アットウィキロゴ

真岡市

登録日:2026/01/18 Sun 13:55:39
更新日:2026/08/16 Sun 15:19:53
所要時間:約 3 分で読めます




真岡市とは、栃木県にある市町村の一つである。


概要

栃木県南東部にある、人口約8万人の市。
県庁所在地である宇都宮市からは約15〜20km程度離れている。

かつては芳賀郡真岡町と呼ばれており、1954年10月に市制施行した。
2009年3月23日に芳賀郡二宮町を編入した。

現在でも芳賀郡地域*1の中心都市として位置付けられており、栃木県庁の支庁舎(芳賀庁舎)や宇都宮地方裁判所の支部、真岡労働基準監督署、真岡公共職業安定所(ハローワーク真岡)、真岡警察署などがある。

農業も盛んであり、主に米やイチゴ、カンピョウなどが収穫されている。特にイチゴの生産量は日本国内の全ての市町村の中で1位である。

なお、真岡は「もおか」と読む。

+ 真岡市と隣接している市町村
  • 芳賀郡益子町
  • 芳賀郡芳賀町
  • 芳賀郡市貝町
  • 宇都宮市清原地区(旧・芳賀郡清原村)
  • 河内郡上三川町
  • 下野市(旧・河内郡南河内町)
  • 小山市:鬼怒川を挟んで隣接しているが、橋はかかっておらず道路や鉄道で結ばれていないので直接行き来することはできない。
  • 茨城県筑西市(旧・下館市、旧・真壁郡協和町)
  • 茨城県桜川市(旧・西茨城郡岩瀬町)

真岡市の地区

真岡地区

旧・芳賀郡真岡町。真岡市の中心となる地区。
真岡鐵道の真岡駅と北真岡駅はこの地区にある。
東側は公共機関(真岡市役所、真岡市立図書館など)や個人商店が多く、逆に西側にはロードサイド型店舗*2や飲食店*3が多い*4
ちなみに真岡高校は西側、真岡女子高校は東側、真岡工業高校は北側にある。

大内地区

旧・芳賀郡大内村。真岡市の北部にあたる地区。
宇都宮市(清原地区)や芳賀町、市貝町、益子町と隣接している。
標高は低いが自然が豊かであり、農業も盛んである。
井頭公園(一万人プール)や芳賀地区エコステーション(ゴミ処理場)、真岡北陵高校(旧・真岡農業高校)、宇都宮大学*5農学部の附属農場、ドッグラン下籠谷などがある。

中村地区

旧・芳賀郡中村。真岡市の西部にあたる地区。
西側に鬼怒川が流れており、ここを越えると河内郡上三川町に入る。
北関東自動車道の真岡ICや真岡鐵道の寺内駅はこの地区にある。
中村地区には大規模な工業団地があり、(真岡地区と同様に)ここもロートサイド型店舗*6が多い。
また、駅前でもないのにルートイン(ビジネスホテル)があり、これは全国的に見ても珍しいことである。おそらく真岡市が全国的に見てもトップクラスの車社会だからかもしれないが…。

山前地区

旧・芳賀郡山前村。真岡市の東部にあたる地区。
益子町や茨城県桜川市(旧・西茨城郡岩瀬町)に隣接している。
真岡市内でも標高が比較的高い地域で、自然が豊かである。益子町との境界付近に根本山自然観察センターがあり、カブトムシノコギリクワガタなどを観察することもできる。
真岡鐵道の北山駅と西田井駅はこの地区にある。また、山法師というお寿司屋さんもここにある。

旧・二宮町

旧・真岡市の南側に隣接している地区で、2009年3月23日に真岡市に編入された。
茨城県筑西市(旧・下館市)に近いため、旧・真岡市だけでなく旧・下館市との結び付きも盛んである。また、鬼怒川を挟んで下野市(旧・河内郡南河内町)や上三川町にも隣接している*7
もっと細かく分けると東側に「物部地区」、中央部に「久下田地区」、西側(鬼怒川沿い)に「長沼地区」があるのだが、旧・二宮町の中心だったのは久下田地区である。真岡鐵道の久下田駅もある。
また、久下田地区にはHottoMotto(ほっともっと)やすき家などの有名チェーン店もあり、意外と栄えている。

ちなみに旧・二宮町の名前は、かつて桜町(二宮町の旧称)を財政難と飢饉から救うために派遣された役人「二宮尊徳」(二宮金次郎)が由来となっている*8

交通

道路

道路交通は栃木県内でも便利な部類に入る。
高速道路北関東自動車道が通っており、真岡ICが鬼怒テクノ通りと接続している。主に茨城県方面や栃木県南西部(下都賀郡壬生町栃木市佐野市足利市など)へのアクセスに使われる。
また鬼怒テクノ通り(国道408号線のバイパス)も通っており、清原地区へのアクセスに使われる。この鬼怒テクノ通りは自動車専用道路ではないが、自転車や原付・小型バイク(125cc以下)は通行禁止であり最高速度も80km/hという、自専道並みに便利な道路となっている。

鉄道

道路交通が便利な反面、鉄道交通については栃木県内の主要都市の中でも最も不便な部類に入る。
栃木県内には東北新幹線*9JR宇都宮線*10JR日光線*11烏山線*12両毛線*13東武日光線*14東武宇都宮線*15宇都宮LRT*16などの重要な鉄道路線が通っているが、真岡市内(というか清原地区と芳賀町以外の芳賀郡全般)にはそのいずれも通っていないのである。
そのため陸の孤島と呼ばれることも…。

市内を通っているのは真岡鐵道真岡線(旧・JR真岡線)のみであり、これは最長でも茂木駅*17か下館駅*18までしか行けないため、基本的には芳賀郡地域と茨城県西部のアクセスにしか使われないのである。一応、下館駅で「水戸線に乗り換えて小山駅方面へ」「関東鉄道常総線に乗り換えて守谷駅・取手駅方面へ」などの使い方もあるが…。
ちなみに真岡鐵道の利用者は自動車を持っていない高校生とお年寄りが多い。
また、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードは使えないので要注意だ*19

バス

鉄道交通が不便な分、路線バスはそれなりに充実している。
真岡駅からはJR宇都宮駅東武宇都宮駅への路線バスもある。
また、真岡駅とJR石橋駅(下野市)を結ぶ路線バス(上三川町経由)もあり、石橋駅でJR宇都宮線に乗り換えて大宮東京方面に行くという使い方もできる。

高速バスは「マロニエ号」がスパリゾートリブマックス付近に停車し、成田空港まで行くことができる。

教育

市内には4つの高校(全て公立)と9つの中学校、14個の小学校がある。ちなみに大学、専門学校は無い。
市内にある高校の詳細は以下の通りである。

真岡高校

学科は普通科のみ。昔は商業科もあったが、現在は真岡北陵高校(旧・真岡農業高校)に移転している。
全日制と定時制があり前者は男子校であり進学校、後者は男女共学である。

また、部活動にも強く、特にサッカー部は栃木県内では矢板中央高校と並ぶ強豪校として有名である。
2016年には公立高校(県立高校)としては珍しく、校庭(グラウンド)が人工芝になった。

ただし鉄道交通がお世辞にも便利とは言い難いからか、入学試験の難易度(偏差値)は宇都宮都市圏の超進学校(宇都宮高校*20、宇都宮女子高校*21、宇都宮東高校*22、石橋高校*23など)と比べるとやや低いらしい…。

前身となる旧制真岡中学校(栃木県第三中学校)は1900年からあり、2020年に創立120周年を迎えた。

ちなみに近くにはモスバーガー真岡店やベイシア真岡店、真岡鐵道真岡駅などがある。

真岡女子高校

こちらは全日制の普通科女子校である。
真岡高校(というか真岡鐵道の線路)よりも東側にあり、近くにはイオンタウン真岡や芳賀赤十字病院の跡地*24などがある。
真岡高校と同様に深い歴史を持つ学校であり、高等女学校を前身としている。

ちなみに真岡市内には普通科の高校が真岡高校と真岡女子高校しかなく、しかもどちらも共学ではない*25ため、どうしても共学の普通科に行きたいという人は市外に出るしかない*26

真岡工業高校

芳賀郡地域にある唯一の工業高校。機械科、生産機械科、電子科、建設科がある。
かつては土木科もあったが廃止された。

野球部が強いことで有名であり、2006年の春の甲子園大会では21世紀枠として出場した。
真岡市内や清原地区には神戸製鋼所などの有名企業(一流企業)の工場も多いため、頑張ればそれらに就職することも可能である。

ちなみに(普通科と違って)高卒で就職する(早く社会に出る)人が多いからか、校則や上下関係*27が厳しくなっているので注意が必要である。裏を返せば「マナー教育が徹底している」「社会人として必要な礼儀正しさが身につく」とも言えるが。

最寄り駅は北真岡駅。近くにはココスやGEO(ゲオ)などがある。

将来的には後述の真岡北陵高校に統合される予定である。

真岡北陵高校(旧・真岡農業高校)

真岡市北部(旧・芳賀郡大内村)にある実業系の高校。
かつては農業高校だったが、1995年に総合ビジネス科(商業科)と介護福祉科が追加され学校名を「真岡北陵高校」に変更した。
前身となる芳賀郡立農林学校は明治時代からあり、深い歴史を持つ学校である。

真岡工業高校と同様にここも高卒で就職する人が多いため、マナー教育が徹底しており校則は厳しめである。

他の3つの高校と違って、ここだけ真岡市中心部から離れている。しかしその代わり清原地区からは近いため、自転車で通う人も多い。

将来的には工業系の学科が追加される予定である*28

商業

市内にある主な商業施設は以下の通りである。
ちなみに昔は福田屋百貨店(FKD)*29もあったが、同社のインターパーク店*30に客を奪われてしまったため、FKD真岡店は2011年に撤退している*31

イオンタウン真岡(ザ・ビッグエクストラ真岡店)

真岡女子高校の近くにあるイオングループのディスカウントストア。
サイゼリヤサーティワンアイスクリーム、ハニーズ、無印良品なども入っている。
かつては(現在の無印良品の場所に)ニトリが入っていたが、真岡市役所付近に移転してしまった。
また、イオン真岡店の駐車場(敷地内)にケーズデンキもあるよ。

ベイシア真岡店

真岡駅西口にあるスーパーマーケット。
昔は2階建ての総合スーパーであり本屋さんやフードコート(食堂)などもあったが、2011年3月に一旦閉店し、2013年に再開した。
ただし現在は一階建てのスーパーセンターとなっており、ほぼ食料品のみを取り扱っている。

カンセキ真岡店

カンセキは栃木県宇都宮市に本社があるホームセンター。発祥の地は茨城県ひたちなか市(旧・勝田市)だが。
真岡高校や真岡駅の近くにある。
栃木県内のカンセキの中では規模が大きい方の店舗で、ペットプラネット(ペットショップ)やネオ・サイクリスタ(自転車専門店)、花屋敷(花屋)が併設されている。
また、ハンバーグパスタが中心の洋食レストラン「ワイルドバーン」が併設されている。

主な観光名所

大前神社

真岡市内で一番大きな神社。真岡市の東側にある。
巨大な恵比寿像で有名であり、観光シーズンには屋台も出店してくる。

井頭公園

真岡市北部(旧・芳賀郡大内村)にある、栃木県内最大級の都市公園である。
パターゴルフやテニス、野球、アスレチック、釣りなどを楽しむことができる。
また、一万人プール(栃木県内最大のプール)や大きな池(ボートを楽しめる)、熱帯植物園も併設されている。
ロックフェスティバル「ベリテンライブ」の会場でもあり、ベリテンライブの時期は非常に混雑する。

近くには鬼怒テクノ通りが通っているため車でのアクセスは良いが、公共交通機関でのアクセスは不便である。

スパリゾートリブマックス

北関東道真岡ICの近くにあるレジャー施設。
天然温泉や温水プール、ウォータースライダー、レストランなどがある。
また、近くには成田空港方面への高速バスの乗り場がある。

真岡市複合交流拠点施設 monaca

旧・真岡市立図書館を移転してグレードアップさせた施設。
カフェや子供の遊び場が追加されるようになった。

真岡観光リス村(真岡リス村)

かつて北真岡駅付近にあった、小動物専門の動物園。リスウサギなどと触れ合うことができた。
事実上真岡市内で唯一の動物園として知られていたが、2020年10月をもって閉鎖となった。

真岡市に本社がある主な企業

真岡市内に本社がある主な企業は以下の通りである。

仙波糖化工業

食品加工会社。主にプリンのカラメルソースなどを製造している。

マルシンフーズ

食肉加工会社。主にマルシンハンバーグミートボールなどを製造している。

渡辺私塾

真岡市に本社がある学習塾。個人経営のイメージが強いが、清原地区や下野市(旧・下都賀郡石橋町)などにも教室がある。
厳密に言えば法人としては株式会社渡辺私塾(通称、台町本校)と有限会社荒町私塾(荒町教室)に分かれているが、どちらも共通の渡辺私塾のブランド名を使用している。
台町本校は主に中学生と高校生(特に真岡高校、真岡女子高校の生徒)を、荒町教室は小学生と中学生を対象としている。

真岡高校や真岡女子高校から東京大学(東大)や東北大学、自治医科大学(自治医大)、国公立医学科などに合格している人はだいたい台町本校の卒業生だったりする。
また最近は真岡駅前にも教室を出しており、宇都宮東高校附属中学校(宇東中)や宇都宮大学附属中学校(宇大附中)などの難関中学校を受験する小学生向けの授業を行っている。

荒町私塾の方は旧・二宮町、市貝町、上三川町にも教室がある*32

その他

  • 衆議院議員総選挙の選挙区は、他の芳賀郡地域*33小山市下野市などと同じ栃木県第4区である。
  • 現在は日本で真岡を名乗る市町村はここだけになったが、戦前は樺太(現在はロシア連邦の領土である)に真岡(まおか)という町があった。


追記、修正は一万人プールのウォータースライダーを滑ってからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年08月16日 15:19

*1 真岡市、芳賀町、益子町、市貝町、茂木町。場合によっては宇都宮市(旧・河内郡)の清原地区(旧・芳賀郡清原村)や河内郡上三川町を入れることもある。

*2 UNIQLO、ABC-MART、コジマ電気など。

*3 丸亀製麺、はま寿司、スターバックス、コメダ珈琲店など。

*4 ただしマクドナルドやジョイフル、ゆきむら亭(ラーメン屋さん)など一部の飲食店は東側(真岡市役所付近)にある。

*5 栃木県内にある国立大学。

*6 マクドナルド、ケンタッキーフライドチキンなど

*7 一応小山市とも鬼怒川を挟んで隣接しているのだが、道路や鉄道で繋がっていないため直接行き来することはできない。

*8 一応フォローを加えると、二宮尊徳自身は栃木県ではなく神奈川県小田原市出身である。また、神奈川県にも中郡二宮町がある。

*9 栃木県内には小山駅、JR宇都宮駅、那須塩原駅がある。

*10 下都賀郡野木町、小山市、下野市、宇都宮市、塩谷郡高根沢町、さくら市(旧・塩谷郡氏家町)、矢板市、大田原市(旧・那須郡野崎村)、那須塩原市(旧・那須郡西那須野町と旧・黒磯市)を通っている。

*11 鹿沼市や日光市を通っている。

*12 塩谷郡高根沢町や那須烏山市を通っている。

*13 小山市、栃木市、佐野市、足利市を通っている。

*14 栃木市、鹿沼市、日光市を通っている。

*15 栃木市や下都賀郡壬生町を通っている。また、東武宇都宮百貨店に乗り入れている。

*16 清原地区や芳賀町を通っている。

*17 芳賀郡茂木町

*18 茨城県筑西市(旧・下館市)

*19 下館駅でもJR水戸線と関東鉄道常総線ではSuicaなどが使えるが、真岡鐵道では使えないため乗り換え時には中間改札(簡易改札機)にタッチする必要がある。

*20 栃木県内で最もハイレベルな進学校、男子校である。

*21 栃木県内で最もハイレベルな女子校。

*22 昔は男子校だったが、現在は共学の中高一貫校になっている。

*23 下野市(旧・下都賀郡石橋町)にある共学の進学校。20年以上前は真岡高校の方が難しかったらしいが、石橋高校は交通の便が良い(JR宇都宮線の石橋駅に近い)ため近年人気が急上昇している。

*24 現在は北真岡駅付近に移転している。

*25 厳密に言えば、真岡高校は定時制のみ共学だが。

*26 比較的近い共学の進学校は宇都宮東高校(宇都宮市にある中高一貫校)と石橋高校(下野市、旧・下都賀郡石橋町)である。進学校以外の普通科なら宇都宮清陵高校(清原地区)や益子芳星高校(益子町)、上三川高校(上三川町)、宇都宮南高校(宇都宮市)は比較的近いか。

*27 一般論で言えば工業高校は普通科に比べて体育会系の学校になりがちであり、怖い先生(教師)や先輩が多い傾向があると言われている。

*28 厳密に言えば、真岡工業高校を廃止して、工業系の学科が真岡北陵高校に移転してくる予定である。

*29 栃木県内を地盤とする総合スーパー。「百貨店」(デパート)を自称しているが日本百貨店協会には加盟していないため、実質的には総合スーパー(イトーヨーカドーなどと同じジャンル)である。

*30 北関東自動車道の宇都宮上三川IC付近にあり、栃木県内でも最大級のショッピングモールの一つである。

*31 ちなみにFKD真岡店の敷地内にミスタードーナツが併設されていたが、FKDが撤退した際にミスタードーナツも撤退したため、現在の真岡市内にはミスタードーナツの店舗が存在しない。

*32 昔は益子町と茂木町にも教室があった。

*33 宇都宮市清原地区(旧・芳賀郡清原村)と河内郡上三川町を除く。ちなみにこの2つは栃木県第1区である。