登録日:2025/02/06 Thu 18:51:00
更新日:2025/06/04 Wed 23:15:38NEW!
所要時間:約 11 分で読めると、ガンダムが言っている
赤いガンダムとは、TVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場するモビルスーツ(MS)である。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の前日譚『-Biginning-』パートの主役機を務め、本編『GQuuuuuuX』においても相棒として活躍する。
デザインは山下いくと。
味気無いネーミングだが、設定資料等にも掲載されている正式名称である。
また、改修前の白いガンダムについても解説する。
基礎データ
型式番号:RX-78-02 → gMS-α
全高:18.0m
本体重量:43.4t → 44.4t
ジェネレーター総出力:1,400kW (推定)
スラスター総推力:55,000kg (推定)
センサー有効範囲 : 5,700m
武装:頭部バルカン砲 ×2
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル ×2
ガンダム・シールド
ビット(赤いガンダムのみ)
ガンダム・ハンマー(U.C.0085のみ)
機体解説
地球連邦軍が独自開発した試作機。
ジオン公国軍のモビルスーツによって劣勢に追い詰められていた地球連邦軍によるV作戦の要たるRX計画の集大成であり、初の地球連邦製モビルスーツである。
なお、オートバランサはザクと同じらしく、ジオンのモビルスーツの技術を流用したと考えられる。
サイド7にて最終テストしていることをジオン公国にリークされており、ジオン軍はシャア・アズナブル率いるファルメルを偵察に派遣。
この時点でわかるが、
正史におけるRX-78-2ガンダムそのものであり、この流れも第1話と同じ。
最大の違いはサイド7に侵入してきた3機のザクである。
正史では
ジーン、スレンダー、デニムの3機のザク。
しかし、この世界では
ジーンはザクの故障により待機しており、代わりに侵入したのは
赤い塗装が施され隊長機である事を示すブレードアンテナがついた……
シャア・アズナブル専用機。
乗っているのも当然シャアその人であった。
正史ではジーンの命令無視による独断専行、民間人の被害多数の中で
アムロ・レイが乗り込むが、ここではシャアが作戦変更し、迅速に敵基地破壊をデニムと共に実行。が、この際正史と違いデニムがこのガンダムを発見し破壊しようとするのだが、シャアは何かを『
閃き』その場をデニムに任せ自身はザクを降りガンダムに向かう。
「しかし呆れるな。コクピットを開放したままとは…」
「連邦の技術者は前線を知らんと見える」
自身もザクをコックピットを開けたままにしてるのは内緒
そしてそのまま奪取に成功して──
U.C.0079、何の運命のいたずらか、
連邦軍の救世主となるはずだったガンダムは、敵であるジオンのシャアの手によって
やけに高い再現度で大地に立つことになったのである。
なお、あっさり乗り捨てられたシャアザクのその後は不明。
ジオンによる改修後は型番をgMS-αに改名し、「
アルファ型サイコミュ」と「
ビット」6基を搭載。
カラーリングも
シャアの象徴たる赤色に塗り直され、その後の
一年戦争をジオン優勢の戦局に導く要因の一つとして活躍。
モビルスーツは60機以上、戦艦も10隻以上落としたと言われる。
正史で“白い悪魔”としてジオンに属する人々、ジオンの後に続く地球連邦に逆らう者にも恐怖と憎悪をもたらしたガンダムだが、この世界では「植民地」扱いして追いやった地球連邦を懲らしめ、ジオンの人々を救う“英雄”として存在していたのである。
第二次ソロモン開戦において、後に「ゼクノヴァ」と称されるサイコミュの暴走事故が発生。
赤いガンダムを光が包み込みソロモンの一部さえも巻き込んで、ソロモンの落下軌道を修正した。
そして、赤いガンダムはパイロットであるシャア共々行方不明とされ、一年戦争は正史とは真逆の結果である“ジオンの勝利”という結果で幕を閉じた……
そして終戦から約5年後のU.C.0085、サイド6の
イズマ・コロニーにて赤いガンダムの目撃情報が上がり、ジオン公国はこの調査にシャリア・ブル隊を派遣した。
現地にてシャリア・ブルは新型MS「
GQuuuuuuX」を動員して赤いガンダム鹵獲作戦に出る。
目撃されたMSは実際に本物の赤いガンダムではあったのだが、パイロットはシャア・アズナブルではなくシュウジ・イトウという少年であった。
彼は度々「〇〇と、ガンダムが言っている」と、まるで赤いガンダムに意思があるかのような言動を見せる。
またオメガサイコミュ起動時のGQuuuuuuXと赤いガンダムは共鳴反応を見せることがあり、これをマチュは「キラキラ」と称している。
共鳴時の精神世界における赤いガンダムは目が巨大で不気味な印象を受ける。
原典同様にコアファイターシステムが採用されている。システム起動時にはバックパックの折り畳み翼が展開されて、航空機のような姿へと分離する、正史で言うところの「ホリゾンタル・イン・ザ・ボディ」形式となっている。
なお、この構造上正史と違い仰向けになることができない為、上半身がやや持ち上がった状態で置かれていた。
デザイン
白いガンダムはカラーリングを除けば原典である
ファーストガンダムとは似ても似つかないデザインである。
機体デザインを手掛けたのは
エヴァンゲリオンシリーズでお馴染み山下いくと氏であり、いくと氏の特徴であるハイデティール、豊富な差し色、面の多い立体的な造形が全面に出ている。
顔面デザインも特徴的であり、凹凸が激しく、顎にはセンサーが飛び出て、内部からハミ出たバルカン砲に、縦長な悪人顔。まさに見た目からして白い悪魔と言うべき出立ちで、主人公機というフィルターを無くしたとでも言うべきか。
黄色から紫に変わったカメラアイは昆虫の複眼のようなハニカム柄で、よく見ると更に4つの小さなサブカメラも備わった6つ目。
極めつけにファーストガンダムと同箇所、頭頂部にメインカメラ、赤いアゴに相当する箇所にもサブカメラが備わっており、計8つものカメラユニットが搭載されている。
頭部アンテナも短く、カラーリングを除けば一瞥してガンダムタイプとは思えない機体デザインである。
その一方でカラーリングはいつも通りトリコロール+黄色というカラフルな色であり、これだけで「ガンダム」だと一目で認識できる。
ただし顔面は赤い色が
目の下のラインのみで額も顎も白く、カメラアイも紫……と
Ez-8や「復讐のレクイエム」のガンダムEX並みに白い。
黄色も胸部はラジエーターそのものではなくそれらの保護骨格、腰部分のいわゆるヘリウムコアは腰関節の駆動パーツという解釈になっており、重機もしくは実験機の警告色の側面が強くなっている。
またヘリウムコアは可動を妨げないよう太腿装甲の下に入り込むという珍しいギミックを備えている。
実際にシャアも「いくら試作機とは言え目立ちすぎる」と苦言を零していた。一方で直後に「おとり役なのかもしれんな」とも考察している。
なお、搭乗したシャアによると、(操縦系が全く違うとはいえ)前述通り
オートバランサーがザクと同じらしい。
ジオン軍による改修後はシャアの象徴たる真っ赤な色合いへと塗り直されており、本編で登場するのもこのカラー。
胸部は赤、四肢や頭部はピンク色にリペイントされ、正史で「連邦の白い悪魔」と恐れられた機体は、生みの親である連邦軍に牙を剥く赤い悪魔へと生まれ変わったのである。
武装
ジオン独立戦争期(本編における2話)においては劇中の時間経過と共に武装がどんどん増えていくパワーアップ形式が採られているが、
U.C.0085では正規軍から離れて久しいためか武装が逆にどんどん減っていく描写になっている。
「頭部がカメラセンサーだけでなく銃座も兼ねているのか」
「弾切れが早い…使えんな」
本機を象徴する武装。初めて劇中で使用される武装なのもいつも通り。
顔に銃口が埋まっているのではなく、後頭部からガトリングが突き出た非常に独特なデザインをしている。
弾薬も本体には収納されておらず、頭部の後ろから首にかけて伸びている。そのため弾薬補給をする場面では肩甲骨辺りに弾薬が積まれている。
なお、この時点で頭部に武装があるというMSはジオンでは存在しないので、シャアはこの構造に驚いている。
01ガンダム戦では背後を取られた際に、顔を後ろに180度回転させてバルカンを発射。その後頭の方に身体を回転させていくという非常に印象に残る射撃をした。
使えんなと言いつつその後もしっかり効果的に使い続けているあたりは流石というところか。
U.C.0085でも最初は使っていたが、弾切れになったのかクランバトル参加以後は使わなくなっている。
先にMSを開発したジオン公国でも実用化できていなかった、MSが携帯できるメガ粒子砲。
小型ながらも出力は相当であり、シャアを驚嘆させた。
デザインは初代ガンダムの物を踏襲しており黄色いスコープも健在。
エネルギー供給は機体からではなく予め充填されたE-CAPにて行われるようだ。
U.C.0079最後の戦いでは改修を施されたのか薙ぎ払いながら撃つというシーンが有った
U.C.0085で姿を見せた際には所持していない。
プラズマ化したミノフスキー粒子をIフィールドで閉じ込めた近接戦闘用武器。
背部バックパックに2本装備されており、必要であれば二刀流も可能。
本作では出力あるいはMSの構造ゆえか、頭部のみを切り飛ばしたりコクピットを貫いたりしても敵機が爆散することがある、加減が利き辛い武器として描写されている。
ガンダムが持つ高い機動性能やシャアの戦闘スタイルと相性が良く、劇中描写では半ばメインウェポンの様に扱われている。
U.C.0085でも健在な数少ない武装であり、同じくメインウェポン扱い。第4話における衝撃のシーンを演出したのもコレ。
リック・ドムとのバトルで武器を紛失した
GQuuuuuuXに左の一本を奪われ、返却されないまま7話でメガ粒子砲に消し飛ばされた模様。
ガンダム・シールド
多少の攻撃を物ともしない大型
盾でこちらも原典のガンダムではお馴染みの武器。
白いガンダム時は赤い盾に地球連邦軍の象徴たる黄色の十字マークが造形されており、地球連邦軍の反抗の象徴と言うべき機体として相応しいものであった。
しかし赤いガンダム改修時にシールドもリペイントされ、灰色の盾に十字を上書きするように赤いジオン紋章が描かれている。
V作戦計画の推進者はもちろん、
ガンダムの開発者がこの
尊厳破壊極まる盾を見たとしたら何を感じるだろうか……
U.C.0085時点ではジオン紋章の塗装も掠れてしまっている。GQuuuuuuXとの交戦中に吹っ飛ばされて
マチュとニャアンを危うく潰しかけた。以後装備している場面がなくこの時に紛失したものと思われていたが、リック・ドムとのバトルにて再装備していた。
が、結局この戦闘でヒートサーベルを防いだ際に大穴が空き、そのまま放り捨てられた模様。
ビット(赤いガンダムのみ)
「
アルファ型サイコミュ」とセットで
開発中だった大型MAから流用した武装。
オールレンジ攻撃を実現する、
非電磁波リンク攻撃ドローン。
元が大型MAから流用したもののため、ガンダム本体と比べて相当な大きさとなっている。その上、サイズの違う機体のパーツを強引に繋いだためか、改修後はコクピットも追加のモニターや計器類でギチギチに埋まっている。
ミノフスキー粒子散布下でもニュータイプの脳波に反応して無線で縦横無尽に操作することが可能。
通常は6基装備しているが、ソロモン戦で推進剤を消耗した4基を戦艦に激突させたため消失。
U.C.0085では2基のみ装備しているが、GQuuuuuuXとの交戦で2基とも破壊されてしまった。全てのビットを失ったことでシュウジは戦術を変える羽目になる。
なお、赤いガンダムに接続している間は
クラスターエンジンとして赤いガンダムの推進力を増加させる。
ガンダム・ハンマー(U.C.0085のみ)
初代のようなトゲの生えた造形ではなく、丸い鉄球を鎖で繋いでいる。
鉄球部分にはスラスターが搭載されており、単なる投擲以上の威力を発揮する。
非使用時はチェーン及び持ち手を球体の中に収納可能。
なお、このガンダム・ハンマーは白い軽キャノンが装備していた物と同じデザインである。
GQuuuuuuXの世界ではMSの武装としてガンダム・ハンマーが一般に流通しているのか、はたまた同じ物を拾ったのかは不明。
後者だとすると劇場先行上映版『Beginning』ではゼクノヴァを起こす寸前に遭遇・交戦した軽キャノンが使用・放棄しており、それを回収して使っていると考えられる。
最初に登場した時は装備しておらず、クランバトル参加の際にしれっと持ってきていた。
クランバトルにおけるメインウェポンとして使っていたが、ゲルググコンビとのバトルにおいてビームライフルにより破壊され喪失した。
劇中の活躍
上述の様に、シャアにより
奪取される。
そしてシャアが操るガンダムは迎撃に来た
ガンキャノンを正史のデニムのように仕留め、宇宙世紀初のMS同士の勝負は呆気なく一撃で終了した。
「歴史上初めてのモビルスーツ戦…意外とあっけないものだな」
その後はシャアの機転により木馬こと
強襲揚陸艦「ペガサス」を襲撃。
艦橋にビームサーベルを突き刺して乗組員を殺害することでペガサスの奪取にも成功した。
後に「少佐がブリッジを吹き飛ばしたせいでガンダムの解析が進まない」と整備員にボヤかれたが、自沈などの機密保持の為の措置を防ぐ為には致し方ない事であろう。
「では、見せてもらおうか。このモビルスーツの性能とやらを!」
ザクは正史のスレンダーよろしくビームライフルで一撃で破壊され、
01ガンダムはバズーカによる時間差射撃などを駆使して奮闘するものの、機動性を活かした肉弾戦にて首を落とされ敗北(なお、この際
あのキックをガンダムで放っている)。
虎の子のRX-78-02は鹵獲された上にプロトタイプまでも失い、木馬の機密データまで奪われたことで
連邦軍のV作戦計画の方も大きく狂わされる事となる。
しかしその後、連邦側は代替案としてガンキャノンの簡易量産型
RGM-79軽キャノンを開発し、
正史通りに地球からジオンを叩き出し、ソロモンを陥落させている((後述するように元々原作の時点で「ガンダム一機の性能だけで戦局が左右するほどではない」と言われており、ガンダムをジオンに鹵獲されたところでMSの開発技術自体は確立していることも大きいだろう。)。
その後、カラーリングはシャアを象徴する
赤色に塗り替えられ、赤いガンダムとなる。
さらに膠着した戦線を打破する決戦兵器とすべく、コックピットに「
アルファ型サイコミュ」が取り付けられ、サイコミュ兵器「
ビット」を装備。
型式番号も「
gMS-α」へと改められた。
ついでにシャアの提案によって
ガンダムのリバースエンジニアリングを優先するためにジオニック社の
MS-14の開発は中止されたことが触れられ、後にその機体が冠するはずだった名前は
ガンダムのマスプロモデルが襲名することとなる。
同時に
その対抗馬も消えた…と思われていたが……?
その後はシャア・アズナブルの駆る赤いガンダムとシャリア・ブルの駆る
キケロガのコンビで戦場を駆け抜け、一年戦争の戦局をジオン優勢に導く活躍を見せる。
この二人による抜群の連携が、後に
MAV戦術と命名されるMS戦術の原型である。
ルナツー陥落後、地球連邦軍が最後のあがきとして
宇宙要塞ソロモン(コンペイトウ)を月面都市グラナダに落下させようとした際は、グラナダに残された数少ない戦力の一端としてソロモン迎撃に向かう。
ソロモン落下阻止作戦でサイコミュの暴走事故が発生し、結果的には
赫色の燐光と共にソロモンは月軌道から離脱。
ジオン軍はソロモン落下阻止に成功した。
代償としてシャア・アズナブルと赤いガンダムが行方知れずとなってしまったものの、後に「ゼクノヴァ」と呼ばれることになるこの件が決定打となり、地球連邦とジオン公国の一年に渡る「一年戦争」はジオン公国の勝利にて幕が下りた。
そして戦争終結から5年後のU.C.0085、サイド6、
イズマ・コロニーで出現。
民間に払い下げられていた治安維持用のザク(軍警ザク)を一蹴する力を持っていた。
赤いガンダムを捜索する任務を帯びていたシャリア・ブル旗下のエグザべ・オリベ操る新型MS「
GQuuuuuuX」と交戦し、ビットを破壊されるもこれを退ける強さを見せつける。
なお、この戦闘で
民間人が突き飛ばされたガンダムのシールドに潰されそうになったが、これを防いでいる。
しかしながら地元軍警察の出動によってその場での決着はお預けとなった。
その後、エグザべからGQuuuuuuXを奪った
マチュと邂逅し、さらには「キラキラ」と称されるニュータイプの共振を体感させて、マチュに戦う勇気を与えてどこかに消えた。
再び赤いガンダムが登場するのはシュウジの隠れ家。狭い地下通路の奥にある格納庫に四つん這いで収納されていた。
原作でも見せていた、あのダサいポーズである
なお、GQuuuuuuXとの戦闘でインストーラーデバイスが破損したらしく、シュウジはインストーラーデバイスを注文している。
それを運んでいたニャアンに渡す金が諸事情でなくなったが、マチュの口八丁により後払いでインストーラーデバイスをゲットした
シュウジはマチュのマヴ、チームメイトとしてクランバトルに参加。武器はなんとガンダムハンマー。
まだMS操作に慣れていない上、誰かと一緒に戦うことが初めてなマチュと最初は連携を取れず劣勢だった。
「シュウジ……どこ……!?」
「近くにいるよ」
「もっと自由になっていい、海を泳ぐ魚のように」
ザクの閃光弾で視界を失ったマチュへ語り掛け、再びキラキラを見た口火として逆転開始。
マチュのGQuuuuuuXとの連携攻撃によって敵のザクを撃破する。
その後のクランバトルでも両機の巧みな連携で次々と勝利を重ねていくが、ハンマーはゲルググとのバトルで失われており、最終的にはビームサーベルだけでバトルを勝ち抜いてきていることがわかる。
GQuuuuuuXの方も資金難が理由で拾ったヒートホーク一本で戦っているので似たような状況ではあるが。
第7話ではサイコ・ガンダムとハンブラビとのクランバトルとなるが、ターゲットが別にいた2機には殆ど相手にされず、サイコ・ガンダムのビーム砲に翻弄されつつ摘発を目論む軍警ザク隊から逃げる事となる。
なんとか道路の高架下に隠れることができたのだが、赤いガンダムが再びゼクノヴァを発生し、シュウジと共に再度消息不明になってしまった…。
立体化
ガンプラ
HG GQuuuuuuX第四弾として「
HG 1/144 赤いガンダム」が発売予定。
赤いガンダム本体に加えて、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、ガンダム・シールド、ビット×2、ガンダム・ハンマーと豊富な武装が付属。
複雑な造形を見事に再現しており期待が高まる。
是非ともMAVである
GQuuuuuuXと並べて飾りたい。
また詳細は不明ながらも、リデコキットとして「HG 1/144 白いガンダム」の発売も予定されている。
METAL ROBOT魂
「白いガンダム」と「赤いガンダム」の2バージョンで発売予定。
単なるカラバリ違いではなく武装に違いがあり、赤いガンダムにはビット×2とガンダム・ハンマーが、白いガンダムには01ガンダムが使用したバズーカが付属。
ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、ガンダム・シールドはどちらにも付属。
余談
- シャアの駆る赤い1stガンダムの登場自体は今回が初ではなく、ゲーム作品『ギレンの野望』シリーズや『Gジェネ』シリーズでは「キャスバル専用ガンダム」という名前で赤く塗られたガンダムが登場しており、ファンの間では有名であった。ついでに『ギレンの野望』ではジオン勝利のifシナリオも存在する。
本作には重度のガノタでもある庵野秀明氏も関与していることもあり、公開後から「令和版(庵野版)ギレンの野望」、または庵野氏が監督したシン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース作品にちなんで「シン・ガンダム」といったような声もそこそこある。
なお、『Gジェネ』のキャスバル専用ガンダムは武装にキックがある。
- 今回の一件により、正史のジーンはジオン敗北の大戦犯という評を決定的なものにしてしまったと受け取る人も多い。同時にシャアがジーンの立ち位置になった事で「ジーンの行動そのものは間違っていなかったが、ジーンの能力が足りていなかった」とも評されている。
……一方でガンキャノンの武装やジオンのサイコミュ周りの技術が正史と違う事やシャアが疑問に思うくらいにはジオンに都合よく事が運んだ点、シャロンの薔薇なる存在から、「ジーンの待機以前から分岐が始まっていたのではないか」とする意見もある。
もしかするとこの辺の謎解きも『GQuuuuuuX』の見どころにもなりうるだろう。- メタ的な話として、ジオンの勝利を描くにあたり鶴巻監督としては「連邦の勝利はアムロの活躍(≒ガンダムの活躍)があったからではないという言説や設定は確かにあるけど、ガンダムである以上、ガンダムで勝たなきゃダメじゃない?」と思って今回のような展開にしたのだという。
- 繰り返しになるが「連邦の勝利はアムロ(ガンダム)の活躍があったからではない」という言説・設定自体は昔からあるため、「ガンダム(とペガサス級)をジオンが鹵獲して使えたから勝った」というわけでもなく、戦況や連邦軍の性質を鑑みると正確には「ガンダムの鹵獲・解析によって、漸くジオンが連邦軍の物量作戦に対抗する為の土俵を整えられるようになった」という評価が現在は通説となっている。このことから「ジーンが戦犯」や「アムロやガンダムが連邦の勝利の分水嶺」といった声に対する否定的な意見も少なくない。
- 『機動戦士ガンダム アーセナルベース』にも「赤いガンダム」名義で登場。シャアが搭乗していた「0079版」とシュウジの登場する「0085版」の二つがある。…それはそれとして「0079版、パラレル」のフレーバーテキストはアムロ(恐らく正史の)にこのガンダムを見せた感想となっている。それも「シャア用のMSの」というのはわかったがそれ以外は理解できなかったらしく、最後には「教えて下さい、これは一体何なんですか?」と困惑している風であった。
「追記・修正しろと、ガンダムが言っている」
- シャアとシャリアがソロモンで無双して艦隊に大打撃食らうまでは正史世界とほとんど同じ展開だったみたいだし、むしろジオン兵からすれば「ザクマシンガンでかすり傷ひとつつかない装甲とザクを一撃で破壊する火器を標準装備した機体が自軍以上の物量で押し寄せてくる」っていう正史以上の悪夢よね… -- (名無しさん) 2025-04-17 15:50:04
- 多分ジムも時期的に初期ロットは生産されてたと思うんだけど、そいつらはどうなったんだろう。やっぱ現場の「ジオンの赤い悪魔」への悪感情を考慮してお蔵入りかな -- (名無しさん) 2025-04-17 17:09:38
- 軽キャノンの物量で戦況巻き返せるならルナツー取られたりしないのでは? -- (名無しさん) 2025-04-17 21:24:36
- ↑シャアがソロモンで主力艦隊をメタメタにしたから、多分MSは足りててもそれを運用する艦が足りない -- (名無しさん) 2025-04-17 22:08:36
- 「アムロとガンダムだけで連邦が勝ったわけないじゃん」ってのはおハゲも過去に言ってたはずだけど、ジークアクスの場合はガンダム+サイコミュにシャリア+キケロガのマヴがいたのは大きな違いかな -- (名無しさん) 2025-04-18 09:29:08
- ガンダムだけで連邦が勝てないからこそ結構な痛手にはなったけど戦局は意外と変わっていかなかったのが、最後のところで大きな影響が出てしまった感じってやつかねえ… -- (名無しさん) 2025-04-18 19:42:30
- コアブロックシステムじゃないと*3にありますが、これホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式のコアブロックシステムでは?これがコアブロックシステムでないのなら、今まで同系統の方式を採用してたMSも全部コアブロックシステムじゃないということになりますが…。 -- (名無しさん) 2025-04-19 08:08:17
- ちょっと気になったんだが、映画見る限り二基は戦艦に突入・二基は保持してたけど、残りの二基はどこ行ったんだ? まさか行方不明で後々出てくるんだろうか -- (名無しさん) 2025-04-19 15:41:15
- ↑あ、ビットの話ね。 -- (名無しさん) 2025-04-19 17:46:26
- 公開直後の文章だろうし先走って書いてしまうのは仕方ないけど実際はガンダムはゼクノヴァのせいで英雄どころか悪魔として恐れられてるって明かされてるんだけどな -- (名無しさん) 2025-04-19 23:02:40
- 白いガンダムのアイキャッチが頭から離れないせいで第3話に物足りなさを感じてしまう病気 -- (名無しさん) 2025-04-24 23:05:35
- 早くもバトオペ2参戦とはたまげたなぁ… -- (名無しさん) 2025-04-25 07:07:58
- これを盗まれて本命の量産機計画がポシャっても、次善の量産機を開発・投入してソロモン攻略までは成功させられる連邦の底力よ -- (名無しさん) 2025-04-25 14:20:10
- これほどの好条件でもソロモンは落とされる諸行無常 決して先行きが安泰とは言えないのも哀しい -- (名無しさん) 2025-04-27 00:48:48
- 正規の軍人でアムロと同等のセンスから1号機のパイロットはテネス辺りだったりしてね -- (名無しさん) 2025-04-28 10:22:07
- 装備がどんどん喪失してもうサーベルしか残ってないが、果たしてもう一度フル装備になる機会はあるんだろうか -- (名無しさん) 2025-05-01 20:44:06
- 「正史では悪魔だったガンダムはこの世界では英雄として存在した」ってくだりは正直違和感がある。連邦とジオンのどっちにとっての英雄かって違いでしかなくない?どっちにとっての英雄だろうが敵から見れば悪魔でしかないわけで。 -- (名無しさん) 2025-05-01 22:27:00
- パイロットが違っても戦線から離れ、幸せとされた人生を送っていた敵にとって赤い悪魔はどこまでも赤い悪魔だったな。 -- (名無しさん) 2025-05-02 17:55:43
- 読みにくさ改善のため、シュウジのイメージカラーを赤と青から青単色に差し戻しました。 -- (名無しさん) 2025-05-06 21:48:00
- ↑2 闇バトルとはいえマチュが表舞台に引っ張り出してしまったばかりに… -- (名無しさん) 2025-05-10 12:19:34
- シャア「ボッシュもガンダム2号機奪って赤くしていたのに、なんで私はアホ呼ばわりなの?」 -- (名無しさん) 2025-05-11 16:20:29
- 要はキャスバル専用ガンダムのifってことだよなと思ってる(ビットなどの追加武装アリだけど)。 -- (名無しさん) 2025-05-12 18:30:38
- ガンダム史上、いやロボットアニメ史上初であろう、「機体のそばで餃子を作っていた」シーンがある機体。 -- (名無しさん) 2025-05-14 09:45:15
- 別にこのガンダムに限った話ではないが、良くも悪くも関わった者達の人生、その者達にさらに関わった者達の人生を脅かし、場合によっては破壊していると思う。 -- (名無しさん) 2025-05-14 23:32:34
- 修羅場になったら逃げ出してシャアの意思が宿ってる言われてて笑った -- (名無しさん) 2025-05-21 12:33:35
- 次に姿を現す時はシャアでもシュウジでもない三人目の男が乗ってるんだろうか -- (名無しさん) 2025-05-23 22:38:04
- ↑さすがにシュウジじゃなくなったら色々と混乱するんでここで新キャラ登場は困る -- (名無しさん) 2025-05-24 10:19:09
- 赤いガンダムが消えたら怪しい男が登場したでござる。んじゃシュウジの言ってる「ガンダム」って誰なんや? -- (名無しさん) 2025-05-29 11:19:29
- 正史と違って一年戦争後はガンダム開発計画やZ計画が存在しない感じだよね。サイコガンダムは何とか作られたけど、それ以外は地球連邦にガンダムが無ければ成り立たないだろうし -- (名無しさん) 2025-05-29 11:50:35
- ↑両方アナハイムとティターンズ、若しくはその母体有きだからね。ガンダムが連邦敗北の象徴になったからガンダム計画なんて持ち上がる筈がないし、ティターンズいないからムーバブルフレームと、カミーユが居ないからZの発想自体が起こりえない。 -- (名無しさん) 2025-05-29 16:05:26
最終更新:2025年06月04日 23:15