辛木田絆斗/仮面ライダーヴァレン

登録日:2024/10/14 Mon 02:10:57
更新日:2025/04/28 Mon 21:43:15NEW!
所要時間約 7 分で読めるぞ!


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※推奨BGM:「Got Boost?」



次回、仮面ライダーガヴ!


なんかお菓子みたいだし、「ゴチっ!」って感じで!

俺にも出来っかな...?

変身!!

!?
ハハハハ!
刺激って大事だよね。


6話 変身はビターチョコ

話は終わりだ...ぶっ倒す!!









こいつは化け物じゃない!

化け物から皆を助けた…仮面ライダーだ!


辛木田絆斗(からきだはんと)とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーガヴ』の登場人物である。
本項目では彼が変身する仮面ライダーヴァレンについても記載する。

演:日野友輔
キャラクターソング:「Truth Hunter」


【概要】

塩谷壮士が経営する「塩谷ジャーナリスト事務所」でフリーライターとして活動する青年。
幼少期に母を殺害した謎のグラニュートを追うべく、仕事の傍らでグラニュートの情報について捜索を続けている。

その中でグラニュートと戦う謎のライダーこと「仮面ライダー」の情報を得たことで母の仇に関する情報を手にすべく更なるガヴの情報を追うが、その最中でグラニュートの手により育ての親である塩谷までも殺害されてしまう。

復讐に燃える絆斗は敵討ちのための力を手にするべく酸賀研造にグラニュートの器官を埋め込む手術を志願。グラニュートに近い存在に改造され仮面ライダーヴァレンとなってグラニュートと戦うこととなった。

【人物】

正義感とやる気に溢れる快活な男。
それ故に捜査に対しては真摯に取り組んでいる一方で危険な現場にも平気で飛び込んでいく向こう見ずな所があり、初対面の相手にいきなり距離を近づけていたことを塩谷に咎められるなどまだまだ未熟な所もある。
だが、劇中では作戦もなく得体の知れない相手(エージェント)に対して石を投げた自身の行動に悪態をついたが結果的にその行動で大勢の命を救う・助けてくれたガヴを化け物呼ばわりする人々に対して必死に説得するなどガヴの助けにつながったこともしばしばある。

幼少期に母を失い、その後引き取ってくれた祖母も他界したため、少年期にはかなり荒んだ生活を送っていた模様。
塩谷に出会ったのはその頃で、自分のような人々のために金にならない記事も書く彼に憧れて弟子入りを志願したのがライターになったキッカケである事が回想で語られている。
なお上記の経緯からも分かるように所謂「元ヤン」であるためか、普段の話し言葉はかなりぶっきらぼうで砕けている。

反面職業柄かコミュ力と考察力が高く、上述した血の気の多い面はあるものの物事を客観的かつ冷静に見る事ができ、早合点や自分に非があると考えた時はちゃんと口に出して謝罪している。
グラニュートと対峙した際も、復讐にとらわれず人命救助を優先する傾向が強い。

移動手段は徒歩か自転車。自転車に乗る際にはしっかりヘルメットを着用している。オーライ!
子供が信号無視して道路に飛び出した際にも助けて注意している。オーライ!飛び出す羽目になったのは絆斗のせいだけど。
ブルキャンバイク(仮称)も乗りこなしていたあたり、自分のバイクは持っていないものの免許は持っている模様。

第18話ではチョールをおびき寄せるために人間態である「赤いスカーフの女」の絵を描いてSNSにアップしたが、それはとても(色々な意味で)印象に残る絵だった。*1まぁそれとなく特徴は捉えていたので効果はあったが。
また、チョコのライダーに変身するくせに甘いものは苦手である


【人間関係】

  • 辛木田早恵
絆斗の母。
幼少期にオオカミ型のグラニュートによって攫われており、現在では闇菓子のスパイスにされて故人。

  • 塩谷壮士
絆斗の育ての親にして師匠。
絆斗に対しては向こう見ずな行動を咎めたり、酸賀についてすぐに信用してはならないと忠告したりと厳しくあると同時に、自分の時には主流ではなかったSNSを活用して捜査を進める姿を見て「さすがデジタルネイティブ」と評価もしている。
第6話にて、エージェント経由でニエルブの極秘依頼を受けて襲撃に現れたオタケの手によりヒトプレスにされた上で真っ二つに割られ殺害。*2
こうして2度も親を奪われた絆斗はグラニュートへの復讐に走ることとなった……

  • 拳谷加太郎
絆斗の友人。絆斗が荒んでいた時期からの付き合いだからか、お世辞にも人格者とは言えず、呆気なく焼肉店の店主(スミール)に買収されて絆斗の情報を提供した。
店主の正体を知らなかったとはいえ、買収されたことは事実であるため、絆斗からは「慰謝料覚悟しろよ」と完全に見限られてしまった。

「グラニュート研究家」を名乗る謎の男。
第3話から絆斗に目を付けており、グラニュートに関する情報を提供したりヴァレンバスターを扱えるようにするための改造手術を行っている。
絆斗としては全く信頼しておらず、「グラニュートの腹にはガヴがあり人間に擬態しても隠せない」と教えられた際には、すぐさま酸賀の腹を確認した
そしてガヴが無い事が分かった瞬間舌打ちした。
その後も絆斗から関わるのは戦闘によって怪我を負った際など必要最低限にしている模様。

グラニュートの情報収集のために追いかけている謎のライダーこと仮面ライダーガヴの変身者。
第5話にてエージェントの集めたヒトプレスを救助するためにリボンを千切ろうとした所で(変身状態だが)対面することとなった。
その際、ガヴが救助した人々に化け物呼ばわりされた際には項目冒頭の台詞で人々に説得していた。
自身がヴァレンとして変身した後にはガヴと対面。自身を「後輩」としながらも、(酸賀がゴチゾウを盗んでいることを有耶無耶にしたい思惑もあって)「互いに詮索はなし」と深い事情は聞かずにとりあえずグラニュートの敵として共闘する。
素面では互いがライダーであることを知らないまま知り合いとして接していたが、第11・12話にて変身解除されたところを助け出された際、自分の事を名前で呼んだことから正体に気づく。
ショウマのことは酸賀みたいなやつに改造された人間だと思っており、彼がグラニュートの血を引いていることは知らない。

12話以降はライダー同士・グラニュートに親を奪われた者同士として正式に仲間となり、お互いを普通に名前で呼び合うようになった。
しかしあくまで「ストマック社」を敵視するショウマと異なり、彼の怒りと敵意は「グラニュート族全体」に向いているという大きな違いがある。このためショウマは絆斗を仲間と認識しつつも、何としても正体がバレるわけには行かないと(罪悪感を覚えつつ)素性を誤魔化し続ける事に。

  • 甘根幸果
なんでも屋「はぴぱれ」のギャル社長。
グラニュートに関する情報収集を度々依頼していることから顔見知りとなっている。
絆斗のことを「ハンティ」とあだ名で呼んでいるが、絆斗自身はこの呼び方を好んでいない。
絆斗がマッチングアプリを使っていると思われた際には幸果に「ハンティのこと知らないし……」と言われるあたりプライベートで関わるほどの関係ではない模様。

  • ニエルブ・ストマック
闇菓子の大元であるストマック家の次男にして技術担当。
自身のエージェント経由でオタケを使って塩谷をヒトプレスにして殺害し、下半身を回収する。
ニエルブ本人が絆斗とも塩谷ともまったく接点が無かったため、その目的は長らく不明だったのだが……。

  • グロッタ・ストマック
ストマック家の長女にして闇菓子工場の製造管理担当、そして暴力担当
8話で初遭遇し交戦。人間が自分達に対抗する術を身に着けている事実に多少の関心を見せつつ、終始人間態のままヴァレンを圧倒し黒星を付けた。
一頻り暴れてすっきりしたのか、この時はトドメを刺さずに去ったものの、果たしてこの先どうなるか。

  • デンテ・ストマック
ショウマの大叔父で元ストマック社の技術担当。もともと接点はなかったが、酸賀の本性を知ったことで体調不良で倒れた絆斗が酸賀のところに連れて行かれることを拒否したため、代わりに治療のため連れて行かれた。
彼の治療により回復し、目覚めた時は当然警戒したが事情を聞きすぐに受け入れた。
絆斗にヴァレンバスターの危険性を伝え、これ以上の変身は危険だとしてグラニュートの器官を摘出することを提案するが、戦う力を失うわけにはいかないと絆斗が拒否したため、代わりにヴラスタムギアを複製することにする。


【孤立と和解】

その後も暫くはショウマと協力関係にあったが、第20話にてグロッタが発した「腐ってもストマック家の末っ子ね」の一言が原因で遂にショウマの素性を知ってしまう。

怒りを露にして決別を宣言するも、ショウマの今までの行動を振り返る中で彼がストマック家と敵対するのは何らかの事情があるのではと気付き、もう一度会って話を聞く事を決意。だが、その矢先にダークショウマが街中に出現して暴れ始め、その様子がSNSにも流れた事を通し、ショウマが正体を知られた事で自暴自棄になってしまったと誤認してしまう。彼の本質は結局グラニュートだったという疑念を抱きながらも説得を試みたが、ダークショウマには話が通じないどころか仮面ライダービターガヴに変身して襲い掛かった事で一時は完全に敵と見做してしまう。

しかし幸果の叱責もあって冷静さを取り戻すと改めてショウマと再会。彼を取り巻く一連の事情も知り、共に戦うことを誓うのだった。

だがその直後、記憶を取り戻したショウマにより母の死にショウマが関わっていたというショッキングな事実を知ってしまう。

ショウマには一切非が無いことは重々理解しているものの、到底絆斗には受け入れられるものではなく、ショウマと距離を置くようになってしまった。

現状、協力を仰げる相手がよりにもよって酸賀のみである上、彼から渡されたチョコルドゴチゾウの副作用に苦しむなど、非常に危機的な状況に置かれていた。

しかし、事務所を訪れた際、ダークショウマが酸賀にゴチゾウを提供しているのを目撃し、酸賀こそがダークショウマたちが言う「ご主人様」であり、自分が「最強の生物を作る」ための実験に使用されていた事を知り、彼を見限って逃走。

しかしゴチゾウの副作用による体調不良が限界に達して倒れてしまい、それをショウマたちに発見されて酸賀の所に連れて行こうかと聞かれるが拒否し、代わりにデンテの所に連れていかれて治療を受け回復する。

デンテに対して最初は警戒したが、事情を知り理解。そして酸賀の所に向かったショウマを心配し後を追うが、そこで酸賀が自分の目的のために人体実験を繰り返し何人もの人々を犠牲にしていた上、恩師である塩谷を殺害するように仕向けたことを知り絶望。

ゴチゾウがなく戦うこともできないためショウマとともに逃亡した後、酸賀に対して警戒するよう忠告していた塩谷の言葉を思い出し、戻ってきた事務所で自分のせいで塩谷が殺されてしまったと慟哭。心配してやってきたショウマにも逆ギレするが、しばらくして落ち着きを取り戻すと別の場所に移動してチョコフラッペをショウマと一緒に食べた。

一方、このまま変身し続ければ身体が危ないとデンテにグラニュートの器官を摘出することを提案されるが、戦う力を失いたくないと断り、それを聞いたデンテは代わりに新しいギアを作ることに。

そして再び酸賀と対峙し、戦いの中でショウマが生み出した「フラッぺいずゴチゾウ」で新たな姿・フラッペカスタムに変身し酸賀を撃破した。

ショウマとのわだかまりも溶け、夕陽の下で彼におんぶされて帰路につく途中、絆斗は今後に何があってもショウマを信じる意味でこう呟いた。

「俺、お前の事好きだわ…」


【仮面ライダーヴァレン】


スーツアクター:鍜治洸太朗

絆斗が変身する仮面ライダーで、本作における2号ライダーにあたる。
英語表記は「Valen」
変身シークエンスは「セッターコフィン」にゴチゾウをセットし、「クラックジャッキ」を前面に倒した後に地面に向けて「トラクショントリガー」を引くことで周囲に溶けたチョコが発生。
それらが全身を覆うことで素体「ナッシュボディ」が形成され、出現した2枚の板チョコが割れてアーマーとして装着された後にアルミホイルの包装を破くことで変身が完了する。
ちなみに名前はガヴに「チョコレートくん」と呼ばれた際に咄嗟に名乗った物であり、本人は「結局チョコレート繋がり(バレンタイン)じゃねぇか…」と内心では若干後悔していた。

装備

変身に用いられるゴチゾウは、当初は全て酸賀がショウマの目を盗んでくすねてきたものだった。誰が呼んだか「窃盗チョコ」。もしもし30分後の警察屋?
後に酸賀にあまり頼りたくないヴァレン本人が第10話でガヴにダメもとで頼んでみたところ快諾されゴチゾウをもらえるようになった*3

  • ヴァレンバスター
ヴァレンの変身デバイス兼武器。見た目は横から見た顎の骨格にも見える。
「セッターコフィン*4」に固定したゴチゾウに対して「クラックジャッキ」の開閉操作で高圧力をかけて特殊能力抽出のための準備状態にし、加えて更なる開閉操作を行うことで電気的刺激を与えて特殊能力を利用した必殺技の発動準備を行うと全体的にゴチゾウに対して優しくない設計となっている。なお、セットされたゴチゾウは必殺技若しくは変身解除後に塵と化して消滅する。
この性質上、視聴者からは電気椅子が裏モチーフではないかと考察されている。

  • ヴァレンバックル
ヴァレンの腰に搭載された板チョコ型のベルト。
これ自体は直接変身に用いられるものではないが、バックルにあたる実行器「オルガエンローバー」がチョコダンゴチゾウの力を再現してヴァレンバスターにセットされたゴチゾウの力と掛け合わせることで人間によるゴチゾウの使用を、
ベルト帯にあたる「シュードウェイタム」が上記のオルガエンローバーによって調整されたゴチゾウの特性を移植されたグラニュートの器官と呼応させることで肉体の変容・変質を可能としている。

  • チョコドンガン
ガヴ チョコダンフォームがチョコドンゴチゾウを赤ガヴに噛ませて生成させた銃。
第8話でガヴにこれを手渡された後、共に二丁拳銃で無数の飛行体に分離したディーンを迎え撃った。

  • ヴラスタムギア
ニエルブが開発したラキア用の変身ベルトを、デンテが複製したもの。
デンテは肉体への負担を考えてグラニュートの器官を取り除くことを提案したが、絆斗が戦う力を失うことを拒絶したために、肉体への負担を抑えつつ変身能力を維持するために開発された。
しかし、スランプなのか技術の差か、専用のゴチゾウをデンテは製造できなかったが、ショウマと絆斗の友情の結晶「フラッぺいずゴチゾウ」が生み出されたため、このギアで新たな姿・フラッペカスタムに変身可能となった。
あえて名前を出さないが、付け替え先のベルトが3号ライダーと同じアイテムという点は形状含めて筋肉バカとよく似ている。あちらとは2号がオリジナルで3号が無許可の複製品なので、ヴァレン用のヴラスタムギアは真逆のパターンとなっている。


フォーム一覧

チョコドンフォーム




だ、誰だお前…!

これは…お前の仕業か…?

おぉ~そうだ、それがどうした?

話は終わりだ……ぶっ倒す!
力を貸せ!


チョコ!
SETチョコ!SETチョコ!

アァー!
 
■ ■ ■
〇 〇


ワーオ!ワーオワーオ! ワーオ!ワーオワーオ!

変身!

ウゥッ……!!ぐぅあ゛ぁ゛あ゛あ゛ッ!!ぐぅ゛う゛ッ……!!


チョ・コ・ド・ン

パ・キ・パ・キ

いよぉし!まずは変身成功だ!

身長:196.8cm
体重:79.6kg
パンチ力:0.6t
キック力:0.9t
ジャンプ力:3.0m(ひと跳び)
走力:8.0秒(100m)

ヴァレンバスターにチョコドンゴチゾウをセットして変身したヴァレンの基本形態。
ミルクチョコレートとホワイトチョコレートが組み合わさったアーマーが特徴的。
変身時に装着された板チョコ型の装甲には五感の集約と潤沢なエネルギー供給による全能力の飛躍的上昇を実現する頭部の「チョコドンフェイスバー」、高いエネルギー密度による優れた持久力と運動性能を発揮する胸部の生体組織「チョコドンチェストバー」、非常に高いカロリーを消費することでヘビー級パンチを繰り出す腕部の「チョコドングラブバー」、全身のエネルギーを脚部に集中させることで人間の力を超越した必殺キックを放つ脚部の「ブルームブーツ」とそれぞれ変身者に超人的な身体能力を与える力を持っている。
必殺技では銃口にエネルギーを収束し、トリガーを引くとそれが巨大なチョコボールに変化してレールガンの如く発射される。

だが、カタログスペックは歴代ライダーの中でも最低クラス。パンチ力・キック力とも1tに届いておらず、ガヴにすら絶妙に及んでいない有様である。グラニュートの血を引くあちらと異なりグラニュートの器官を移植されたのみの人間である故だろうか。
加えて初戦では手術直後ということもあって本調子ではなかったため苦戦するシーンもあったが、同時にヴァレンバスターで殴りながらの射撃や足場を撃って相手を落とすなど戦闘における技量で補うシーンも見られる。
ロジョーとの初戦では甲羅に弾かれて濁った水中を進む銃弾を蹴り上げて相手に再びぶつけ、さらにヒトプレスを保管していたケースに当てるという離れ業を披露している。ここまでくると喧嘩慣れしているとか改造手術の影響とかでもギリ説明できないレベルでは……?
他にも生成するチョコは固まると相当な強度になるようで、闇菓子バイトの一人・アーリーとの対決の際にはザクザクチップスフォームで戦うもザクザクチップスラッシャーをあっさり噛み砕かれ苦戦していたガヴに対し、生成したチョコを使いザクザクチップスラッシャーをコーティングしてみた結果、耐久性と斬れ味を大幅に向上させ勝利の糸口にしてみせたりもした。

近年の仮面ライダーシリーズの仮面ライダー(それも一般販売される玩具にもなっている変身アイテムで変身するライダー)としては珍しく初登場補正は控えめで上記のように初戦で結果的に勝利したものの何度か敵の攻撃を受けており、次の戦いでは相手が幹部怪人のグロッタだったとはいえ人間体のグロッタに完敗している。


ドーマルフォーム



今度は俺が助ける番だ!
試しにどれか使ってみて!


どうする!?

あ~……!じゃあお前だ!

ドーナッツ!
SETドーナッツ!

アァー!


ド・ー・マ・ル

も・ふ・も・ふ


アタリだったな……!これならいける!!



身長:195.0cm
体重:82.1kg
パンチ力:0.5t
キック力:0.7t
ジャンプ力:4.2m(ひと跳び)
走力:8.8秒(100m)

ヴァレンバスターにドーマルゴチゾウをセットして変身したヴァレンの派生形態。
両目・両肩・両足にチョコレートドーナツが組み合わさったアーマーが特徴的。
全身に装着されたドーナツ型の装甲には、全方位に張り出され人間の五感が集約・拡張される「ドーマルフェイスリング」、
ドーナツ型の装甲には五感の集約と潤沢なエネルギー供給による全能力の飛躍的上昇を実現する頭部の「チョコドンフェイスバー」、複数展開されることで連携攻撃を可能とする「ドーマルチェストリング」、格闘能力の強化だけでなく肥大化させることで衝撃をはじくシールドとなる腕部の「ドーマルグラブリング」となっており、チョコドンフォームに比べてパンチ・キック力は低くなったものの、ジャンプ力と走力が上昇している。

初変身時にはガヴ ザクザクチップスフォームが差し出したバブルラムネ・まるマロ・ドーマルの三種類のゴチゾウからドーマルを選択。アーリーの噛みつき攻撃をドーマルフェイスリングでクッション代わりに防いでいる。
因みに他のゴチゾウを選択していたら、(ヴァレンにとっては)追い菓子にしか使えなかったので、本当に当たりであった

必殺技では銃口にエネルギーを収束しドーマルチェストリング&グラブリングが分離。トリガーを引くとリングが相手をドーナツの穴に閉じ込めて動きを封じる。
アーリー戦ではこれで拘束した敵をガヴがバクキャンブラストで消し飛ばすという、殺意満点のコンボが完成。

必殺技が攻撃技でないことや使用した場面のほとんどがガヴとの共闘であったことから、どちらかというとサポート寄りのフォームとなっている。


ブシュエルフォーム


ヴァレン!それ使ってみて!

……おう!

ケーキ!
SETケーキ!SETケーキ!SETケーキ!SETケーキ!

ブシュー!


ブ・シュ・エ・ル

フ・ワ・フ・ワ

こいつでカチ割ってやる。


身長:194.0cm
体重:94.2kg
パンチ力:0.7t
キック力:1.0t
ジャンプ力:0.8m(ひと跳び)
走力:9.1秒(100m)

ヴァレンバスターにブシュエルゴチゾウをセットして変身したヴァレンの派生形態。
全身がチョコレートに覆われた後、粉砂糖が振りかかったブッシュ・ド・ノエルが生えるというなかなかエグい演出の後、それを切り裂くことで装甲が形成される。
側頭部・両肩部・胸部・両腕部ともに茶色の装甲で、白い装甲のガヴ ブシュエルフォームと対を成すもの。色が茶色だからなのかガヴ ブシュエルフォームよりトナカイっぽい
五感の情報集積能力が増幅された「ブシュエルフェイスログ」をはじめ、胸部の「ブシュエルチェストログ」と両腕部の「ブシュエルクラブログ」により怪力を誇り、専用武器である長斧「クリスマックス」を得物に豪快なパワーファイトを行える。
第16話、硬い装甲が自慢のロジョーに対し、ガヴからブシュエルゴチゾウを受け取り変身。クリスマックスで装甲をかち割ってガヴ ケーキングフォームと連携、さらにそれを投擲し粉砂糖状の起爆性物質を撒き散らした後、ヴァレンバスターを着弾させて大打撃を与えたり、両手の得物で接近戦を繰り出すなど、近接戦を得意とするヴァレンにうってつけのフォームと言える。
必殺技は地面から丸太を突き出して敵を捕縛した後、輪切りのブッシュ・ド・ノエル状の切断光線を繰り出すもの。


チョコルドフォーム



もう朝か。
誰も助けに来ねえまま、お前はここでくたばり、
お前のダチは闇菓子になる。
気の毒になぁ!

うぅ…諦めて…たまるかっ…!

諦めの悪い奴だな!

チョォッ!

チョォコ~…

チョコ!
SETチョコ!SETチョコ!

ビィィタァァ…!

ワーオ!ワーオワーオ! ワーオ!ワーオワーオ!

変身!

チョ・コ・ル・ド

パ・キ・パ・キ

酸賀に助けられたなぁ…行くぜ!

身長:196.8cm
体重:80.4kg
パンチ力:1.8t
キック力:2.7t
ジャンプ力:3.6m(ひと跳び)
走力:7.5秒(100m)

ヴァレンバスターに酸賀からバレンタインのプレゼントとして贈られたチョコルドゴチゾウをセットして変身したヴァレンの派生形態。
外見はほぼチョコドンフォームと同一だが、あちらの瞳や胴体などのホワイトチョコの部分にビターチョコを思わせる焦げ茶色の模様が追加されていて、心なしかより険しい顔つきになった。

特筆すべきは後塵を拝していたスペックの大幅な上昇で、パンチ力、キック力共にチョコドンフォームの3倍となり他ライダーにも劣らない水準まで上昇し、絆斗も「これなら一人でもグラニュートを倒せる」と評価している。
必殺技はチョコドンフォームと同じく銃口に収束したエネルギーを放つものだが、こちらは真っ黒な液体チョコの波が敵を飲み込むというものになっている。

酸賀によればグラニュートの器官を他のフォーム以上に活性化させることによるパワーアップを図ったフォームで、変化した部分の内で腕部の「チョコルドグラブバー」は打撃力とラッシュ速度が大幅に強化されている一方、戦闘力の代わりに身体的負担を伴う胸部の「チョコルドチェストバー」や変身解除からしばらく五感機能が低下する「チョコルドフェイスバー」など変身者への負荷を伴う説明が存在する。
とはいえまともに活動できないほどの負担は想定外だったようで一旦預かっての再調整を提案したものの、絆斗側がショウマの力を借りるのが躊躇われる心理状態だったことから実現はしなかった。
チョコルドゴチゾウについては酸賀が新造したということ以外は明かされていないが、状況証拠を見るにダークショウマに生成させたものと思われる。


フラッペカスタム



フラッペ!オン!

変身!

フラッペカスタム!

シャリシャリ!

じゃあ俺とどっちが強いか検証して、勝った方の技術で次のステップに進むってのはどう?

俺が勝って…終わらせんだよ!


身長:201.0cm
体重:91.5kg
パンチ力:2.6t
キック力:6.5t
ジャンプ力:5.5m(ひと跳び)
走力:7.0秒(100m)

デンテがヴラムの物を解析して新造した「ヴラスタムギア」を使用し、ショウマが作り出した「フラッぺいずゴチゾウ*5」によって変身する形態。従来の変身アイテムであるヴァレンバスターは変身に使用せず武器として活用する。
変身アイテムが変わったため、「フォーム」ではなくヴラスタムギアでの変身形態共通の「カスタム」の呼び名となり、過去作の登場ライダーにもあった「厳密に言えば別ライダー扱いの新形態」となる。
フラッぺいずゴチゾウはヴラスタムギア対応のゴチゾウだがヴラムの物とは違い消耗品らしく、初変身後の変身解除時にはベルトからいなくなっていたり、複数個体が存在している描写がある。そのためかヴァレンバスターで変身するフォームと使い分けて使用している。

容姿は今までのヴァレンを踏襲しつつも全体的にゴディバ製のゴージャスな金色ベースの「ゴルディーバディ」になっており、各部の板チョコ状だった装甲はフラッペをかき混ぜた時のような茶色と白の稲妻模様になっている。
このゴルディーバディは伊達や飾りではなく、アイシングにより変身中は疲労箇所を常に回復させる機能を持つ。
また、背部には赤いストロー状の器官「ステアスイフストロー」が存在し、これは余剰エネルギーを逃がす事で神経伝達速度や行動速度を司る体内の流動性を維持する重要な役割を持つ、言わば車のマフラーのような部位。
これとゴルディーバディの相乗効果でチョコルドフォームとは一転、負担の大幅な軽減に成功しているとあらゆる点で対照的。
視覚的にも正面の装甲と合わせてフラッペらしく見えるようになっている。
性能はほぼすべてのスペックにおいて従来のフォームを上回っており、ヴラムやガヴのブリザードソルベに匹敵するスペックを誇っている。

ヴラスタムギアのレバーを上下させる事でフローズン!フリージング!の音声が交互に鳴り、その度に腕部の「フラッペミクスグラブ」や脚部の「フラッペミクスブーツ」に冷気が集中して氷塊を纏ったパンチやキックを繰り出したり、踏みしめた地面を凍らせて即席の氷のバトルフィールドを形成できる。
更に他のゴチゾウをヴラスタムギアにセットする事でプルインが発動する。28話ではチョコドンゴチゾウを使用してチョコドンガンを召喚してヴァレンバスターとの二丁拳銃を披露した。
また、フラッぺいずゴチゾウの上部のフラッペ一郎をヴァレンバスターにセットする事で極太の青白いビームを放つ強烈な攻撃が可能。

必殺技はフラッぺいずゴチゾウをかき混ぜてからレバー操作する事で発動する「フラッぺいずボルテックス」。チョコクリームの渦を纏った両足キックでヒットした相手は凍結した後爆散する。



【余談】

  • 名前が「○レン」
  • 2号ライダー
  • メインウェポンが銃
  • 菱形の意匠
などの上記の要素から情報公開の時点で案の定橘朔也/仮面ライダーギャレンとの共通点の多さがファンの間でネタにされることとなった。
そして本格的に登場した後も大切な人物を失っているゼロ距離射撃を用いた戦法などの描写もあり、今後も増えていく…かもしれない。

一方で先述のギャレンも含め、頑迷で他人の忠告を聞かずに突っ走り、主人公と対立するキャラが多い2号ライダーにおいて、激昂することこそあれど冷静であればちゃんと相手の話を聞こうとする絆斗の姿勢は「物分かりの良すぎる2号ライダー」「サブライダーっぽくない」「良い意味で面汚し」と何とも言えない好評を得ている。それを言ってる視聴者がいわゆる平成的な2号ライダー観に毒され過ぎなだけとも言う。

スーツアクターの鍜治氏はチョコが苦手であるという。このたちのようなパターン。




ごめん、師匠。もう後戻りできねぇわ……。このまま追記・修正するから、見守っててください……!

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最終更新:2025年04月28日 21:43

*1 まんま中の人の素の腕であり、当人もネタにしている。

*2 奇しくも演者が同じ『仮面ライダーアマゾンズ』の加納省吾と同じく上半身と下半身を真っ二つにされる最期となった。

*3 ショウマはヴァレンがかつての自分のように眷属を生み出せないグラニュートだと勘違いして同情していた

*4 「コフィン(coffin)」は英語で「棺桶」のこと。

*5 東映公式によると「ぺ」はひらがなが正式な表記