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ハサミジャガー

登録日:2026/01/26 Mon 18:40:56
更新日:2026/07/06 Mon 21:18:52
所要時間:約 5 分で読めます





ライダーV3はその能力に戸惑っている……!

V3恐るるに足らず!ゆけぇ!


出典:仮面ライダーV3/東映/第2話「ダブルライダーの遺言状」/1973年2月24日放送

仮面ライダーV3』の第1話「ライダー3号 その名はV3!」、第2話「ダブルライダーの遺言状」に登場した機械合成怪人。

所属組織:デストロン
モチーフ:ジャガー+ハサミ
身長:194㎝
体重:86㎏
出身地:アタカマ砂漠
:沢りつお、菅原淳一(ゲーム『仮面ライダーV3』)
演:永井柳太郎(人間態)


【概要】

ハサミとジャガーが合成された機械合成怪人。鳴き声は「シザース」。出身地はアタカマ砂漠。
ゲルショッカーが壊滅し、倒されたと思われたゲルショッカー首領が新たに再編した新組織「デストロン」の機械合成怪人第一号。
カメバズーカの体内に内蔵された原子爆弾で東京を壊滅させる「東京都全滅作戦」を遂行するべく邪魔者の排除や揺動を引き受けるのが主な任務。

両手が巨大な刃物になっており、これを交差させて組み合わせる事で巨大なハサミになる。
このハサミに刺されたり斬りつけられると、跡形も無く溶けて消滅してしまう。
もちろんハサミにしなくてものようにして使う事も可能で、右手には組み合わせを固定させるためか、ボルトのようなものがある。
体の半分が鋼鉄のようになっており、ジャガーが鉄の鎧を着ているようにも見える。

デストロンの姿を目撃した者を抹殺する暗殺者であり、目撃者を執拗に追跡するほか情報を漏らそうとした戦闘員も始末した。
自らの能力を駆使した殺人現場を目撃した風見をつけ狙い、家まで乗り込んで風見の両親と妹を皆殺しにしたシーンは暗い映像の雰囲気も相まってかなり怖い。
壁を突き破って隙間からヌッとハサミが覗いた時、それはハサミジャガーが抹殺をするサインである。

普段は神父に変身して教会を根城にしており、危なくなった時にはこの姿で敵を欺く。


【活躍】

自分の姿を目撃した男を殺害し、そこに居合わせた風見志郎をつけ狙い暗躍。
その過程で戦闘員を目撃した珠純子の命も狙い、純子が風見の自宅に匿われた事から襲撃して風見の両親、妹を皆殺しにした。
さらに純子も殺そうとしたが駆け付けた本郷猛に阻止され、2人を守るため仮面ライダーに変身した事で風見は本郷の正体を知る。

その後、カメバズーカがダブルライダーを足止めしている隙に少年ライダーの本部を襲撃し、地盤をくり抜いて本部を破壊。
そして会長である立花藤兵衛を襲撃するがV3に阻まれる。
風見に情報を漏らそうとした戦闘員を始末すると追跡を神父に化けて欺いてその場をやり過ごす。

純子さんを餌に誘き出したV3との初戦では、改造間もなく自分の力を把握しきれず戸惑うV3の隙をつくが、電子頭脳による通信を介したダブルライダーのコーチで徐々に巻き返され、反転からのパンチを喰らうも何とか逃走するが、V3ホッパーによって居場所を察知され追跡を受ける。
しかし、それは敢えて目につくように行動した計略であった。

再び神父に化け、風見を潜伏した教会の地下に誘い込み原子爆弾の起爆に備える本命のカメバズーカから引き離す陽動を成功…させたが、悪の組織のお約束で冥土の土産に「東京都全滅作戦」の内容を全て風見に話してしまい、電子頭脳による通信でダブルライダーにも筒抜けとなってしまう。
V3との対決となり、ダブルライダーからの最期のコーチを受けて放たれた「V3回転ダブルキック」で倒された。


【ゲーム作品】

PSゲームのV3にも当然のように登場。本作ではOPからカメバズーカや本郷猛の墓を作る黒づくめの葬列などと合わせて登場し、風見とおやっさんを包囲させた戦闘員に「早く片付けろ!」と命令するシーンがCGで再現されている。
原作通りカメバズーカとはほぼニアミス*1で終わるため、プレイヤー(V3)が本格的に戦う最初の怪人である。
ストーリーモードでは風見が前半に変身していると戸惑うV3を前に経験不足を見抜き「恐るるに足らず」と勝ち誇り、後半まで変身を温存していると電子頭脳で筒抜けのシーンが流れ、本作のストーリーの特徴である「変身のタイミングでムービーが微妙に変化」を分かりやすく教えてくれるチュートリアル的存在。
また原作通りに1話の予告編は「新番組予告」という体裁になっており、「レッツゴー!!ライダーキック」*2がBGMとして流れるこだわりっぷり。

一方でダブルライダーのストーリーモードでも最初の敵として交戦することになり、2号編では一文字が風見の救出に入るというIF展開になったり、原作とは異なり普通にダブルライダーに倒されたりする(ムービーではカメバズーカに介錯されているようにも見える)。
こちらの予告はオリジナルの特別編という扱いのためか、BGMは他の回と同じ。

そして対戦モードで変身設定をONにするとその怪人の変身前が黒ずくめの汎用キャラになる中ちゃんと神父になるなど異様に細かい。変身時は祈りを捧げるように跪く。



ダイダルの野望ではライダー編のシナリオがショッカー→デストロン(いろんな組織が滅んだ後に残党がゲルショッカー結成)と順番がシャッフルされており、所属こそ同じくデストロンだがショッカー壊滅寸前の状況で新組織の怪人として暗躍する原作でいうガニコウモルの役割も兼任し、地獄大使が率いたショッカーライダー部隊の残存2名を粛清するなどかなり忙しい。この後に風見家殺害もキッチリ行いV3誕生のキッカケも作るわけである。


スーパー特撮大戦2001』にもデストロンの敵ユニットとして登場。
相方のカメバズーカは射程が5もあり、倒すと誘爆して周囲のユニットにダメージを与えるなど厄介だが、こちらは射程が1しかなく、当然誘爆もない。
しかし、実はデストロンのユニットは他に戦闘員以外だとドクトルGザリガーナしか移動後に攻撃できず、カメバズーカとミサイルヤモリは弾切れになると何もできないという弱点があるため完全にザコという訳ではない。
攻撃力は高いので、距離を読み違えて攻撃されると中々に痛い敵である。

特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝』ではヨロイ元帥の役割を一部肩代わりする大胆な配置換えが行われており、ライダーマンの仇となっている。





【その他】


  • 一番最初に画面に登場したデストロンの1号怪人であり、風見の家族の仇という重要なキャラ。なのでV3を取り扱うメディア作品では大抵登場していたが、いかんせん近年はダブルライダーと実質相討ちになったという実績に加え、大砲による絵面が映えるカメバズーカに食われがちである。

  • 第2話は、放送から3週間後の1973年3月17日に、東映まんがまつりの一本としても上映されている。

  • 仮面ライダーアギト』の第1話と第2話に登場したジャガーロードはハサミジャガーがモチーフ。アギトは平成2作目という事で昭和の2作目であるV3のオマージュ要素が多く、代表的なのが怪人の「最初はジャガーで次はカメ」である。



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最終更新:2026年07月06日 21:18

*1 と言ってもトドメは刺せないとはいえ戦う分原作よりはV3との絡みがある。

*2 本作で流れるのはこの予告とダブルライダー編の原始タイガー撃破後のムービーのみ