特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝

登録日:2011/12/18 Sun 22:05:40
更新日:2025/08/04 Mon 15:10:48
所要時間:約 4 分で読めます




【概要】

スーパーヒーロー烈伝とは、2000年にバンプレストより発売されたドリームキャストのソフトである。
本作は他のコンパチヒーローシリーズとは違い参戦作品全てが石ノ森原作の特撮ヒーローとなっており、テレビ放映された昭和ライダーシリーズをメインにロボコンやポワトリン、キョーダインを初めとした知名度こそあるが、ゲーム媒体での活躍があまり無かった作品までもが登場している。
ジャンルは一応アクションで難易度は低く、初心者でも気軽に楽しめる…のだが…。

【参戦作品(☆は隠し作品)】


上記を見ての通り、参戦作は全て石ノ森章太郎作品である(アクマイザー、ビビューン、バイクロッサー、魔女先生、Jのライダーなどの未参戦作品もある)。
ズバットは通常の参戦ではなく、アオレンジャー、仮面ライダーV3ビッグワンの3人を出撃させた時に必殺技として登場。

この他、ゴレンジャーやジャッカー等は全員出撃していないと使用出来ない合体技がある。
当然、個々人にも必殺技が有るためモモレンジャー・ハートクイーン・ビジンダー・タックル・ポワトリンといったヒロインチームや
アカレンジャー・スペードエース・仮面ライダーV3・スカイゼル・ロボコンと言った真っ赤なヒーローチームを作って出撃させる事も可能。

【シナリオについて】


ゲームを始めるとシナリオは『仮面ライダー』『ゴレンジャー』『キカイダー』から主人公及びルートを選ぶ。選んだ作品のシナリオがメインとなり、黒幕を倒すと次のシナリオから「一緒に〇〇を倒すのを手伝ってくれ!」と頼まれるようになるのでこの選択肢で選んだ作品が次に戦う敵勢力となる。逆に選ばなかったルートは最初の話のみで終了となる。
選んだルート次第で最終的な黒幕が変わるだけでキャラクターはほぼ全員揃うが、ルート限定で加入するキャラクターも登場している。

そのルート次第ではモグラ獣人やクジラ怪人、ワルダーといった原作でも味方になる怪人は元より、
バラバンバラ、地獄大使/ガラガランダといった「何故こいつらが!?」という意外な面子が仲間になる事もある。

シナリオをクリアすると悪の支配率が下がり、とある段階までに支配度を下げると隠しキャラが加入するシナリオが入電するが自キャラの体力が0になってしまったり時間内に目的を果たせなかった場合、攻略失敗となってしまい悪の支配度が逆に上がってしまう。

一部の敵勢力の戦闘員などが主役になるおまけシナリオは『不思議コメディシリーズ』『激走戦隊カーレンジャー』でお馴染み浦沢義雄が書いている為、キャラ崩壊やカオスっぷりが素晴らしい。

例:
〇ヒーローから逃げまくる日輪仮面操作するシナリオ

爆弾で道を塞ぐ瓦礫を退かせるステージでポワトリンが爆弾を持っている場合→
ポワトリン「持っていますわ。美少女仮面のたしなみですもの」

〇「仲間が増えた」と喜び、おおブレネリを歌いながら踊るキカイダー兄弟とロボット刑事に何故か嫉妬するシャドームーン

クライムによる戦闘員の昇進試験クイズ!優勝した戦闘員は…→ビッグワンの変装でした

〇処刑の芝居を打つガラガランダ→本当に処刑されそうになりライダーに助けられて改心
※地味にすがやみつる版「新・仮面ライダー」(スカイライダーではなく初代の漫画版)の再現である。
石ノ森版の再現をやる作品はたまにあるが、すがや版の再現があるのは本作かこれくらいだろう。

【ゲーム内容について】


加入したキャラから5人出撃出来る。移動パートとバトルパートに別れており、1回のバトルの終了につき操作しているキャラの必殺ストックが1つ増え、これを消費して必殺技を出すシステムとなっている。もちろん、ボス怪人も必殺技を使用してくるので敵がオーラを纏ったら必殺技を出す前兆なのでなるべく逃げに出れるようにしよう。

これだけ見るとかなり簡単なゲームに見えるが、一部の特殊な条件下や仕掛けがあるステージが存在している為、かなり初見殺しの多い作品ともなっている。


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最終更新:2025年08月04日 15:10