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ホームランダー(THE BOYS)

登録日:2026/05/21 Fri 21:20:27
更新日:2026/08/25 Tue 14:57:33NEW!
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THE BOYS アントニー・スター ザ・ボーイズ 堀内賢雄 近藤浩徳 金髪




"You guys are real heroes."
君たちこそ真のヒーローだ!

"We're just glad we can help,right?"
私はその助っ人にすぎない!




演:アントニー・スター
吹替:近藤浩徳(本編)、堀内賢雄(アニメ『ザ・ボーイズ:ダイアボリカル』)

ガース・エニス&ダリック・ロバートソンによるアメリカンコミック『THE BOYS』に登場するキャラクター。

本項目では主にドラマ版について解説する。

●概要

巨大企業「ヴォート社」に所属するスーパーヒーロー集団「セブン」の一員であり、その実質的なリーダーにして象徴的存在。

ホームランダー(Homelander=祖国を守る者、あるいは祖国そのものを体現する者)」の名が示す通り、アメリカへの愛国心に満ちた理想的なヒーローとして知られている。
なお、名前はホームランダービーとは一切関係ない。そもそも向こうは「Home Run Derby」であり、スペルからして別物である。

犯罪者の制圧や災害救助といったヒーロー活動のみならず、映画やドラマへの出演、関連グッズの展開、さらには宗教団体「サマリタンズ・エンブレイス財団」での講演など、慈善活動にも積極的に参加している。

また、「真のヒーローはアメリカ国民一人ひとりであり、自分はその手助けをする存在に過ぎない」と語る謙虚かつ高潔な人格の持ち主として広く認知されている。街中で写真撮影を求められても気さくに応じるなど親しみやすい一面もあり、その人気は絶大。実力・知名度ともにセブン随一を誇る。

熱狂的な支持者の中には彼を同然の存在として崇拝する者すらおり、まさに完全無欠のヒーローの名にふさわしい人物である。





追記・修正は愛国心と共にお願いします。







































































※警告※

以下、タグを含めて本作の核心に触れる重大なネタバレ要素が多く含まれています。



































































"You fucking cocksuckers."

……クソ共め






真の登録日:2026/05/21 Fri 21:20:27
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THE BOYS お前のようなヒーローがいるか アンチテーゼ アンチテーゼの塊 アンチヒーロー アントニー・スター アントニー・スターの本気 エゴイスト キチガイ クズ クソ野郎 サイコパス ザ・ボーイズ ジョン・ギルマン スーパーマン ソシオパス ヒーロー? ホームランダー マザコン マザコン? マジキチ マスかき野郎ジョン ミュータント メサイアコンプレックス ヴィラン 人格破綻者 人類の敵 傲慢 共存不可能 哀しきモンスター 堀内賢雄 存在してはいけない生き物 市民の敵 幼稚 怪物の心を持った人間 所要時間30分以上の項目 最低最悪のヒーロー 歪んだ正義 演者の怪演 父親失格 狂人 環境が生んだバケモノ 癇癪持ち 目からビーム 空っぽ 精神異常者 虚無 見た目は大人、頭脳は子供 誰もお前を愛さない 近藤浩徳 近藤浩徳の本気 邪悪なスーパーマン 金髪 鬼畜ヒーロー


●真の概要

金髪碧眼の端正な顔立ちに、鍛え上げられた肉体を包む青いボディスーツ。そして背にはためく星条旗のマント。

その姿は、往年のアメリカンコミックからそのまま飛び出してきたかのような、思わず笑ってしまうほどにコテコテのアメコミヒーローそのものである。

……だが、その実態は、

スーパーマンサイクロップス合体しようとしているところへ、ゲロと糞をこれでもかとぶちまけ、コンクリートミキサーでかき混ぜた結果誕生した、オールマイトの皮を被ったAFO

とでも形容すべき最低最悪のヒーロー。
その意味でも、アンチヒーロー作品である『THE BOYS』という作品の象徴に相応しい存在である。

実際、メインビジュアルでも物語の主人公であるヒューイやブッチャー以上にホームランダーが大きく扱われており、このエセヒーロー*1こそが、本作の歪んだ世界そのものを体現する存在であることを示している。

なお、国家を象徴するヒーローという要素から、キャプテン・アメリカのパロディとして語られることもあるが、そのせいで余計にタチが悪い。

アメコミ史において「悪堕ちしたスーパーマン」というコンセプト自体は決して珍しいものではなく、MARVEL・DC双方で幾度となく描かれてきた。しかしホームランダーは、その手のキャラクターを極限まで煮詰めたような存在であり、そんな悪夢じみたヒーロー像を堂々と映像化したことで、多くの視聴者に強烈な衝撃を与えた。

民衆の前で見せる聖人君子然とした振る舞いは、すべてヴォート社の経営戦略によって作り上げられた虚像に過ぎない。
その本性は、自分こそが絶対、それ以外の人間は虫ケラ同然と考える、傲慢極まりないソシオパスである。

自分に熱狂する一般市民のことを内心では「クソ共」と見下しており、同じセブンのメンバーはもちろん、その他のヒーローやヴォート社の社員に対しても、圧倒的な力を盾にしたパワハラ・セクハラ・モラハラを平然と行う暴君として振る舞う。

気に入らない相手、自身の意に従わない相手、あるいは自分や会社にとって不利益となる相手であれば、たとえ犯罪者でなくとも容赦なく排除。その際、相手の命を奪うことへの罪悪感や躊躇は一切存在しない*2

また、他者への共感能力が著しく欠如しているため、肉体的な暴力だけでなく、暴言や精神的虐待によって相手を追い詰めることにも何の抵抗もない。

一方で、その傲慢さとは裏腹に精神年齢は極めて低く、自らの失敗を認めようとせず、責任転嫁や見苦しい言い訳を繰り返すこともしばしば。その精神性は、全能の力を手にした癇癪持ちの子供そのものである。

さらに、実質的にヴォート社を取り仕切る副社長マデリン・スティルウェルに対して強烈な母性への執着を抱いており、その母乳を飲むなどの倒錯した赤ちゃんプレイに耽るという異常なマザコン気質も見せていた。

……もっとも、この歪んだ関係もホームランダーにとって決して許容できなかったマデリンの「罪」によって終焉を迎えることとなる。






●オリジン




●能力

怪力

ホームランダーの戦闘能力の根幹を成す超人的な筋力。
コンクリートの壁や鋼鉄製の扉を容易く粉砕し、人間はもちろん、並の能力者ですら紙切れのように引き裂くことができる。
その腕力はセブンの中でも群を抜いており、大半の戦闘は熱線を使うまでもなく決着してしまう。

しかし、作中で完全に無敵というわけではないことも描かれている。
ソルジャー・ボーイ、時効性Vを使用したブッチャー、能力者となったブッチャーなど、一部の最上位能力者とは正面から殴り合いが成立している。
特に能力者となったブッチャーとは純粋な力比べでも互角に近く、ホームランダーを真正面から押し返した数少ない存在となった。

もっとも、それは作中でも例外中の例外。
大半の相手にとっては、ホームランダーの拳を受けるという時点で敗北が確定する。

熱線や飛行能力ばかりが注目されがちだが、彼の本質は結局のところ、

「素手で人間を引き裂ける怪物」

という一点に集約されるだろう。

熱線

両目から放つ高出力のレーザービーム。ホームランダーの象徴であり、事実上の必殺技でもある。

発射と同時に標的へ到達するほどの速度を誇り、常人であれば知覚する暇すらなく身体を貫かれるか焼き切られて死亡する。
鉄板や装甲車程度なら容易く貫通し、本気で放てば航空機すら撃墜可能。
さらに視線に合わせて照射方向を変えられるため、逃げ回る相手をなぎ払うように焼き尽くすこともできる。

また出力調整も可能であり、威嚇や拷問目的であえて急所を外して撃つこともある。
もっとも、本人が加減を覚える気に乏しいため、実際には雑なただのビーム兵器として使われることがほとんどである。
その結果、無関係の一般人を巻き込んだり、建造物を破壊したり、火災を引き起こしたりすることもしばしば。
ホームランダー本人にとっては日常茶飯事だが、周囲からすればたまったものではない。
極限まで威力を下げれば、コップに入った母乳を温めることもできる

ただし万能ではなく、強力な能力者には耐えられる場合もある。
ストームフロントは火傷程度で済み、キミコも再生能力によって生存。
さらにソルジャー・ボーイ、クイーン・メイヴ、ビクトリア・ニューマン、ライアン、能力者となったブッチャーなどは、直撃してもほとんどダメージを受けていない。
特に能力者となったブッチャーは何度も直撃を受けながらも目立った肉体的損傷もなく戦闘を継続しており、ホームランダーへの数少ない有効な対抗手段の一つとなっていた。
音速で移動できるAトレインほどのスピードがあれば、そもそも直撃を受けずに回避する事も可能。
この事から、光の速さ=光線の類ではなく、超高温の物質を照射しているのではないかとも考察されている。

とはいえ、それでも大半の能力者や一般人にとっては即死攻撃であることに変わりはない。
まさしくホームランダーを象徴する、恐怖そのものの能力である。

元ネタはスーパーマンの超能力の一つ「ヒートビジョン」だが、あちらはあまり人に向けて使ったことはない。
理由は言うまでもなく威力が強すぎるからである。

耐久力

ホームランダーをホームランダーたらしめる最大級の強み。
その肉体は常識外れの耐久力を誇り、銃火器はもちろん大規模な爆発程度では傷一つ付かない。
並の能力者では攻撃そのものが通用せず、仮に傷を負わせることができたとしても短時間で回復してしまう。
まさしく『THE BOYS』世界における最強の盾である。

一方で、完全な無敵というわけではない。
ソルジャー・ボーイ、クイーン・メイヴ、ライアン、時効性Vを使用したブッチャーといった最上位クラスの能力者の攻撃は通用しており、実際に出血や打撲を負う場面も存在する。
また、鼓膜は比較的脆弱らしく、メイヴに金属棒を突き刺された際には大きく動揺していた。
もっとも、それでも致命傷には程遠く、そもそもそんな状況へ持ち込むこと自体が極めて困難であるため、明確な弱点とは言い難い。

また、ブッチャーやソルジャー・ボーイ、ニューマンとは違い自分やライアンの熱線で表皮がダメージを受ける描写(それも普通の注射針が刺さるレベルのもの)が明確にあるため、耐久力に限ってはこの三者より劣ると思われる。

他に濃縮ウランによる強烈な放射線には弱く、被曝中は筋力・耐久力・熱線出力の全てが大幅に低下。ドアを破壊することすら困難になるほど衰弱し、長時間浴び続ければ生命の危険すら生じる。
ただし、この影響はあくまで一時的なものであり、放射線源から離れれば速やかに回復する。
因みに脚本家によると、「ホームランダーはスーパーマンと違って地球人なので地球人にとってのクリプトナイトである濃縮ウランが効く」とのこと。

毒物への耐性も高いが万能ではなく、マルケミカルの生成した特殊な毒ガスによって一時的に戦闘不能へ追い込まれたこともある。
とはいえ、それですら気絶程度で済んでいることを考えれば、やはり常識外れの毒耐性を備えていると言えるだろう。

ホームランダーは無敵ではないが、彼を傷付けられる存在はあまりにも限られているのである。

飛行

超高速で空を飛行する能力。
ホームランダーの圧倒的な支配力を支える能力の一つであり、戦闘・追跡・移動の全てにおいて重要な役割を担っている。
その速度は音速を優に超え、Aトレインの高速移動にも匹敵するほど。しかもAトレインのような極端な体力消耗も見られないため、長距離移動や継続戦闘にも支障がない。
さらに聴覚・嗅覚・透視能力との組み合わせにより、一度標的として認識された人物が彼から逃げ切ることは極めて困難である。

また、飛行能力を利用した突進攻撃も強力。レーザーに耐えられるソルジャー・ボーイすら吹き飛ばすほどの破壊力を誇る。

もっとも、こちらも絶対ではない。
能力者となったブッチャーには突進を受け止められており、飛行中であってもより強い力で拘束されれば行動を阻害される(実際、触手で捕らえられた際には空中から叩き落とされている)。

それでもなお、『THE BOYS』世界においてホームランダー以上の機動力を持つ者はほぼ存在しない。
単純な戦闘能力だけでなく、「逃げることすら許さない」という意味でも極めて厄介な能力である。

超感覚

ホームランダーの恐ろしさは、単純な戦闘能力だけではない。
彼は常人を遥かに凌駕する聴覚・嗅覚・視覚を備えており、一度目を付けられた相手が逃げ切ることは極めて困難である。
聴覚は特に鋭敏で、遠方の物音や会話はもちろん、心音の変化から相手の動揺や嘘まで察知できる。
そのため取り繕いやその場しのぎの言い訳は通用しにくく、ヴォート社の幹部たちですら彼との会話には細心の注意を払っている。

嗅覚も異常な精度を誇り、僅かな体臭や汗の匂いから個人を特定することが可能。
さらに透視能力まで備えており、壁の向こうや人体の内部すら見通せる。
作中では相手が直前に何を食べたかを言い当てるほど*7で、その索敵能力はもはや人間の域を超えている。

もっとも、透視能力にも限界は存在し、亜鉛だけは見通すことができない。
これは元ネタであるスーパーマンの「鉛を透視できない」という弱点を捩った設定であり、ホームランダーという存在が本家の不完全な模造品であることを皮肉る要素ともなっている。

なお、劇中では近距離で騒動が起きていても気付かない場面が存在するが、集中していない状況では能力が鈍る、あるいは任意でオン・オフしていると解釈できなくもない。
いずれにせよ重要なのは、

「ホームランダーから隠れる」という発想そのものが成立しにくい

ということである。

彼の恐ろしさは強さだけではない。見つかった時点で終わりなのである。


だが、ホームランダーが決定的に(多くの人が思い浮かべる)スーパーマンと異なるのは…

狂気

ある意味では、ホームランダー最大の能力。
怪力や熱線よりもなお危険で耐久力や超感覚よりも厄介なのが、この破綻した精神性である。

彼は極度の自己愛と承認欲求を抱える一方で、他者への共感性が著しく欠落している。
そのため何が地雷になるか予測がつかず、ほんの些細な言動一つで激昂し、暴力や殺人へ発展することも珍しくない。しかも本人はそれを異常だと思っていない。

周囲の人間にとって恐ろしいのは、ホームランダーが常に怒っていることではない。
「今は機嫌が良さそうだから大丈夫」という保証が一切存在しないことである。
さらに鋭敏な感覚によって相手の動揺や嘘をある程度察知できるため、薄っぺらいお世辞や取り繕いも通用しない。
結果としてヴォート社の幹部ですら彼の顔色を窺いながら発言するしかなくなっている。*8

作中におけるホームランダーの恐怖とは、単純な戦闘能力だけではない。
いつ、どこで、何を理由に人を殺すのか本人ですら分かっていない──そんな人間が世界最強の力を持っていることこそが最大の脅威なのである。
だからこそホームランダーは単なる悪人ではなく、むしろ「災害」そのものとして描かれている。


総合的な戦闘能力

間違いなく『THE BOYS』世界における最強クラスの能力者。
怪力・飛行・熱線・超感覚・超耐久と、正統派アメコミヒーローを思わせる能力を一通り備えており、その総合性能は他のヒーローを大きく凌駕している。

事実、全5シーズンを通してホームランダーと正面から戦闘が成立した人物は極めて少なく、ソルジャー・ボーイ、時効性Vを使用したブッチャー、クイーン・メイヴ、ライアン、そして能力者となったブッチャー程度しか存在しない。
そして、その中でタイマンでほぼ互角に渡り合えたのは時効性Vを注射して一時的に能力者となったり、スーパー癌と共存することで完全に能力者となったブッチャーのみであった。

……とはいえ、無敵というわけではない。
ホームランダー最大の強みは圧倒的な能力差であり、それ故に格闘技術や戦闘経験を磨く必要がほとんど無かった。
そのため身体能力で並ばれてしまうと、意外なほど泥臭い殴り合いに持ち込まれる。
実際、死を覚悟したメイヴとの戦いでは格闘技術で押し込まれる場面もあり、ソルジャー・ボーイ+ブッチャー(時効性V)+ヒューイ(時効性V)の三人がかりで挑まれた時は一度拘束され、命からがら逃亡している。

また最終シーズン最終盤では能力を極限まで使いこなしたブッチャーと互角に渡り合う一方、ライアンが参戦した途端に劣勢に追い込まれた。

要するに、
「ホームランダー級がもう一人いる」
あるいは
「ホームランダー級に迫る能力者が複数人いる」
という状況になると途端に苦しくなる。
これは「絶対的な最強存在」であるスーパーマンとは異なる点であり、ホームランダーの絶妙なバランスとも言える。

また、息子ライアンも現状では年齢と経験の差で上回っているに過ぎず、成長次第では父を超える可能性が高い。つまりホームランダーは「『THE BOYS』世界では最強、しかし決して無敵ではない」という絶妙な立ち位置のキャラクターなのである。

●総評

ヒーロー(能力者)と一口に言っても、その能力は「チ◯コを伸ばす」とかの微妙なものから実戦向きのものまで千差万別。しかしホームランダーだけは違う。
怪力、飛行、熱線、透視、超感覚、超耐久。その能力構成は、まるで往年のアメリカンコミックから飛び出してきたかのような正統派のものであり、『THE BOYS』世界においては明らかに別格の存在である。

だが、その実態は元ネタであるスーパーマンとは似て非なるもの。
ホームランダーは宇宙から来た救世主ではなく、コンパウンドVによって作り出された人工の超人に過ぎない。
加齢による衰えからは逃れられず、強力な能力者が複数で挑めば一時的に抑え込まれることもあり、事実、ソルジャー・ボーイやブッチャー、ライアンといった存在には何度も苦戦を強いられている。

さらに厄介なのは、彼自身がその力を十分に活かし切れていないことである。
ホームランダーは生まれてこの方、まともに敗北を経験したことがない。そのため能力を鍛え上げる必要も、戦闘技術を磨く必要もなかった。
結果として、
  1. 「とりあえず熱線」
  2. 「怪力で殴る」
  3. 「飛んで突進」
という力任せの戦法に頼りがちであり、その万能な能力の数々を持て余している節すらある。

言うなれば、努力して最強になった男ではない、最初から最強だった男である。
そして、それこそが彼の限界でもある。

また、元ネタであるスーパーマン、DC本家やその他の創作物で描かれている「悪のスーパーマン」系キャラクター全体で比較して見ればスペックは決して高い方ではなく
作中でも「墜落しそうになった飛行機を一人で持ち上げて運ぶ」というスーパーマンの代名詞とすら言えるエピソードを、ホームランダーの場合それを行えるだけのスペックが無いという形で示されている。*10

もっとも、それはあくまで他作品の超人たちと比較した場合の話。
『THE BOYS』世界においては、依然としてホームランダー以上の存在はほぼ存在しない。
圧倒的な戦闘能力、絶大な社会的影響力の物である、そして何より正義や倫理に縛られない精神性──それらを兼ね備えた彼を正攻法で止める手段は極めて限られている。

だからこそ彼は暴虐の限りを尽くしながらも裁かれず、恐怖によって世界の頂点に君臨し続けている。
まさに最強のヒーローであり、最悪のヴィラン
『THE BOYS』という物語は、そんな反則的な存在に対し、ただの人間たちがどう立ち向かうかを描いた物語と言っても過言ではない。

ただし、ホームランダーの名声や人気の高さはヴォート社による裏工作ありきの物であることを「ジョン・ギルマン」自身も自覚している。
バッシングを受けないように世間の前では優しい慈善活動家としての演技をし続けており、国民に対する立派なヒーローとして君臨しようとする姿勢が行動への縛りとなり、彼の歪みきった狂気への抑止力として働いているという皮肉な弱点ともなっている。

人格は救いようのないクソ野郎。だが、その根底に見え隠れする人間臭すぎる弱さや幼稚さ。
そして何よりアントニー・スターの怪演によって、ホームランダーは本作屈指の人気キャラクターとなっているのである。


●戦績

作中の彼の戦いは殆ど一方的であるため、まともに殴り合いが成立した戦いのみ記述する。

vs.ソルジャー・ボーイ+ブッチャー+ヒューイ(シーズン3第6話)

ヒーローたちの乱交パーティー「ヒーローガズム」の会場で謎の爆発事故が発生。現場へ駆けつけたホームランダーは、廃墟と化した屋敷で、かつて憧れた英雄ソルジャー・ボーイと、その裏で糸を引いていたブッチャーに遭遇する。

「二人だけの戦い」という約束を破ったブッチャーを熱線で沈黙させたホームランダーは、ソルジャー・ボーイと対峙。
「俺のバッタモン」と挑発するソルジャー・ボーイに対し「改良版だ」と言い放ち、世紀の戦いが幕を開ける。

空中突進で壁に叩きつけるも、ソルジャー・ボーイには効かない。それどころか、得意の熱線はパンチで阻止され、泥臭い肉弾戦へともつれ込む。
やがて激しい力比べの末、ホームランダーは強烈な前蹴りでついにダウンを奪った。

「私と1分以上戦えるとは」

感心しながらも、片手でその首を絞め、殺そうとしたその時──

OI!

事前に時効性Vを注射していたブッチャーは、死んだふりをして反撃の機会を窺っていたのだ。

手の塞がっていたホームランダーは、ブッチャーの放った熱線をまともに受けて吹き飛ばされる。先ほどのお返しを受けた形となり、そのまま両者の戦いへ移行する。

殴り合いでは互角。さらに熱線同士の撃ち合いでも決着はつかない。しかしその最中、立ち直ったソルジャー・ボーイがホームランダーのマントを掴み、壁へ叩きつけたことで形勢は一変。ホームランダーは一気に劣勢へ追い込まれる。

それでも疲労の見えていたソルジャー・ボーイを強烈なパンチで転倒させ、その隙にブッチャーの首を絞めて仕留めようとする。だが、ソルジャー・ボーイを相手にした時とは異なり、両手で締め上げているにもかかわらず、ブッチャーは苦しむ素振りすら見せない。それどころか、逆にホームランダーの首を絞め返そうとし、戦いは膠着状態に陥る。

そこへ時効性Vを使用したヒューイが瞬間移動能力で参戦。ヒューイの一撃で怯んだホームランダーは、さらに三人がかりで押さえ込まれ、ソルジャー・ボーイの放射熱線によるとどめを受けそうになる。

しかし床に押さえつけられていたことが幸いし、熱線を撃つ反動を利用してソルジャー・ボーイに頭突きを食らわせることに成功し、その隙を突いて飛行能力で戦場から離脱。
結果として、ホームランダーが作中で初めて明確に追い詰められた戦いとなった。

vs.ソルジャー・ボーイ+クイーン・メイヴ(シーズン3第8話)

ブッチャー、ソルジャー・ボーイ、メイヴの3人は、ホームランダーを抹殺すべくヴォート社本社へ乗り込む。
しかし、ソルジャー・ボーイが実の父親であると知ったホームランダーは、家族という繋がりへの執着から、あろうことか実子ライアンを同伴して彼らを迎え撃つという暴挙に出る。

実の父に、孫であるライアンを紹介するホームランダー。しかし、返ってきたのは冷酷な拒絶だった。
家族や愛にしがみつくその姿を「弱さの証」と一蹴され、ホームランダーはかつての憧れである父、そしてブッチャーたちに抑え込まれ、能力無効化の放射熱線で殺されそうになる。

だが、この極限状態でホームランダーが見せたのは、無抵抗のまま、自分を殺そうとする父親を涙ながらに説得し続けるという、まるで本当のヒーローのような姿だった。
それを見たライアンは父を救うため、ソルジャー・ボーイへ熱線を発射。激昂したソルジャー・ボーイは、ライアンを容赦なく殴り飛ばし、気絶させてしまう。

その瞬間、ホームランダーは自分の命の危機も顧みず、敵に背を向けて息子の下へ駆け寄った。

一方、「ライアンを守る」という亡き妻ベッカとの誓いを思い出したブッチャーは、手を組んでいたソルジャー・ボーイを裏切って熱線を放つが、盾で防がれる。
しかし次の瞬間、息子を傷つけられ怒り心頭のホームランダーも振り向きざまに熱線を照射。二人の熱線がソルジャー・ボーイを吹き飛ばす。
それは、最悪の宿敵同士が見せた、一度きりの、そしてほんの一瞬の共闘であった。

ライアンの安否を確認し、怒りのままにソルジャー・ボーイへトドメを刺そうとするホームランダー。だが、それを阻止する者がいた。
積年の恨みを募らせ、この日のために血の滲むような修練を続けてきたクイーン・メイヴである。
本来なら圧倒的な実力差があるはずの二人による、文字通りの死闘が幕を開けた。

「お前は後だ」とメイヴを完全に舐めきり、軽くあしらおうとするホームランダー。しかし、容赦ないパンチの連撃を喰らい、ついに鼻血を流すほどのダメージを負ったことで、最強の男の目が本気になる。

熱線で焼き尽くそうとするも、鍛え抜かれたメイヴの頑強な皮膚には焦げ跡すらつかず、ガントレットで完全に防がれてしまう。
さらに強烈な投げ技でダウンを奪われ、プライドをズタズタにされたホームランダーは、反撃としてメイヴの片目を指でえぐり潰し、力任せの鉄拳でダウンを奪い返す。

泥泥の殴り合いの中、なおも向かってくるメイヴに強烈なカウンターを叩き込んで圧倒するホームランダー。勝利を確信し、トドメを刺そうと近づいたその一瞬、振り向きざまのメイヴによって、耳の穴に金属棒を深く突き刺されるという致命的な大ダメージを負う。

激痛に悶えながら棒を引き抜くも、直後のストレートで遥か後方へ吹き飛ばされるホームランダー。その隙に、メイヴはソルジャー・ボーイを道連れにするためボーイズの元へ急行し、二人の決着はつかずじまいに終わった。


●末路

+ 最終シーズンネタバレ
自身を恐れず挑み続けるブッチャーに敬意を抱き、いつしか「血と骨の決着」を二人だけの宿命として約束していたホームランダー。
しかしボーイズとの度重なる衝突の中で、彼の精神は徐々に崩壊していく。

信頼していたマデリンやブラック・ノワール、Aトレインといった存在からの裏切り、自身を生み出した科学者たちからの「失敗作」という烙印、そして息子ライアンや父ソルジャー・ボーイからの拒絶。
それらが積み重なった結果、ついにホームランダーは幻聴や幻覚に苛まれるようになり、未診断の遅発性統合失調症を疑わせるほどの精神状態へと追い詰められていく。

その果てに彼が見たのは、女神の姿をしたマデリンの幻影だった。

そこで彼は「自らが神になるべきだ」という誇大妄想を抱き、ゴトルキンのウイルスにも耐性を得る不老化処置「V1」を求めて暗躍を始める。

紆余曲折の末にV1を投与されたホームランダーは、ついに不老の存在となる。
だがそれは救いではなかった。
父からも息子からも完全に拒絶され、彼は真の意味での孤独へと突き落とされることになる。

やがて迎えたイースターの日、彼は(明らかにイーロン・マスクを彷彿とさせる)大富豪を宇宙へと連れ出した後、ホワイトハウスにて生中継の演説を開始する。
オー・ファーザーの用意した原稿を読み上げながら、彼は自らがこの世界の神であることを宣言する。
しかし原稿の最後に記された一文──

「私は皆の父であり、皆は愛する子どもたちだ」

それは、彼にとって最も強く渇望しながらも、最も決して手に入らなかった関係性そのものであった。

つい先日、父ソルジャー・ボーイと息子ライアンの双方から完全に拒絶された彼にとって、その言葉を読み上げることはもはや不可能だった。

沈黙の末、彼は原稿を捨てる。

そして語られるのは、全く逆の宣言だった。

自分に従わない者、受け入れない者すべてに死を与え、たとえ世界が焼き払われようとも、自分だけは永遠に生き続ける。
そうして彼は「灰の神」となることを宣告する。

だが、その瞬間。
壁を粉砕し、何者かが踏み込んでくる。


"Evening,cunts."
よう、ただいま

"Daddy's home."
パパが帰ったぞ

"William."
ウィリアム…!

"I was starting to think you weren't going to hold up your end of our deal."

約束はなしになったと思ったぞ…!


不敵な笑みを浮かべながら乱入してきたのは、バールを手にしたブッチャーとキミコだった。
その姿を認めたホームランダーは、なぜか嬉しそうに口元を歪める。
もはや全てを失い、誰にも止められない存在となった彼にとって、唯一にして最大の仇敵こそが絶対に自分を見捨てることのない存在だったというのは、あまりにも皮肉であった。

「最後にはどちらか一人が立っている」

かつての約束が、ついに現実のものとなる。



ブッチャーのバールが振るわれ、戦いは始まった。
ホームランダーは熱線でブッチャーを吹き飛ばし壁に叩きつけるが、直後にブッチャーの触手による反撃を受け、逆に自らも壁へ叩きつけられる。
熱線で触手を切断し、高速戦闘について行けずに棒立ち状態のキミコを熱線で昏倒させると、ついにブッチャーとの一騎打ちとなる。

飛行突進を繰り出すも受け流され、殴打で吹き飛ばすも逆に拘束されて執務机に叩きつけられ、早々に最初のダウンを奪われる。
作中最強格二人による超人同士の肉弾戦は、凄まじい速度で互いの主導権を奪い合う消耗戦へと変わっていく。
飛行突進を再び受け止められるも熱線でバールを吹き飛ばし、顔面にパンチを食らわせれば逆に強烈な頭突きを返されて怯まされる。
想像以上の大苦戦をしながらも、ホームランダーは飛行能力でブッチャーの身体を掴み、その脳天を天井に叩きつけ、この戦いで初めてダウンを奪う。
しかし、それでもブッチャーは無傷であり、全く決定打にはならない。

一方、キミコは熱線に耐性を得たこともあって短時間で復活を果たしており、ブッチャーが指示を出すと彼女の胸が光を帯びる。
父と同じ「能力を奪う放射熱線」を察知したホームランダーは即座にキミコを再び熱線で沈黙させ、その隙に飛行能力で逃亡を試みるが、ブッチャーが素早く伸ばした触手一本に絡め取られる。
そのまま力負けして地面へと叩き落とされ、触手を熱線で切断した直後に顔面に追撃を受ける。
飛行で距離を取ろうとするも、再び拳の連打に捕まり押し返される。

それでもなおカウンターの一撃と熱線でブッチャーを吹き飛ばして再び逃げるチャンスを得、飛行して逃亡しようとしたその瞬間、窓を破ってもう一人が突入した。
ライアンである。

彼はそのまま突入し、ホームランダーの飛行の出鼻を挫いて逃走を阻止し、退路を完全に塞いだ。
ここに、かつて彼を追い詰めた「同格の力を持つ三者」が再び揃うことになる。

ホームランダーはライアンを見て吐き捨てる。「クソガキめ……」
その一言には、かつて僅かに残っていた父性の残滓すら感じられなかった。
もはや彼の中から、「親子」という言葉は完全に消え去っていた。

戦況は一気にボーイズ側に傾く。
キミコは放射熱線によりホームランダーを無効化する役割があるため、実質的に前線を支えるのはブッチャーとライアンの二人。
同格の存在が二方向から圧力をかける状況では、ホームランダーは明確に劣勢へと追い込まれていく。
三度逃走を試みるも、飛び掛かってきたブッチャーに捕まったところをライアンの熱線により撃墜され、またしても飛行に失敗。
そのままブッチャーに抑え込まれ、完全に動きを封じられる。
それでもなお、ホームランダーは抵抗を続ける。
だが、その「最強」はもはや絶対ではなかった。

そしてライアンまでもがホームランダーの拘束に加わり、最早この状況下からの脱出は絶望的となったその瞬間、キミコの胸元から放たれた熱線が、戦いの流れを大きく変えようとしていた。

+ ホームランダーの終わり、ジョン・ギルマンの死
光の濁流に飲み込まれ、戦場にいた者たちは一様に意識を失っていた。
だが、やがてブッチャーとホームランダーだけが同時に目を覚ます。

再び向かい合う二人。
ホームランダーはブッチャーへと視線を向け、いつものように熱線を放とうと目に力を込める。

しかし、撃てない。
何度試しても、熱線は発動しなかった。

状況を理解できないまま動揺するホームランダーをよそに、ブッチャーは静かに確信する。
キミコの攻撃によって、ホームランダーはヒーローとしての能力を失ったのだと。

ならばとホームランダーは飛行で離脱を試みる。だが、それも叶わない。
宙に浮くことすらできず、その場で無様に跳ねるだけの姿が晒される。
もはや逃走手段すら失った現実が、彼の理解を超えていた。

なおも逃げ道を探すホームランダーの前に、ブッチャーが立ちはだかる。

「血と骨の戦い」

かつて交わした言葉を口にした瞬間、ホームランダーはようやく理解する。
自分が、完全に追い詰められているという事実を。

彼は半ば自棄になり、ブッチャーへ殴りかかる。
しかしその拳は、あまりにもあっさりと片手で受け止められた。

ブッチャーもまた、キミコの一撃によって放射能力を失っていた。
だが、それは彼にとって何ら致命的な要素ではなかった。

片や、与えられた力を「自分の力」と信じて生きてきた男。
片や、自らの意思で己を鍛え上げ、地獄のような闘いをくぐり抜けてきた男。
同じ“ただの人間”に戻った瞬間、そこに残る差は明白だった。*11

ブッチャーは亡きフレンチーの名を胸に、ホームランダーの顔面へ拳を叩き込む。
銃弾すら通さなかった肉体から血が飛び散り、これまで見せなかった形で顔面が歪んでいく。
それは、ホームランダーがヒーローとなってから一度も経験してこなかった「痛み」だった。

恐怖と混乱に飲み込まれた彼は、鼻血を垂らしながら泣き叫ぶ。「もうやめてくれ」「これまでお前を殺す機会は多々あったが結局殺してない」と。
その姿は、世界中に中継されるカメラの前で晒されていた。
しかしその命乞いすらも、当然ブッチャーの怒りを鎮めるものではなかった。

ホームランダーはブッチャーに対し、「ヴォートをくれてやる」「欲しいものはなんでもやる」「ベッカを取り戻す方法を教える」といった取引を持ちかける。
それはブッチャーにとって最も踏みにじられた過去であり、同時に最も許されざる侮辱でもあった。
*12
そして最後には、自らの身体すら差し出そうとするに至る。
もはやそこには、かつての“神”や“アメリカ最高のヒーロー”の姿はどこにもなかった。


"Just tell me.I'll fucking suck your dick!"
何が欲しいんだ!お前のをしゃぶればいいのか!?

"Please! I'll do anything!"
頼む!なんだってする!

"You want me to eat shit? I'll eat your fucking shit!"
お前のクソを食えって言うなら食ってみせる!

"I'll eat your fucking shit on live TV."
クソ食ってる姿をライブ中継で流してやるから……


この醜態を目の当たりにした民衆は、ある者は驚愕の表情を浮かべ、ある者は「付き合いきれない」とばかりに呆れた様子で席を立っていく。

ブッチャーも、こんな命乞いと呼ぶのも烏滸がましい、下劣で聞くに耐えない要求を飲むはずがなく、戦いの最中に取り落としたバールを拾い上げ、ホームランダーへと歩み寄る。


"Madelyn.you promised me.It's not real."
これは夢だ…マデリン、約束したよな…!?

"You...you can't fucking do this.you can't fucking do this!"
ありえない…お前にやられるなんて…こんなこと、あるわけない…!

"I am the homelander!"
私は…ホームランダーだァ!

"No.Nah,you ain't nothing."
違う。お前は何者でもない

"And this..."
で、これは──

"this is for my Becca."
ベッカの分だ


渾身の力を込めて振るわれたバールが、ホームランダーの眉間へ深々と突き立てられる。

さらにブッチャーがそれをテコのように押し上げると、ホームランダーの脳は頭蓋骨ごと粉砕され、抉り出されるようにして大統領の机の上へぶち撒けられた──。

家族も、仲間も、愛する者も、ついに何一つ得られなかった。
挙げ句の果てには、唯一の拠り所としていた超人的な力さえ奪われ、「結局、何者にもなれなかった」という無慈悲な現実を突きつけられた。
そして最後には、自らが散々見下してきた「クソッタレ」な「ただの人間」の手によって討ち果たされる……。

かくして「最強のヒーロー」と呼ばれた男は、最後まで誰にも愛されることなく、「孤独で惨めなクソ野郎」としてその生涯に幕を下ろした。
自身を神にまで祀り上げようとした傲慢な男にとって、これ以上ないほど屈辱的で、まさしく因果応報の最期だった。


シーズンを通して、その圧倒的な力を盾に際限なく悪意をばらまき続けたホームランダーの尊厳を完膚なきまでに打ち砕く、この最高に無様な最期を見事に演じきったアントニー・スター、ならびに日本語吹き替えを担当した近藤浩徳両氏には、多くのファンから名演として称賛の声が上がっている。
そして作中でも特に忌み嫌っていた自分の映像を使ったミーム動画が最期のシーンをネタにして現実のSNSで大量生産されるオチまでついた*13


●関連人物

  • ヒューイ・キャンベル
本作の主人公の1人。
電気屋に勤める青年で、本来ならホームランダーが歯牙にもかけないような一般人であるが、
彼とブッチャーが邂逅した事によって、後に決して無視できない存在へと変化していく。
また、「一般人ながらその人柄や言動で周囲から親しまれ、時に敵対関係にある者すら絆す」彼は、
「圧倒的な力を持つが、その本性や言動で周囲から恐れられ、真に心を許せる者がいない」ホームランダーとは真逆の人物である。

  • ウィリアム〝ビリー〟・ブッチャー
本作の主人公の1人。元CIAの捜査官。
8年前に彼の妻・ベッカがホームランダーによってレイプの末に殺害された事から、ヒーローに対して並々ならぬ憎悪を抱いている。
ただ、身体的には人間であるため、ホームランダーからすればブッチャーもそこらの人間と大差ない存在だった…が、
時効性Vを注射すると24時間限定で飛行能力を除きホームランダーと全く同じ能力を獲得できることが判明。
皮肉にも、誰よりも能力者を憎む男にホームランダー並の能力者としての才能があったことが判明した。
+ ネタバレ
時効性Vの乱用により癌となったブッチャーだったが、延命のためにV3を注射した結果、脳にできた腫瘍がスーパー癌となった。
その後、その力を受け入れたことで全身から触手を出す能力を獲得。
その戦闘能力は凄まじく、前述の通りホームランダーとタイマンを張っても決定的に劣勢に立たされることもなく、完全に互角の戦いが可能になった。

ホームランダーのレーザーやパンチを食らっても本体に傷を負う描写が無く、耐久力も凄まじい。
ビームが効かないニューマンの身体を引き裂くこともでき、身体に巻き付かれるとホームランダーでさえ力ずくでは振りほどけず、
ソルジャー・ボーイをも吹き飛ばせる飛行能力でさえ単純な膂力で上回るほどの理不尽なパワーを持つが、
本体と違って触手はビームで切断可能なため身体を引き裂こうとしてもすぐにレーザーで切られてしまう。
その結果として完全なタイマンでは互いに有効打を与えられない泥試合となるため、ホームランダーを殺すには援護が不可欠。

また、不倶戴天の敵として幾度も戦いを繰り返す中で、絶対に相容れない存在ではあるものの、お互いにある種の共感を感じつつあるという複雑な関係を築いている。

  • マデリン・スティルウェル
ヴォート社の副社長。
既に結構な年齢だがまだ幼い子どもがいる他、母乳がやたらと出る特異体質。
ホームランダーとは互いに赤ちゃんプレイに耽る複雑な関係を持ち、彼が母乳に異常な執着を持つ原因にもなっている。

  • アシュリー・バレット
ヴォート社の社員で広報担当。セブンのメディア活動をサポートするキャリアウーマン。
人当たりが良さそうに見えるがその実、神経質かつ会社の利益や自身の評価しか頭にない酷薄な人物。
ただし、作中ではセブンのメンバーが起こす問題や(主にホームランダーの)ワガママに振り回される同作屈指の苦労人
ある意味では人知を超えた能力を持つヒーローの前では不満があってもイエスマンにならざるを得ない『THE BOYS』の世界における一般人の立ち位置を代表するキャラクター。
+ ネタバレ
物語開始当初は主にマデリンのアシスタントを務めていたが、後にとある事態の責任を押し付けられて一方的に会社を解雇される。
シーズン2ではホームランダー直々に会社に呼び戻され、マデリンの死を受けて空いた副社長の座の付くことに。

……が、待っていたのは決定権を全て奪われホームランダーの傀儡になることを強要される地獄の始まりであり、これ以降ホームランダーからのモラハラ・パワハラを一身に受ける身となる。
それによって多大なる心的な負担を溜め込み、ストレスが極限に達すると衝動的に自らの頭髪を力任せに引きちぎるという悪癖が生まれてしまう。
何度か辞職しようとしたものの、築いた地位を捨てられなかった事とホームランダーに殺されるのを恐れてなし崩し的に会社に残った結果、色々な偶然が重なり最終的には社長の座を得る。
ただし、頭髪を引きちぎる癖は悪化を続け、やがてスキンヘッドになったことで人前ではウィッグの着用が欠かせなくなってしまう。ついでにSM癖にも目覚めた

そしてシーズン4終盤、とある出来事が切っ掛けで命の危険を感じてコンパウンドVを服用。適応せずに死ぬ可能性もあったが幸運にもテレパシー能力が発現する。
その後はなんとアメリカ合衆国副大統領に就任、と本人の心情とは裏腹に世間的には出世街道を驀進する難儀な人生を送っている。

  • ライアン・ブッチャー
ベッカがホームランダーにレイプされた事で身籠ってしまった子供。血縁上はホームランダーの実子にあたる。
ただ、ベッカとホームランダーは結婚したわけではないため、ファミリーネームは母と同じく「ブッチャー」である。

多くのヒーローはコンパウンドVに暴露することによって後天的に能力を得るが、
ライアンは能力者であるホームランダーの遺伝子を直接受け継いだためか、生まれながらにして彼と同様の超人的な能力を備えている。
当初はマデリンによってその存在は秘匿されていたものの、後に息子がいることを知ったホームランダーは彼に接触。
正式に自身の実子として認知し、不器用ながら父として息子と交流を図ろうとするが…。
+ ネタバレ
最終的にはホームランダーがブッチャーの妻であった母ベッカをレイプしたことで生まれたのが自分だったと知られたことで、
それまでも度々すれ違いがあったが、これが決定打となって不自然な父子関係は終わりを迎えることになった。
更に言えば、ライアンがホームランダーの庇護下に入ることになったのも、
元々ライアンが“父”と慕っていたブッチャーに(ブッチャーが半ば自暴自棄になっていた時期とはいえ)見捨てられたことからだったのだが、
その理由と共に、ブッチャーが未だに自分を“息子”として気に掛けていることもライアンは知ることとなったのであった。

そうして、直接真実を問いただそうとしたことで起きた親子喧嘩では一先ずはホームランダーが勝利したものの、
それによってライアンはホームランダーを否定してヴォート社を出ていくことに。
結局はあっさりとホームランダーに潜伏場所を突き止められ、戻ってくるよう説得されることになったが、
ライアンはそれを受け入れず、改めてホームランダーを“父”とは認めないと宣言し、その人格も「空っぽ」等と罵倒した。
そして、ブッチャーたちが決死で仕掛けたホワイトハウスでの最終決戦に、ブッチャーの援軍として参戦することとなり、ブッチャー同様に自分への被害を度外視してホームランダーの無力化に協力して前述の決着の場面までの道筋を作った。

……しかし、決着の後には今度はブッチャーより「お互いにただの人間に戻った」として、一度は手放してしまった“息子”へと歩み寄ろうとしたものの、ライアンは「あなたもホームランダーも本質的には同じ」と見切っていたことから拒絶。
……息子にとって“2人の父親”は揃って失格判定の痛み分けになったとも言えるが、これはホームランダーのみならずブッチャーも自業自得の末路であった。
また、ブッチャーのことは拒絶したものの、その後は過去に世話を焼いてくれていたこともあったマザーズミルクの庇護下に入ったようで、ようやく母親と暮らしていた頃のような穏やかな環境と、それ故に長い時間をかけて自分や父親“達”の存在を振り返られる機会を得ることが出来たと想像できる様子を見せていた。

  • ソルジャー・ボーイ
シーズン3より登場する「セブン」の前身であるヒーローチーム「ペイバック」のリーダーであったヒーロー。
頭部を覆うマスクと盾がトレードマーク。
第二次大戦時に活動を始めたとされ、その活躍からアメリカでは戦争の英雄扱いされている。
大戦後もCIAと組んで作戦に従事し、冷戦時代に死亡したと思われていたが、冷凍睡眠でロシアに囚われていた事が発覚。
V1というコンパウンドVのプロトタイプの被験者であり、不老となっているほか、ホームランダーの拳を受け止めるパワーと、ホームランダーの熱線と同じ威力を持つ時効性Vを打ったブッチャーの熱線が全く効かない耐久力を持つ他、ロシアに捕らわれていた際の人体実験により胸部より光線を放つことができるようになっている。
この光線は撃たれた相手がヒーローだった場合、体内のコンパウンドVを抹消するという特殊な性質を持ち、ホームランダーでも受ければ能力を完全に喪失してしまう。
この世界で、唯一ホームランダーに比肩しうるヒーローということでブッチャー達の手で解放され、利害が一致した彼らと共闘してホームランダーの命を狙う。
+ ネタバレ
実はホームランダーはソルジャー・ボーイが提供した精子によって生み出されたヒーローであり、遺伝子的に彼らは親子関係にある。
本名はベンジャミン(ベン)。世間からは戦争の英雄扱いされているものの、実は第二次大戦の活躍はほとんどがヴォートの作ったカバーストーリーで実際には人種暴動の鎮圧や民衆の平和運動に対する妨害行為などに従事していた。
その本人の性格は極めて下品で傲慢、そして極端なまでのマッチョイズム至上主義者
自分基準での男らしさを他人にも強要し、それに達していないと判断した者を女々しいやつと毛嫌いする超が付くほどのオレ様人間*14。おまけにドラッグに目がない上に女好き。
兎に角周りに対しての配慮は希薄で平気で仲間を見捨て、時には民間人を故意に盾にして死なせることすら平気で行っており、自分に歯向かう人間には暴力で黙らせるのは日常茶飯事。
ペイバック在籍時、当時チームに同じく在籍していたブラックノワールが映画への出演を目論んでいた際、「おもしろくないから」と映画プロデューサーに裏から手をまわして妨害するなど陰湿な嫌がらせの類まで行った挙句、抗議したブラックノワールを徹底的に痛めつけて黙らせるなど、ホームランダーに負けず劣らずのクズである。
彼がロシアに囚われたのははそのあまりの傍若無人な振る舞いがCIA、ヴォート内で問題視され、ちょうどホームランダーが生誕して彼の代わりができたことにより、CIAとペイバックのメンバーらが共謀して彼に毒ガスを吸わせて意識不明に追い込んだのち、ロシアに実験材料として売られた形になったためである。
ブッチャーたちの手で冬眠から目覚めた後にアメリカに密航、のちに再度接触したブッチャーよりホームランダーを殺してくれるならば引き換えにペイバックのメンバーへの復讐を手伝う、という契約を結び元ペイバックのメンバーを次々に殺していくが、ヴォート本社で遺伝子上の孫であるライアンにまで危害を加えようとしたため、ブッチャーや他のボーイズメンバーらから離反され、交戦した挙句、クイーンメイブの活躍により再度冬眠させられ、ヴォート本社に封印されることになる。
その後、シーズン5にてヴォートの実権を握ったホームランダーによって復活させられ、残っているV1捜索に協力をすることになる。

ちなみに余談として彼はボーイズと2度に渡り戦ったが、2度とも負け越している。
決して弱いわけではないのだが、放射熱線はチャージに時間がかかり過ぎるため途中で攻撃を受けると中断される弱点があり、飛行能力などの高速移動能力も無いため、搦手に非常に弱い
一度目の対峙ではブッチャーが時効性Vの乱用で弱っていたのもあり総力戦となり、メイヴの助力があってようやく抑え込まれたのに対し、2戦目では熱線のチャージ中に能力者となったブッチャーに触手で車を投げつけられて短時間ながら気絶し、その後も罠だと疑うこともなく逃げるブッチャーとヒューイを追いかけた挙句にゴドルキンのウイルスで一時的に無力化され敗北する…といういいとこなしな惨敗であった。

●原作版

原作においてもホームランダーはヴォート社が生み出した「最強の超人」であり、その出自として世間に喧伝されているカバーストーリーは「乳児の頃に宇宙からやって来た宇宙人」というもので、ドラマ版以上にスーパーマン(クラーク・ケント)を意識した設定となっている。

なお、原作版にはソルジャー・ボーイとホームランダーの親子関係は存在しない
ホームランダーは、第二次世界大戦中にナチスがコンパウンドVによって生み出した世界初の超人ストームフロント(原作では男性)の遺伝子をもとに誕生した存在である。
彼を産んだ母体となった女性は出産後に死亡しており、ホームランダーが母親の顔を知らないという点はドラマ版と共通している。

原作版でもヴォート社の研究施設で育成されてきたが、その扱いはより凄惨。
逃亡防止のため水爆を括りつけた鎖に繋がれていたことさえあり、ドラマ版とは方向性こそ異なるものの、幼少期を非人道的な環境の中で過ごしてきたことが描かれている。

また、原作版のホームランダーは当初からドラマ版のような狂気の悪役として描かれているわけではない。むしろ、悪辣な面(原作版でアニーに奉仕(Blow Job)を要求するのはホームランダー。)が描かれつつも、それとは相反するかのように「正しいヒーロー」であろうともしていた男が、次第に狂気へと囚われていく人物像になっている。

自身のアイデンティティに苦悩する点はドラマ版と共通しているが、原作版では他のヒーロー仲間にも自立を促そうと決意するなど、他者を思いやる一面も見せる。
しかしその一方で、幼少期からの育成環境と恵まれすぎている地位と財政支援によってヴォート社への絶対的な忠誠心を植え付けられており、副社長であり自身を支配するジェームズ・スティルウェル(ドラマ版におけるマデリンに相当する人物。こちらも男性。)への恐怖心から、その理想は何度も挫折していく。
こうした姿は、読者に対して複雑な感情を抱かせる。明確に悪役でありながら、その境遇や苦悩ゆえに、単なる憎むべき敵ではなく「同情すべき悪役」としても映るのである。

──もっとも、ボーイズがホームランダーを追う理由そのものはドラマ版と大きく変わらない。ホームランダーがブッチャーの妻ベッカをレイプし、死に追いやったとされていたためである。
当初は明言こそ避けられていたものの、その事実は作中で繰り返し示唆されていた。

さらに物語終盤では、ホームランダーが数々の虐殺やレイプといった非道な犯罪行為を繰り返してきた証拠写真が提示されることとなり、その内容はホームランダー自身にも大きな衝撃を与える。
……だが奇妙なことに、ホームランダーにはそれらの行為を行った記憶がまったく残っていなかった。

自らの罪と向き合おうとする一方で、その記憶の欠落に苦しめられたホームランダーは次第に精神を蝕まれ、やがてノイローゼ状態へと陥る。
迫り来る破滅に怯えながら、彼は遂には自分自身すら信じられなくなっていくのだが……。

+ 原作版最大のネタバレ
己の狂気に負けたホームランダーは、最終的にスーパーヒーロー達を率いてのクーデターを実行。
ヴォート社からの支配から脱するとホワイトハウスを占拠して大統領をも殺害する。

そこに宿敵ブッチャーが現れるのはドラマでも再現された通りだっったが、更に意外な乱入者として現れたのは同志のはずのブラックノワールであった。

ブラックノワールがマスクを脱ぐと、そこにはホームランダーと同じ顔が。
実はブラックノワールはホームランダーとストームフロントの遺伝子から生み出されたバイナリー・クローンであり、ホームランダーが悪堕ちした(=制御できなくなった)場合に成り代わる存在にして監視役として生み出されていたのだが、その境遇からブラックノワールの方が狂気に捉われてしまい、自主的にホームランダーと成り代わるための計画を実行。
……実は、ベッカのレイプを初めとして特に以前の段階でのホームランダーによるものと思われた悪事はブラックノワールが起こしてきた最悪の裏工作の結果であった。

ホームランダーは怒りに任せてブラックノワールへと掴みかかる。
正式に抹殺指令も下されたことから始まった同じ超人同士の戦いの勝者は、ブラックノワールだった
互いに不死身の肉体がボロボロになる程の死闘であったものの、辛うじて肉体の形を残す程度の損傷に収まったノワールに対して、哀れホームランダーは腕と胸部だけを残して焼き尽くされてしまったのであった。

……結局、その後でブラックノワールもまたブッチャーの手によりトドメを刺されて復讐を遂げられることになったものの、この「最大の巨悪に見えていた奴こそ実は一番哀れな立ち位置であった」という原作版のホームランダーの姿は、ドラマ版とは別ベクトルで衝撃的なものであった。


●外部出演

2024年にはドラマ版シーズン4配信に伴うキャンペーンの一環として度を越えた残虐表現で有名な海外格闘ゲーム『モータルコンバット』シリーズの一作『Mortal kombat1』にDLCキャラとしてゲスト参戦。
フェイスモデルもドラマと同じくアントニー・スター氏という豪華仕様。
ただし契約の関係なのか声優は別人。とはいえ声質はよく似ており、なおかつ相手をおちょくるような独特の声質も再現されているおかげで違和感が無いと好評。
むしろドラマ版より声色のねっとり感が増している
ちなみに同作にはイメージコミック『インビンシブル』からのゲストキャラとしてホームランダーと同じくスーパーマンをモチーフとするオムニマンが参戦しており、鬼畜ヒーロー同士で夢の対決が実現できる。*15
ただし、開始前のイントロ等を見る限り関係は最悪そのものな御様子。
オムニマン:遊びは終わりだぞ、甘ったれのクソガキめ!
ホームランダー:おやおや、まだ始まったばっかりじゃないか!
また、他のモーコンキャラやDLCキャラからの認識も「スーパーヒーロー気取りの傲慢なサイコパス」のようで、イントロでは一様に敵意を向けられている。

ゲーム中の技やセリフにはドラマ版の要素がふんだんに盛り込まれており、一例を挙げると、
  • 通常投げ「Up Up And...」はシーズン1第一話で強盗を空高くへ放り投げて転落死させた動きがモチーフ
  • 掴み投げを含む通常技コンボ「See No Evil」のモーションはクイーン・メイヴの目に親指を突っ込んで失明させた時のもの
  • 特殊技「Hear No Evil」はブラインドスポットを再起不能にした両耳への一撃
等々、これ以外にも様々な原作を再現した技が使用可能。
相手にとどめを刺すフェイタリティでは相手の下半身をレーザーで両断した後に眼に直接叩き込んで爆裂させるものの他に、
強烈なアッパーで相手を上空まで打ち上げて飛行中の旅客機に衝突させ、その後引っぺがしてからエンジンに放り込んでバードストライクを誘発、
異変に気付いた乗客たちがパニックに陥って窓の外にいるホームランダーに助けを求める中、当の本人は何もせずに墜落していく旅客機を悠々と眺める、という大変にインパクトの強いもの。

肝心の性能に関しては、かなりクセの強いテクニカルキャラ。
飛び道具「Laser Eyes」の他に対空や切り返しとして使える「Blast Off」、パンチ技を受け止めて反撃できる「Dirty trick」といったオーソドックスな技を一通り持つが、どれも発生や威力が今一つなのでそこまで頼りにはならない。
そんな中で唯一無二と言ってもいい個性が地上・空中ほぼ全ての通常技をキャンセルしてその場に浮遊する特殊技「Flight」、
そしてこちらも地上空中問わず使用可能で浮かせ技、ガード不能の掴み投げ、中段技、上段判定の蹴り、の四種類に派生ができる移動技「Diabolical Dash」。
これら二つの技を併用する事ですさまじく自由度の高い攻めを展開でき、扱いこそ難しいがハマった時のコンボ火力・立ち回り能力はまさしく圧倒的。
その反面、自身の通常技は性能がイマイチで強引に攻めるのは得意ではなく、援護攻撃を行うカメオファイターとの連携が欠かせない。
さらに、試合中はFlightとDiabolical Dashを高速で何度も入力する必要がある上にキャンセル受付時間が短いため、プレイヤーへの負担も大きい等、使いこなせるようになるまでのハードルは非常に高い。

総じて、オールラウンドにあらゆる事をこなすが自分と同程度や上位の能力を持つ相手との真っ向勝負は苦手、真価を発揮するためには周りのサポートが必要不可欠、というホームランダーのキャラクターをそのまま再現したような一筋縄ではいかない性能の持ち主となっている。





追記・修正は母乳を飲みながらお願いします。

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最終更新:2026年08月25日 14:57

*1 この世界のスーパーヒーローは基本的に「コンパウンドV」という特殊な薬剤によって生み出されており、人格面でも到底ヒーローとは呼べない者が少なくない。

*2 というか快感を見出してる節さえある

*3 スターライトのように親との関係が破綻している例も存在するが。

*4 コードネームにちなんだのか野球少年だったことにされていたが、研究施設育ちの彼からすれば侮辱以外の何物でもない。

*5 後に研究員たちはシーズン4でホームランダーから凄惨な報復を受けることになる。

*6 愛情ある家庭で育ったスーパーマンとの差異を考えれば、その皮肉はより鮮明である。

*7 これはスーパーマンもやっている

*8 ただし、感覚が鋭いだけで正確に相手の心の内容を読み解けるわけではないので、エドガーやマデリンなどに口八丁で誘導されることも多々ある

*9 コンパウンドVを投与された能力者のみを殺す殺戮兵器

*10 ドラマ版では不可能だと拒否、原作版では飛行機を支えきれずに破壊してしまっている

*11 Aトレインからも「能力が無ければ何も無いクズ」と断じられており、その言葉が返ってきたともとれる

*12 なお、その内容は既に死んでいる存在や消えた人物に関わるものであり、いずれにせよ成立し得ない空虚な提案であった

*13 ちなみに、演じるアントニーはホームランダー関連の切り抜き動画には「面白い」として全肯定の構えである。

*14 当然現代に生きる男性の大半はソルジャーボーイ基準だと「女々しいやつら」扱いであり、育児に積極的に参加する父親達の姿を見ても鼻で笑う始末だった

*15 なお格闘ゲームなので対等に扱われているが、実際の作中でのスペックで比較するとホームランダーに勝ち目は無いに等しい