登録日:2026/01/12 Mon 13:19:50 更新日:2026/08/16 Sun 15:33:21 所要時間:約 3 分で読めます |
北関東自動車道(北関東道)とは、日本の
高速道路(高速自動車国道)の路線の一つである。
ここでは付属の自動車専用道路である東水戸道路と常陸那珂有料道路についても解説する。
概要
群馬県の高崎ジャンクション(JCT)から
栃木県を経て、
茨城県の水戸南インターチェンジまで至る高速道路の路線である。
岩舟JCTから栃木都賀JCTまでの区間は東北自動車道と重複している。
元々「南関東(首都圏)と北関東を結ぶ高速道路」は関越自動車道(対群馬県)、東北自動車道(主に対栃木県)、常磐自動車道(対茨城県)の3つが1980年代には既に開通していたのだが、北関東3県をつなぐ高速道路は1990年代後半になってもまだ部分開通すらしていなかったのである。
2000年に「友部IC〜水戸南IC間」と「栃木都賀JCT〜宇都宮上三川IC間」が、2001年に「高崎JCT〜伊勢崎IC間」が先行開通。その後、2008年に栃木県と茨城県がつながるようになり、2011年には群馬県と栃木県がつながって全線開通したのである。
高速道路ナンバリングでは「E50」が割り当てられているが、これは国道50号が北関東3県を結ぶ一般国道として既にあるからである。ただし、岩舟JCT〜桜川筑西IC間は国道50号から大きく離れている。
JRの鉄道路線で例えるなら、
両毛線と
水戸線と言った感じだろうか。
ただし両毛線や水戸線が
小山市を経由する代わりに
宇都宮市を経由しないのに対して、北関東道は宇都宮市内を通る代わりに
小山市を通らないという微妙な違いがある。これは栃木県内の区間が国道50号から大きく外れたルートだからである。
最高速度は(東水戸道路を含む)ほぼ全線が100km/h(大型トラック等は80km/h)、最低速度は50km/h(常陸那珂有料道路を除く)である。
東日本高速道路(NEXCO東日本)が管理している。
東水戸道路
水戸南ICから水戸大洗ICを経由し、ひたちなかICまでを結ぶ自動車専用道路。国道6号のバイパス道路である。
実は北関東道本体よりも先(1999年)に開通しているが、これは水戸市中心部の混雑緩和を目的としていたからである。
高速自動車国道ではないが、「北関東道に並行する自専道」であるため最低速度が設定されており、小型特殊自動車等は通行禁止である。
この道路も北関東道本体と同様にNEXCO東日本が管理している。
常陸那珂有料道路
ひたちなかICから常陸那珂港ICまでを結ぶ有料の自動車専用道路。正式名称は「茨城県道57号常陸那珂港南線」。
厳密に言えばひたちなかIC〜ひたち海浜公園IC間が有料道路で、ひたち海浜公園IC〜常陸那珂港IC間は無料区間である。
北関東道や東水戸道路と異なり、茨城県道路公社が管理している。その関係で東水戸道路を利用する場合はETCが使えるが、常陸那珂有料道路のみを利用する場合はETCが利用できないという罠があるので要注意。
最高速度は80km/h。
また、この道路に限り最低速度が設定されていないため、ルール上は(自転車や原付バイクは勿論ダメだが)小型特殊自動車も通ることができることになっている。しかしながら、実際には北関東道や東水戸道路と変わらないスピードで走っている車が多いため、小型特殊自動車で走行するのは正直やめておいた方が良いかもしれない…。
休憩施設
しかし太田強戸PAと笠間PAは売店とフードコート(食堂)が充実しており、24時間営業のガソリンスタンド(給油所)もあることから実質的にサービスエリアとして機能している。
出流原PAはトイレと自動販売機のみの小さなPAだが、自動販売機では飲み物だけでなく軽食やお菓子も買えるため、一応食事を摂ることは可能である。
壬生PAはPA自体にはトイレと自動販売機しか無いが、併設されているハイウェイオアシス(道の駅みぶ)にレストランと売店がある。
なお、壬生PAから笠間PAまでの約50kmの区間はPAが存在しないため、注意が必要である。ただし、桜川筑西ICに臨時駐車場が併設されており、料金所のトイレを借りることができる特別措置がある。この場合は一旦出口で一般道路に降りて、再度入口から北関東道に入る必要がある。
また、友部JCTより東側(東水戸道路、常陸那珂有料道路を含む)にはPAが存在しない。
ちなみに北関東道から比較的近い「ガソリンスタンド付きのサービスエリア」は以下の通りである。
- 上信越自動車道(関越道藤岡JCTで接続):横川SA
- 関越自動車道:上里SA、赤城高原SA
- 東北自動車道:佐野SA、上河内SA
- 常磐自動車道:友部SA、中郷SA
施設一覧
「IC」はインターチェンジ、「SIC」はスマートインターチェンジ(ETC専用)、「JCT」はジャンクション、「PA」はパーキングエリアである。
北関東道の起点。関越自動車道と接続しており、番号も関越道のものを使用している。
ちなみに高崎市中心部への最寄りのインターチェンジは関越道の高崎ICか高崎玉村SIC(ETC専用)となる。
前橋市と佐波郡玉村町の境界付近にある。
コストコ前橋店へはここが最寄りである。
前橋市駒形町にある。
東行きに限り、伊勢崎市へのアクセスルートとしても使える。特に伊勢崎オートレース場はこちらの方が伊勢崎ICよりも近い。
トイレとコンビニがあるだけの小さなPA。しかしコンビニが24時間営業であるため意外と便利である。
一応、一般道路側にも駐車場が併設されているため一般道路から利用することも可能。また、ここから徒歩で波志江沼まで行くこともできる。
スマーク伊勢崎への最寄りのインターチェンジである。
しかし伊勢崎市中心部からは微妙に遠いため、関越道下り線の場合は本庄児玉IC(国道462号線に接続)で降りた方が良かったりする。
2008年3月7日までは、(高崎JCTから見て)ここが終点だった。
太田市の藪塚地区(旧・新田郡藪塚本町)にあるインターチェンジ。
東行きに限り桐生市への、西行きに限りみどり市へのアクセスルートとしても使える。
北関東道では最大規模を誇るパーキングエリア。
ガソリンスタンドと駐車場以外は東行きと西行きで共通の建物・敷地を使用している。
売店や食堂が充実しているため、実質的に「北関東道では数少ないサービスエリア」として機能している。
ただし、ガソリンスタンド以外は24時間営業ではないので注意が必要である。
太田市中心部への最寄りのインターチェンジ。
桐生市や館林市の他、東行きに限り
足利市へのアクセスルートとしても使える。
東行きはここが
群馬県最後のICであり、ここを過ぎると
栃木県に入ることとなる。
足利市(と群馬県の県境付近)にある救急車専用のICで、足利赤十字病院と接続している。
足利市北部にあるICで、東行きにおける
栃木県最初のICでもある。しかし足利市中心部からはまあまあ遠いため、東行きであれば手前の太田桐生ICで降りた方が良い。
また東北道下り線の場合も、実は佐野藤岡IC(国道50号線に接続)で降りた方が良かったりする。
中途半端な感じがするが、ココ・ファーム・ワイナリーへのアクセスは約10分と近かったりする。
佐野市田沼地区(旧・安蘇郡田沼町)にあるインターチェンジ。
東北道と接続。特に上り線(久喜白岡JCT・浦和IC・川口JCT方面)の場合はここで北関東道から退出することとなる。
ここから栃木都賀JCTまでは東北道との重複区間となる。また、東北道下り線はここから上り坂になるため、登坂車線(北関東道から東北道への合流車線を兼ねる)が5kmほど続く。
ちなみに番号は東北道のものを使用している(栃木IC、栃木都賀JCTも同様)。
栃木市中心部への最寄りのインターチェンジ。
また、東北道上り線に限り
小山市方面へのアクセスルートとしても使える。
東北道と接続。特に下り線(
鹿沼IC・宇都宮IC・
矢板IC方面)の場合はここで北関東道から退出することとなる。
ちなみに
宇都宮市中心部へは宇都宮ICよりも
鹿沼ICの方が近い。ただし宇都宮ICは日光宇都宮道路と接続しているJCTでもあるため、
日光・鬼怒川温泉方面に行きたい場合は宇都宮ICを利用すること。
栃木市都賀地区(旧・下都賀郡都賀町)にあるインターチェンジ。栃木市西方地区(旧・上都賀郡西方町)へのアクセスルートでもある。
また、西行きに限り
栃木市中心部へのアクセスルートにもなる。
下都賀郡
壬生町にあるパーキングエリア。
ハイウェイオアシス(
道の駅みぶ)を併設している。
下都賀郡
壬生町にあるインターチェンジ。
獨協医科大学やおもちゃのまち、コストコ壬生店などの他、東行きに限り
宇都宮市南西部(とちのきファミリーランドなど)や
下野市(旧・下都賀郡石橋町)へのアクセスルートにもなる。
宇都宮市南部と河内郡上三川町の境界付近にあるインターチェンジ。新4号国道と接続している。
栃木県内最大級のショッピングモール「
インターパークFKDタウン」やジョイフル本田宇都宮店などはここが最寄りである。
2008年3月14日までは(栃木都賀JCTから見て)ここが終点だった。
真岡市西部にあるインターチェンジ。東行きに限り芳賀郡益子町への、西行きに限り
宇都宮市清原地区へのアクセスルートにもなる。
鬼怒テクノ通り(国道408号バイパス)と接続しており、この鬼怒テクノ通りも自転車や原付が通れない上に最高速度80km/hであるためほぼ自動車専用道路みたいなもんである。
東行きはここが栃木県最後のインターチェンジとなり、ここを過ぎると
茨城県に入る。また、県境の手前で小貝川の上を通過する。
茨城県桜川市(旧・西茨城郡岩瀬町)にあるインターチェンジ。国道50号線と接続している。
筑西市(旧・下館市)や芳賀郡益子町(西行きのみ)、
小山市(西行きのみ)へのアクセスルートでもある。
臨時駐車場が併設されており、トイレのみではあるが事実上のパーキングエリアとしても使える。
笠間市と桜川市の境界付近にある。
東行きの場合、ここが旧・笠間市への最寄りのICとなる。
売店や食堂が充実しており、ガソリンスタンドもあるため「事実上のサービスエリア」である。
開業当初はトイレと自動販売機しか無い小さなパーキングエリアだったが、2010年に大幅リニューアルしてサービスエリア並みになった。
笠間市友部地区(旧・西茨城郡友部町)にあるIC。
2007年11月13日までは、ここから笠間西ICまでの区間は開通していなかった。
なお、現在の笠間市役所は旧・笠間市役所ではなく旧・友部町役場である。
常磐自動車道と接続(番号も常磐道のものを使用)。
常磐道上り線の場合、次の友部SAまでは僅か1.2kmしか離れていない。
ちなみに
イオンモール水戸内原や水戸市総合運動公園へ行きたい場合は、常磐道下り線に入って次の水戸IC(8km先)で降りよう。
東茨城郡茨城町にあるインターチェンジ。
国立病院機構水戸医療センターはここが最寄り。
東関東自動車道と接続。ただし現時点では鉾田ICまでしか開通していないため、
千葉県方面に行きたければ常磐道・圏央道を使おう。
東茨城郡茨城町と水戸市の境界付近にあり、東行きに限れば水戸市中心部へのアクセスルートとしても使える。
近くには茨城県運転免許センターや
イオンタウン水戸南などがある。
西行きにおける水戸市中心部へのアクセスルート。特に茨城県庁へはここを降りてから水戸バイパスをまっすぐ進めば着く。
ここが北関東道本体と東水戸道路の境界となる。
水戸市と東茨城郡大洗町の境界付近にあるインターチェンジ。ただし所在地はあくまで水戸市であり、北関東道自体は大洗町内を通っていない。
アクアワールド大洗(水族館)や大洗マリンタワーへはこちらで降りてください。
ひたちなか市(旧・勝田市)にあるインターチェンジ。ジョイフル本田ニューポートひたちなか店はここが最寄りである。
ここで道路管理会社が変わるためか、本線料金所が併設されている。そのため東水戸道路と常陸那珂有料道路を連続して走行する場合でも必ず一時停止(ETC車は徐行)する必要がある。
ひたちなか市(旧・那珂湊市)にあるインターチェンジ。国営ひたち海浜公園やコストコひたちなか店への最寄りICでもある。
ここと常陸那珂港ICには料金所が無いため、ここから常陸那珂港ICまでの区間だけを走る場合に限り無料である。
常陸那珂有料道路の終点。その名の通り、常陸那珂港の最寄りICである。
追記、修正は北関東道を走破してからお願いします。
- ニコニコ追い出されてコッチに来たのか -- Rabbit (2026-01-13 20:16:18)
最終更新:2026年08月16日 15:33