登録日:2021/03/28 Sun 00:00:07
更新日:2025/04/27 Sun 11:27:12
所要時間:約 11 分で読める
CV:
石川由依
誕生日:11月21日
キャラクターソング:
「My Story」
概要
あおぞら中学校2年2組に在籍しており、
夏海まなつ、
涼村さんごの先輩にあたる。
その為、二人からは愛称もかねて「
みのりん先輩」と呼ばれている。
茶色がかった金髪のボブヘアーで、丸眼鏡をかけている。
眼鏡をかけたプリキュアの登場は『
スイートプリキュア♪』の
調辺アコ以来10年ぶりで、また奇しくも彼女と同じ黄キュアである。
第4話にて、図書館にいた所をプリキュアや人魚のことを調べようと本を探していた
まなつや
さんごと初対面を果たす。
その時、丁度探していた
人魚姫伝説の本を持っていたことから彼女達に興味を持たれ、紆余曲折を経て
ローラとも対面。
一度は心の弱さから変身できなかったものの、まなつの屈託の無い好意とローラの激励によって自信に目覚めて変身、本作3人目のプリキュアとなったのだった。
人物像
一人称は
「私」。
落ち着いていて理知的な雰囲気を漂わせている。他のメンバーに比べて表情の変化に乏しく、感情の起伏はあまり無いが、自分の好きな物を語る際には表情が和らいだり、疲れた時はちゃんと疲労の表情を見せる等決して無感情では無い。
また、洒落の通じないタイプ
というわけでもなく、他のメンバーに混じって軽口を叩いたりする等ユーモアのセンスはそれなりに持ち合わせている(表情も声色も変わらないまま淡々とボケるため、まなつ達に伝わっているのかは怪しいところだが)。
初期のさんごとは別の意味であまり自己主張しないタイプで、そのせいでローラからは
「頼りない」と辛口な評価を下されていた。
成績優秀で、国語は学年トップという秀才でもある。
また、読書によって豊かな知識と感性を持っており、時にそれに裏打ちされた人の心を読んでいるかのような的確過ぎる推理力と洞察力も見せる。反面運動はさんごと同じくあまり得意ではない模様。
加えて、どこか真面目や合理的が行き過ぎている節もあり、そこから来る天然ボケ的な言動はかなり多い。
自前の弁当にモロヘイヤ・納豆・まぐろの目玉・卵の殻をミキサーにかけて作った健康面
だけを重視した謎のミンチボールが入っていたり、
あすかがくるるんのキャラ弁である「くるるん弁当」を提案した際にはてっきりくるるんをそのまま弁当に詰めると勘違いしていた。
基本的に大人びた態度ではあるものの、根っこは中学2年生の子供の為、読書好きも相俟って本に影響されやすい面もある。
実際、「きらりん探偵」という推理本にハマった際には星型レンズのサングラスをかけた上に不自然に時代がかった口調でノリノリに探偵ごっこに乗り出していた。
…までは良かったものの、探偵になりきるあまり普段の洞察力を疎かにしてしまい、そのせいでトロピカる部に過去最大の不和を齎してしまった。
大好物は
コロッケで、幼い頃は食べ過ぎでお腹が「俵コロッケ」になってしまったという恥ずかしい過去があることが、後述する母の口から語られている。
特に人魚姫伝説の本を愛読しており、その儚く悲しい物語がお気に入り。
そこから人魚の存在に憧れるようになり、また過去には文芸部に所属していたこともあって、そんな人魚が登場する『マーメイド物語』を文芸部の部誌に投稿したこともある。
そのストーリーは「海でおぼれたドジな人魚と助けた人間の女の子が凶悪なドラゴンから世界を守る為に7つの海を巡る冒険に出る」といったもの。ちなみにドラゴンの目的は「世界中のフルーツを食べつくすこと」だとか。凶悪、かな……?
しかし、自信作だったその『マーメイド物語』を部の先輩に見せたところ、その先輩から「描写もありがち、キャラも物語そのものも、みんなどこかで読んだことのある借り物で、私自身が経験したことが何1つはいってない、頭でっかちなお話」と酷評されてしまう。後に書きあげた興奮が去って、改めて読んでみたところ、すべて先輩が言っていたとおりであったため、どうして自分で気づかなかったのかと思うようになり、そのせいで人魚を夢見ながらも「空想の存在」として遠ざけるようになった。
その上自分の作品も「つまらないただのおとぎ話」と卑下するようになって自信を失い、文芸部もやめてしまっていた。
そうして自分の気持ちを素直に受け入れられなくなっていたみのりだったが、自分の作品に感激し、「続きが読みたい」とまで言ってくれたまなつと出会ったことで心境が変わり始めた。
そして、博物館の人魚展にてまなつ達と再会し、加えて本物の人魚であるローラとも出会う。
しかしそこへ
ヤラネーダが襲来。果敢に立ち向かうも苦戦を強いられるキュアサマーとキュアコーラルの姿を目の当たりにしたみのりは彼女達を助けたい、という思いに目覚める。
それでもまだ自信の無さから踏ん切りがつかなかったが、ローラにずっと空想だと思っていた人魚に会えたことを指摘され、更に
「もっと自分を信じたらどうなの?最初からできないなんて決めつけてないでやってみなさいよ!」「勇気を持って前に踏み出せば何だってできる!その脚は何のためについてるの?」と背中を押されたことでプリキュアの資質を開花させ変身。先に戦っていた二人に加勢し、勝利に貢献できた。
以降、プリキュアやトロピカる部の一員として様々な経験をしていく中で、自分自身の感性を養い、明るい性格を取り戻していった。
また、その日々の情景や気持ちについて日記やポエムを記してもいるのだが、これは他人に読まれて気持ちの良いものではないらしく、ひょんなことからその日記帳を(自身の身体の)ローラに読まれた際には、それまでに彼女に部屋を物色されていたのも相俟って「これ以上勝手に何か読んだらただじゃおかない!」と普段の無表情さが嘘のように思える程(ローラの身体で)顔を真っ赤にして怒っていた。
ちなみに鉛筆は鉛筆削りではなくカッターナイフで削る派。
家族構成
長らく不明だったが、第15話にて母親がいることが判明した。
キュアパパイア
一之瀬みのりがトロピカルパクトで変身した姿。
髪はオレンジ色になって2段に盛られており、段の境目にはネックレスのような装飾品が巻かれている他、後ろ髪から
ポニーテールを垂らしている。
変身前までかけていた眼鏡は変身バンクの最中に外しており、代わりに黄緑色のマスカラが印象に残りやすくなっている。両耳には4分割したキウイを思わせる
ピアスを付けている。
トップスはキュアサマーと同じく
セーラー服調だが、ボトムスはバルーンスカートになっており、縁にはオレンジの
リボンが結ばれている。
両腕には黄色い指ぬきのロンググローブを付け、両足には同じ色のルーズソックスとオレンジのショートブーツを履いている。
固有能力として、ピアスのキウイの部分を切り離して巨大化させて両目の前に置くことで、
そこから黄色いビームを放つことが可能。
しかも、断面の形から、まるで巨大な釣り目になっているようにも見える。
こちらと違って失明の心配はない。
変身すると普段のポーカーフェイスぶりはなりを潜め、勇ましい表情を度々見せるようになる。
変身アイテム・武器
トロピカルパクト
詳しくはキュアサマーの項目を参照。
ハートクルリング
トロピカルパクトの鍵になる指輪型アイテム。
パパイアのものは黄色の雫型になっている。
ハートルージュロッド
必殺技の発動に使われるロッド状の武器。
キュアサマーの持つリップから分裂する形で生み出されており、こちらも黄色になっている。
必殺技
ハートルージュロッドで唇をなぞった後、口からハート形の光弾をフーセンガムの要領で膨らませて作り出し、それと一体化。
一度自分の顔が書かれた大きなパパイアとなった後、中身を割いて登場し、飛び散った果実を敵に目掛けて一斉に発射する。
因みに、毎度技が決まった後の「ビクトリー!」の掛け声を上げる際は、普段の冷静ぶりが嘘のように消えて他のメンバーに負けず劣らずのはっちゃけた表情を見せる。
余談
◆演じる石川氏は、前々作の映画作品『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』において敵キャラクターのハイドロを演じた経験がある。
◆普段の振る舞いはまごうこと無き真面目なもの。だが、まなつの想像では空手家にされ、奇声と共に瓦を割るシーンや、ビーム攻撃のインパクト、決め顔のはっちゃぶり等、非日常では何かと弾けた姿が多く見受けられることから、登場早々にネタ要素がプッシュされている。しかも、一部では二重人格疑惑まで持たれている。
◆歴代眼鏡キュアの例にもれず変身後は眼鏡を外しているが、彼女の場合は変身バンクに眼鏡を外して放り投げる動作がわざわざ組み込まれている。つまり彼女は変身する度に眼鏡を投げ捨てていることに……親御さんのお財布が心配だ。一応、本作のプリキュアは変身する際にメイクを手動で施す必要があるため、メイクの邪魔になる眼鏡を外す事自体は必要な動作ではあるのだが。
◆名前の表記は「キュアパパイヤ」ではなく「キュアパパイア」だが、これは「パパ嫌」という風に受け取られないようにするための製作スタッフの意図的な配慮であることが公式で明言されている。
◆初登場まで主人公と接点が無く、2話以降で初登場、なおかつ初登場エピソード=初変身エピソードという条件を全て満たすキャラは、みのりがプリキュアシリーズ史上初である。
◆他のメンバーが私服姿の時サンダルを履いているのに対し、彼女のみ靴を履いている。
◆台詞付きでの客演は2024年1月現在、『映画
デリシャスパーティ・プリキュア 夢見る・お子さまランチ』の同時上映『わたしだけのお子さまランチ』のみとなっている。
- そのうち過去の掘り下げとかありそう -- 名無しさん (2021-03-28 00:10:44)
- 4話まで全く登場しなかったのは予想外だった(あすかも5話でようやく登場という)。 -- 名無しさん (2021-03-28 00:37:04)
- 初登場まで他のメンバーと全く接点の無いプリキュアって珍しいかも……あと、なんかこの人からはマリンやプリンセスに似た何かを感じる -- 名無しさん (2021-03-28 00:47:49)
- 変身後はよく笑うんだよね。開放的になるんだろうか。 -- 名無しさん (2021-03-28 01:11:26)
- アニメでなければ絶対に表現できないであろう蛍光色の光を帯びた睫毛は衝撃的だった。普段は眼鏡かけてるプリキュアって割と珍しい? -- 名無しさん (2021-03-28 03:41:32)
- 常にかけてたのはゆり先輩にあこちゃんぐらいじゃないかね。 -- 名無しさん (2021-03-28 11:10:04)
- ↑そう考えると初期メンバーで常に眼鏡は初めてかも… -- 名無しさん (2021-03-28 12:18:17)
- OP無表情ダンスネキ -- 名無しさん (2021-03-28 13:04:46)
- ダービー兄ばりのペラテクニック -- 名無しさん (2021-03-28 13:06:33)
- ファンには申し訳ないけど項目名を「キュアババア」に空目してしまった… -- 名無しさん (2021-03-28 14:30:30)
- この手のアニメって、向こう見ずで突っ走るタイプの主人公が絶対的リーダーというイメージがあったけど、一歩引いた立場の知恵袋ポジションである彼女の貢献度がバカにならなくて、現時点だと殆ど彼女のおかげでチームとしての秩序が保たれているというのが斬新に感じた。 -- 名無しさん (2021-04-18 00:53:23)
- 料理は不得手っぽいね。 -- 名無しさん (2021-04-18 10:58:43)
- 後輩のまなつやさんごよりも背が低いのが何だかそそる -- 名無しさん (2021-04-18 22:42:32)
- ↑2 一人で弁当作ってる場面見ると、ちゃんとレシピ本見てるんだよね…。本がダメなのかアレンジしちゃうのか。 -- 名無しさん (2021-04-20 10:32:18)
- ふだんは「感情無いんじゃないか?」と思うほど無表情なのに、変身した時のはっちゃけっぷりがすさまじい。ここまで性格が変わるのは、歴代プリキュアでもはーちゃんくらいじゃないだろうか -- 名無しさん (2021-04-20 12:02:30)
- 仮面ライダーセイバーの主人公より小説設定が活かされる女 -- 名無しさん (2021-04-22 15:20:54)
- ↑2 当該回を観た印象としては、料理には合理性(栄養価、調理の手軽さ)しか求めてなくて味には全然興味がないんだと思う。「いわゆるメシマズだが本人はそれを好きでやっている」というキャラも珍しいんじゃ? -- 名無しさん (2021-05-08 23:29:55)
- プリキュアメンバーの中では、現状みのりだけ家族の情報が全く出てないんだよな。 -- 名無しさん (2021-05-24 17:37:35)
- ↑家族関係が一切不明、大家族、父か母が登場しないと黄キュアの家族構成は多彩だけど果たしてみのりはどうなるか。 -- 名無しさん (2021-05-24 20:24:44)
- 中の人がプリキュアのレギュラー中に結婚するとは…! -- 名無しさん (2021-05-30 16:03:36)
- 最新話で母親初登場&コロッケ好きだったことが判明。 -- 名無しさん (2021-06-06 10:42:52)
- 今日の放送でついに過去が明らかになったな… -- 名無しさん (2021-09-12 10:38:27)
- みのりの書いた小説もおそらく全知全能の書に・・・ -- 名無しさん (2021-09-12 12:21:16)
- どこでそんな太いつかデカい鉛筆を…? -- 名無しさん (2022-01-30 12:49:27)
- 「一『ノ』瀬みのり」「キュアパパイ『ヤ』」と、変身前も変身後も名前を間違われやすい不憫な人。 -- 名無しさん (2022-03-05 15:34:49)
- 冬月さんがトロピカルマンゴー味のお酒飲んでいるのを見て、「おしい!そこはパパイアだろ」と思ってしまった。 -- 名無しさん (2023-03-02 10:49:04)
- 「だまれ」 -- 名無しさん (2023-03-02 18:57:00)
- 「土萌ほたるの後継者」というよりは、「女版乾貞治」だと思う。 -- 名無しさん (2024-02-07 20:01:33)
最終更新:2025年04月27日 11:27