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上信越自動車道

登録日:2026/03/29 Sun 12:46:11
更新日:2026/04/29 Wed 11:06:28        
所要時間:約 3 分で読めます



上信越自動車道(上信越道)とは、日本の高速道路(高速自動車国道)の路線の一つである。

概要

群馬県の藤岡ジャンクション(藤岡JCT)から長野県を経由して、新潟県の上越ジャンクション(上越JCT)まで至る高速道路の路線である。
関越自動車道(藤岡JCTで接続)とセットで首都圏と群馬県西部、長野県(特に東部・北部)、新潟県を結ぶ役割を果たしており、さらに北陸自動車道(上越JCTで接続)とセットで首都圏と北陸地方を結ぶ役割も果たしている。

また2011年に全線開通した北関東自動車道(関越道の高崎JCTで接続)とセットで、北関東(および東北地方)と西日本を結ぶ重要な役割も果たしている。

高速道路ナンバリングでは「E18」が割り当てられているが、これは国道18号が群馬県長野県および新潟県上越地方を結ぶ一般国道として既にあるからである。

JRの路線で例えるならば、信越本線高崎駅〜横川駅間、篠ノ井駅〜長野駅間)*1北陸新幹線高崎駅〜上越妙高駅間)と思われる。

正式名称は「関越自動車道上越線」。つまり、首都圏と新潟県(特に中越地方・新潟市)を結ぶ関越自動車道の支線である、とも言える。
※ちなみに、関越自動車道の正式名称は「関越自動車道新潟線」である。

1980年に「藤岡JCT〜藤岡IC間」が先行開通したが、この頃はまだ上信越道の名前は使われておらず「関越道」名義だった。
1993年に「藤岡IC〜佐久IC間」と「長野道更埴JCT〜須坂長野東IC間」が先行開通。1996年に藤岡JCTと更埴JCTが繋がり、1999年に更埴JCTと上越JCTが繋がって全線開通した。

また元々は片側1車線だった区間も多かったが、2004年までに「藤岡JCT〜更埴JCT間」が片側2車線となり、2019年までに全線が片側2車線となった。
ちなみに片側1車線の区間が多かったのは、1998年に長野オリンピック(冬季五輪)に間に合わせるために急いで開通させたからである*2

最高速度は「藤岡JCT〜松井田妙義IC間」「更埴JCT〜信州中野IC間」「中郷IC〜上越JCT間」が100km/h(大型トラック等は80km/h)、それ以外の区間は80km/hである。
最低速度は(合流車線や分岐を除く)全線が50km/hである。

ちなみに上信越道の名前の由来は「上野国(群馬県)」「信濃国(長野県)」「越後国(新潟県)」と3県それぞれの旧国名である。

休憩施設

上信越道にはサービスエリア(SA)が3つ、パーキングエリア(PA)が8つ(下り線は7つ)、全部で11箇所の休憩施設がある。ただし、藤岡PAは上り線にしか無いので、下り線は全部で10箇所である。

ガソリンスタンドは横川SA、東部湯の丸SA、松代PAの3箇所にある。このうち東部湯の丸SAの下り線以外は24時間営業である。
ちなみに松代PAから上越JCTまでは約80km離れており、この区間にはガソリンスタンドが一つも存在しない。特に下り線の場合、松代PAを過ぎると次のガソリンスタンドは上越JCTで北陸自動車道に入るまで無いため要注意である。

売店は黒姫野尻湖PA以外の全ての休憩施設にある。かつては千曲川さかきPAにも売店が無かったが、こちらは現在はコンビニ(セブンイレブン)がある。
飲食店(フードコートまたはレストラン)は千曲川さかきPAと黒姫野尻湖PA以外の全ての休憩施設にある。

また上信越道の特徴として、一般道路の休憩施設を高速道路上から利用できる「ハイウェイオアシス」が多いことがあげられる。
藤岡PA、小布施PA、新井PAには道の駅が、佐久平PAにはスキー場(パラダ)と温泉が併設されている。

施設一覧

「IC」はインターチェンジ、「SIC」はスマートインターチェンジ(ETC専用)、「JCT」はジャンクション、「SA」はサービスエリア、「PA」はパーキングエリアである。

  • 9 藤岡JCT
上信越道の起点。関越自動車道と接続しており、番号も関越道のものを使用している。
上り線はそのまま直進すると関越道上り線(練馬IC方面)に進むこととなる。関越道下り線(前橋市・新潟市・北関東道方面)に進みたい場合は左側車線*3に入ること。
下り線は一番左の車線にいると次の藤岡IC出口で降ろされてしまうので、上信越道に乗り続けたければ真ん中か一番右の車線に入ること*4。逆に言えば藤岡IC出口で降りたい場合はすぐに一番左の車線に入らなければならない*5
ちなみに高崎JCT(北関東自動車道と接続)はここから約6km離れている。

  • 1 藤岡IC、藤岡PA
藤岡市にあるIC。下り線の場合、高崎市へのアクセスルートとしても使える。
藤岡JCTからは2km弱しか離れていない。
1993年3月まではここが上信越道の終点であり、実質的に関越道のICという扱いだった。
また、上り線(関越道方面)に限りパーキングエリアが併設されている。藤岡PA自体にはトイレと自動販売機しか無いが、ハイウェイオアシスとして道の駅「ららん藤岡」が併設されており、ラーメンなどを食べることができるレストランや植物園などがある。また、ミニ遊園地が併設されており観覧車などに乗ることもできる。
ちなみに下り線(碓氷軽井沢・上田菅平方面)から「ららん藤岡」を利用する場合、一旦藤岡IC出口で降りなければならないので要注意。

  • 2 吉井IC
高崎市吉井地区(旧・多野郡吉井町)にあるインターチェンジ。
上り線の場合、高崎駅などがある高崎市中心部へのアクセスルートとしても使える。

  • 2-1 甘楽PA、甘楽SIC
甘楽郡甘楽町にあるパーキングエリア。
規模はそれほど大きくはないが、売店とフードコート(食堂)がある。
ちなみに名物はこんにゃく。

  • 3 富岡IC
富岡市にあるインターチェンジ。
富岡製糸場や群馬サファリパーク、こんにゃくパークなどへの最寄りICである。

  • 4 下仁田IC
甘楽郡下仁田町にあるインターチェンジ。
富岡市との境界にも近いため、上り線に限り富岡製糸場へのアクセスルートとして使われることもある。
また、甘楽郡南牧村や多野郡上野村へのアクセスルートにもなっている。
ちなみに近くにはマンナンライフの本社(所在地は富岡市)もある。

  • 5 松井田妙義IC
安中市松井田地区(旧・碓氷郡松井田町)にあるインターチェンジ。富岡市妙義地区(旧・甘楽郡妙義町)にも近い。
碓氷峠鉄道文化むらや安中榛名駅(北陸新幹線)への最寄りICである。また、国道18号線経由で旧・安中市へ行くことも可能。

  • 横川SA
上信越道で最大の規模を誇るサービスエリア
売店、フードコート(食堂)、レストラン、ガソリンスタンドなどがある。ガソリンスタンドは24時間営業である。
コーヒーチェーン店もあり、上り線にはスターバックスが、下り線にはドトールコーヒーが入っている。
上り線の施設は横川駅(信越本線)の駅弁「峠の釜めし弁当」を作っている荻野屋(おぎのや)が、下り線の施設は「だるま弁当」で有名な高崎弁当(たかべん)が運営している。
ちなみに、ここから佐久平PAまでの区間はトンネルが多い。

  • 6 碓氷軽井沢IC
ここまでが群馬県
長野県との県境付近にあり、北佐久郡軽井沢町(軽井沢駅、軽井沢プリンスホテルなど)へのアクセスルートとなっている。だが、実は軽井沢町中心部からはまあまあ遠く、しかも峠道になっている…。
また所在地は旧・松井田町だが、碓氷峠鉄道文化むらや横川駅、松井田地区中心部へのアクセスはお世辞にも良いとは言い難い…。
出入口のすぐ近くに「軽井沢インタープラザ」という食堂があり、ここでも峠の釜めしを食べることができる。ちなみにラーメン蕎麦もある。
当ICと佐久平PAの間には八風山トンネルという長いトンネルがあるが、長さは約4kmであり危険物積載車両がギリギリ通れる程度となっている*6

  • 6-1 佐久平PA、佐久平SIC
ここから長野県
売店とフードコートがあるパーキングエリア。下り線に限り、蕎麦屋もある。
PA自体はそれほど大きくはないが、スキー場の「佐久スキーガーデンパラダ」(佐久平ハイウェイオアシス)が併設されている。巨大なエスカレーターが目印である。
このパラダは雪が無い夏の時期でも楽しめる施設となっており、様々なアスレチックや昆虫館などもある。昆虫館ではヘラクレスオオカブトなどの海外の昆虫も飼育されている。
また、「平尾温泉 みはらしの湯」が併設されている。

  • 7 佐久IC
佐久市にあるインターチェンジ。
佐久平駅(北陸新幹線)やイオンモール佐久平、佐久長聖高校、仙禄湖などへの最寄りICである。
また、(特に上り線の場合)軽井沢町へのアクセスルートとしても使える。

  • 7-1 佐久小諸JCT
小諸市にあるジャンクション。名前の通り、佐久市との境界に近い。
中部横断自動車道と接続している。この中部横断道は(上信越道と違って)無料であるため、中部横断道側には(上信越道の通行料金を支払うための)小諸御影本線料金所が設置されている。
中部横断道は現時点では八千穂高原IC(南佐久郡佐久穂町)までしか行けないが、将来的には山梨県静岡県と繋がる予定である。また、主にヘルシーテラス佐久南(道の駅)や白樺リゾート(北佐久郡立科町)へのアクセスルートとして使われている。
ちなみに中部横断道は北陸新幹線の高架橋のすぐ真下を通るため、高さ制限がある。車高4.5m以上の車は通ることができない。

  • 8 小諸IC
小諸市にあるインターチェンジ。
佐久市望月地区(旧・北佐久郡望月町)や東御市への最寄りICでもある。
また、上り線に限り軽井沢町へのアクセスルートとしても使える。

  • 9 東部湯の丸IC、東部湯の丸SA
東御市(旧・小県郡東部町)にあるインターチェンジ。湯の丸高原や上田市丸子地区(旧・小県郡丸子町)への最寄りICでもある。
全国的に見ても珍しい、信号機があるインターチェンジである。
サービスエリアが併設されており、売店、フードコート(食堂)、レストラン、ガソリンスタンドなどがある。ただしガソリンスタンドは上り線は24時間営業だが、下り線は早朝と深夜帯はやってないので要注意。
実は売店(一部を除く)と食堂は24時間営業だったりする。
ちなみに下り線の施設は横川SAと同じく荻野屋(おぎのや)が運営していることから、ここでも峠の釜めしが買える。
また、2024年11月からは下り線の施設に無人の売店が新設された。これはSA・PAとしてはとても珍しいことである。

  • 10 上田菅平IC
上田市にあるインターチェンジ。
上田市中心部(北陸新幹線上田駅、上田城など)の他、別所温泉や菅平高原へのアクセスルートにもなっている。

  • 11 坂城IC
埴科郡坂城町にあるインターチェンジ。
戸倉上山田温泉(千曲市)への最寄りICでもある。

  • 千曲川さかきPA
坂城町にあるパーキングエリア。
元々はトイレと自動販売機しかなかったが、2017年にセブンイレブンがオープンした。
小さなPAではあるが、売店が24時間営業のコンビニであるため意外と貴重である。

  • 12 更埴JCT、更埴IC*7
千曲市(旧・更埴市)にあるジャンクション。長野自動車道*8と接続。
松本市、諏訪湖、中央自動車道西宮線*9方面へ行きたい場合は長野道に入ること。
上り線の場合はそのまま直進すると長野道に入ってしまうため、上信越道を続けて走行する場合は左側車線に入ろう。下り線の場合は右側車線が上信越道の続き、左側車線は長野道となる。
更埴IC出入口と一体化しており、JCTと出入口は約1kmしか離れていない。
旧・更埴市の中心部や長野県立歴史館、戸倉上山田温泉、長野市篠ノ井地区(旧・篠ノ井市)などへの最寄りICである。
ちなみに、ここから長野ICまでは長野道との重複区間である。

  • 松代PA
長野市松代地区(旧・埴科郡松代町)にあるパーキングエリア。
PAだが売店やフードコート(食堂)が充実しており、24時間営業のガソリンスタンドもあるなど下手なSAよりハイスペックだったりする。
建物(施設)自体は上り線と下り線で異なるが、徒歩で相互利用することも可能。
ちなみにここから上越JCTまでは約80km離れているが、この区間にはガソリンスタンドが一つも存在しないため、燃料切れに特に注意が必要である*10

  • 13 長野IC
長野県の県庁所在地である長野市にあるインターチェンジ。
長野駅や善光寺、川中島古戦場、南長野運動公園(長野オリンピックスタジアム)、松代温泉などへの最寄りICである。
また、上水内郡小川村や北安曇郡白馬村、大町市などへのアクセスルートにもなっている。

  • 14 須坂長野東IC
須坂市と長野市の境界付近にあるインターチェンジ。
上信越道開通当初の終点であり、全線開通までは観光地の小布施やスキー場がある志賀高原に向かう為の玄関口でもあった。
須坂市動物園やイオンモール須坂、長野市東部などへの最寄りICである。
また長野駅までの距離や移動時間は長野ICからとほぼ変わらない為、新潟方面から来て長野の市街地に向かうのであれば、長野ICまで行って降りずにここで降りるのが正解である。

  • 14-1 小布施PA、小布施SIC
上高井郡小布施町にあるパーキングエリア。売店とフードコート(食堂)がある。
PA自体の規模は小さいが、ハイウェイオアシスとして「道の駅オアシスおぶせ」が併設されている。
道の駅には地域特産物の直売所があり、ドッグランや野外ステージがある小布施総合公園とも直結している。その為並みのSAよりも大規模であり、小布施が北信有数の観光地であることもあってか、連休や行楽シーズンには一般道からの客も併せて大いに賑わう。

  • 15 信州中野IC
中野市(信州中野)にあるインターチェンジ。
観光地の湯田中温泉や山之内温泉郷、スキー場がある志賀高原などへの最寄りICであり、目的地へはインターを降りた後に志賀中野有料道路(現在は無料)を通って市街地を経由せずにスムーズに向かえる。

  • 16 豊田飯山IC
中野市豊田地区(旧・下水内郡豊田村)にあるインターチェンジ。
飯山市(北陸新幹線飯山駅、戸狩温泉スキー場など)や下高井郡野沢温泉村などへの最寄りICでもある。

  • 黒姫野尻湖PA
トイレと自動販売機があるだけの簡素なパーキングエリア。

  • 17 信濃町IC
ここまでが長野県。ちなみに所在地は上水内郡信濃町。
黒姫高原や野尻湖などへの最寄りICである。

  • 18 妙高高原IC
ここから新潟県。妙高市(旧・中頸城郡妙高高原町)にある。
妙高高原温泉郷への最寄りICである。

  • 妙高SA
妙高市(旧・中頸城郡妙高村)にあるサービスエリア。
だが売店やフードコート(食堂)の規模は小さく、ガソリンスタンドも無いため実質的にはPAである。むしろ松代PAの方がよっぽどSAらしかったりする。

  • 19 中郷IC
上越市中郷区(旧・中頸城郡中郷村)にあるインターチェンジ。
場外馬券売場のオープス中郷の最寄りICだが、ネット馬券販売の普及による馬券販売数の減少の為、オープス中郷は2027年に閉鎖が決定している。

  • 19-1 新井PA、新井SIC
妙高市(旧・新井市)にあるパーキングエリア。
PA自体はトイレと自動販売機しか無いが、ハイウェイオアシスとして「道の駅あらい」が併設されており、こちらに売店やフードコート(食堂)がある。
日本海から直送された海産物を買えるため、休日には長野県から海産物を買いに来る人も。
また、すき家やローソンスーパーホテルなどもある。
競輪の場外車券売場であるサテライト妙高の最寄りICでもあったが、新型コロナによる売上不振により2023年に閉鎖されている。

  • 20 上越高田IC
上越市(旧・高田市)にあるインターチェンジ。高田地区への最寄りICである。
ちなみに直江津地区(旧・直江津市)への最寄りICは北陸道の上越IC*11である。

  • 31-1 上越JCT
上越市(旧・高田市)にあるジャンクション。
北陸自動車道と接続しており、番号も北陸道のものを使用している。

その他

  • 似たような名前の道路として、上信自動車道(上信道)がある。こちらは群馬県渋川市から吾妻郡長野原町までを結ぶ無料の一般道路だが、歩行者、軽車両(自転車など)、原付1種は通行が禁止されている。
    • ただし上信越道と違って高速道路ではないため、51〜125ccの小型バイク(原付2種)は通ることができる。


追記、修正はららん藤岡で遊んだ後に佐久パラダとオアシス小布施で観光を楽しみ、道の駅あらいでお土産を買ってからお願いします。

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最終更新:2026年04月29日 11:06

*1 ちなみに信越本線の「横川駅〜軽井沢駅間は廃止されている。また、現在では「軽井沢駅〜篠ノ井駅間」はしなの鉄道線に、「長野駅〜妙高高原駅間」は北しなの線に、「妙高高原駅〜直江津駅間」は妙高はねうまラインになっている。

*2 この時点で「中郷IC〜上越JCT間」以外は開通しており、首都圏と長野県が結ばれている状態にはなっていた。

*3 手前の藤岡IC入口の合流車線を兼ねている。

*4 関越道下り線から上信越道に入った場合は特に注意が必要である。

*5 特に関越道上り線から上信越道に入った場合は要注意である。

*6 原則として、長さ5km以上のトンネルと地下トンネルは危険物積載車両の通行が禁止されている。

*7 長野道の更埴ICの番号は「7」。

*8 正式名称は「中央自動車道長野線」。

*9 高井戸IC(東京都杉並区)と西宮IC(兵庫県西宮市)を結ぶ高速道路の正式名称。ちなみに高井戸IC〜小牧IC(愛知県小牧市)間が「中央自動車道」、小牧IC〜西宮IC間が「名神高速道路」である。

*10 特に下り線(上越市・北陸道方面)の場合、松代PAを過ぎると90km以上先の名立谷浜SAか110km以上先の米山SA(柏崎市)まで行かないと給油できない。

*11 ただし所在地は旧・高田市である。