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壬生町

登録日:2026/04/19 Sun 15:43:19
更新日:2026/08/21 Fri 22:46:28NEW!
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壬生町(みぶまち)とは、栃木県にある市町村の一つである。


概要

栃木県中央南部にある、人口約4万人の町。下都賀郡に属している。
県庁所在地である宇都宮市と、栃木県南部の政治・教育の中心都市である栃木市*1の中間に位置する。

栃木市との境界付近に思川が、宇都宮市下野市(旧・下都賀郡石橋町)との境界付近に姿川が流れている。
また、町の中心部(壬生駅などがあるエリア)には黒川が流れている。ちなみに黒川は壬生町の南端で思川に合流する。

現在は栃木県内の町の中で最も人口が多い自治体となっており*2、一部の市(矢板市、那須烏山市)よりも多い*3

+ 壬生町と隣接している市町村
  • 宇都宮市(旧・河内郡姿川村)
  • 栃木市(旧・栃木市、旧・下都賀郡都賀町、旧・上都賀郡西方町)
  • 下野市(旧・下都賀郡石橋町、旧・下都賀郡国分寺町)
  • 鹿沼市(旧・上都賀郡北犬飼村、旧・上都賀郡南押原村)

歴史

室町時代に壬生城の城下町となったのが始まりとされており、江戸時代には日光街道の宿場町かつ黒川を利用した水上交通の街として栄えた。

かつては旧・壬生町、稲葉村、南犬飼村に分かれていたが、1954年に壬生町と稲葉村が合併し、1955年に南犬飼村を編入して現在の壬生町の形になった。

1960年代には南犬飼地区にタカラトミー(現在は子会社のトミーテック)やバンダイなど玩具メーカーの工場が進出し、おもちゃのまちという工業団地ができた。また、それに合わせて東武鉄道(東武宇都宮線)のおもちゃのまち駅も新設された。
1973年には南犬飼地区に獨協大学の姉妹校である獨協医科大学ができ、栃木県内で2番目の医科大学(医学部)となった。ちなみに県内第1号は自治医科大学(所在地は下野市*4)である。

壬生町の地区

壬生町の地区は大きく以下の3つに分かれている。

壬生地区

1954年までの旧・壬生町。現在の壬生町の南部に相当する。
昔ながらの壬生町の中心部に相当し、壬生町役場や壬生町城址公園、壬生高校、東武宇都宮線の壬生駅などがある。
城址公園内には壬生町立図書館や中央公民館、歴史民俗資料館なども入っている。
栃木市に隣接しており、栃木市のベッドタウンとなっている。

南犬飼地区

旧・下都賀郡南犬飼村。現在の壬生町の北東部に相当し、宇都宮市(旧・河内郡姿川村)や鹿沼市(旧・上都賀郡北犬飼村*5)と隣接している。
鎌倉時代初期にこの地域で源頼朝の猟犬が飼育されていたことが地名の由来とされている。

おもちゃのまちがあるのはこの地区である。また、トミーテック(タカラトミーの子会社)の本社があるのもここである。
かつてはトミー以外にも沢山の玩具メーカーの工場があったが、1990年代以降は新興国(東南アジア、中華人民共和国など)へ移転した工場も多いため、昔のような工業団地としての特色は薄れつつある。
ただしその代わり、現在は壬生町おもちゃ博物館おもちゃのまちバンダイミュージアムとちぎわんぱく公園(壬生町総合公園)などが新しくできたため、観光地としての特色が強くなりつつある。
おもちゃ博物館やバンダイミュージアムでは、主に玩具や玩具メーカの歴史などについて紹介している。
とちぎわんぱく公園は主に子供の遊び場として利用されている都市公園であり、SL(蒸気機関車)もある。

また、フレスポおもちゃのまちイオンみぶ店(旧・ジャスコみぶ店)、コストコ壬生店などの郊外型ショッピングセンターも多く、現在では「むしろ壬生地区より栄えているのではないか」という意見も多い。
すき家やマクドナルド(フレスポ内)などの飲食店も多い。

獨協医科大学(獨協医大)や附属病院があるのも南犬飼地区であり、獨協医大周辺にはココスやガスト、幸楽苑、モスバーガーなどの飲食店も多い。

玩具の製造は現在では斜陽産業となってしまっているが、今でも宇都宮市のベッドタウン(宇都宮都市圏)*6として発展している地区である。

稲葉地区

旧・下都賀郡稲葉村。現在の壬生町の北西部に相当する。
「みぶ羽生田産業団地」という工業団地があり、ファナックや株式会社三和などの工場がある。
ちなみに壬生地区や南犬飼地区と異なり、東武鉄道(東武宇都宮線)は通っていない。

主な産業

工業

「歴史」や「南犬飼地区」にも書いた通りかつては玩具の製造が盛んだったが、中国などの新興国の台頭や日本の少子化などがあり現在は斜陽産業となっている。

農業

首都圏(埼玉県東京都など)に比較的近いのと、標高が低くて平野が広がっているのもあり、野菜の生産が盛んである。
壬生町で収穫されている主な農作物は米、大麦(ビールなど)、カンピョウ(干瓢)トマトイチゴなどがある。

交通

鉄道

町内には東武鉄道の東武宇都宮線が南北に通っており、宇都宮市東武宇都宮駅)や栃木市へのアクセスに使われている。
町内には4つの駅がある。

+ 壬生町内にある駅
  • 安塚駅
宇都宮市との境界付近にある駅。当駅と西川田駅(宇都宮市)の間には姿川が流れているため、橋が架かっている。
当駅周辺は南犬飼地区の中心部となっており、近くには壬生町役場の支所(南犬飼出張所)や南犬飼地区公民館、南犬飼公民館などがある。

  • おもちゃのまち駅
おもちゃのまちや獨協医科大学(獨協医大)、イオンみぶ店などの最寄り駅である。
東武宇都宮線開業当初は無かった駅だが、1965年に新設された。
当駅からJR石橋駅(下野市)への路線バスもある。

  • 国谷駅
壬生郵便局やおもちゃ博物館、とちぎわんぱく公園などの最寄り駅。

  • 壬生駅
壬生町役場や城址公園、壬生高校などの最寄り駅。
栃木市との境界に近く、当駅と野州大塚駅(栃木市)の間に思川が流れている。

県庁所在地である宇都宮市東武宇都宮駅)にも、栃木県南部の中心都市である栃木市にも乗り換え無しで行けるため、栃木県内では交通の便が良い方の町となっている。
ただし首都圏(埼玉県東京都など)へのアクセスはイマイチなので、最近では路線バスを利用してJR宇都宮線の石橋駅(下野市)まで行ってしまう人も多い。

道路

町内には北関東自動車道(北関東道)が通っており、北関東3県(群馬県栃木県茨城県)や首都圏、東北地方などへのアクセスが良い。
町内には壬生IC壬生PAがある。

  • 壬生IC
おもちゃのまちや獨協医科大学(獨協医大)、コストコ壬生店などへの最寄りとなるインターチェンジ。
宇都宮市南西部(旧・河内郡姿川村)や下野市(旧・下都賀郡石橋町)へのアクセスルートとしても使われる。

  • 壬生PA
壬生ICと都賀IC(栃木市)の間にあるパーキングエリア
PA自体はトイレと自動販売機しか無い簡素な休憩施設となっているが、ハイウェイオアシスとして道の駅みぶが併設されており、お土産を買える売店やレストランなどがある。
また、道の駅みぶを経由してとちぎわんぱく公園(壬生町総合公園)まで徒歩で行くことも可能となっている。

商業

壬生町にある主な商業施設は以下の通りである。ほとんどが南犬飼地区にある。

  • フレスポおもちゃのまち
おもちゃのまちの近くにあるショッピングセンター。
カスミ(スーパーマーケット)やヤマダ電機、カワチ薬品、マクドナルドなどが入っている。

  • コストコ壬生店
2022年に新しくできた、栃木県内初のコストコの店舗。近くには「レーン焼肉 タイリクショクドー壬生店」という飲食店がある。
ちなみにここができる前までは、北関東道を利用して群馬県前橋市や茨城県ひたちなか市のコストコまで行く人も多かった。

  • カインズ壬生店
コストコの隣にある、ベイシア系列のホームセンター。
スターバックスが併設されている。

おもちゃのまちの近くにある、おそらく栃木県内で最も規模が小さいイオン*7
「イオンモール」や「イオンタウン」を名乗っていない店舗としても規模は小さく、1階建てでありフードコート(食堂)もゲームセンターも無い。
ちなみに近くには元気寿司があったが、2025年に撤退してしまった。

  • ベイシア壬生店
2026年夏に開業予定のスーパーマーケット。イオンみぶ店の近くにできる予定。
また、敷地内には「魚べい」(元気寿司の亜種)もできる予定である。

教育

壬生町にある主な学校は以下の通りである。

獨協医科大学(獨協医大)

独協医科大学(独協医大)と書くこともある。

おもちゃのまちの近くにある私立大学で、獨協大学の姉妹校である。医学部医学科と看護学部看護学科がある。
医学科の入学試験の難易度(偏差値)は国公立大学の医学科や自治医科大学(下野市)と比較すると低いが、それでも医学科なので十分難関であり早慶の理工学部に匹敵する。
ただし、私立なので学費は国公立大学や自治医大より遥かに高額であり、それどころか全国の私立医学科の中でも学費が高い部類に入るので注意しよう。

附属病院が大学本体に併設されており、敷地内にはビジネスホテルの東横インもある。
また、日光市(旧・今市市)や埼玉県越谷市にも附属病院(医療センター)がある。

大学本体に併設されている附属病院は、実は栃木県内で最大規模を誇る病院である。ちなみに県内2位は自治医科大学附属病院(下野市)、3位は済生会宇都宮病院(宇都宮市)である。

壬生高校

壬生駅から徒歩20分くらいの場所にある、普通科のみの県立高校(公立高校)。ただし壬生駅からの路線バスもある。
東武宇都宮線を利用して宇都宮市栃木市から通学してくる生徒もいる。

実はAKB48大島優子さんも南犬飼地区出身であり、壬生高校の卒業生である。

偏差値があまり高くないため高卒で就職する卒業生や専門学校に進学する卒業生が多いが、大学進学に特化したクラスも一応あるため稀に国公立大学や難関私立大学に進学する卒業生もいる。

ちなみに壬生町内には実業系の高校(工業高校、農業高校、商業高校など)は存在しない。
また、東武宇都宮線を利用して宇都宮市栃木市にある進学校に通う生徒もいる。

その他

  • 壬生町のPRキャラクターとして壬生えみこがいる。「鉄道むすめ」のイラストレーターであるみぶなつき氏がデザインを担当しているが、鉄道むすめの公式キャラクターではない。
  • 衆議院議員総選挙の選挙区は、下野市小山市真岡市などと同じ栃木県第4区となっている。
  • 市外局番は「0282」で、栃木市と同じである。
  • 栃木県以外にも壬生という地名が存在する。
    • かつては広島県南西部に同名の壬生町(みぶちょう)が存在していた。
    • 壬生浪士(後の新選組)でも有名な、京都市中京区の壬生も存在する。


追記、修正はコストコで爆買いしてからお願いします。

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最終更新:2026年08月21日 22:46

*1 ちなみに経済面・交通面における栃木県南部の中心都市は小山市である。ターミナル駅である小山駅には東北新幹線も停車する。

*2 2004年までは那須郡西那須野町が栃木県内で最も人口が多い町だったが、こちらは合併により現在は那須塩原市(旧・黒磯市など)の一部になっている。

*3 2006年3月19日までは旧・日光市よりも人口が多かった。ただしこちらは旧・今市市などと合併して現在は新しい日光市になっている。

*4 2006年1月9日までは河内郡南河内町。

*5 ちなみに鹿沼市北犬飼地区には栃木県運転免許センターがある。

*6 宇都宮市、鹿沼市、日光市(旧・今市市)、塩谷郡高根沢町、さくら市(旧・塩谷郡氏家町)、芳賀郡芳賀町、河内郡上三川町、下野市(旧・下都賀郡石橋町)、下都賀郡壬生町などが該当する。

*7 イオングループのカスミ(スーパーマーケット)やウエルシア薬局(ドラッグストア)など、「イオン」の名前を含まないお店を除く。