アットウィキロゴ

ブリッツクリーク(遊戯王OCG)

登録日:2026/06/11 Thu 15:30:03
更新日:2026/07/04 Sat 12:40:14
所要時間:約 27 分で読めます




【ブリッツクリーク】とは、『遊戯王OCG』に存在するテーマの1つである。


概要

属するモンスターは全員が地属性雷族で統一されている。
なお雷族で統一されたテーマは【スプライト】以来でおよそ4年ぶり。
「地属性・雷族」という組み合わせのモンスターも《サブテラーマリス・ボルティニア》以来でおよそ9年ぶりとなる。

このテーマのコンセプトは「手札からの特殊召喚」と「破壊」。
モンスターカードは全員が「任意の雷族を手札からの特殊召喚&破壊」の効果を有しており、これで盤面を形成することとなる。

その一方で、テーマモンスターの持つ制約として「手札以外からはモンスターを特殊召喚できない」というものがある。
墓地や除外状態は勿論、EXデッキからも特殊召喚を行えないため、手札のモンスターと魔法・罠カードのみで盤面を整える必要がある。
この制約ことから、既存の(雷族を含む)テーマデッキとの混合構築は困難となり、純構築が基本となる。
「EXデッキを使わないテーマ」自体は他にもあるものの、種族を含めた能力値や展開方法の違いから、やはり混合構築は難しい。

また「手札から効果を発動する雷族モンスター」ではあるものの、制約が適用されれば《超雷龍-サンダー・ドラゴン》の特殊召喚は不可能。
というよりは、《超雷龍-サンダー・ドラゴン》の過度な出張を抑える措置といえるだろう。
……【スプライト】といい【ライゼオル】といい、あちこちに変な配慮を発生させた罪深いカードともいえるか。


ちなみにブリッツクリーク(Blitzkrieg)とは「電撃戦」を意味し、敵に準備する隙を与えない短期間・高速度の奇襲的総攻撃を指す言葉。
語源はドイツ語の「Blitz(電光)」+「Krieg(戦争)」。

公式の設定画では、意外と重い背景が明かされている。
この世界では「巨大機獣」なる生物が跋扈しており、多くの人々が犠牲になったとされている。
そして生き残った僅かな人類が身を寄せ合う拠点が《天空城塞クーロン》であり、倒した機獣を素材に武器や家具を生成して生活しているという。
この設定を踏まえると「手札から特殊召喚&破壊」はクーロンから地上に降り立ち機獣への襲撃、セルフ手札バウンスは仲間による帰還を表しているかもしれない。


カード一覧

下級モンスター

以下の効果が共通している。
  • (1):(起動効果もしくは誘発効果で)フィールド上のカードを破壊しつつ、手札から任意の雷族モンスターを特殊召喚
  • (2):自身が既にフィールドに存在し、カードが効果で破壊された時に特定の「ブリッツクリーク」カードを手札に加える

《サージ・ブリッツクリーク》
効果モンスター
星4/地属性/雷族/攻1800/守1200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札のこのカードを相手に見せ、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、手札から雷族モンスター1体を特殊召喚する。
このターン、自分は手札からしか効果モンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
このカード以外のカードが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「サージ・ブリッツクリーク」以外の「ブリッツクリーク」モンスター1体を手札に加える。

大型の鷲を相棒にする、ジャケットを羽織った金髪の女性。右手に持ったドリル上の旗槍となかなかりっぱなおむねが特徴的。
公式から設定画が公開されており、大鷲と共に上空からの急降下攻撃によって機獣を狩っているらしい。
また、右腕に見える青い線はリヒテンベルグ図形(落雷などで電流が物体表面を流れる際にできる樹上の模様)であり、右腕から肩のあたりまで伸びている。

(1)効果はモンスターの破壊と雷族の特殊召喚。
他の下級にも共通することだが、「破壊し特殊召喚」なので耐性やサクリファイス・エスケープ等で破壊に失敗すれば特殊召喚自体が行えない。
そして《虚無魔人》など「特殊召喚できない」効果が適用されている場合は、そもそもこの効果を発動できない。

《サージ・ブリッツクリーク》の場合は、モンスターを破壊して特殊召喚を行う。
「起動効果・対象をとる・破壊」なので、耐性効果や制圧が珍しくない昨今にこの効果で相手モンスターを破壊するのは無謀な挑戦と言える。
かといって自分のモンスターを破壊するのは、召喚権か特殊召喚手段の行使を余儀なくするところから消費が重くなってしまう(といっても、そうせざるを得ない場面もしばしばある)。
なのでこの効果は《天空城塞クーロン》との併用が半ば必須。あちらの効果でこのカードをサーチしつつ破壊の的を用意可能。

(2)効果は「ブリッツクリーク」モンスターのサーチ。
条件は「既にこのカードがフィールドに居て他のカードが効果破壊された場合」なので、自身の(1)効果では条件を満たせない点に注意。
展開に必要なモンスターか、大黒柱の《ウィスカ・ブリッツクリーク》をサーチするかはその場の状況次第。

「サージ」とは、「急上昇」「押し寄せる」といった意味を持つ英単語。
転じて雷などによる瞬間的な高電圧、大電流を意味し、多くの家電や電気設備を破壊してきた危険な現象。
落雷のように相手を破壊しつつ降り立つこのカードにぴったりな名前だ。


《グレイン・ブリッツクリーク》
効果モンスター
星2/地属性/雷族/攻1200/守 600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札のこのカードを相手に見せ、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、手札から雷族モンスター1体を特殊召喚する。
このターン、自分は手札からしか効果モンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
このカード以外のカードが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「ブリッツクリーク」魔法カードか「天空城塞クーロン」1枚を手札に加える。

工具片手に奇妙な機械をいじる、メカニック担当の男性。リヒテンベルグ図形は左腕から伸びている。
《雷盟-ステップリーダ》のイラストを見るに、いたずら好きな性格をしている模様。

(1)効果は魔法・罠カードの破壊と雷族の特殊召喚。
《サージ・ブリッツクリーク》と同様「起動効果・対象をとる・破壊」と質が良いとは言えないが、あちらよりはまだ使用しやすい。
自分の魔法・罠カードを破壊する分にはモンスターよりも負担が小さく、またテーマ内の魔法・罠カードはいずれも墓地効果を持つ点も消費を軽減している。
そして「魔法・罠カードによって耐性を付与」する布陣は意外と少なくないため、《サージ・ブリッツクリーク》よりは幾分か相手のカードを破壊して展開しやすい。

(2)効果は「ブリッツクリーク」魔法カードか《天空城塞クーロン》のサーチ。
【ブリッツクリーク】は《天空城塞クーロン》を含めた2枚初動が普通の動きとなるが、強引に《天空城塞クーロン》を確保する役割としてはある。
もし《天空城塞クーロン》との併用による初動に成功していた場合は、《雷盟-ブレイクアウェイ》を優先してサーチしたい。


《クラック・ブリッツクリーク》
効果モンスター
星3/地属性/雷族/攻1500/守 900
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手ターンに、相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時、
手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
そのモンスターを破壊し、手札から雷族モンスター1体を特殊召喚する。
このターン、自分は手札からしか効果モンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
このカード以外のカードが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「ブリッツクリーク」魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。

両腕を稲妻のナックルで武装した、赤い短髪の男性。
リヒテンベルグ図形は両腕から延びている。

(1)効果はモンスターの破壊と雷族の特殊召喚。
《サージ・ブリッツクリーク》と異なり、相手フィールド上で効果を発動したモンスターに対象が限定されている。
代わりに効果を発動すればいいため、相手ターン中に(破壊を凌ぐ手段を確立される前に)発動できるのは大きな利点になる。
相手の展開を妨害しつつ特殊召喚し、もし《ウィスカ・ブリッツクリーク》も握れていればそちらの効果も連鎖できる。
また雷族を何でも特殊召喚できることから、モンスター効果でサーチ効果を発動した際にこの効果で《ライオウ》を出してサーチ不発にするなど、妨害の仕方は幅広い。

(2)効果は「ブリッツクリーク」魔法・罠カードの墓地送り。
魔法カードを墓地へ送る場合、別途破壊手段を用意しないとサルベージ効果は発動できないため手札と要相談。
罠カードの場合は即座に墓地効果を発動できるものの、除外した罠カードの再利用手段がテーマ内に無い点には注意。

「クラック」とは「裂け目」「亀裂」を意味する英単語。
転じてコンピューターやセキュリティシステムへの不正な干渉を差す。
相手の効果発動に干渉して味方を呼び込む、なかなかの技巧派らしい。


《エミ・ブリッツクリーク》
効果モンスター
星1/地属性/雷族/攻 900/守 300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがドロー以外の方法で手札に加わった場合、
このカードを相手に見せ、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、手札から雷族モンスター1体を特殊召喚する。
このターン、自分は手札からしか効果モンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
このカード以外のカードが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「ブリッツクリーク」罠カード1枚を手札に加える。

機械仕掛けの傘を持った、薄紫の髪の小柄な少女。
傘の内側にはなにかのキャラクターのシールやステッカーなどがペタペタと貼り付けられている。
リヒテンベルグ図形は右腕だが、肘まで届かないぐらいの長さ。

(1)効果は「ポプルス効果」による破壊と雷族の特殊召喚。
該当する行為は「サーチ・サルベージ・フィールドからのバウンス」で、テーマ内に一式の行為が揃っている。
このテーマの場合、「自分フィールドのカードを手札に戻す」効果が複数あるので、そちらで満たすことが多いか。
《エミ・ブリッツクリーク》を手札に戻して妨害、そこで《エミ・ブリッツクリーク》を特殊召喚しつつ追い打ちをかけるという算段になる。
素引きした場合に困るので採用枚数を控え、もし素引きした場合はバウンスさせるために通常召喚させるという処理方法がある。

(2)効果は「ブリッツクリーク」罠カードのサーチ。
《雷盟-ブレイクアウェイ》であれば表側表示で置けるため、セットして相手ターンに発動してもよい方をこちらでサーチしたい。
それに該当するのは《雷盟-リターンストローク》の側である。

名前の由来は「電磁妨害」の略語である「EMI」だろうか。
機器の発する電磁波などの干渉により、周囲の機器に故障や動作不良が起きる現象だ。
他のカードによる自分への干渉をトリガーに効果を発揮するこのカードらしい名前かもしれない。


最上級モンスター

《ウィスカ・ブリッツクリーク》
効果モンスター
星8/地属性/雷族/攻3000/守2400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「ブリッツクリーク」カードの効果でカードを破壊した自分・相手ターンに、
手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
手札から雷族モンスターを3体まで特殊召喚する。
その後、その数までフィールドのカードを破壊できる。
このターン、自分は手札からしか効果モンスターを特殊召喚できない。
(2):手札以外でモンスターの効果が発動した時、
自分フィールドの他の雷族モンスター1体を手札に戻して発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

【ブリッツクリーク】のエースを務める、「生き残り」の巨漢。
《雷盟-ブレイクアウェイ》のイラストでは、身の丈をも上回る武器を振りまわす怪腕を発揮している。

(1)効果は雷族モンスターの特殊召喚と、その数に応じた破壊。
「ブリッツクリーク」下級モンスターの(1)効果と異なり「特殊召喚してから破壊」の順序で効果を処理する。
そのためこの効果で「ブリッツクリーク」下級モンスターを特殊召喚しつつ、その(2)効果を即座に発動可能。
特殊召喚する雷族は3体まで、そして破壊枚数も特殊召喚した数までなので融通は効き、少量に抑える運用から大量に物量差をつける運用までこなせる。

条件として、何らかの「ブリッツクリーク」カードによる効果破壊に成功している必要がある。
成功さえすればフリーチェーンで特殊召喚と破壊を行えるので嫌らしい妨害になる反面、単体で自己完結せず破壊にそもそも失敗すれば使用できないという長短を持つ。

(2)効果は手札以外で発動したモンスター効果に対するカウンター。
手札誘発のみならず「サーキュラー効果」等の手札で発動する展開効果も止められない。
しかしそれ以外であればフィールドや墓地、除外状態で発動したモンスター効果を無効にできるため、相手の行動を狭められる。
またこのパーミッションは「無効にして破壊する」なので、ブリッツクリークによる効果破壊として扱われる。

「ウィスカ」とは、金属メッキの表面などに発生、成長する微細な金属結晶のこと。
電子回路内の周辺で発生した場合、制御回路の誤動作や電源のショートによる破損を起こす。


魔法カード

《グレイン・ブリッツクリーク》《雷盟-オルタネータ》でサーチが可能。

天空城塞(てんくうじょうさい)クーロン》
フィールド魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から召喚・特殊召喚された自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
相手フィールドに「機獣トークン」(機械族・地・星6・攻/守2000)1体を特殊召喚し、
デッキから「ブリッツクリーク」モンスター1体を手札に加える。
(3):このカードが墓地に存在する状態で、
自分の「ブリッツクリーク」カードの効果でカードを破壊した場合に発動できる。
このカードを手札に加える。

イラストはブリッツクリークたちの拠点であり、生き残った人類の住処でもある空中都市。
電力源である巨大な避雷針を中心に居住コンテナをごてごてと取り付ける形で巨大化しており、底面に取り付けた大量の浮遊装置で高度を保っている。
ブリッツクリークたちはここから出撃し、戦利品と共にここに帰ってくる。

(1)効果は手札から出たモンスターの強化。
全体強化としてはまずまずの値とはいえ、《ウィスカ・ブリッツクリーク》を除いたブリッツクリークの面々はこれでも戦闘要員にするには心許ない。

(2)効果はトークンの生成と「ブリッツクリーク」モンスターのサーチ。
トークンは破壊効果の的に使えるため、《エミ・ブリッツクリーク》《サージ・ブリッツクリーク》をサーチし即座に破壊と特殊召喚を行える。
「破壊してから色々と動き出す」テーマなので、破壊の的と色々動けるモンスターの確保が可能なこのカードの重要度は高い。
ただし注意点もあり、「トークンを相手フィールドに特殊召喚できなければサーチ効果も使用できない」という点。
結界像や《霊王の波動》等でトークンの生成が行えなければ、自動的にサーチ効果も封じられてしまう。

(3)効果は「ブリッツクリーク」魔法カードに共通した自己サルベージ。
条件は「『ブリッツクリーク』カード効果による破壊」であり、汎用の破壊カードでは条件を満たせない点は注意。
《グレイン・ブリッツクリーク》で破壊したり一度使用した分を再利用する手立てになる。

「クーロン」とは、電気力学における電荷の単位。
落雷は上空の雷雲にたまった正の電荷が地上の電子と引きあって起こる現象であり、
ブリッツクリークたちが留まり力を蓄える場所らしい名前だ。


雷盟(ブリッツクリーク)-ブレイクアウェイ》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「ブリッツクリーク」永続罠カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く。
●自分フィールドの雷族モンスター1体を手札に戻し、
フィールドのカードを1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分の「ブリッツクリーク」カードの効果でカードを破壊した場合に発動できる。
このカードを手札に加える。

(1)効果は二つある内から選択する形式となる。

片方はブリッツクリーク永続罠の設置。
表側表示で直接置くので、罠カード故のタイムラグを軽減可能。
こちらの場合、自分ターンで手札交換を行える《雷盟-オルタネータ》が候補となる。
ただしこの効果ではデッキからしか設置できないため、うっかり永続罠を素引きした場合は通常通りセットしないといけない。

もう片方は雷族モンスターのバウンスとカード破壊。
「能動的に・フリーチェーンで」発動できるので単純に妨害としての水準を満たしている。
更にこの効果で破壊するカードは種類も表示形式も問わない点も汎用性が高い。
相手ターンに容易な条件でブリッツクリーク効果による破壊を行えるので、それを要する条件を満たすのに使える。

(2)効果は《天空城塞クーロン》と同じ自己サルベージ。
このカードの場合は自分ターンには永続罠を置き、その後にブリッツクリーク効果による破壊をした後に手札に戻してセットし、相手ターンに破壊効果の方を使う運用が理想となる。


雷盟(ブリッツクリーク)-ステップリーダ》
永続魔法
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「ブリッツクリーク」カードの効果でカードを破壊した場合、
自分の墓地の雷族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
手札から雷族モンスター1体を特殊召喚する。
その後、このカードを破壊する。
(3):このカードが墓地に存在する状態で、
自分の「ブリッツクリーク」カードの効果でカードを破壊した場合に発動できる。
このカードを手札に加える。

(1)効果は雷族モンスターのサルベージ。条件としてブリッツクリーク効果破壊を要する。
「ブリッツクリーク」モンスターは除去など墓地へ送られれば自力で復活できず蘇生もできないため、それを再利用するための効果となる。
また雷族であれば何でもサルベージできるため、一度効果を使い墓地へ行った《ライオウ》《封狼雷坊》の再利用も可能。

(2)効果は雷族モンスターの特殊召喚と自壊。
これも雷族であれば何でも構わないので、起動効果とはいえ自分ターンで盤面を構築する分には役に立つ。
また「特殊召喚してから自壊」でありこの自壊もまたブリッツクリーク効果破壊と見なされるため、「ブリッツクリーク」下級モンスターを特殊召喚しつつその(2)効果を即座に発動可能。

(3)効果は《天空城塞クーロン》と同じ自己サルベージ。


罠カード

《エミ・ブリッツクリーク》でサーチが、また永続罠であれば《雷盟-ブレイクアウェイ》で表側表示で設置可能。

雷盟(ブリッツクリーク)-オルタネータ》
永続罠
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールドの雷族モンスターの数×300ダウンする。
(2):自分の手札・フィールド(表側表示)からこのカード以外の「ブリッツクリーク」カード1枚をデッキに戻して発動できる。
戻したカードとはカード名が異なる雷族モンスター1体をデッキから手札に加える。
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「ブリッツクリーク」魔法カードか「天空城塞クーロン」1枚を手札に加える。

(1)効果は相手モンスターの弱体化。
《天空城塞クーロン》と併用すればそれなりの差がつくが、展開が十分に行えなければ影響力も小さくなる。

(2)効果は「ブリッツクリーク」カードと雷族の交換。
手札に加えるのは雷族であれば何でもよいため、テーマ外の雷族も積極的に使用可能。
速攻魔法の《雷盟-ブレイクアウェイ》があればスタンバイフェイズにこのサーチ効果を使用できるため、《ドロール&ロックバード》に捕捉されずにサーチ効果を安心して発動可能。
他にもフリーチェーンで「ブリッツクリーク」カードをデッキへ戻せるため、相手の効果から逃がすサクリファイス・エスケープにもなるなど利活用の幅は広い。

(3)効果はブリッツクリーク魔法カードか《天空城塞クーロン》のサーチ。
サーチ候補は《グレイン・ブリッツクリーク》と同じであり、墓地へ送られさえすれば効果破壊を待たずとも即座に使用できるのはこちらの優位点。


雷盟(ブリッツクリーク)-リターンストローク》
永続罠
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「ブリッツクリーク」モンスターは相手の効果では破壊されない。
(2):相手が魔法カードの効果を発動した時、
自分フィールドの「ブリッツクリーク」モンスター1体を手札に戻して発動できる。
その効果を無効にし破壊する。
(3):墓地のこのカードを除外し、自分のフィールド・墓地の「ブリッツクリーク」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻す。

(1)効果は「ブリッツクリーク」モンスターへ破壊耐性の付与。
場持ちを向上させる上に、自分フィールド上の「ブリッツクリーク」モンスターをバウンスして行う効果を通しやすくなる。

(2)効果は魔法カードに対するカウンター。
テーマ外のカードを全力にしづらい関係で、重要なパーミッション効果と言える。
またこのパーミッションによる「無効にして破壊」も、《ウィスカ・ブリッツクリーク》と同様にブリッツクリーク効果による破壊と計上されるので他の効果トリガーとして転用可能。

(3)効果は「ブリッツクリーク」モンスターのバウンス又はサルベージ。
基本的にはサルベージを選択して墓地から復活させ、手札から効果を使用できる状態にしたい。
一方でこの効果のバウンスは相手の行動を待たず能動的に行えるので、手札発動の効果を再度使用したい場面等で役に立つ。


デッキ概要

先攻をとった場合の【ブリッツクリーク】として、理想の展開は以下の通り。
  • 《ウィスカ・ブリッツクリーク》を手札に握っている
    妥協点として、相手ターンに《ウィスカ・ブリッツクリーク》をサーチできる状態を成立させる(《サージ・ブリッツクリーク》+フリチェ破壊の用意など)
  • 何らかのフリーチェーン破壊を備えている(ブリッツクリーク効果破壊だと尚好)
  • 魔法カード対策として《雷盟-リターンストローク》をセット
    • これらを複数満たす方法として《雷盟-ブレイクアウェイ》の(1)(2)効果を両方使用してセットする手が堅実

理想的な動き出しとしては、《天空城塞クーロン》かつ《グレイン・ブリッツクリーク》or《サージ・ブリッツクリーク》の二枚初動になる。
《天空城塞クーロン》にて機獣トークンを生成しつつもう片方をサーチ。
その後に《天空城塞クーロン》及び機獣トークンを破壊して《グレイン・ブリッツクリーク》と《サージ・ブリッツクリーク》を特殊召喚する動き出し。

なお後攻の場合は破壊耐性の完成やモンスターメタの成立など機能不全に陥る理由が多数あることから、後攻は大の苦手とするところになる。
複数の手札誘発を駆使して相手の展開を阻止できれば捲りながら展開も可能かもしれないが、そうなるとこちらの有効な手札も少なくなり展開も大規模には行えない。
幸い雷族は《ライオウ》を筆頭にロック効果を持つモンスターが多いので、それらを後攻0ターン目に出してなんとか相手の展開を抑制させていきたい。

相性の良いカード

雷族関連カード

  • 《神鳴り》
デッキから任意の雷族をサーチできる通常魔法。
【ブリッツクリーク】は動き出しに必要な手札が多いため、適切なカードを的確にサーチ可能。
ただしこの効果でサーチした雷族は通常召喚ができないという、地味に響く制約が付く。
(1)効果で特殊召喚できればいいのだが、【ブリッツクリーク】の展開としてモンスターを通常召喚して(2)効果のサーチを使う場面もあるにはあるので少々響いてくる。

お互いにサーチ効果を適用できない永続効果と、相手のモンスター1体の特殊召喚を無効にして破壊する効果を持つ。
いずれも影響力が高い効果を持っており、特にサーチの禁止は相手のデッキ回転に大きな支障をきたす。
【ブリッツクリーク】なら手札が揃えば後攻0ターン目から場に出せるのも強み。
ただしサーチ禁止が困るのは【ブリッツクリーク】側も同じことで、出すだけでなく能動的に退かす方法も考慮する必要がある。
公式も相性の良さを認知していたらしく、【ブリッツクリーク】と同時に初の再録が行われている。*1

  • 《放電ムスタンガン》
戦闘破壊耐性と、ターンプレイヤーに攻撃回数に応じた特殊召喚制限を行う効果を持つ。
【ブリッツクリーク】なら後攻0ターン目から展開して実質的に特殊召喚封じが可能。
それに加えて特殊召喚制限が掛かるのはターンプレイヤーの為、こちらは思う存分展開ができる点でも噛み合っている。

  • 《封狼雷坊》
相手がモンスター効果を発動した際に、特殊召喚したこのカードを墓地へ送ることで無効にする効果と、墓地へ送られた際に手札から雷族モンスター1体を特殊召喚する効果を持つ。
今までは《封狼雷坊》の特殊召喚手段が問題になっていたが、各種ブリッツクリークによって容易に運用できるようになった。

  • 《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》
数多の耐性を突破して除去を可能にする壊獣シリーズの一体。
耐性を持ったモンスターを強制的にこのモンスターに上書きすることで、《サージ・ブリッツクリーク》等で「相手のカードを破壊」することが可能。
また攻撃力も3300と高いため、必要とあれば《ウィスカ・ブリッツクリーク》と共に出陣しアタッカーとして役割を変えることも可能。
とはいえ昨今の遊戯王における「盤面」は、壊獣一体で突破できる程ヤワではないので他の捲り札や手札誘発も実質的には必要となる。

  • 《繋星の雷后》
効果モンスター
星7/光属性/雷族/攻2400/守1000
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは自分フィールドのモンスターを2体まで手札に戻し、
手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが特殊召喚した場合、
手札のモンスターを任意の数だけ相手に見せ(同じレベルは1体まで)、
その数だけ相手フィールドの表側表示カードを対象として発動できる。
そのカードの効果を無効にする。
(3):フィールドのこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札に加える。

ブリッツクリークと同じく「CHAOS ORIGINS」に収録されたカード。
(1)効果により自力で特殊召喚も可能だが、必要なバウンス数は2体と多く、他のセルフバウンス効果に必要な弾数を減らしうる点は注意。
(2)効果は手札のモンスターに応じ相手フィールドのカードを「永続で」無効にする。
これで「破壊耐性は有るが対象耐性は無い」相手に限定されるが、破壊耐性を剥がして相手のカードを破壊できるようになる。
ただし「特殊召喚に成功してから発動する効果」なので相手が発動した効果を直接無効にすることはできず、上記の通り永続効果を止めるくらいの役割になる。
(3)効果も自身のカードを破壊せざるを得ない【ブリッツクリーク】にとって、消費を軽減できる頼もしい存在足り得る。

効果破壊の関連カード

ルール上【烙印】及び【ドラグマ】カードとしても扱う速攻魔法。
このデッキで使用する効果は「EXデッキから《アルバスの落胤》のカード名が記されたモンスターを墓地へ送り、フィールドの表向きカード1枚を破壊」の方。
《烙印竜アルビオン》を墓地へ送れば新たな《The Fallen & The Virtuous》をセットでき、次ターンでも再度効果を使用可能。
もちろん【ブリッツクリーク】はEXデッキを使用しないので、《烙印竜アルビオン》の採用も負担にならない。

EXデッキのSモンスターを相手に見せることで「自己特殊召喚・Sモンスター1体の墓地送り・モンスター破壊」を実施する手札誘発。
こちらも同じくEXデッキに十分な枠があるので、フリーチェーンで破壊効果を使用できる。
効果使用後は「星7・チューナー・攻撃力2500」として場に残るが、《天空城塞クーロン》と組んで殴り要員にするか制約を受ける前にS召喚する辺りの処分が可能。

フィールド上に既に存在する魔法・罠・モンスターカードの効果が発動した時に、そのカードを破壊する手札誘発。
《クラック・ブリッツクリーク》《調和ノ天救竜》と異なりフィールド上にモンスターを出せず、また《墓穴の指名者》を受けてしまうという欠点はある。
代わりにこちらは魔法・罠カードの破壊も可能で、制約がまだ発生していないならば星3チューナーとしてS召喚を行えるという利点もある。

EXデッキ関連

チェーン発動を許さずにフィールド上のモンスターを融合素材として処分する。
ブリッツクリーク側の「手札からしか特殊召喚できない」制約を使用する前の露払いになる。
融合召喚した後は特に役割も無いので、《サージ・ブリッツクリーク》等で破壊するための的にしてもよい。

EXデッキのカードを裏側表示で除外する代わりに手札を補強する通常魔法。
【ブリッツクリーク】は動き出しに必要な手札が多いため、それを確保するべくの採用となる。

その他

デッキから手札に加える効果を無効にする、手札から発動が可能な罠カード。
【ブリッツクリーク】は全員地属性かつ併用する雷族も光属性なので、属性デメリットは関係なくなる。
ただしテーマ外のカード(例えば闇属性の《調和ノ天救竜》等)を使えなくなる点は注意。

  • 《次元の裂け目》
墓地へ送られるモンスターカードを、墓地へ送らせずに除外する永続魔法。
【ブリッツクリーク】は基本の展開でモンスターを墓地へ送る機会はあまり無い(《サージ・ブリッツクリーク》で自分のモンスターを破壊する場合など)。
加えて除外するのはモンスターカード限定なので、魔法・罠カードは除外しない点も【ブリッツクリーク】とは高相性。
そのため自分には大した影響なしに、相手に一方的に被害を押し付けることが可能。


欠点・弱点

特殊召喚メタ

手札からの特殊召喚を繰り返して展開するため特殊召喚メタが強く刺さる、というのは昨今の大概の展開系デッキにも当てはまる。
しかし【ブリッツクリーク】にとって特殊召喚メタが怖い理由は他にもあり、「特殊召喚できない」状況下では「ブリッツクリーク」モンスターの自身の(1)効果で破壊と特殊召喚が行えない。
加えてテーマの回転に重要な《天空城塞クーロン》の(2)効果もそもそも発動できない。
そのせいで破壊をコンセプトにしたテーマながら特殊召喚メタのカードを破壊できず展開もできないという、なんとも情けない事態に陥ってしまう。

破壊できない状況(破壊耐性・対象耐性・フリーチェーン逐電etc)

【ブリッツクリーク】の動きとしては「カードを破壊してから色々なアクションを行う」「他の効果で破壊に成功してから発動する」要素が概ね共通している。
これはつまり破壊ができない場合は殆ど何もできないことを意味する。
相手のカードを破壊する際に破壊耐性が敷かれていれば話は破綻、更に破壊する予定のカードをフリーチェーンで逃げられても同様に不発となり後が続かない。
また《ウィスカ・ブリッツクリーク》を除いたモンスターは「対象を取る破壊」なので、対象耐性もまた動きが止まる理由になる。
展開の際には自分のカードを破壊せざるを得ないので、必然的にカードの消費が嵩んでしまう。

こうした「耐性」「フリーチェーン逐電」「カウンター」「特殊召喚メタ」は、相手の盤面が完成した際にはいずれはが備わっているものであり、動き出しに致命的な支障をきたす。

墓地メタ・除外による除去

「ブリッツクリーク」魔法カードは自身を墓地から手札に戻す効果があり、罠カードも墓地で発動する効果を持つ。
そしてモンスターカードは墓地から手札へ回収して特殊召喚する手筈が整えられている。
この通り墓地から使用する効果は揃っている反面、除外されたカードを回収する効果は現状テーマ内に存在せず、《雷盟-リターンストローク》による保護も不可能。
そのため「除外効果による除去」や「墓地へ送らせず除外する効果」を特に苦手としており、それを回避するために想定外のタイミングで手札バウンス「させられる」自体もまま発生する。
先攻時の展開で《ディメンション・アトラクター》を喰らった場合も《グレイン・ブリッツクリーク》のセルフ破壊消費が重くなる、《雷盟-ブレイクアウェイ》を使いまわして相手ターンに持ち越せない(破壊の手口を損なう)などの悪影響が生じる。






1枚初動がない

第13期に登場したテーマながら、このテーマには1枚初動が存在しない。もっと言えば「1枚で動けるカード」自体が少ない
「ブリッツクリークによる破壊が起きた時」「フィールドの雷族を手札バウンスする」等で「他のカード」を発動に要求するカードが非常に多く、現時点の例外は《天空城塞クーロン》くらいである。
複数の1枚初動を抱えるテーマが珍しくない昨今では、安定性の面で致命的な欠陥と言える。
またそれに連鎖して、相手から受ける手札誘発などの妨害を踏み越えて展開する「貫通力」も小さくなっている。

サーチメタ

サーチ効果を乱発するデッキなので、《ドロール&ロックバード》などのサーチメタが致命的に刺さる。
そもそも【ブリッツクリーク】はサーチを乱発して手札を調整して動けるようにするデッキなので、そのサーチを止められるのは本当に本当に辛い。
デッキの動き出しに必要な《天空城塞クーロン》に《灰流うらら》をぶつけられても、展開が大きく制限されてしまう。


追記修正お願いします。





この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年07月04日 12:40

*1 初回生産限定の+1エクスパンションパックに収録。