マザーコンプレックス

登録日:2009/06/11 Thu 19:25:02
更新日:2025/02/16 Sun 02:12:09
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マザーコンプレックスとは、母親に対して、子供が強い愛着・執着を持つ状態を指す。
ちなみに、正確な心理学用語ではなく和製英語の俗語である。
そのため「これがマザコンである」「これはマザコンとは言わない」という明確な基準、学術的な定義はない。
通称は「マザコン」。

概要

主に子供自体を指す言葉だが、かなり年上の女性が好きな男性にも用いられる。
母親のことを「ママ」と呼んでいる男性に対して呼ばれることも多い。
※「スナックのママ」とかはこっちとは意味が違うので混同しないように。

世間体からすれば呼ばれて気分の良いものではなく、周りから呼ばれたくはない言葉でもある。
結婚しようとした男性がマザコンだった!と結婚を躊躇、最悪破棄してしまうケースや、結婚相談所のような場所での相談案件もちょくちょくあるほど。

しかし、マザコンという言葉は兎も角、子供が親に対して深い愛情を持つこと自体は決して間違ったことではない。親子共々仲が良いに越したことはないのである。
大事なのはそこから当人が自立して行動していて、何をするにしても母親を引き合いに出さないこと。仲が良いのはけっこうだが、それが行き過ぎるのが問題視されているのだ。
マザコンではなく、単なる母親思いならばそこまで忌み嫌われることはないと思われる。
母親と仲が良さそうだからといってマザコン!なんて言ったりするとその相手と険悪になる可能性もあるので、安易にこの言葉を使うのは控えたほうがいいだろう。

海外ではそこまでネガティブなイメージは付いておらず、むしろ親を大事にすることや、深い愛情を持って接することが当たり前のような国も多い。親を蔑ろにするほうが嫌われる傾向にある。
まあ親が酷い人間だった場合とかそういう時は例外になるが……

また、隠語として母子相姦や母親と息子の近親姦を指す用語として使われる事もある。

某学者が「日本人の大半はマザコンで、残りはロリコン」という衝撃的な学説を唱えた。

類義語としてファーザーコンプレックス・シスターコンプレックスブラザーコンプレックスがある。

アニメや漫画等の創作系においては、このマザコンという設定も主に男性の一種のキャラ付けとして確立されている。
…まあ元の言葉的に主に笑い、ネタ方面でということになるが。一部キャラは全然笑えないけど。

一方でシリアスなキャラクターについて「マザコン」と評される場合、情けなさ以外にもネグレクト、不倫、死別などで実の母親から愛情を得ることができず、そのまま成長したため、恋人にも母性を求めてしまう、という人物像が描写されるケースもある。富野作品に多い印象
この場合、人格形成の過程が重苦しくなりがちで、ヒロインとの関係も当然、複雑なものとなってしまう。こうなるととても笑えたものではない。
実際の人間でマザコンといわれる人物のうち、どの程度の割合でそういうパターンがあるかは不明。

また、息子が母親にべったりというパターンもあれば、母親が息子に強烈に依存し、結果としてマザコンらしき息子が出来上がる、というパターンもある。
母親が息子を守るために後見人のようにふるまうという「垂簾政治」も、洋の東西を問わずよくあった。西洋ではローマ皇帝ネロ、フランス王ルイ九世などが母親べったりだったという。


主なマザコンキャラ


ニコニコ動画のラストサムライのMADにてこんな迷言が残されている。

男は産まれてから、
マザコンとして成長し、
成長しロリコンとなる、
生き物である。


追記・修正は母親を大事にできる人にお願いします。

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