アビス(デュエル・マスターズ)

登録日:2023/07/01 Sat 00:00:05
更新日:2024/07/02 Tue 11:41:48
所要時間:約 8 分で読めます






アビスラッシュは墓地から出てそのターンにそのまま相手に攻撃できる能力!

墓地から大量召喚し、一気に攻撃だ!!



アビスとは、TCGデュエル・マスターズ」に登場する種族カテゴリの一つ。


概要


DM22-SD1「スタートWINデッキ 邪神・フロム・アビス」にて、アビスロイヤルと同時に登場したカテゴリ。
この時はまだアビスロイヤルしか実装されていなかったのだが、一部のカードテキストでは既に「アビス」を指定したものが幾つかあり、その後のDM22-RP2では実際にアビスドラゴンが初登場した。
次シリーズのアビス・レボリューションでも「アーマード」「マジック」「メカ」「ジャイアント」と共にメクレイドを中心としたアビス関連のサポートが施され、ノワールアビスなどアビスロイヤル以外のアビスも登場している。

共通して墓地利用に特化した性能となっており、墓地肥やしからハンデスに墓地メタまで網羅してあったりと能力はかなり多彩。
AReVからプッシュされ始めた他四つの種族と比べてカードの絶対数は少ないものの、主人公の斬札ウィンが扱っている事もあって今後の発展に最も期待できるカテゴリでもある。

また、コロコロコミックで連載している各作品とのコラボカードに割り当てられたコロコロイヤルなる特殊種族も存在する。
これ自体はアビス種族ではないが、いずれもコラボ元の特徴に合わせたアビス種族を併せ持っているため、アビスサポートを問題なく受けられる。
また、コラボ企画自体の呼称も「コロコロイヤル」だが、すべての「コロコロイヤル」がコロコロイヤルというわけではなく、既存アビスのイラスト違い版も混ざっている。


性能


一部のアビスは専用キーワード能力アビスラッシュ」を搭載している。

アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。

これによって墓地を実質的な第二の手札のごとく扱う事が出来る。
またアビスラッシュで召喚されたクリーチャーは召喚酔いする事なく相手プレイヤーに攻撃を仕掛けられる。
墓地に溜めたアビス達を一気に召喚して攻勢を掛けるといった芸当が可能。
この速攻効果だが、墓地で起動した時点でアビスラッシュとしての効果は使用済みという扱いとなる。
よって、軽量級アビスでも《∞龍 ゲンムエンペラー》の無効化範囲をすり抜けて攻撃できる裁定が下っている。

ただし、この効果で召喚するとターンの終わりに山札の下に返ってしまう。そのため毎ターン墓地のアビス達を使い回すという事は出来ない。
一方でデッキに帰ってくれるという性質は裏を返せば、墓地肥やしが激しいデッキによくあるライブラリアウトを回避できるというメリットでもある。

墓地に依存した能力であるため、その手のメタ効果を持つクリーチャーに対しては極めて弱い。
特に王来MAX最終弾で登場した《若き大長老 アプル》は大敵。
最速で2ターン目から墓地のクリーチャーを動かせなくなるので途端に機能不全へと陥ってしまう。
「魔覇革命」以降のアビスは墓地だけでなくマナを利用する戦術にも長けており、戦略の幅が大きく広がると共に従来とは違うメタを要求するようにもなっていった。そしてアプルは更に天敵としての存在感を増した


背景ストーリー


ゴッド・オブ・アビスの時代に永らく封じられていた「深淵」より解放され、超獣世界に降り立った勢力。
ジャシン帝を頂点とする種族にいして配下はアビスロイヤルを中心に、暴竜爵を真似たアビスドラゴンやジャシンの感情の揺らめきより生まれたノワールアビス、そのノワールアビスの集合体であるアビスキマイラ等々、ジャシンから発生したアビス等も存在する。

現代の超獣世界に生きる文明に襲い掛かっているが、その目的は…?


種族一覧


アビスロイヤル

一番始めに登場したアビス。
大部分が日用品の道具を象ったかのような姿をしており、「ロイヤル」の名の通り高貴さを感じさせるデザインに仕上がっている。
主なカードは《アビスベル=ジャシン帝》。

種族としての詳細はリンク先参照。

アビスドラゴン

とあるドラゴンをベースにしてジャシン帝が作り上げた種族。
アビスとドラゴンの両方に属する種族であり、受けられるサポートは豊富である。
と言ってもアビスデッキでドラゴンを活かせる機会は少ないが…。
主なカードは《邪龍 ジャブラッド》《邪幽 ジャガイスト》。

ノワールアビス

アビス・レボリューションから登場した新たなアビスであり、ジャシン帝の感情の揺れに呼応して生まれたという設定。
アニメでは、好物のたこさんウインナーを長く食べていなかったせいで飢餓状態だったジャシン帝が、ウィンからそれをたくさん貰ったことで産み出した存在。曰く「我の分身」
主なカードは《スパトー:ド:スパトゥー/邪暴乱舞》。

アビスキマイラ

同じくアビス・レボリューションから登場したアビス。
キマイラの名の通りノワールアビス達が融合した種族という設定で、ジャシン帝に最も近い姿をしている。
また、彼らの登場によりDM最古の種族の一つであるキマイラが種族カテゴリ化を果たした。
主なカードは《邪闘 シス》。

ヴェールアビス

アビス・レボリューションから登場したアビス。
《アビスベル=覇=ロード》の音速を超える疾走、その轍が現実と虚構の壁を壊しそこから現れた虚構のアビス。
従来のアビスとは一線を画す存在であり、洋風の趣が強かったアビス達とは逆に日本の妖怪がモチーフとなっている、所属クリーチャーは自然文明に属している、墓地ではなくマナ活用を得意戦術としている等、背景ストーリーと対戦環境の双方で極めて大きな"革命"をアビスに齎した。
主なカードは《ア:エヌ:マクア》。

メカ・アビス・セレス

アビス・レボリューションから登場したアビス。
フェシーサイクルの1体《機深天 クロフェシー》が所持しており、メカのカテゴリも備えている。

アビス・ジャイアント・セレス

アビス・レボリューションから登場したアビス。
フェシーサイクルの1体《深巨天 ミドフェシー》が所持しており、ジャイアントのカテゴリも備えている。

アビスへの誘い

アビス・レボリューションから登場した呪文専用種族。
ツインパクトの呪文面としても用いられており、アビス・メクレイドで両面を活かせる作りになっている。
「誘い」の種族名の通り、ツインパクトではこちらに向かって呼びかけるようなカード名で統一されている。
ちなみに、この種族以前にも呪文《深淵秘伝アビス・インベージョン》がアビスロイヤルとして登場していたりする。
主なカードは《ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」》。

アビスポリス

『リッチ警官 キャッシュ!』とのコラボ種族で、コロコロイヤルの1体《深淵の怖豪 キャッシュ=キャラッシュ》が持つ。
肩書きの「怖豪」は、キャッシュが警官にして富豪である事を捩ったもの。
カードとしてはcipでバトルゾーンかマナゾーンのカードを1枚墓地に送って2枚ドローでき、墓地肥やしと手札補充の両方をこなせる他、地味にカード指定除去でもあるので封印対策になったりする。
ちなみに、デュエマとキャッシュはこのカード以前にも《リッチ警官 キャッシュ!》でコラボカード化している他、アニメ『デュエル・マスターズ WIN』の17話ではキャッシュ本人もべべべべと共にコラボ出演したりしている。

アビスベイビー

『ベベベベベイビー』とのコラボ種族で、コロコロイヤルの1体《深淵の妖児 ベベベベ=ベベイビー》が持つ。
肩書きの「妖児」は、ベベベベが幼児(というか0歳児)である事を捩ったもの。
カードとしてはアビスラッシュと2打点持ちの中量級アビスで、場を離れた際に相手クリーチャー1体を対象にして6000のパワー低下を放てる。
また、べべべべ本人もアニメ『デュエル・マスターズ WIN』の17話にて、キャッシュと共にコラボ出演したりしている。

アビスチャンネル

ブラックチャンネル』とのコラボ種族で、コロコロイヤルの1体《深淵の背信者 ブラック=クラック》が持つ。
肩書きの「背信者」は、ブラックが悪魔系ヨーチューバーもとい配信者である事を捩ったもの。
カードとしては登場時に手札1枚を捨てる&退場時に山札から2枚ドローするため、アビスラッシュで墓地から召喚すればターン終了時には山札の下に行くので1枚だけでも活躍が見込める。

アビスカス

ケシカスくん』とのコラボ種族で、コロコロイヤルの1体《深淵の文暴具 ケシカス=カース》が持つ。ただの悪口だろこれ
肩書きの「文暴具」は、ケシカスくん消しゴムこと文房具である事を捩ったもの。
カードとしてはcipで自分or相手の墓地リセットか山札2枚の墓地肥やしのいずれかを選択でき、自分の墓地利用を促進しつつ相手の墓地メタも可能という強力な効果を秘めている。
このカードが付録に付いたコロコロコミックではジャシン君とのコラボ漫画も描かれており、自分が強力なカードである事を理解した上で暗に四冊購入を勧めてくるケシカス君の態度は爆笑不可避である。
なお、確かに強力なカードではあるが、黒単アビスにおいては必ずしも必須となるカードではなく、四積みされることは稀である

アビスシスターズ

『まいぜんシスターズ』とのコラボ種族で、コロコロイヤルの1体《深淵の混美 マイゼン=マインゼン》が持つ。
肩書きの「混美」は、主人公であるぜんいちとマイッキーのコンビを捩ったもの。
カードとしてはアビスラッシュとターン終了時の墓地肥やし効果を持ち、コスト2である事を考えるとそこそこ優秀。

デンヂャラスアビス

絶体絶命でんぢゃらすじーさん』とのコラボ種族で、コロコロイヤルの1体《深淵の伝邪 ジーサン=ジサンジー》が持つ。
ケシカスくんと同じくデュエマのコラボでは常連の作品で、これまでのじーさんコラボと同様に型破りとなっており、肩書きの「伝邪」はアビスの命名ルールを無視した造語である。
カードとしてはコストが2重くなった代わりに攻撃強制がなくなりアビスラッシュも付いた《不吉の悪魔龍 テンザン》といった性能で、アビスらしく墓地肥やしに特化している。



追記・修正はジャシン帝で全アビスにアビスラッシュを付与してからお願いします。

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最終更新:2024年07月02日 11:41