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フュージョナー(デュエル・マスターズ)

登録日:2026/04/05 Sun 00:27:32
更新日:2026/05/26 Tue 06:58:36
所要時間:約 9 分で読めます






超獣たちの一部は自らの魂をモノに込めて他の超獣に受け継ぐことができるようになった……
その名も、超魂(ちょうこん)X(クロス)

そして超魂Xが可能な超獣たちは、フュージョナーと呼ばれるようになった。



フュージョナーとは、TCGデュエル・マスターズ」に登場する種族の一つ。


概要

王道Wから新たに登場した特殊種族
同シリーズにてプッシュされた弧三色の五大勢力「アビス」「魔誕」「ゴルファン財団」「スチーム・ナイト」「テクノ・サムライ」の全てに跨って存在する。

能力面では、後述する超魂(ちょうこん)X(クロス)を備えているのが特徴。
基本的にフュージョナーであればこの能力が備わっているが、例外的に《PP-「P」》のみフュージョナーでないにも拘わらず超魂Xを持っている*1

王道WにおけるメインギミックとしてG-NEO進化と共にプッシュされ、多種多様なフュージョナーが登場した。
王来MAX以降は一シリーズにおけるギミックの展開が半年間で一区切りされてきた中、久々に通年で展開されたギミックでもある。


超魂X

これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える
フュージョナーに宿る特殊な能力。
厳密にはキーワード能力ではなく、ルールに組み込まれた仕様のように機能する。

超魂Xが搭載されたカードには、通常の能力とは別枠でカードの下面にもう一つ、右下に描かれたイラストと共に超魂Xの能力が記載されている。
これらの能力は当該フュージョナーなら両方使用でき、更にそのカードを下に重ねたクリーチャーにも超魂Xの能力が付与され、同じ能力を使用できるようになる。
これにより、進化クリーチャーを始めとするクリーチャーを重ねて場に出すクリーチャー達に新たな能力を加える事ができ、更なる強化を施せる。
同じシリーズでNEO進化がプッシュされたのも、超魂Xとの連動を意識したものと思われる。

また、超魂Xは進化元としてフュージョナーを重ねた数だけ能力も重複する。
そのため、進化GVや超無限進化のような複数の進化元を用意するタイプの進化や、クリーチャーの下に後からカードを仕込む効果を組み合わせれば、同一クリーチャーに複数の効果を付与して強化を図る事も可能である。

右下のイラストには、それぞれの陣営毎に異なるテイストのものが描かれている。
例えば、アビスならそのフュージョナーが霊体風になった姿が、魔誕勢力なら魔法陣がアイコンのように記されている。

当初はクリーチャーのみが所持しており、王道Wの最終弾ではシンカライズと超魂Xを併せ持つタイプのタマシードも登場した。

細かな裁定

  • 超魂Xのテキストが指定しているのはクリーチャーであるため、進化クリーチャーやNEOクリーチャー以外のクリーチャーでも、下にフュージョナーを重ねられさえすれば超魂Xの能力を引き継げる。
    逆に、クリーチャー以外のエレメントが上に乗っかっていれば能力は引き継がれず、カード指定除去等によってクリーチャー以外のカードタイプが一番上に来れば超魂Xの能力も失われる。

  • 超魂Xによって引き継がれる能力は、進化先のクリーチャーが持つものとして扱われる。
    そのため、場に《∞龍 ゲンムエンペラー》がいる状態でコスト5以下のフュージョナーを出しても通常・超魂Xの能力共に無視されるが、そのフュージョナーを進化元にコスト6以上のクリーチャーを出せば超魂Xの能力は無視されなくなる。

  • 能力ではなくカードの特性の一種として扱われるソウルを持った、魔神器サイクルのような一部のフュージョナーに関しては特殊な裁定が下されている。
    超魂Xが引き継ぐのは能力のみだが、ソウルアイコンが書かれた超魂Xが下に敷かれた場合、例外的にソウルアイコンの情報も進化先に引き継がせる。


主なフュージョナー

貴布人 テブルカッケ=エディ VR 闇文明 (3)
クリーチャー:アビスロイヤル/フュージョナー 3000
スレイヤー
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。
超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
自分のターンに一度、クリーチャーを1体、自分の墓地から召喚してもよい。

アビスに属するフュージョナー。
cipで山札の上から墓地肥やしを行い、超魂Xでは1ターン限りの墓地召喚が行える。
墓地肥やししたカード群をそのまま墓地召喚に利用できる完結した能力で、更に1ターン制限が付いた墓地召喚は進化先に引き継げば再び発動可能になるため、1ターンでの連発も視野に入れられる。

魔誕の悪魔デスモナーク SR 火文明 (3)
クリーチャー:デーモン・コマンド/フュージョナー 3000
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を見る。その中からNEOクリーチャーまたは進化クリーチャーを1体表向きにし、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。
超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
各ターン、このクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップする。

魔誕に属するフュージョナー。
cipで進化クリーチャーかNEOクリーチャーのサーチが行え、超魂Xでは攻撃後のアンタップによって1ターン限りの再攻撃を可能にしてくれる。
サーチしたクリーチャーに進化させて超魂Xの能力で二回攻撃を仕掛けられるという分かりやすい導線の1枚で、単純な打点の増強は勿論、強力なアタックトリガー持ちなら連続して発動できる。

六番龍 シックスフォール Par滝 SR 水文明 (4)
クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン/フュージョナー 4000
このクリーチャーが出た時、各プレイヤー1人につき、そのプレイヤーのクリーチャーを2体選び、そのうち1体をもう1体の下に置いてもよい。
超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
このクリーチャーは、これよりコストが小さいカードの効果によって、相手に選ばれない。
このクリーチャーは、これよりコストが小さいクリーチャーに攻撃されない。

ゴルファン財団に属するフュージョナー。
cipではプレイヤーそれぞれのクリーチャーの下にクリーチャーを重ねる、変わった形の除去が行える。
相手に対しては凶悪な除去耐性持ちにも通じる便利な除去として、自分に対しては《六番龍》自身をそのまま味方クリーチャーの下に仕込んで超魂Xを引き継がる事ができ、コストが大きい程に選ばれず攻撃もされなくなる便利な耐性を付与してくれる。

墓碑に刻まれし魔弾の名(アレクサンドル・エピタフ) SR 闇文明 (4)
クリーチャー:ダークロード/ドラゴン・ゾンビ/スチーム・ナイト/フュージョナー 4000
このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。その後、その捨てたカードのコストと同じ枚数、自分の山札の上から墓地に置いてもよい。
超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。このターン、そのクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃でき、このターンの終わりに山札の下に置かれる。

スチーム・ナイトに属するフュージョナー。
cipで相手の手札1枚にハンデスを行い、そうして捨てさせたカードのコストと同じ数だけ山札の上から任意で墓地肥やしが行える。
超魂Xの能力では、アタックトリガーで自身よりコストが小さい味方クリーチャー1体を1ターン限定かつ相手プレイヤーへの攻撃が可能な状態でリアニメイトできる。
超魂Xの特性が存分に活きた1枚であり、このフュージョナーを進化元にすればアタックトリガーも即座に起動できる他、高コストのクリーチャーに進化させていればリアニメイトによって出せるクリーチャーの範囲も広げる事が可能。

場和了GO-YAMA-58 R 自然文明 (2)
クリーチャー:ワイルド・ベジーズ/テクノ・サムライ/フュージョナー 3000+
G・ストライク(このカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
相手のエレメントは、相手の手札以外から出ない。
超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
このクリーチャーにカードが3枚以上含まれていれば、このクリーチャーのパワーを+6000し、「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)

テクノ・サムライに属するフュージョナー。
通常の能力では、手札以外からエレメントを出す事を相手に禁じる強力なメタ効果を発揮する。
そして超魂Xでは、3枚以上のカードを含まれている時に限って6000のパンプアップとパワード・ブレイカーを付与する。
能力の起動には複数の進化元が不可欠であり、基本的にこのクリーチャー単体では扱えない。
とはいえ、単体でも優秀なメタクリーチャーとしても十分機能する上に、進化元として充填すればパンプアップと打点の増強で詰めの一手も担ってくれる等、柔軟な動きが可能な1枚である。

ウルの天宝 R 光文明 (4)
タマシード:エンジェル・コマンド/フュージョナー
S・トリガー
シンカライズ
このタマシードが出た時、このタマシードから進化できるコスト6以下のNEOクリーチャーを1体、自分の手札からこの上に置いてもよい。
超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
ブロッカー

浄化の精霊ウルス》のフュージョナー。
cipで自身から進化できるコスト6以下のNEOクリーチャーを手札から踏み倒せる。
進化クリーチャーには対応していないのがややネックではあるものの、光のコマンド持ちという事もあって出せる範囲は非常に広い。
おまけにS・トリガーからの踏み倒しも可能にしており、超魂Xによるブロッカー付与で相手の攻撃を防げるようになる。


背景ストーリー

王道篇の終盤に巻き起こった《悪魔世界ワルドバロム》の魔誕。
それによって世界の理が書き換わった結果、一部の超獣たちは自らの魂をモノに込めて他の超獣に受け継ぐ事ができるようになっていた。
その力の名が超魂(ちょうこん)X(クロス)であり、超魂Xが可能な超獣たちはフュージョナーと呼ばれるようになった。

元より肉体よりも魂に依拠する存在だったアビス達は、そのまま自身の霊体を。
ワルドバロムに端を発する魔誕の勢力は、魔誕にも用いられた魔法陣を。
財力と魔力と腕力を併せ持つゴルファン財団は、三つの力の結晶である宝石のアクセサリーを。
歴史の歯車として蒸熱と共に駆けるスチーム・ナイトは、自らの歴史が記された書物を。
極彩色のネオンに輝くモノノフのテクノ・サムライは、自らの魂を込めたカードを。
それぞれの陣営が各々のやり方で自らの魂を操り、超魂(フュージョン)を可能にしていた。


余談

  • 一説には、王道篇の末期に《DARK MATERIAL COMPLEX》が殿堂入りに指定された原因ではないかとも囁かれている。
    自身の下にカードを重ねていくコンセプトのCOMPLEXと、進化先に複数の能力を追加していける超魂Xは相性が良く、それを危惧して殿堂入りになったという説である。
    実際、調整版である《ARC REALITY COMPLEX》がデザイナーズコンボもあって猛威を振るった事があり、正しい危惧だったと思われる。




追記・修正は自分の魂を込めてお願いします。

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最終更新:2026年05月26日 06:58

*1 ただし誤植の可能性が高い。