登録日:2023/11/18 Sat 20:36:02
更新日:2024/01/01 Mon 20:35:57
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【概要】
かつては精力的に発売されていたゲーム版デュエル・マスターズ。
当時より人気だったこのTCGにも、
ゲームならではのオリジナルカードが多数登場していた。
【一覧】
「GBA デュエル・マスターズ2 インビンシブル・アドバンス」
闘魂編第一弾までのカードに加え、以下のゲームオリジナルカードが実装。
特徴として、オリジナルキーワード能力「ハンター」が登場している。
種族の方の
ハンターや
ジョー編一作目のアニメの登場人物とは異なるので注意。
能力の注釈文は以下の通り。
ハンターを持つクリーチャーは指定された種族のクリーチャーとのバトルに負けても墓地に置かれず、ハンターを持つクリーチャーとバトルしたその種族のクリーチャーはバトルの後墓地に置かれる。
簡単に言えば指定した種族のクリーチャーを《恐気の覚醒者ランブル・レクター》のように一方的に破壊出来るという物。
結構使えそうな能力だが、文明対策能力よりも更にキツい種族指定が付いている為、この能力を持つクリーチャーは別の保有する能力を目当てに採用した方が得策だろう。
幸い、ハンター能力はガードマン等と同じようにコスト論的には0換算なので、ハンター能力を抜きにしても結構強力なクリーチャーが多い。
結界;の守護者;パール・キャラス 光文明 (2) |
クリーチャー:ガーディアン 2000 |
ブロッカー |
ハンター ヒューマノイド |
このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。 |
アクア・ハンター 水文明 (3) |
クリーチャー:リキッド・ピープル 2000 |
ハンター ビーストフォーク |
このクリーチャーはブロックされない |
《キャンディ・ドロップ》からパワーが1000増えて
ビーストフォークを対象としたハンターが付いた。
当時では結構強い部類だが、現代では同コスト・同パワー・同能力でおまけ能力がより汎用性の高い《
アクア操縦士 ニュートン》が存在しているのが痛い。
煉獄の影トワイライト・テラー 闇文明 (3) |
クリーチャー:ゴースト 1000 |
ハンター ガーディアン |
このクリーチャーがバトルゾーンにでた時、相手は自分自身の手札からカードを1枚選び墓地におく |
ガーディアンを対象としたハンターが付いたこと以外は《騒乱の影ウエスタン・バレル》の同型再販。
そちらの登場が
転生編第一弾というのもあって、当時にTCG版に逆輸入されていれば中々活躍出来たと思われる。
現代の基準で考えるとコストが1下がった《麗迭人形ジェニー》がいるのでハンデス目的の採用はし辛い。
石臼男 闇文明 (2) |
クリーチャー:ヘドリアン 1000 |
このクリーチャーで攻撃する代わりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。 |
TT-相手の山札を見てその中からカードを1枚選び墓地におく。そのあと山札をシャッフルする |
とくにハンター能力との関連はないクリーチャーその一。
タップスキルで毎ターン相手に《
ロスト・チャージャー》を撃つことが可能な、中々豪快なクリーチャー。
流石にパワーが低いが、パンプアップ等で守ってやろう。
寧ろその分コストも低くなっているので、早い段階からタップスキルを起動することができる。
元ネタはMtGの《石臼/Millstone》と思われる。
タップで能力を起動するところは同じだが、その他コストが必要ないところや相手にしか効果を使えないところで相違がみられる。
火焔漁師ガンゾ 火文明 (2) |
クリーチャー:ヒューマノイド 1000 |
ハンター リキッド・ピープル |
スピードアタッカー |
自分のターンの終わりにこのクリーチャーがバトルゾーンにあれば、手札に戻す。 |
ガルベリアス・ドラゴン 火文明 (6) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000 |
W・ブレイカー |
スピードアタッカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンに相手の自然のクリーチャーが1体でもあれば、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 |
バトルゾーンに相手の水のクリーチャーが1体でもあれば、このクリーチャーはブロックされない。 |
バトルゾーンに相手の闇のクリーチャーが1体でもあれば、このクリーチャーに「スレイヤー」を得る。 |
バトルゾーンに相手の光のクリーチャーが1体でもあれば、自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップしてもよい。 |
当時既にカード化もされたお得感のあるクリーチャー。
とくにハンター能力との関連はないクリーチャーその二でもある。
詳しくは
該当項目を参照。
新緑の鉄槌 自然文明 (2) |
クリーチャー:ビーストフォーク 1000+ |
ハンター ゴースト |
パワーアタッカー+2000 |
ゴーストを対象としたハンターが付いた《原始の棍棒》。
当ゲームのカードプールでは、他に安定した高パワーを出せるビーストフォークがいない為、そこそこ重宝する。
神楽妖精パルティア 自然文明 (2) |
クリーチャー:スノーフェアリー 1000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地からカードを3枚まで選び山札に加えてよい。そうした場合、その後山札をシャッフルする。 |
特にハンター能力とは関係ないクリーチャーその三。
詳細は
該当項目を参照。
「GBA デュエル・マスターズ2 切札 勝舞Ver.」
所謂
完全版商法で出て来た上記ゲームの続編。
上記カードに加え以下の一枚が収録。
エンペラー・アロエラ 水文明 (4) |
進化クリーチャー:サイバーロード 4000 |
進化−自分のサイバーロード1体の上に置く。 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札から好きな枚数のカードを選び、裏向きにして自分のシールドに加えてよい。そうした場合、自分のシールドから同じ枚数のカードを裏向きのまま選び、手札に加える。 |
何枚でも手札とシールドを入れ替えられる《
マーシャル・クイーン》。
流石に当ゲーム内での裁定では手札に加えたシールドは暴発出来ないが、それを補って有り余る良のS・Tを仕込める。
コストやパワー、進化元の違いもある為、そちらとの比較は難しい。
「GBA デュエル・マスターズ3 」
前作までの全ゲームオリジナルカードに加え、闘魂編の全カードとそれ以前の一部カードを収録。
今作からランダムに発動する能力を持つカードが収録され始めた。
再生の使徒ノルカ・ソルカ 光文明 (3) |
クリーチャー:イニシエート 2000 |
自分が呪文を唱える時、支払うコストは3少なくなる。 |
このクリーチャーで攻撃する代わりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。 |
TT-自分のマナゾーンにある呪文を一枚ランダムに選び、手札に戻す。 |
呪文のコストを
3も軽減する驚異のサポートカード。
《
ロスト・ソウル》や《
ヘル・スラッシュ》なんかを撃ち込んでやれば相手の戦略はガタガタ。マナカーブも3→4→5と綺麗に繋がるし。
タップスキルのマナ回収も痒い所に手が届く仕様。
光器ナターリャ 光文明 (4) |
クリーチャー:メカ・デル・ソル 4000 |
誰かが呪文を唱えた時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーをランダムで1体タップする。 |
誰かが呪文を唱えると相手のクリーチャーがランダムに一体タップされる。
アンタップクリーチャーのみが対象の為空振りの心配もない。
効果も重複する為、複数体並べれば《時空の精圧ドラヴィタ》じみたロックも可能である。
沈黙の使徒カザミラ 光文明 (3) |
クリーチャー:イニシエート 4000 |
ブロッカー |
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を裏向きのままシールドに加える。その後相手は自分自身の山札の上から2枚を裏向きのままシールドに加える。 |
3マナの《ホワイト・スワン》。打点にはならないがその代わりブロッカーを持つ。
出すだけでお互いにシールドを2枚追加するのは、当時でも遅延に役立つ性能。速攻デッキをこれ一枚でほぼ機能停止させられる。
本作のカードプールでは《
鎮圧の使徒サリエス》が存在しない為、イニシエートデッキのブロッカーとしても使える。
仮に逆輸入されていたら殿堂入りもあり得たであろう。
カンナビス 水文明 (2) |
クリーチャー:シー・ハッカー 1000 |
ブロッカー |
このクリーチャーは攻撃できない。 |
このクリーチャーが墓地に置かれた時ランダムで1〜3枚のカードを引く。 |
破壊されるとランダムな枚数ドローできる。
コストが低い分出しやすく、パワーが低い為チャンプブロックで簡単に効果を起動できると能力が噛み合っており、優秀なブロッカーである。
ドローソースとしてはやや相手依存なのが難点。
ハリケーン・フィッシュ 水文明 (4) |
クリーチャー:ゲル・フィッシュ 1000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。 |
自分のターンの終わりに、ランダムでバトルゾーンにある自分のクリーチャーと相手のクリーチャーを1体ずつ、それぞれの手札に戻す。 |
キャントリップに加え、ターン終了時にお互いにランダムに選ばれたクリーチャーをバウンスしてくるトリッキーなクリーチャー。
セルフバウンスで味方の有用なcipを使いまわせたりするが、相手にも同じことが言える。
そしてこいつ自身も対象な為、除去目的でシステムクリーチャーとして運用するのは難しい。
刹那の影ハカナゲ 闇文明 (2) |
クリーチャー:ゴースト 4000 |
このクリーチャーはバトルに勝っても、バトルのあとランダムで墓地におかれる。 |
ランダムで逆スレイヤーになるウイニー。
冥妃アイオリア 闇文明 (4) |
クリーチャー:ダークロード 3000 |
このクリーチャーで攻撃する代わりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。 |
TT-バトルゾーンにある相手のクリーチャーをランダムで1体墓地に置く。 |
タップスキルでランダムな敵クリーチャー一体を破壊する。
《
戦車男》から大幅に小型化し使いやすくなった。
ランダム化も寧ろ《
光器ペトローバ》等のアンタッチャブルを始末できる可能性があるため一概にデメリットではない。
カラミティ・ドラゴン 火文明 (6) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 4000+ |
スピードアタッカー |
パワーアタッカー+1000〜10000(ランダム) |
自分のターンのおわりにランダムでこのクリーチャーを自分の手札へ戻す。 |
このクリーチャーはパワー6000以上の時、「W・ブレイカー」を得る。 |
このクリーチャーはパワー12000以上の時、「T・ブレイカー」を得る。 |
非常に不安定なアタッカー。
上昇幅がピンキリな為肝心な時に低パワーを晒したりすることも多い。《緑神龍ハルクーンベルガ》と違って相手ターン中に持続しないのも痛い。
セルフバウンスのデメリットはランダム発動だが、殴り返しを避けたい時に限って発動しなかったり、逆に盤面に残しておきたいタイミングで戻って来ることもある。
単なる6コストのスピードアタッカーとして運用しようにも、打点自体は安定しているガルベリアスが目の上のタンコブになる。
ゲットのスリング P 火文明 (3) |
クリーチャー:ゼノパーツ 2000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時ランダムで3000〜6000までのパワーを選び、バトルゾーンにある選ばれたパワー以上のクリーチャーを全て墓地に置く。 |
出た時に3000、4000、5000、6000からランダムに選ばれた数字以上のパワーを持つクリーチャーを全て破壊してしまう。
踏み倒しメタは勿論、お互いに効果が及ぶとはいえ3マナで盤面リセットの恐れもある凄まじいクリーチャー。
無規律の超人 自然文明 (6) |
クリーチャー:ジャイアント 6000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが攻撃した後、ランダムでこのクリーチャーをアンタップする。 |
爛漫妖精フリップル 自然文明 (2) |
クリーチャー:スノーフェアリー 1000 |
自分のターンの終わりにバトルゾーンにあるクリーチャーをランダムで1体マナゾーンに置く。 |
ターン終了時に敵味方関係なくクリーチャー一体をマナに送ってしまう曲者。
盤面がこいつだけならマナブーストとして運用出来るが、如何せん不安定過ぎる。
「PS2 デュエル・マスターズ -邪封超龍転生-」
「Duel Masters: Cobalt」
『Duel Masters PS2』とも。
当項目作成から少し前に某クソゲーハンターがレビューして少し話題になった、海外でのみ発売されたゲーム作品。
やはりと言うべきか本作にもゲームオリジナルカードは存在する。
Illium, Electric Guardian 光文明 (6) |
クリーチャー:ガーディアン 6500 |
ブロッカー |
このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。 |
自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップしてもよい。 |
当時としては珍しいガーディアンの大型ブロッカー。
警戒によって攻防一体の強さを見せる。
名前を和訳するなら《雷電の守護者イリウム》だろうか?
King Ambergris 水文明 (6) |
クリーチャー:リヴァイアサン 5000 |
バトルゾーンにある自分の他の水のクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。 |
自軍水クリーチャーにモヤシを付与する。
その継戦能力はかなりの物だが、こいつ自体は単なるバニラなので何かしらの手段で守りたい。
名前を和訳するなら《キング・アンバーグリス》だろうか?
Phlael, Shadow of Betrayal 闇文明 (4) |
クリーチャー:ゴースト 1000 |
スレイヤー |
このクリーチャーが破壊される場合、代わりにこのクリーチャーを手札に戻す。 |
闇文明には珍しいモヤシ持ちクリーチャー。
名前を和訳するなら《裏切りの影フラネル》だろうか?
Bad Axe Norsykler 火文明 (6) |
クリーチャー:ヒューマノイド 5000 |
このクリーチャーは、アンタップされているクリーチャーを攻撃できる。 |
パワーアタッカー +4000 |
このクリーチャーは、相手プレイヤーに攻撃できない。 |
当時としては中々のスペックのアンタップキラー。
《
ストームジャベリン・ワイバーン》よりもコストは高いが相手を選ばずに仕事が出来る。
名前を和訳するなら《凶斧兵ノルシュクラー》だろうか?
Gor, Primal Hunter 自然文明 (7) |
クリーチャー:ビーストフォーク 2000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自分のマナゾーンにあるカードを2枚選び、墓地に置く。 |
7マナの《緑神龍ザールベルグ》。パワーは下がった上セルフランデスになったが、こういう系統の能力は如何に素早く出せるかが重要なので…。
仮に日本に来ていれば《焦土と開拓の天変》から《緑神龍ミルドガルムス》共々スムーズに繋がるクリーチャーとして活躍していたと思われる。
名前を和訳するなら《とこしえの狩人》だろうか?
追記・修正?そんなのスピードだベイビー!スピード!!
最終更新:2024年01月01日 20:35