す。ちなみにセイジはライチュウがお気に入りなのか、スーツのポケットにはしっぽを模したバッチらしきものを着けていたり、彼のクラスにあるモニターにも原種とアローラのすがたの個体両方が映し出されていたりする。

ちなみに第9世代現在アローラライチュウは入手難易度がめっちゃくちゃ高い
なぜか『剣盾』の『鎧の孤島』のアローラポケモン交換に未対応で、同作では『冠の雪原』の目玉「ダイマックスアドベンチャー」で運よく出るのを祈るしかない。
一応『鎧の孤島』でディグダを40匹集めれば貰えるが、Switch作品での確実な入手手段はこれだけ。
他は完全にイベント限定で、いかにもアローラ地方の環境が再現されているブルーベリー学園でも普通に原種に進化してしまう。
『SV』ではようやくピカチュウ系統関連のイベントで(期間限定ではあるが)入手可能になったが、その性質故なのかやたら水上に出てくる*2ため色厳選が面倒くさくなってしまっている。
なお、「ボルテッカー」習得は第7世代で習得させてHOMEで思い出させる必要があると言う面倒な手段が必須*3

◆対戦でのライチュウ


電気タイプらしく紙耐久と高めの素早さを併せ持つ。
攻撃系の種族値は攻撃、特攻共に平均かやや低めといった程度。

しかしタイプ一致の技は物理ではピカチュウ一族専用技「ボルテッカー」、特殊は「10まんボルト」や「ボルトチェンジ」「かみなり」と豊富。
特に「ワイルドボルト」や「サンダーダイブ」の威力を上回る「ボルテッカー」の存在は大きく、攻撃種族値123のエレキブルすら凌ぐ火力を発揮できる。

単電気タイプの中ではサブウェポンにも恵まれている部類に入る。
地面対策の「くさむすび」や追加効果の優秀な「はたきおとす」、対応範囲の広いフェアリー技「じゃれつく」、先制技の「フェイント」「でんこうせっか」
弱点こそ突けないが電気技に耐性を持つタイプに等倍で通る「おんがえし」や「すてみタックル」等を持つ。
ダブルバトルでは1ターン確実に相手の行動を封じる「ねこだまし」も候補となる。
きあいだま」「かわらわり」「きあいパンチ」と格闘技も豊富で地面との複合が多いへの有効打となる。
これらは基本性能には癖があるもののZワザとして使うことで補うことも可能。
無論、特殊型では「めざめるパワー」も重要な武器となる。タイプは4倍弱点を狙いやすいこおり、同族や鋼に刺さるじめん、ハッサムやナットレイ対策のほのおなどが候補。

特定のイベントやゲームを経由する必要があるが、特別な技「なみのり」を覚えたライチュウも強力。
雨パで「かみなり」の必中化と「なみのり」の火力強化を同時に行うこともできる。
長らく通常入手の出来ない限定技扱いだったが、20年以上の時を経て「剣盾」でついにわざレコードによる習得が可能になった。「SV」でもわざマシンで習得。

しかし今のインフレ環境を基準にするとライチュウは素早さこそやや高めなものの火力は低め、耐久は紙なのでただ突撃させるだけではあっさり返り討ちに遭いやすい。
「なみのり」にしても初代の頃と違いロトムをはじめみず・こおり技を備えたでんきポケモンが増えているのでこれだけではライチュウをアタッカーとして採用する理由とするには弱い。
みず技を使える単でんきタイプという枠でも、第八世代以降はより種族値が高く優秀な追加効果もある「ねっとう」持ちライコウを使えることもある。
きあいのタスキ」や「こらえる」で耐えて最大威力の「きしかいせい」で反撃すると言う手はあるが、ほぼ一発芸であり、先制技持ちにも弱い。

ライチュウの真骨頂は補助技にあり、上手く補助系の技を利用して立ち回れるかどうかがライチュウを使う上で重要である。

敵の行動を大きく制限する「アンコール」
持ってるだけで補助技を躊躇させる「みがわり
紙耐久のポケモンをほぼ機能停止させる「ほっぺすりすり」「でんじは」
物理を流す「あまえる」
特殊を流す「ひかりのかべ」
等粒ぞろい。
ただし、紙耐久を大きくカバーできる「きあいのタスキ」は「ボルテッカー」「みがわり」との相性が非常に悪いため要注意。

ただ、ライチュウの「アンコール」はメジャーなので読まれやすい。「ちょうはつ」を使える相手には攻撃した方が無難かもしれない。

基本的に「でんきだま」一択のピカチュウと違って道具に縛りが無く素早さでも勝るため、ピカチュウよりも柔軟性に優れている。

また「こだわりハチマキ」装備時の火力は「でんきだま」ピカチュウとほぼ同じ攻撃力。
一応、「でんきだま」ピカチュウは「こだわりハチマキ」ライチュウと違って毎ターン技が選び直せるという利点はある。
しかしピカチュウの耐久力と素早さで何度も攻撃のチャンスを作るのは難しいため、やはり総合的に見るとライチュウに軍配が上がるだろう。
ついでに「きあいだま」もライチュウに進化しないと覚えない。

イベントで特別な技を覚えたピカチュウが配布されることが多いため、進化形であるライチュウもその度に恩恵を受けている。
上記の波乗りのほか、「そらをとぶ」「フラフラダンス」「しんそく」「うたう」「がむしゃら」「おいわい」等バリエーションも豊富。

第六世代では一部のポケモンが能力が少し上がったが、ライチュウは他のポケモンは上がらなかった素早さが10上がり抜けるポケモンが40匹以上増えた。
激戦区である100台を抜けるというのは非常に大きく、ライチュウは努力値を素早さに降りやすいステータスの為、以前より使いやすくなった。

耐久力の低さや弱点である地面技の殆どが非接触技であることから特性は「せいでんき」よりも「ひらいしん」の方が使いやすい。
ダブルバトルではなおさら「ひらいしん」が有用であり、先述のサポート性能と合わせ時折上位入賞にも姿を見せる侮れないポケモン。

タマゴから生まれるピチューはタマゴを作れないため、遺伝技(特にアンコール)を使用する場合厳選がやや面倒くさい。

また波乗り型は特性が「せいでんき」で固定されるほか、タマゴ技である「ねこだまし」「アンコール」やピチュー時にしか覚えられない「わるだくみ」「あまえる」等を使えないので注意。

アローラのすがたではタイプ追加によりゴーストに弱くなったが格闘・エスパーへの耐性を獲得。
攻撃・防御が下がった代わりに、特攻・特防が上がった上強力な「サイコキネシス」が使用可能に。
地面タイプにもある程度強気に出られるようになった。
また専用のZクリスタル「アロライZ」を持たせることで、専用Zワザ「ライトニングサーフライド」も使用できる。
威力は175で、「10まんボルト」を「スパーキングギガボルト」にしたのと変わらないが、こちらは確定麻痺の追加効果つき。

専用特性「サーフテール」は、エレキフィールドの影響下でのみ素早さが2倍になるという強力なもの。
この特性のおかげで、それまでネタ技だった「エレキボール」が一気に強力な技に化けた。
今作から「エレキフィールド」をタマゴ技で習得できるようになったものの、実際はカプ・コケコとコンビを組んだ方が手っ取り早い。
が、地面技が一貫するのが痛い。

思い出し技として、素早さを交換する「スピードスワップ」を覚えられるようになっている。
これはライチュウ以外だと自力で覚えられるのがムーン限定で出現するフェローチェのみであるため、サンバージョンでは唯一の使い手となる。
ダブルバトルで味方に素早さを渡すのが鉄板だろう。

リージョンフォームのほうが技範囲は広いが、原種のほうが弱点は少なく特性に「ひらいしん」もあるため、差別化自体は難しくない。

◆ポケモンSleepでのライチュウ


Pokemon Sleepにおいては数ある人気ポケモンを差し置いて最強格のポケモン。
まず進化前のピカチュウからしてチュートリアルで必ずゲットできるポケモンなためか性能が比較的優遇されていることもあって、ライチュウに進化すると更に凄まじい性能と化す。

お手伝い時間はライコウに次ぐ、一般ポケモン最速となる2200秒、きのみとくいのためきのみの獲得エナジー効率は1位。「きのみの数S」のスキルをつければさらに1.5倍に。
拾ってくる食材もとくせんリンゴ・あったかジンジャー・とくせんエッグとゲーム開始から終始無駄になりづらい地味に優秀な組み合わせ。
メインスキルのエナジーチャージSに関しては凡庸で頼りないものだが、お手伝い時間があまりに早すぎるため食材取得個数とスキル発動回数のどちらも多めと隙が見当たらない。

先述の通り、チュートリアルでピカチュウが1匹ゲットできるうえにアチーブで早々に貰えるかみなりのいしでレベルを問わず進化できるため入手も簡単で、さらに2024年10月現在の最終ステージ「ゴールド旧発電所」の最適正ポケモンでもあるため、初心者から熟練者まで愛用できるのも魅力。

総合的に見て、少なくともポケモンスリープ内においてはピカチュウなんか目ではないほどの大人気ポケモンと言えるだろう。

◆漫画でのライチュウ


やはり有名なのは4コマ劇場の向水氏によるライチュウ(通称ライチュウさん)だろう。
詳しくは当該項目を参照。










追記・修正はピカチュウにかみなりのいしを使ってからお願いします。

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最終更新:2025年05月13日 22:54

*1 『金銀』・『HGSS』ではエレブーに切り札の座を譲ったが、『HGSS』の強化版で切り札に復帰。

*2 一応地上に出る可能性はある。

*3 ボルテッカーは横遺伝ができない