デジモンワールド デジタルカードアリーナ

登録日:2023/12/06(水) 16:02:46
更新日:2023/12/10 Sun 08:24:22
所要時間:約 10 分で読めます




デジモンワールド デジタルカードアリーナ」は2000年にバンダイから発売されたPS用ゲームソフト。
前作の「デジモンワールド デジタルカードバトル」と同じ形式のゲームになるが、続編ではないので世界観は繋がっていない。*1



【概要】

デジモンワールドや前作のデジタルカードバトルは主人公が世界の危機を救うべくデジモンからデジタルワールドに呼ばれるのだが、
今回は「一般公開されているカードバトル形式のネットゲームを始めた一般人」という全くの選ばれていない状態からのスタートとなる。
ゲーム名の通り戦闘は一貫してデジモンのカードバトルで、世界の異常を突き止めていく流れ。
基本的なゲームの流れやルールは前作と一緒だが世界観が一新され、登場キャラクターやデジモンカードも一新………というか前作出ていたものに加えて、大幅に追加。
デジタルカードバトルが本来のデジモンカードとは一風違った斬新なルールで人気を得たが、同時にゲーム全体のボリューム不足という問題が指摘されていたのに対して*2
今作はその問題点を解決しましたと言わんばかりに、それはもう多くのデジモン、挙句に当時アニメで放送していたデジモンアドベンチャー02の人物たちまで登場。
これら全員と戦い、カード集めや隠し要素まで熟すとなると余裕で100時間は超えるという大ボリュームである。(それでも攻略率100%にどうしても至らないのは誰もが通る道だが…)

【ストーリー】

ネットワーク上に存在する電脳世界「デジタルカードアリーナ」。
そこはデジタルモンスターのデジタルカードでカードバトルを楽しむためのほのぼのとした世界。
デジモンや人物達とカードバトルで楽しく遊ぼう。
だが、その裏で暗躍するものも…。

+ ネタバレ注意
今作のストーリー上のラスボスはヴェノムヴァンデモン………ではなくまさかのコイツである。
最後の最後に主人公に敗北したヴェノムヴァンデモンを乗っ取る形で登場。
しかもエラーメッセージの表示など明らかにバグとしか思えない演出で出て来るという凝りよう。(ゲームのバグとかではなく、あくまで『演出』なので焦らないように。間違っても電源を落としたり、リセットなどはしないように…。)

更に不正アクセスや管理者権限を使いチートカードを揃えたデックを作るわ、自分の山札を操作するわ、コッチのパートナーデジモンをデックの一番下に置くわとやりたい放題。
今作屈指の初見殺しというか、マジで事前情報なく初戦で勝つことは絶対に無理なレベル。
「一戦も負けたくない!」という拘りを持っている人以外は初戦は大人しく負けて、次戦から対策を考えよう。
幸いにも全く同じ戦術とカードの出方をするので、対策は立てやすい。
彼の項目でも言及しているが、ワーガルルモンから頂けるハッキングを汚いチートハッカー野郎にぶち込んでやろう!!!

なお、ラスボスを倒してもまだまだバトルは終わらない。
各地のシティでエクストラアリーナが開催されたり、太一を筆頭に無印の選ばれし子供たち*3や、新たなパートナーの進化形態を披露してくれる。
伊織のアルマジモンがヴァイクモンに進化して、例の名古屋弁でしゃべってくれたりもするぞ。


【ルール】

デジタルカードバトルと同じルールで戦う。
デックは30枚*4で、プレイヤーと対戦相手が〇、△、×のいずれかを選んで攻撃し、バトルで体力を削りあい、相手デジモンを先に三体倒した方が勝利。
各ボタン攻撃にはそれぞれに傾向があり、〇は攻撃力が高いがX攻撃で妨害されやすく、△は妨害されにくいが攻撃力はそこそこ*5、×は一番攻撃力が低いが追加効果があることが多い。
その追加効果も相手の〇、△、×のいずれかをゼロにする、もしくはカウンターで相手に返すといったものの他に、相手のモンスター援護効果を無効化*6する『妨害』、与えたダメージを自分のHPに還元する『すいとる』、後手でも先に攻撃できる『先制』、挙句に自分のHPを10だけ残し、使った際のHP分のダメージを与える『自爆』まであるという正に多種多様の代物。
また、戦闘時はデジモンにオプションカードやデジモンに付いている援護能力でサポートすることが出来る。

◇進化レベル

レベルも前作と同じくレベルⅢ(成長期)、レベルⅣ(成熟期)、レベル完(完全体・究極体)の3つ。
基本的に最初はレベルⅢを出して、進化ポイントを貯めていくことで同じ属性の1レベル上のデジモンに進化させることが出来、進化したデジモンはその時点でHPが進化先のデジモンの最大HPになる。
進化ポイントは手札からデジモンをポイントゾーンに置くことで貯めることが出来る。当然能力値が高いカード程、多くの進化ポイントが必要。
最初からレベルⅣや完を場に出すことも出来るが、その場合本来の能力の1/2、レベル完なら1/4まで落ちてしまう。*7

パートナーデジモン

本作からの新要素として、パートナーデジモンと、彼らにアーマー進化が付随する。
パートナーデジモンはアニメの02で出ていたレギュラーデジモンの6体で、いずれもレベルⅢ。
最初に、ブイモン、ホークモン、アルマジモンの3体から1体を選択してストーリを開始する。
ストーリーを進めることで、最大3体まで入手することが可能となる。

これらのカードは対応するデジメンタルを入手することで、進化ポイントを使わずに出した瞬間にアーマー進化が出来る。
デジメンタルによってはカードの属性も変わるため、場合によってはオプション等のチョイスに一工夫必要な場合もあるため、やや注意。
アーマー体(レベルA)の能力値は、基本的にはレベルⅢ以上、レベルⅣ以下。
だが、レベルAは仮に進化ポイントが貯まっていてもレベルⅣや完に進化出来ないというデメリットもある。*8」などの特殊な進化OPを使えば進化出来る))
ただしパートナーデジモンはカード能力を底上げできる要素があり、これを使って地道に能力を上げていけば、最終的にはレベルⅣは愚か、完に匹敵するレベルAが出来上がる。
ちなみに皆大好き奇跡のデジメンタルも登場してくれる。
だが、入手方法はブラックウォーグレイモンを撃破することで、大輔マグナモンを倒しても手に入らない(おいおい…)

パートナーとアーマー体をまとめると以下の通り
  • ブイモン(火炎)
    • フレイドラモン(火炎)
    • ライドラモン(暗黒)
    • マグナモン(火炎)
  • ホークモン(自然)
    • ホルスモン(自然)
    • シュリモン(珍種)
  • アルマジモン(珍種)
    • ディグモン(珍種)
    • サブマリモン(氷水)
  • パタモン(自然)
    • ペガスモン(自然)
    • バロモン(火炎)
  • テイルモン(自然)
    • ネフェルティモン(自然)
    • ティロモン(氷水)
  • ワームモン(暗黒)
    • シェイドラモン(暗黒)
    • クアトルモン(氷水)


◇属性

デジモンは本来ワクチン、データ、ウイルスの三属性で構成されているが、カードバトルではその概念は基本的に存在しない。
本作では、火炎・氷水・自然・暗黒・珍種の5つの属性で分割されている。
属性にはそれぞれ特徴があり、これらを把握して上手く駆使することがデック作りの肝で、勝利の秘訣である。
特徴は以下の通り

火炎

攻撃力が高く、HPは少し低い。
サポート効果も攻撃力を付加する物が多い。
アグモンやピヨモンなど炎を使うデジモンや、体色が赤いデジモンが主体。

氷水

HPが高いが、攻撃力が若干低いという火炎とは真逆の性質。
サポート能力はHPを回復、もしくは増加するものが多い。
オタマモンやベタモンなど水を使うデジモンが主体。
ガブモンやガルルモンもここに属する。

自然

火炎と氷水の中間みたいな能力値が多い。
この属性の一番の特徴はなんといっても進化ポイントが貯まりやすいこと。
基本的にポイントは10~20がほとんどなのだが、自然は30も溜められるデジモンが多く、進化に必要なポイントも低いデジモンが多い。
ただし必要進化ポイントが同じ他の属性のデジモンと比べて、能力値が低めなので注意。
テントモンやパルモン、エンジェモンなど昆虫・植物・神聖系が主体。

・暗黒

高い攻撃力とHPという優れた能力値を持つデジモンが多い。
だが必要な進化ポイントが多く、しかも貯められるポイントも10がほとんどと極端な性質。
さらに能力値が高いのはレベルⅣ以上のデジモンで、レベルⅢ(成長期)はそこまで高い能力は無い。
なので如何に速くレベルⅣ以上に上げられるかが重要。
サポート能力も強いがその分リスキーなものが多いので、使う際は注意が必要。*9
デビモンなどの闇系が主体で、一番ウイルス種が多い属性でもある。

珍種

HPも攻撃も低いデジモンが多く、進化ポイントも並み。
この種族の一番の特徴はなんと言ってもサポート能力で、一風変わったというか中々癖のある代物が多い。
恐らく一番使いづらい類なのだが、ハマれば強いという上級者や玄人向けの種族。
ただし、レベル完までいけば他の属性以上の強さを発揮してはくれる。…進化できれば。
ハグルモンやトイアグモン、ヌメモンなどの機械・玩具・汚物系が主体。

【デック】

上述されている通り一つのデックは30枚で決まっている。この30枚というのが意外とネックで属性にレベルⅢ~完、攻撃・回復・妨害・進化etcと様々なオプションカードがある中で30枚しか*10選べないというのはカード構成をかなり考えないといけない。

まずどんな相手にでも安定して勝ちたいというデックを作りたいなら、単色もしくは二色を推奨する。後述の対戦相手の欄でも述べているが3色以上はかなり事故り易い。
ただ単色にする場合に気をつけないといけないのは、属性の問題点である。
例えば火炎ならHP、暗黒なら進化スピードの遅さと言った具合で、これらを補助するオプションは欲しい。
更に敵の中では特定の属性をメタって来る相手がいる。。敵のデック情報(デックの名やテーマ)は戦う前に見れるので、そこである属性に有利なデックと感じたらそういった相手に対してその属性の単色デックで挑むのはタブー。

デジモンとオプションの比率はデックのテーマや属性によって変わるだろうが、レベルⅢを一番多くいれて、レベルⅣはⅢの半分か1/3くらい、完はⅣの半分くらいの枚数が目安だろうか。
オプションは多くても10枚ぐらいに留めた方が良い。それ以上は事故って引き直しになる確率が高い。
いっそのこと序盤は完を入れないのも手。進化オプションもあまり充実していない序盤では自然以外は完になれるゲームが滅多にないからである。

これも後述しているが基本的には速攻を推奨する。特にゲーム初盤は顕著。
何故なら序盤のバトルでは相手の方が強いカードを使うからである。
当然と言えば当然なのだが、最初はカードも碌に集まってない状態なのだから、相手の方が多種多様なカードを使う。
さらにこの差はレベルが高くなる程に顕著になるのである。
つまりコチラが使うレベルⅣよりも相手が使うレベルⅣの方が強いし、完になれば尚更その差は開く。
なので互いに差がないレベルⅢ同士で早期に決着をつけるのがベター。
パートナーデジモンが重宝するのもこの点である。パートナーデジモンは出して直ぐにアーマー進化が出来るので、即座に低レベルの相手を叩けるのである。*11

なんにせよ豊富なカードとテーマで数多の戦術を試せるので、やれることは無限にある。
自分だけのオリジナルデックで楽しくバトルをしよう!!(唯一の欠点は3つしかデックを作れないことか…)
余談だがこのゲームではデッではなくデッと言います。


【難易度】

難易度自体はあまり厳しいものではない。
何故なら相手のCPU自体がそこまで賢くないからである。
コチラのHPを確実に削れるならほぼ間違いなく〇攻撃をするし、逆にこちらが向こうのデジモンを倒せる〇攻撃を持っているならそれを妨害する×を必ず選ぶという感じ。
ここまで安直の理由は、複雑かつ読みにくい思考をしていると攻略出来ないというのが大きいと思われる。
特にアリーナバトルという複数の相手に連続で勝たなければならない大会があるのだが、これは途中セーブも出来ないので*12、CPUが強すぎると勝ち抜けないのである。
なのでカードをある程度揃えて、CPUの思考を把握出来るようになれば初めての相手でも負けること自体が無くなってくるだろう。………ラスボスを除けば………

【対戦相手】

100人以上。100人以上。(重要なことなので2度言いました)
言うまでもないが、全員と戦わないと全クリは出来ない。ただストーリーをクリアするだけなら半分ぐらいで済むという中々極端な構成。
デックも多種多様で、似たような戦術を使う者はいるが、完全に被っている物など一つも無いという恐るべき代物。
彼らのデックを見ていくだけで、学べることが星の数ほどあるので参考にしよう。
ちなみに特定のキャラと戦うには結構な隠し条件を満たす必要があり、これはセブンスカードなどのレアカードも同じ。
なので本当にコンプリートを目指す人は攻略本や攻略サイトを見ることを推奨します。
以下は印象に残る相手。

+ ネタバレ注意
  • ベタモン
お約束のチュートリアル相手。
しかし後半では『ひろいものデック』という文字通りどこかに落ちていたデックを使う。
そのデックの内容がインペリアルドラモンやオメガモンを始めとする全属性最強クラスの完に全セブンスカード、ロゼモンの誘惑、ダウンローダーを加えたデック。
………ちょっとマテよ。マジでどこでそんなモンが落ちてたんだよ………。
ただ5色全部入っているデックなどマトモに機能する訳もなく、挙句にベタモンのCPUがチュートリアルのまま。(根も葉もない言い方をすればおバカ)
ハッキリ言って余裕で勝てる。高いパートナー経験値とグレートパックが手に入るという嬉しい仕様になっているので終盤の稼ぎ頭筆頭。
ちなみに前作では諸悪の根源ともいうべき大活躍(?)をしてくれた彼だが、今回は特にそういうことはしない。
まあこんなデックを拾って来る辺り、(無自覚に)変なところに行っておかしなことをしていた可能性も無きにしも非ずなのだが…

  • ロゼモン
今作のヒロイン担当。(正確にはロゼモンではないのだが)
ED後に戦えるようになるが、彼女に勝つとロゼモンの誘惑が手に入る。
一回勝てば良いので、これから紹介する者たちに比べれば非常に楽な方。
自然特有の進化の速さが特徴だが、3色混合なので事故ることも多い上に、
〇対策が全く無いため、先制系のオプションを増やせば簡単に勝てる。

  • ワームモン
序盤のライバル。
『02』準拠で、賢ちゃんのために様々な場所で自身の進化も交えて勝負を挑んでくる。
デックが完成していない序盤で、そつなく強い暗黒中心のデックを毎度持ってくるため、ストーリーにおいてはなかなか強敵。
なお、負けが続いたことを見かねて賢ちゃん自身がカードバトルを仕掛けてくるが、その時の実力はワームモン以下で、
作中でも主人公に「ワームモンの方が強かった」ときっぱり言われてしまう。
その後スティープロードではなんとグランクワガーモンに進化しており改心した賢と一緒にいる。
『02』準拠でグランクワガーモンになったのは(現状)今作が最初で最後である。

今作の火炎属性最強のカードに位置する相手。
ワイルドセブンズを手に入れるにはフレイムシティのバトルカフェで彼に5連勝する必要がある。
ちなみにこの連勝形式は一度カフェから出るとやり直しになるので、一度外に出てセーブするといったことは出来ない。必ず連勝しよう。
終盤の相手だけあって、デジモンもオプションも強力なものが多く、しかも特殊進化という属性を無視した進化が出来るオプションカードまで入れてる。
ただデックが3色なので特殊進化を入れてても結構事故る。
とりあえず余程悠長にしない限りは切り札のインペリアルドラモンになることはないので、相手がレベルⅢ、良くてもレベルⅣの時にすぐに倒してしまおう。

ピラミッドシティのバトルカフェで5連勝するとホーリーセブンズをくれる。
自然特有の進化の速さが非常に厄介なデック。
セラフィモンに進化されたら目も当てられないので、コッチも速攻で相手のレベルⅢ、レベルⅣを葬るべし。
あと暗黒属性ではガチで勝ち目がないので、絶対に使わないこと。

ダークセブンズをくれる相手。案の定カフェで5連勝が必要。
ピエモンはムゲンタワーのアリーナ二週目に現れるので、やはりラスボスを倒した後に戦うことになる。
闇を中心に氷水、珍種を入れた3色デック。複合タイプなので完のデジモンに進化することはないのだが、ピエモンのサポート効果が自分も相手も手札を全部捨てるというものでこの効果の方がピエモンの能力値よりも遥かに厄介。
大切に温存していた手札を捨てられないように注意。
3色複合で進化も遅いので、メタるなら闇に特攻かつ進化も速い自然系でデックを固めるのも手。

  • ナニモン
初代から謎のデジモンという紹介が売りだったが、今回は神出鬼没のデジモンになっている。
それぞれのカフェにランダムで出現し出会ったら戦うことが出来、10回勝つとグランドセブンズが頂ける。
珍種属性のデックでサポート効果が厄介だが、そこに少し注意すればまず負けることはないだろう。
ちなみにカフェから出てしまうと消えるので、見つけたら即座に狩るべし。

何故か2週目のムゲンタワーのバトルアリーナに勝つといつの間にかスティープロードに現れている。
勝つとスピードセブンズをくれる。一回勝てば良いだけなので、出現を見逃さないで戦っておこう。
自然系でコチラを妨害して来るオプションカードも多数。
兎角進化スピードが速く、しかも切り札のピッコロモンも進化ポイントが40で進化出来る上に、ポイントも30も溜まるという速攻型の完デジモン。
幸い他の完と比べて能力は高くないので、ピッコロモンに進化されてもリカバリーは効く。

  • ブラックメタルガルルモン
プレイヤーが累計200勝するとかまくらシティに現れる。氷水のデックと妨害系のオプションで固めたデック。
長期戦に成り易く、悠長にしていると完のメタルガルルモンになることもある。相手のオプションカードがない時に速攻で相手デジモンを沈めるのが有効。
勝つとリバースセブンズをくれる。
ちなみにブラックメタルガルルモンとブラックウォーグレイモンはカードには存在しない。(なんでだ?)

ブラックメタルガルルモンに勝利し、尚且つ累計300勝するとビギナシティのカフェに現れる。
火炎単色のデックで勿論切り札は(ブラックがいないので)ウォーグレイモン。
なにはともあれコチラのサポートを完全に無効化するジュレイモンの霧でコレを4積みしている。
オプションが無効にされようともめげずにアタックするべし。
上述されているが奇跡のデジメンタルをくれるのは彼。(本編では全く絡みもないのに…)

  • ヴェノムヴァンデモン
今作ストーリー上のラスボス………と思われたデジモン。
そんなことは無かったばかりか、乗っ取られて顔芸を曝した挙句にED後はムゲンタワーにダークマスターズディアボロモンという新参者が現れてドンドン肩身が狭くなるという凄く不憫なデジモン。
追い打ちを掛けるが如く進化前のヴァンデモンは別々の個体が二体も現れるのでコッチの方が遥かに優遇されている。
アニメのデジモンアドベンチャーでもヴァンデモンの方が目立って、進化したら巨大化にバカになった思考と途端にやられフラグが役満となった再現なのだろうか…。
唯一の救いは乗っ取られた後遺症もなく復活出来たことか。………あ、デック解説をしてなかった。
暗黒単色のデックで、切り札は言うまでもなくヴェノムヴァンデモン。闇特有のリスキーなサポートは厄介だが単色の闇デックで重いので、速攻を仕掛ければ問題なく勝てます。

  • ヴァンデモン
全くの別個体が2体登場する。という異例の待遇を受けている。
オキザリじまにいる方は「選ばれし子供たち」というワードを出してきて、そちらを憎む『デジモンアドベンチャー』準拠の個体で、
ダークアリーナにいる方はロゼモンにベタ惚れの『カードバトル』準拠の個体となっている。
やはり吸収系の暗黒デックなので速攻を推奨。
ただしオキザリじまの方のバトルアリーナはオプションカードは使用不可なので注意。(対戦相手達は平然と使ってくるが)

今作の裏ボスみたいな存在。
Aのデックとほぼ同じ構成で、闇最強カードのアポカリモンにダウンローダーや全セブンスカードを加えた恐るべきデック。
ただ闇単色の上にAのような不正行為もしないので、事故る時は余裕で勝てたりする。
逆にダウンローダーでアポカリモンに進化されたり、セブンスカードで補助されたりすることもあるので、十分に注意は必要。
ただ一番の問題は彼と戦う方法。一度ムゲンタワーで戦ったら、その後に相手を問わずに10勝しすると、どこかのカフェにランダムで現れるという形式。
幸い見つけたらそこから動かないので、戦う前にセーブが出来る。勝つと低確率でアポカリモンを貰えるのでカードコンプを目指す人は根気強く頑張ろう。

  • A
今作の真のラスボス。
ネタバレや彼の項目でも解説している通り、今作屈指のチート野郎。
カードゲームでここまで堂々とイカサマとチートをやってのけるのは後にも先にもこの男だけであろう…。
なにせ自分の山札や手札に細工をするどころか、こっちのデックまで干渉してくる奴なのである。
ただバカなのは相変わらず。ハッキリ言ってどんなCPUでもコイツより遥かにマシである。
何度やり直しても全く同じ手を使ってくるというカードゲームでは絶対にやってはいけないことを平然と仕出かすのだから。
本当にカードゲームの登場人物でこんなことをするのは古今東西コイツだけであろう………。


【合成】

デジタルカードアリーナから追加された新要素にして、最もコンプリートを阻む鬼門
3か所存在するアンドロモンが運営する合成ショップで実施が可能。
内容自体は単純で複数のカードを合成して全く新しいカードを生み出すというもの。
カードにはそれぞれ、合成値結果値というものがあり、元となる2枚の合成値の合計が結果値と等しいカードが誕生する。
とはいえ、大体のカードの合成値は結果値の半分くらいなので、一気に強力なカードを作る!!…ということはできない。
ごく一部の例外(ワルもんざえモン)などを除いては。
なので、基本的には合成元2体の平均程度のカードしか生まれないので、同属性を合成してオプションカードを作るくらいしか有用な使い道はない。
その他、パートナーデジモンにカードを合成することで、能力を上げることも出来る。

……さてここからが本題である。
カードの合成という説明で気付く人もいるだろうが、当然これでしか手に入らないカードも複数ある。
これは『特殊合成』とよばれ、各属性のレベル完の最上位クラスのカードはこれでしか手に入れる事はできない。
例えばオメガモンを作る場合はウォーグレイモンとメタルガルルモンを組み合わせれば良いというのは誰もが容易に想像出来るだろう。
ではそのウォーグレイモンとメタルガルルモンはどうやって入手すれば良いのか?
パックでも確かに入手出来るのだが、それが極めて稀。というか究極体クラスのレベル完は滅多なことではパックから出て来ない。
つまり、必要な特定のカードもなんとか他のレベル完から合成で入手する必要がある。
しかも完のデジモンに出来る結果値になっても、その狙ったカードになるかはまた別問題だし、合成に必要なカードも必要だし、当然合成した元のカードは無くなる。
これだけでも気が遠くなる作業なのだが、終盤ではカード集めも合成の効率的な方法も嫌でも覚えると思うので、ある程度の法則を見抜ければコンプリートも夢ではない。
後はエンディング後のウィザーモンに話しかけるとパスワードの入力を求められるので、それを行うと強力なカードが一枚ずつ手に入る。
このパスワードはウォーグレイモンなら「WARGRY」、メタルガルルモンなら「MTLGRR」というようにデジモンの名前を元にしており、勘で見つけ出すことも可能

真の問題は更にその先にある。
合成には時折起こることがある『合成事故』というものがある。
これは低確率で本来出来るはずだったものとは別のカードがランダムで出来るというもので、起こる場合は合成前に「合成事故が起こる」という警告もしてくれる。
察しの良い方はここで気付いたと思われるが、この『合成事故でしか手に入らないカード』というものも存在する。
4割の確率で発生する「にせセブンズ」という何の効果もないスカカードはまだ簡単なのだが、
「デジジュエルシリーズ」というカード群は12種類もある上に、いずれかになる確率が2割なのである*13
たまにしか起こらない合成事故で、ランダムで作られるカードの中で特定の一枚を狙う。これがどれだけの運要素か分かっていただけただろう。
仮に、合成事故が100%起こったとしても、特定のデジジュエルが出る確率は1.6%。
ある攻略サイトの引用になるが、合成事故の発生確率の最大値も加味して、狙ったデジジュエルシリーズが出る確率を計算すると0.06%らしい。
(ソシャゲガチャだってもっと確率があるわ………)


【称号】

ステータス画面で、バトル称号、コレクター称号が表示される。
こちらは勝利数、コレクション率で計算されるが、コレクション率はトレードをしていると得られない専用称号がある。
なお、選んでいないパートナーやそのアーマー体のカードは、対応する選ばれ志子供たちと連戦をすると、途中でパートナーの入ったデックを貸してもらえるという形でコレクション率が満たされる。
そして、もう一つやり込み専用の「全成績用称号」が用意されている。
「コンプリート要素」という言葉が出ても、流石にこの「全成績用称号を自分の見たいものにすること」まではコンプリート要素とは呼ばないくらいには特殊なものとなっている。

+ ネタバレ注意
このゲームのエンディングは2種類あり、300勝してようやく挑戦できるブラックウォーグレイモンを倒した時に、
所持カードや使用状況といった全成績の流れる2番目のエンディングを迎える。

そして最後に「君こそ○○○○だ!」という全成績用称号が表示されるのだが、これはこれまでのプレイヤーの戦績を参照しており、
相手を倒した(勝利した)時のカードの属性、使用したボタンを参照して変更される。
基本的に一番使っていた勝利属性と使用ボタン割合で決定されるが、〇△×の三種類ではなく、平均的に三種のボタンを使っていた場合の専用称号も存在する。
また属性においても勝利率で2種が平均的であればボタン割合の称号ではなく、それぞれの属性混合の専用称号となる。
そして多属性使い称号として3種、4種、更には全属性勝利率がほぼ平均時専用称号も存在する。
300勝しないと確認すらできない上に、ちゃんと相手を倒さないと稼げない数値で決定されるため、知っていても普段使わない属性、ボタンはもちろん、意識しようと平均系称号は見ることが非常に困難となっている。


【余談】

上述しているが、このゲームを語る上で一番の要素はやはりそのボリューム。
対戦相手は100人以上、全要素のコンプリートを目指すなら100時間は絶対に超える。
これは当時のカードゲームの中では破格の類で、近年でもあまり見ない代物である。


ウィザーモンの杖に「TUIKI」「SYUSEI」のパスワードを入力してみよう


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最終更新:2023年12月10日 08:24

*1 寧ろ「デジモンワールド」の方と関りが深かったりする。まあ、仄めかす程度だが

*2 カードは基本的にデジモンワールドに出ていたデジモンだけ。当然出て来る敵キャラも同じ。それでも十分遊べるレベルなのだが、やはりデジモンワールドと比べるとボリューム不足が目立った。

*3 ただし、02時代の仕様

*4 プレイヤーは3個までデックを作れる。

*5 〇では無く△を妨害する×攻撃もある

*6 オプションは無効化できないため注意

*7 「異常状態」と呼ばれ、ステータスの文字が赤くなる

*8 「アーマー突破」や「ダウンローダー((世代・ポイントすべて無視して手札のデジモンに進化できるという超絶チートカード。

*9 特に山札からサポートカードを出す場合はギャンブル要素が高くなる

*10 カードゲームをやっている人なら分かるだろうが、最低でも40枚で構成されているゲームがほとんどである

*11 逆に相手がレベルⅣ以上の時にアーマー進化しても有効打にはならない

*12 出来る場所もあるが、大抵は3~4連戦勝たないとセーブ出来ない

*13 残りの4割は通常よりややレベルの高いカードになる