コイキング

登録日: 2012/03/05(月) 18:02:35
更新日:2019/09/11 Wed 23:43:18
所要時間:約 9 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン

●データ


全国図鑑No.129
分類:さかなポケモン
英名:Magicarp
高さ:0.9m
重さ:10.0kg
タマゴグループ:水中2/ドラゴン
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず
特性:すいすい(雨の時、素早さが2倍になる)
隠れ特性:びびり(ゴーストむしあくタイプの技を受けると素早さが1段階上がる)

種族値
HP:20
攻撃:10
防御:55
特攻:15(初代のみ20)
特防:20
素早さ:80
合計:200

努力値:素早さ+1


●概要


基本的に水辺ならばどこにでも生息しており、ボロのつりざおというアイテムを使えば簡単にその姿を拝むことができる。

公式で最弱とされるポケモンで、図鑑でも「力もスピードもほとんどダメ」……と言われるが、その割に素早さは平均どころか進化前限定ならば上位に位置している。
先に動けたところでこれじゃなぁ…
しかし特防は最低クラス、というかヌケニンを除けば全ポケモン中最低、攻撃はハピナス並み、特攻もダルマッカ並みに低いが。

とにかく意味もなく跳ねまくり、そうしているうちに飛んできたピジョンやピジョットに捕まってしまう。
長年生きたコイキングは跳ねるだけで山を飛び越えられる。……が、技の威力は弱いまま。
大昔はもう少し強かったらしいが、それでも今とあまり変わらないと言われている。
泳ぐ力はかなり弱く、少しの水の流れにも流されてしまう。流れがよどんでいる水辺を覗くと大量のコイキングが溜まっていることが多い。
……とここまで書くとただの雑魚と感じられるが、
実はどんなに濁った水でも平気で暮らせるタフさ(サファイア版、ウルトラムーン版より)と、旺盛な繁殖力(サン版)を持っている。
(ちなみに現実のコイも汚れた水に対する順応能力や繁殖力は高い)

似たようなポケモンにヒンバスがいるが、あちらは打って変わってかなりのレアポケモンで
進化する前からある程度の技を覚えるなど実力も段違い。コイキング涙目である。


覚える技にもゲーフリの拘りが感じられ、


  • 産まれてからしばらくはただはねるだけだが、


  • 15歳を迎えると繁殖期に入り異性にたいあたりし始め、


  • 30歳になるとせまりくる死期を感じじたばたするという、



儚くも壮絶なストーリーを感じさせるものとなっている。



ゲーフリパネェ……。


因みに、隠れ特性は『びびり』。
ゴースト、むし、あくタイプのわざを受けると、すばやさが1段階上がる。情けなさが更に増した


実際にはリーシャン以下の種族値かつ「めざめるパワー」しか覚えないアンノーンの方がコイキングより弱いと見る向きもあるとか。
また、SMから「はねる」と「テレポート」しか覚えないコスモッグが登場し、もはやリトルバトル限定でも最弱とは言えなくなった。


●ゲームでのコイキング


初代では、おつきみ山近くのポケモンセンターで胡散臭いおっさんが「ひみつのポケモン」という触れ込みで500円でこのポケモンを売り付けてくる
この時点で怪しさ満点なのだが、当時はネットも普及しておらず情報量も少なかった為、何も知らずコイキングを購入するプレイヤーが後を絶たなかった。
実は、モンスターボール代を考えると500円は言うほど高い値段ではなく、むしろスーパーボールやハイパーボールで捕獲すると500円より高くついてしまう為、お得なケースすらあるのがミソ。

プレイヤーは「キングとついてるぐらいだから、さぞかし強いに違いない!」と純真な心でこのポケモンを購入。
しかし、買った後ステータスを確認してみると、能力は貧弱、技もまともなものがない。そこにいたのはまさに雑魚。

当然プレイヤーは怒り狂いおっさんに詰め寄るも、奴はのたまう。


「そうそう、ポケモンのへんぴんは
おことわりだからな」


まさかのクーリングオフ不可。
こうして少年は500円と引き換えに大人の汚さを思い知ることになる……。

当然、大多数のプレイヤーはこの時点でコイツをボックスの中にぶちこむのだが、諦めず育てようとするプレイヤーもいるだろう。

そして、このポケモンがレベル20に到達した時に知るのだ。
努力はいつか必ず報われるのだと……。






また、ニビシティのポケモンセンターでは、

「変な奴に弱いポケモン掴まされた!」
「弱いポケモンでも育てればいつか良い事があると思う」

と話している二人組の男が居る。
彼らの話をちゃんと聞いていれば「愚痴りたくなる程弱いが、育てれば強くなる」子であるという事が事前に分かるだろう。
案外ちゃんと念入りにフラグ立てしているのである。
ちなみに3年後にニビシティのポケモンセンターを訪れるとコイキングから育て上げたというギャラドスのことを嬉しそうに話してくる少年がいたりする。
こちらの努力も報われたようで何よりである。


ただギャラドスに進化したばかりでは覚えてる技もかなりしょっぱいので、報われるのはまだまだ先の話である。
とはいえおつきみやまで「みずでっぽう」のわざマシンが拾えるし(初代のみ)、
カスミから「バブルこうせん」(リメイク版は「みずのはどう」)の技マシンがもらえる為、水技にはそこまで困らない。
ついでに言えば、ゼニガメを選ばなかった場合、序盤で手に入るみずポケモンはこいつしかいないので育てるつもりならかなり有用である。
この機会を逃せば、次に入手できるみずポケモンはシャワーズのため、かなり後になってしまう*1

モブトレーナーのつりびとがよく繰り出してくる。6匹全部コイキングの場合も……。

水タイプの中でも早期に入手でき、かつつりざお入手後は幾らでも釣れることからバグ技ミュウを入手するための生贄とされることも多かった。
もっとも、失敗するとけつばん等のバグポケが誕生してしまうというリスクはあったが。


DPtにてギンガ団の爆撃によって水がなくなったリッシ湖で、力なく跳ねる大量のコイキングに絶句した人も多いのでは……。
ちなみにプラチナのリゾートエリアでは幅広いレベル層のコイキングを釣ることができ、中には100レベルのものもいる。進化できねえよ
金銀HGSSではキングの名のつくポケモン2体に加え、無駄に高レベルなコイキングを繰り出してくるオヤジがいる。
だいすきクラブのミツハルというトレーナーで、ニドキングヤドキングがレベル29なのに対し、コイキングは金銀でレベル58、HGSSではなんとレベル65である。
また、43番道路の水上には低確率ながらレベル50のコイキングが出現する。
不思議なアメを投与すれば、最速でバッジ4個の時点でレベル51のギャラドスの爆誕である。
当然もうギャラドスに進化してもレベルアップでは技を覚えられないが、
その時点で確実に入手している『なみのり』と『かいりき』を覚えさせれば圧倒的なレベル差でゴリ押せるし、フスベシティまで到達すれば技思い出しでレベルアップ技を習得する事も可能。


BWにもワンダーブリッジに500円でコイキングを売るおっさんがいる。初代の親戚だろうか……。
スルーする人もいるだろうが、ここはイッシュ地方。通信無しでコイキングを手に入れるにはここで買うしかない。なおかつ素早さV固定の為、買う価値は充分にある。
BW2ではイッシュ図鑑の「見つけた数」を全て埋めればアララギ博士から許可証を貰い、コイキングも生息する自然保護区に行けるようになる。


XYでは自分のコイキングと主人公のギャラドスの交換を持ちかけてくるやまおとこがいる。
一見デメリットしかないように見えるが、このコイキングは攻撃と特攻の個体値がVなので一考の余地はある。


第一世代をベースとしているピカブイでも、胡散臭いおっさんが「ひみつのポケモン」という触れ込みで500円でこのポケモンを売りつけてくるあのイベントが忠実に再現されている。
しかし、つりざおが無いのでみずポケモンの入手が遅れがちな本作では、このコイキングはむしろお買い得なポケモンになっている。すげぇ…。


ポケモンスタジアム2では「コイキングのはねるでポン」というミニゲームで「はねる」を活かしている。
ボタンをタイミング良く連打、しかし長押ししてコイキングを跳ね上げ、上にあるカウンターを動かし、数字を競うというゲームである。
カウンターに届いた瞬間にボタンを離して落下速度を上げてあげよう。


●アニメでのコイキング


「鯉の中の鯉、鯉の王様、コイキング!」

おつきみ山のおっさんよろしく、コイキングを売りさばくコイキング売りの親父(CV:オーキド博士)というインチキオヤジが登場。
コジロウが騙されて3万円で買うもあまりの弱さに憤慨。すぐ逃がしてしまうが、タイミングよく進化し逆襲された。
またロケット団が使う潜水艦の形がコイキングだった(初期の頃はギャラドス型だったが予算の都合で変わったらしい)。

因みにカスミ曰く、コイキングは骨と皮ばかりで、食用には向かないとのこと。
(ただあくまで「向かない」であり、ゲームでは上記の通りピジョット一族が狙ったりしているため、意外と食用に耐えうるかもしれない)


その後この親父は度々登場。
AG編では「金色のコイキング」と偽りメッキを塗ったコイキングを売りつけ、
DP編ではヒンバス柄に塗ってムサシに売りつけた。
ちなみにゲームの色違いコイキングも金色である。

BW以降は登場していない。


DP第21話『最強のコイキングと最も美しいヒンバス!』にはなんと、最強のコイキングが登場。
『Bボタン同盟』という敢えて進化させないことを是とする団体のポケモンで、
体当たり一回で相手を水しぶきとともに吹っ飛ばして、岩も粉砕する。大ジャンプからの垂直斜め回転捻り跳びを披露する等、最早コイキングだった何か状態。
縦横無尽の拘束連続攻撃でポッチャマを瞬殺した。
さらにサトシのエースとして本調子を戻したピカチュウの電撃に耐えて「アイアンテール」と互角に打ち合う等、ゲームでは実現不可能な程の強さである。


●はねろ!コイキング


2017年2月にタイトルが発表され、5月下旬に配信開始した コイキングが主役 のスマホゲーム。
名前の通り自分で育てあげたコイキングの跳ねる高さを競うというものであり、普段は生け簀で木の実を与えたり特訓したりして育てていく。
育てる対象は勿論コイキングのみだが、体色や模様がそれぞれ異なるという本編にはない設定があり、色違いよろしく金色のコイキングや錦柄もある。

レベルが上限に達したコイキングは引退し(先代は一部除き生け簀で確認可能)、新たなコイキングを育成する世襲性的なシステムであり、ゲーム性は某死にゲーにかなり近い。
たまに起こるイベントでコイキングが 強制的に引退させられる という理不尽度もあちらと似通っている。
以下、主な引退理由
  • 能力の限界に達した。
  • 跳ねたところをピジョンに攫われた
  • ギャラドスに進化したため、競技資格を剥奪された。
  • きのみを取ろうとしたらピジョンに攫われた



●余談
前述の通り、初代では「ボロのつりざお」を使うことで釣れるのだが、なんと場所に関係なく、100%の確率でコイキングが釣れる。
四天王カンナの部屋で普通の釣り竿を使うと「何もいないようだ」と出るのだが、それでもボロのつりざおを使えばコイツが釣れるのである。
ボロのつりざおは異空間を通ってコイキングをピンポイントで釣り上げている可能性が存在する…?


ポケモンのYouTube公式チャンネルでは「I LOVE コイキング」なるキャラクターソングが公開されている。
詳しい歌詞についは公式動画を参照して欲しいが、韻を踏みながら少年がコイキングについて語る内容となっている。

1番は驚くほどのコイキングの弱さを嘆き、
2番は無駄に「はねる」性質を熱く語り、
3番は何処にでも生息していることに注目。
4番は色違いや進化などゲーム中の活躍。前述の親父による詐欺についても触れられている。そして何よりコイキングへの大きなを歌っている。



追記・修正はコイキングを単騎でレベル20まで育ててからお願いします。


      煮て良し!!
   / ̄ヽ 焼いて良し!!
  < ● > 揚げて良し!!
   \ /  _
   「「T7z―<=Z
  /?/三)丶 \=\
 / (__ノ  \=|
Г ̄ヽ  、、、  ノノノ∨
L__ヾ __ノ ノノ|
L__/ 川川 ノノノノL_
.|  r―-、川  ノノノ <
 丶∠_  )  ノノ ヾ/

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