登録日:2025/08/31 Sun 00:09:43
更新日:2026/08/07 Fri 01:18:19
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糾罪巧とは、『
遊戯王OCG』に登場するテーマの一つである。
【概要】
遊戯王では珍しく「
リバースモンスター」テーマであると事前告知があり、その独自性や特徴を予想しづらい紹介文などから憶測と予想も盛んであった。
先行して公開されたイラストのサイズから
ペンデュラムモンスターであるとも予想され、そして蓋を開けると
既存のリバーステーマとはまるで異なる仕様が判明。
これまた話題となった。
テーマ名にある「糾罪」はそのまま「罪を糾す」を意味する。
また「エニア」はギリシャ語の「9」であり、「糾」とかけているものと思われる。
他にもすべてのモンスターのイラストに九芒星が描かれていたりと、テーマの至るところで「9」に関わるものが使われている。
所属するモンスターは「人々の罪を糾すべく顕れる」存在であり、「罪」深き近未来的都市を裁こうとしている……とのこと。
公式Xで公開されている設定資料によると、多面体の無機質な形状から動物の如き姿に「変形」するようだ。
ぶっちゃけて簡単に例えるとラミエルである。
『
VBEX6』でより詳しく語られた設定によれば、その正体は後述する未来都市「エニアポリス」を監視する、全9体の自立思考型メカ。
それぞれがエニアポリスにおいて定められた罪である「憤怒」「傲慢」「欺瞞」「嫉妬」「強欲」「恐怖」「暴食」「渇望」「怠惰」に対応し、エニアポリス内でそれらに基づく罪が犯されていないかを絶えず監視している。
住民が罪を重ねるごとに、糾罪巧らはその罪に基づいて点数を貯めていき、それが一定値を超えたときに多面体の姿で顕現。
そして罪深き者達へ罰を与えるため、機械仕掛けの神獣へと変形し街に災害をもたらすという。
糾罪巧「住民が俺達をムカつかせる毎に1ポイント、1億ポイント溜まったら…ぶっ殺す!だがそれまでは何が起こっても我慢だ!」
もうひとつの元ネタと考えられているのが、「環境破壊」。
人類が行ってきた環境破壊は大きく9種類に分類され、「地球温暖化」「オゾン層の破壊」「熱帯林の減少」「公害」「酸性雨」「砂漠化」「生物多様性の減少」「海洋汚染」「有害廃棄物の越境移動」であるという。
これらが総括して「9大地球環境問題」と呼ばれていること、それから未来都市が「罪深い」とされていることから、環境を破壊する人類への報復のために現れた大自然の抑止力というデザインなのだろう。
サーチやら墓地効果やらに反応するデザインであるところを見る限り、十中八九、遊戯王OCGの大会環境を破壊してきた罪深きカードへの皮肉も込められていると思われるが……。
【テーマの特徴】
【糾罪巧】の特徴・戦法を大雑把に説明すると以下の通りになる。
- 手札からモンスターを大量に裏側守備表示でセット。
- 相手が何かしらの行動をした際にリバース。その行動を咎め、相手に損害を与える。
- リバースする度に溜まる『糾罪カウンター』を効果ダメージに変換して射出し、相手ライフを削る。
手札のモンスターを大量にセット?
相手の行動をリバースして咎める?
そんなのどうやって?
これだけだと簡素過ぎて、この様な疑問も出るだろう。
ここからは具体的な解説に入る。
所属するモンスターは全員が「
機械族・リバースモンスター・Pモンスター・スケール0」で統一されており、レベルは1or9となっている。
つまりPテーマでもあるのだが、
全員がスケール0で固定されているためテーマ内だけでのP召喚は不可能。また後述する制約の関係で、
テーマ外と組み合わせてもP召喚はまったく行えない。
それに伴い、
Pテーマではお約束ですらあった仲間は採用できなくなっている。
しかしその分、
今までのリバーステーマには無かった「大量展開」と「手っ取り早いリバース手段」を両立させる効果を持つ。
その効果だが、全員がP効果2つ/モンスター効果3つの計5つを持っている。
こう書くと憶えることが多くて取っ付きづらいテーマにも思えるが、実際はほとんどが共通効果で各自の固有効果は2つしかない。
以下に「糾罪巧」モンスターの効果を表形式で記載する。
|
レベル1 |
レべル9 |
| P効果(1) |
モンスターがリバースする度に、このカードに糾罪カウンターを1つ置く。 |
| P効果(2) |
900LPを払って発動できる。 デッキから「糾罪巧」カード3枚を相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚選ぶ。 その1枚を自分の手札に加え、残りをデッキに戻す。 |
自分・相手のバトルフェイズ終了時、 もう片方の自分のPゾーンに「糾罪巧」カードが存在する場合、 このカードより攻撃力が低い相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。 |
| モンスター効果(1) |
手札のこのカードを相手に見せて発動できる (この効果を発動するターン、自分は裏側守備表示でしかモンスターを特殊召喚できない)。 手札からモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。 |
| モンスター効果(2) |
(固有の発動条件を満たした時)、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。 デッキから「糾罪巧」カード1枚を手札に加える。 |
(固有の発動条件を満たした時)、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。 (固有の効果) |
| モンスター効果(3) |
(リバースで適用される固有の効果) |
P効果の(1)は全員共通で、モンスターがリバースする度に糾罪カウンターを貯めていく効果。
現時点で糾罪カウンターを参照するカードは《糾罪都市-エニアポリス》1枚のみだが、【糾罪巧】の勝利に直結するため重要となる。
詳細は後述するが各種行動や進行の「合間」でリバースすることが多く、また相手モンスターのリバースにも反応する。うっかり置き忘れることがないように注意。
P効果の(2)はレベルによって共通する効果で、各モンスター毎に異なる。
モンスター効果の(1)も全員共通で、手札から見せることで手札の任意のモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する効果。
モンスターであること以外は何の条件も無く、何でも裏側守備表示でセットできる。
見せた自身以外のモンスターでも「糾罪巧」モンスター以外でもセット可能。さらにセットするモンスターの内容は相手に公開しない。
そのため、相手は何をセットされたか不明のままゲームを続けることになる。
そしてさらにいわゆる「名称ターン1」どころか「1ターンに1度」といった回数制限も一切付いていない。つまり「糾罪巧」モンスターを1枚手札に持っていれば、手札のモンスターを一斉にセットで放出できるのだ。
しかしそんな美味しいだけの話はなく、「発動するターン」はどこからでも裏側守備表示でしかモンスターを特殊召喚できない重い制約も課せられる。
「発動するターン」指定なので、すでにモンスターを一度でも表側表示で特殊召喚していた場合はそもそも発動ができなくなってしまう。
またルール上、P召喚やEXデッキからのモンスターの特殊召喚は基本的に表側表示限定なので、これらもすべてダメ。よって【糾罪巧】では、ほとんどこれによるセットのみで展開を行うことになる。
モンスター効果の(2)は特定の条件が満たされた時、自身をリバースさせることで発動できる効果。
条件は各モンスターで異なるが、現時点で全員が「相手が何かしらの行動を起こした時」に反応するものとなっている。
コストとして自身をリバースさせるため、効果を無効にされても「リバースすること」自体は止められない。
トリガーこそ相手依存だが、これによりリバースが非常に止めにくくなっている。感覚としては罠カードの運用に近い。
モンスター効果の(3)はリバースで適用される効果。
モンスター効果の(2)で自力でリバースできるため、そのままこちらも適用することが可能。
それまで「リバースモンスター+リバースさせる用のカード」を別々で用意していたリバース系デッキにとって、1枚で完結しているのは革命的。
これにより初動の細さを軽減している。
効果の内容は全体としては何らかの妨害効果で共通しており、レベル1糾罪巧は「単発の妨害効果」、レベル9は「持続的に影響する妨害効果」で大枠はレベルごとに共通している。
また、(2)の条件となる効果と、(3)で発動する効果はシナジーする効果になっているが、チェーンブロックが分かれる都合上後手に回り間に合わないこともある。相手の行動を直接咎めたい場合は、レベル9糾罪巧の(2)の効果で妨害することを意識したほうが良いだろう。
なお、固有の発動条件や効果については、各モンスターの解説で紹介する。
これらを踏まえて、【糾罪巧】の動きを補足を加えた上で説明すると以下のようになる。
- 「糾罪巧」モンスターのモンスター効果の(1)を使い、手札のモンスターを大量にセット
- 相手が何らかの行動を起こした際に、モンスター効果の(2)で「自力で表側守備表示にリバースしながら」その行為を咎める
- その後はモンスター効果(3)で追撃
低速にならざるを得なかったリバーステーマとしては画期的な要素が多く、それでいて
妨害・制圧も十分。
相手からすれば仔細不明の地雷原を走らされるような感覚で、ゲームが続くにつれ疑心暗鬼に陥る反面、使い手側も「糾罪巧」モンスターの発動条件が上手く相手に直撃することを祈る場面が多い。
総じて、互いに心理的な負担の大きいテーマとなっている。
だが、やつはMDでハジケた……
デジタルカードゲームである遊戯王マスターデュエルではライフの増減処理、下級でのサーチ時の相手による選択、カウンターの自動増減などOCGなどでは煩雑だった様々な処理が自動化されたことにより極めて楽になっている。
更に遊戯王MDはシングル戦が主体となっているためOCGではサイドデッキにより行えたピンポイントな対策が難しく、LPの大小で勝敗が決まるエキストラターンが無いことが極めて有利に働いている事も挙げられる。
カード資産としてもテーマ内は最低URSR共に7枚で十分、要求する汎用カードがごく少数で済むと安い事も相まって、
OCGでの開拓をはるかに超えたスピードでテーマの開拓が進んでおりたった数日で現在までのOCGの開拓を超えるという珍現象まで発生。
レート戦でも糾罪巧が販売開始して数日でレート1位をもぎ取るというOCGでは信じられないような快挙を成し遂げた。
千年と同じくOCGとMDで評価が正反対に成った珍しい例だと言えるだろう。
また、開拓が進んだ結果フィールド魔法である《糾罪都市-エニアポリス》と「糾罪巧」モンスターで共通するP効果を利用し、裏側守備表示のモンスターを強制的に表側攻撃表示にする《軍神ガープ》とかつて禁止カードであった《月読命》など反転召喚時に裏側守備表示に出来るリバースモンスターを組み合わせたワンキルデッキも登場した
【カード一覧】
以降、モンスターカードの既に解説した共通効果部分は省略する。
メインデッキのモンスター
下級モンスター
全てレベル1・地属性・機械族・攻守100/1000で統一されている。
P効果の(2)は以下で共通している。
このカード名の(2)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(2):900LPを払って発動できる。
デッキから「糾罪巧」カード3枚を相手に見せて、相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
その1枚を自分の手札に加え、残りをデッキに戻す。
3枚の「糾罪巧」カードを見せ、その中から相手にランダムに選ばせた1枚を手札に加えるサーチ効果。
形式は《
パワー・ツール・ドラゴン》などと同じ。見せるものは同じ種類が被っていてもよく、結果として手札に入ったものは公開しない。
3枚すべてを同じカードにすれば確実に狙ったカードをサーチできるので、この方法を使うのが基本だが、相手に結果が確定した情報アドバンテージを与えることになる。
しかし【糾罪巧】においては戦法の関係上、「手札に加わったものは相手に知られない」ことも利用できる。わざとバラバラの3枚を見せて選ばせることで、相手の猜疑心を煽ることも可能。
そして「糾罪巧」モンスターの効果の中では唯一回数制限が付いている。どれを使用済みでどれが未使用か、把握漏れが無いようにしたい。
また、モンスター効果の(2)の内容部分も以下で共通している。
(2):(固有の発動条件を満たした時)、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
デッキから「糾罪巧」カード1枚を手札に加える。
「糾罪巧」カードを確定でサーチできる効果。相手に内容がバレるとはいえ、確実にアドバンテージを稼ぐことができる。
こちらの方は回数制限付いていないので、同じ種類が並んでいれば同じ条件のトリガーで一気に手札が増やせる。
ただし今のところ「糾罪巧」カードには
手札誘発のような手札から即座に使えるようなカードはないため、直接的な妨害にはならない。
そのあたりはモンスター効果の(3)に任せよう。
イラストは八面体の無機質な形状をしている。「変形」前の姿なのだろう。
カード名にはどれもアポストロフィー付きのギリシャ文字が付いている。
これは古代ギリシャで使われていた、27のギリシャ文字を1/2/3桁目の1~9に当てはめて組み合わせで数字を表記する「イオニア式」というものである。
またその部分のルビはギリシャ語での序数詞になっている。
他にも「」の内部は「エニアグラム性格論」という人格論における9つの人格タイプに対応する「悪徳」が表されている。
正確にはそれをギリシャ語にしたうえで末尾2文字が「IA」で終わるように改変されている。
《糾罪巧α'-「orgIA」》
ペンデュラム・リバース・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守1000
【モンスター効果】
(2):手札のモンスターの効果を相手が発動した時、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
デッキから「糾罪巧」カード1枚を手札に加える。
(3):このカードがリバースした場合に発動する。
相手フィールドのモンスター1体を破壊する。
緋色の表面に水色のラインが走る「糾罪巧」。他と比べるとちょっと平べった気味。
モンスター効果の(2)のリバース条件は「手札のモンスターの効果を相手が発動した時」。
いわゆる手札誘発に限らず、手札から発動する効果で展開を行うデッキは多い。
そのためトリガーは緩い部類だが、モンスター効果の(3)も一緒にと欲張るとタイミングを掴みづらい点はある。
モンスター効果の(3)は相手モンスターを対象に取らずに破壊する効果。
貴重な直接的な除去。場合によってはモンスター効果の(2)で起きることを待たず《糾罪巧-裁誕》で無理に起こすことも必要となる。
ただし破壊は強制なので場合によっては注意が必要。
「α'」はイオニア式での「1」。エニアグラム性格論の悪徳では「怒り」に該当する。
ギリシャ語部分は「プロト」が「1番目」を意味し、「オルギア」は「激怒」を意味する「オルギー」が元だと思われる。
《糾罪巧β'-「alazoneIA」》
ペンデュラム・リバース・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守1000
【モンスター効果】
(2):デッキからカードを手札に加える効果を含む、カードの効果を相手が発動した時、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
デッキから「糾罪巧」カード1枚を手札に加える。
(3):このカードがリバースした場合に発動する。
相手の手札をランダムに1枚選んでエンドフェイズまで表側で除外する。
金色の表面に同じ様な金色のラインが走る「糾罪巧」。他と比べると縦に細長い。
モンスター効果の(2)のリバース条件は「デッキからカードを手札に加える効果を含む、カードの効果を相手が発動した時」。
サーチやドローを多用するデッキは昨今非常に多いため、これもトリガーとしてはかなり緩い。
モンスター効果の(3)はフィールドの状況を問わず使えるため、相手がトリガーに触れたならすぐに使ってもよい。
モンスター効果の(3)は除外によるランダムハンデス効果。
モンスター効果の(2)のトリガーとも合致しており、運が良ければサーチしたカードをそのまま除外できる。
ただし表側表示で除外するため、デッキによっては「除外された時」の効果を使われる可能性に注意。
「β'」はイオニア式での「2」。エニアグラム性格論の悪徳では「傲慢」に該当する。
ギリシャ語部分は「デフテロ」が「2番目」を意味し、「アラゾニア」は「激怒」や「誇大妄想」を意味する。
《糾罪巧ϝ'-「tromarIA」》
ペンデュラム・リバース・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守1000
【モンスター効果】
(2):モンスターを特殊召喚する効果を含む、カードの効果を相手が発動した時、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
デッキから「糾罪巧」カード1枚を手札に加える。
(3):このカードがリバースした場合に発動する。
相手フィールドの効果モンスター1体の効果をターン終了時まで無効にする。
紺色の表面に緋色のラインが走る「糾罪巧」。正八面体にかなり近く色味も相まってラミエル感がすごい。
モンスター効果の(2)のリバース条件は「モンスターを特殊召喚する効果を含む、カードの効果を相手が発動した時」。
発動を伴わない特殊召喚には反応しないとはいえ、これも昨今であればトリガーとしては緩い部類。
モンスター効果の(3)は対象を取らずに相手モンスターの効果を無効にする効果。
モンスター効果の(2)の条件的にリバースした時点でだいたい何らかのモンスターはいるため、無効にする相手が不在という事態はまず起こらない。
ただしこの効果は「強制効果」であり、それ故の問題点が発生しうる。
特にモンスター効果の(2)のトリガーになったモンスターの効果をモンスター効果の(3)で無力化させる場合。
この際、そのモンスターが「特殊召喚した場合に発動できる任意の誘発効果」を無効にできない。
理由は「同時に発動した効果をチェーンする場合、強制効果が先にチェーンを組む」というルールのため。
つまり、
強制効果である《糾罪巧ϝ'-「tromarIA」》のモンスター効果の(3) → 特殊召喚された相手モンスターの任意効果
の順にチェーンを組み、逆順処理で
相手モンスターの任意効果を処理 → その後《糾罪巧ϝ'-「tromarIA」》でそのモンスターの効果を無効にする
という流れになるため、どうやっても止められないのである。
そのため、トリガーになったモンスターの起動効果や永続効果を止めたり別のモンスターを無効にするように使うのがよい。
「ϝ'」はイオニア式での「6」。エニアグラム性格論の悪徳では「恐怖」に該当する。
ギリシャ語部分は「エクト」が「6番目」を意味し、「トロマリア」は「恐怖」/「強い恐怖」を意味する「トロモス」/「トロメロス」が元だと思われる。
《糾罪巧θ'-「oknirIA」》
ペンデュラム・リバース・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守1000
【モンスター効果】
(2):墓地・除外状態のカードの効果を相手が発動した時、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
デッキから「糾罪巧」カード1枚を手札に加える。
(3):このカードがリバースした場合に発動する。
相手の墓地・除外状態のカードを3枚までデッキに戻す。
緑色の表面にピンク色のラインが走る「糾罪巧」。色味のせいか非常に毒々しい印象。
モンスター効果の(2)のリバース条件は「墓地・除外状態のカードの効果を相手が発動した時」。
他のレベル1「糾罪巧」モンスターと比べると使わないデッキは使わない条件であり、トリガーの緩さが相手次第の所が非常に大きい。
モンスター効果の(3)は相手の墓地・除外状態のカードを3枚までデッキに戻す効果。
《糾罪巧β’-「alazoneIA」》と組み合わせれば、一時的なハンデスを通常のハンデスにすることができる。
ただ平時では相手が墓地や除外を活用しないデッキだった場合、強制な点も相まって相手のデッキリソース回復になる恐れもある。
総じて効きが相手に左右されやすいため、セットせずP効果やモンスター効果の(1)要員として使うことが多くなりがち。
そのため、汎用カードを詰め込むスロット確保のために1枚のみの採用が基本とされやすい。
「θ'」はイオニア式での「9」。エニアグラム性格論の悪徳では「怠惰」に該当する。
ギリシャ語部分は「エナト」が「9番目」を意味し、「オクリニア」は「怠惰」を意味する。
《糾罪巧γ'-「exapatisIA」》
ペンデュラム・リバース・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守1000
【モンスター効果】
(2):カードをセットする効果を含む、カードの効果を相手が発動した時、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
デッキから「糾罪巧」カード1枚を手札に加える。
(3):このカードがリバースした場合に発動する。
相手フィールドの魔法・罠カードを1枚破壊し、手札からモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
『BLAZING DOMINION』の新規組その1。
灰色の表面に赤色のラインが走る「糾罪巧」。他と比べてより岩に近い見た目。
モンスター効果の(2)のリバース条件は
「カードをセットする効果を含む、カードの効果を相手が発動した時」。
一見範囲は狭そうだが、魔法・罠カードをフィールドにセットする効果のみならず、モンスターを裏側守備表示で特殊召喚したり、フィールドの表側表示モンスターを裏側守備表示にしたりする効果にも反応する。
しかしながら、(3)の効果の内容を踏まえると、基本的には魔法・罠をセットする効果にチェーンすることになる。
使うデッキはそこまで多くないが、2026年時点では【
ドラゴンテイル】や【
K9】といった環境テーマの一部モンスターが同様の効果を持っているので、まったく発動できないわけではない。
モンスター効果の(3)は相手の魔法・罠を除去しつつ、手札のモンスターを裏側で特殊召喚する。
(2)の効果が発動していれば、そのまま相手が置いたカードを割れるだけでなく、サーチした同胞を即座に場へセットできる綺麗なコンボが成立する。
全体的に狙って効果を使うのは難しものの、一部の主流テーマには突き刺さる性能であり、罠主体のデッキ等にも強力なカウンターになり得る。
「γ'」はイオニア式での「3」。エニアグラム性格論の悪徳では「欺瞞」に該当する。
ギリシャ語部分は「トゥリト」が「3番目」を意味し、「エクサパティシア」は「欺瞞」を意味する。
最上級モンスター
全てレベル9・光属性・機械族・攻守3000/2500で統一されている。
いざとなればバーンダメージによる削りに頼らずバトルフェイズの殴り合いで無理矢理相手の盤面を処理したりダメージを稼ぐ戦術も視野に入る。
P効果の(2)は以下で共通している。
(2):自分・相手のバトルフェイズ終了時、もう片方の自分のPゾーンに「糾罪巧」カードが存在する場合、このカードより攻撃力が低い相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
もう片方のPゾーンに「糾罪巧」カードがセッティングされていることを条件とした、自身の攻撃力を参照したモンスター除去効果。
レベル1「糾罪巧」モンスターと異なり、こちらには回数制限が付いていない。
レベル9「糾罪巧」モンスターは全て攻撃力3000と高く、各妨害で展開を満足に行わせなければ3000以下のモンスターの一掃も狙える範囲である。
一方で
- バトルフェイズ終了時というタイミングの遅さ
- 除去方法が「対象を取る破壊」
- もう片方のPゾーンに「糾罪巧」カードが必要=片方の除去を許したら自動的に効果を封じられる
と不安要素は多い。
またモンスター効果の(2)はレベル1「糾罪巧」モンスターと異なり共通部分が無く、内容が比較的苛烈な妨害になっている。
おまけに名称ターン1が設けられていないので、同名モンスターを複数並べれば妨害効果を連発可能なのも大きな強み。
リバース時に単発の除去や妨害をすることで「すでに出ているカードを消しとばし行動で得た利益をオシャカにする」傾向があったレベル1とは異なり、こちらは行動制限とバーンダメージで構成されており、これから出すカードに対して制限をかけ、行動自体を躊躇させるデザインになっている。
ただしどれもリバース条件が微妙に厳しく、対戦相手視点ではプレイングで回避可能な範疇なのが欠点。
漫然とセットして勝てるようなカードではなく、相手の行動を読んだうえでのプレイングが必要となる。
イラストは生物の様な姿形をしている。同じ色のレベル1「糾罪巧」モンスターが「変形」した姿なのだろう。
カード名には「変形」前に対応すると思われるレベル1「糾罪巧」モンスターのイオニア式で使われたギリシャ文字が使われている。
また先頭が1文字が「A」でギリシャ文字の後にピリオドが付き、その後ろ部分が大文字でイラストの生物の名称や特徴を表している。
《糾罪巧-Aizaβ.LEON》
ペンデュラム・リバース・効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻3000/守2500
【モンスター効果】
(2):自分の効果の発動にチェーンして、相手がカードの効果を発動した時、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
フィールドのカードを3枚まで手札に戻す。
(3):リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は自身のカードの効果で自身の手札にカードが加わる度に、1枚につき900ダメージを受ける。
獅子の姿に変形した《糾罪巧β'-「alazoneIA」》。
「謙虚」に生きるどころか、崇高なる粛正プログラムである「糾罪巧」を阻害するような「傲慢」な人間を裁く。
モンスター効果の(2)は、対象を取らずにフィールドのカードを3枚まで手札に戻す効果。
リバース条件は「自分の効果の発動にチェーンして、相手がカードの効果を発動した時」。
3枚「まで」なので融通が効き、対象を取らないバウンスなので単純な除去性能は高い。
ついでに自分のカードをバウンスすることも可能なので、除去・無効化をされそうな糾罪巧を手札にバウンスさせて逃すこともできる。
モンスター効果の(3)は相手がカードを手札に加える度に効果ダメージを与えるドロー系手札誘発に似た効果。
相手の「サーチ」「サルベージ」「ドロー」の全てが当てはまるため範囲は抜群に広く、ダメージ量も1回につき900と高い。
直接的な妨害ではなく相手依存だが、これら行為の多用は昨今のほぼ全てのデッキで行われるため、ダメージ量の期待値は高い。
特に《糾罪都市-エニアポリス》での特大効果ダメージが控えているとなればプレッシャーも大きく、間接的な抑止力になる。
ただ、一方でトリガーになった相手の効果を素通しする他、相手の盤面次第では効き目が悪いなど相手依存による欠点も目立ち、慣れている相手ほど回避されやすい。
特に条件的に「すでに存在している自分の『糾罪巧』カードを破壊する」系の効果(主に通常魔法)を相手に使われた場合何もできないのが痛い。
このカードを採用する場合、《サン・アンド・ムーン》《魔砲戦機ダルマ・カルマ》等、チェーン1から発動できて且つ相手ターンにも発動できるようなカテゴリ外カードをある程度投入する、必ず《糾罪巧-Archaη.TAIL》等と一緒に並べる等の工夫が必要。
また、「特殊召喚時に任意効果を発動するモンスター」の特殊召喚時にレベル1『糾罪巧』モンスターのリバースをチェーンさせるようにすると、強制効果である下級モンスターの効果がチェーン1、その次に特殊召喚されたモンスターの効果がチェーン2、という順番になって条件が自動的に成立する。
余裕があったら使ってみよう。
《糾罪巧-Archaη.TAIL》
ペンデュラム・リバース・効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻3000/守2500
【モンスター効果】
(2):フィールドのカードを破壊する効果を相手が発動した時、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
このターン中、自分フィールドのモンスター及び「糾罪巧」魔法カードは効果では破壊されない。
(3):リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、モンスターが相手の墓地へ送られる度に、相手は900ダメージを受ける。
蠍の姿に変形したまだ見ぬ「η’」の「糾罪巧」。
「無垢」にあろうとせず、身の丈に合わぬ救済ばかりを「渇望」する者を裁く。
モンスター効果の(2)は、1ターンだけ自分フィールドのモンスターと「糾罪巧」魔法カードに効果破壊耐性を付与する効果。
リバース条件は
「フィールドのカードを破壊する効果を相手が発動した時」。
《
サンダー・ボルト》などの全体除去や、Pスケールにセットされた「糾罪巧」モンスター及び《糾罪都市-エニアポリス》の破壊を阻止するのが主な役割。
「自分フィールドのモンスター」指定なので裏側守備表示のモンスター全員が破壊されない点も嬉しい。
《糾罪巧-Astaγ.PIXIEA》と異なり、この効果はリバースとともに1ターンの間適用され続ける残存効果。
発動したターンしか持たない反面、そのあとこのモンスターを除去されてもそのターン中は耐性が持続し続ける強みはある。
なおこの条件は「相手が相手フィールドのカードを破壊する効果」を発動した場合でもOK。【
破械】などの「自他のカードを破壊するテーマ」であればそこそこ有効。
モンスター効果の(3)はモンスターが相手の墓地に送られる度に効果ダメージを与える効果。
落とした回数なので落とした枚数は参照しないものの方法や場所を問わないため、X・P召喚以外の各種召喚法の使用やカード発動の墓地送りコスト、墓地肥やしの使用などでも反応する。
こちらもダメージ量は1回につき900と高く、《糾罪巧-Aizaβ.LEON》と同様に間接的に展開の抑止を行える。
《糾罪巧-Astaγ.PIXIEA》
ペンデュラム・リバース・効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻3000/守2500
【モンスター効果】
(2):自分フィールドのカードを対象とする効果を相手が発動した時、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
その効果を無効にする。
その後、相手の手札をランダムに1枚裏側で除外できる。
(3):リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はフィールド・墓地のカードを効果の対象にできない。
九尾の狐の姿に変形した《糾罪巧γ’-「exapatisIA」》。
「正直」に生きず、虚飾や隠蔽といった「欺瞞」に塗れた人間を裁く。
モンスター効果の(2)は、トリガーとなった効果を無効にしながら相手の手札をランダムハンデスする効果。
リバース条件は「自分フィールドのカードを対象とする効果を相手が発動した時」。
除去や無効化などで対象を取る効果は多く、トリガーとしては緩い方。無効にしてくれるのも有り難い。
さらに追い討ちとしてハンデスを、最も再利用しづらい「裏側除外」で行ってくれる豪華特典付き。
ランダムハンデスなので過信はできないとはいえ、存在そのものが強いプレッシャーとして機能している。
サーチで相手に見せた場合は存在がバレて対象を取らない効果を使われる恐れはあるが、そこは他のカードで補おう。
モンスター効果の(3)は、相手がお互いのフィールドと墓地のカードを対象に取れなくなる効果。
自分のカードが対象耐性を得るため《糾罪都市-エニアポリス》やPゾーンを守るだけでなく、相手は相手自身のカードも対象に取れなくなる。
墓地のカードを対象に取る蘇生や、自身のフィールドのカードを対象に取る必要がある装備魔法などを一辺に無力化させられる。
効き具合は相手次第だが、刺さる相手には大きな影響力を持つ。
ちなみにこちらの効果、「リバースした状態である限り適用され続ける永続効果」なので、リバースしたその瞬間から有効化する。
(2)に対してさらに対象を取る《エフェクト・ヴェーラー》を重ね掛けし、その効果を無効……という回避ができないため、相手からはかなり厄介な存在になる。
《糾罪巧-Atoriϝ.MAR》
ペンデュラム・リバース・効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻3000/守2500
【モンスター効果】
(2):自分ターンに相手がフィールドでカードの効果を発動した時、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3):このカードがリバースした場合に発動する。
相手フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
この効果で裏側守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。
パックの表紙を飾る、鯨の姿に変形した《糾罪巧ϝ'-「tromarIA」》。
正しい「勇気」で力を使わず、暴威を以てか弱き存在をみだりに「恐怖」させる者を裁く。
モンスター効果の(2)は、トリガーとなった効果を無効にして破壊する効果。
リバース条件は「自分ターンに相手がフィールドでカードの効果を発動した時」。
他のレベル9「糾罪巧」モンスターと異なり、無効にしたうえで破壊までするためパーミッション性能は高め。仮に複数体並ぶと無効破壊効果を連発可能なのがシンプルに強い。
その分「自分のターン中かつフィールド上の効果限定」と2つの縛りがあり、他のレベル9「糾罪巧」モンスターとは使い分けが必要になる。
モンスター効果の(3)は相手モンスターを全て裏側守備表示にして固定する《闇の護封剣》のような永続ロック効果。
モンスターは表側表示でなければ効果の発動・適応ができないため、裏側守備表示で固定されたモンスターは実質効果が無効になったようなものである。
また裏側守備表示で固定されたモンスターはデッキによっては非常に処分がし辛く、モンスターゾーンを圧迫させることができる。
S・X・L召喚を多用するデッキには複数ターンにわたって行動をロックする強烈な拘束力を発揮し、融合召喚・A召喚を扱うデッキでも、融合素材・A召喚のリリースに使われてしまうとはいえ、主力級モンスターを出した直後に表側守備表示にすることで1ターンの無力化ができるため、強制的にこちらのテンポに持っていくことができる。
直接的なボードアドバンテージは稼げないものの、相手モンスターを一斉に無力化させるので盤面捲りの性能は高く、戦闘ダメージを与えづらくなる点も【糾罪巧】ではダメージソースは《糾罪都市-エニアポリス》などの効果ダメージが担うため大事には至らない。
また他のレベル9「糾罪巧」モンスターと比較すると、後攻時の捲り札として特に適性が高い。
【糾罪巧】はテーマカードを多く採用する都合で手札誘発の枚数を抑えるため、後攻になった時に相手の先攻1ターン目の展開を妨害しづらい。
そのため後攻になった時は「捲り札」で相手の盤面を突破することが求められるが、このモンスターのモンスター効果の(3)はそれにピッタリである。
自分ターン中なのでモンスター効果の(2)のトリガーを自然に狙いやすく、そのままモンスター効果の(3)で相手モンスターを一気に無力化可能。
他にも(3)の効果で裏守備表示に変えた相手モンスターを殴って強制的にリバースさせ、能動的に糾罪カウンターを荒稼ぎする小技もある。
ただネックとして、このクジラは相手ターンの間、自力でリバースすることができない。
つまり相手ターン中は攻撃されるか他のカードでリバースしてやるかしない限り何もできないという痛い欠点がある。(3)の効果が展開抑制に役立つ効果なだけに、能動的に使えないのが惜しいところ。
墓地に《糾罪巧-裁誕》がある場合、そちらの効果で相手ターン中に表向きにすることができるので、なるべく併用すること。あるいは、裁誕を墓地に用意できないターンは安易に出さないこと。
《糾罪巧-Atilε.SPIA》
ペンデュラム・リバース・効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻3000/守2500
【モンスター効果】
(2):相手がチェーン3以降にカードの効果を発動した時、裏側表示のこのカードを表側守備表示にして発動できる。
この効果の発動時に積まれていたチェーン上の全ての相手の効果の発動を無効にし破壊する。
(3):リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は自身のカードの効果の発動に対してカードの効果を発動できない。
『BLAZING DOMINION』の新規組その2。蜘蛛の姿に変形したまだ見ぬ「ε'」の「糾罪巧」。
「冷静」さを捨て去り、際限なく私腹を肥やさんとする「強欲」な人間を裁く。
モンスター効果の(2)は、同一チェーン上に積まれた相手の効果の発動を全て無効して破壊する。
リバース条件は「相手がチェーン3以降にカードの効果を発動した時」。
条件はそれなりに厳しく、とくに相手が糾罪巧を警戒している場合は「チェーンが2になった段階で何もしなくなる」という形で対策をしてくるため、成立は困難。
うまく条件を成立させるには、アティルスパイア単独では出さずコレ以外の糾罪巧モンスターと一緒にモンスターゾーンに出し、それらの発動でチェーン3での効果発動を釣るのがコツ。
特に、止められると相手の戦術が破綻する「マストカウンター」に相当するものは嫌でも守らざるを得ないので、そのような状況をよく狙おう。
条件の厳しさに比例して成立させた場合の恩恵も凄まじく、チェーン上に存在するモンスター・魔法・罠のすべてを、しかも相手のものだけを無効にし破壊できる凶悪な性能を誇る。
一度リバースできればその後から戦局を覆すのが難しいという点で、ハイリスク・ハイリターンなカードといえよう。
モンスター効果の(3)は、相手が自身の発動した効果にチェーンできなくなる効果。
この効果が刺さるのは、基本的に【ドラゴンテイル】【ラビュリンス】【烙印】といった、墓地効果を多用しまくる連中である。
複数の効果が同時に発動しても相手は1つの効果しか使えなくなるので、一部のコンボギミックを瓦解させられる。
これらの効果は相手がどこで効果を発動させても適用される。
自身の効果に何回もチェーンを積む【ドラゴンテイル】などのデッキには致命傷を与えられるだろう。
魔法カード
《糾罪都市-エニアポリス》
フィールド魔法
このカード名はルール上「糾罪巧」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「糾罪巧」Pモンスターカードを任意の数だけ対象として発動できる。
そのカードを手札に戻す。
(2):自分フィールドの「糾罪巧」Pモンスターがメインフェイズにリバースした場合に発動できる。
その内の1体を選び、手札に戻すか自分のPゾーンに置く。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
自分フィールドの糾罪カウンターを全て取り除き、相手はその数×900ダメージを受ける。
「糾罪巧」により監視されている未来都市が描かれたフィールド魔法。
この美しき都市に暮らす者達は、美徳に沿って生きることを求められている。
サーチなど直接カードアドバンテージを稼ぐ効果は持たないが、3つの効果全てが【糾罪巧】に欠かせないものとなっている【糾罪巧】の要となるキーカード。
(1)は自分の「糾罪巧」モンスターカードをバウンスする効果。
非常にリバースしやすい「糾罪巧」モンスター達だが、どれも自力で裏側守備表示に変更する効果を持たない。
そのためこちらで一度手札に戻すことで、「糾罪巧」モンスターのモンスター効果の(1)で再セットからのリバースを狙うことができる。
また「モンスターカード」指定なのでPゾーンに置いた「糾罪巧」モンスターも手札に戻せる。
レベル1「糾罪巧」モンスターのP効果の(2)でサーチした後、別のレベル1「糾罪巧」モンスターを置いて再度サーチといった動きに役立つ。
(2)はリバースした「糾罪巧」モンスターを手札かPゾーンへの移動させる効果。
戦闘破壊されやすいレベル1「糾罪巧」を逃すのが主な使い道となる。
また(1)と同じ様に、レベル1「糾罪巧」モンスターのモンスター効果の(2)で別の「糾罪巧」モンスターをサーチした時の動きにも役立つ。
サーチを発動したレベル1「糾罪巧」モンスターを退かして枠を空けつつ、「糾罪巧」モンスターのモンスター効果(1)でセットまで行える。
(3)は糾罪カウンターを全て取り除いてその合計数分の
バーンダメージを与える効果。
ダメージ量は1個につき
900と高く、カウンターを9個取り除けられれば初期ライフ8000を一気に削り切ることが可能な、モンスターの戦闘が起きづらい【糾罪巧】の重要なダメージ源。
両方のPゾーンに「糾罪巧」モンスターを置けばカウンターの乗る数が2倍になるので
1回のリバースで1800バーンを叩き出せるようになり、結果
5回のリバースで9000バーンを達成できる。
ちなみに「糾罪巧」モンスターの糾罪カウンターを置くP効果の(1)は、相手フィールドも含めた「糾罪巧」モンスター以外のモンスターがリバースした場合にも置かれる。
このため(実用性は低いが)テーマ外のモンスターと組み合わせれば、致死量の糾罪カウンターを置いて先攻1ターンキルをも狙っていける柔軟性も兼ね備えている。
そして忘れがちだが糾罪カウンターが乗るのはこのカードではなくPゾーンにセッティングされた「糾罪巧」モンスターの方。
仮にこのカードを除去してもカウンターは消えず、Pゾーンの除去に手間取れば手間取る程カウンターが増えていく。
そして次ターンに再度張り直せば再びエンドフェイズで罪を咎めるバーンダメージを撃ち込んでいける。
《糾罪巧-始導》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「糾罪巧」Pモンスター1体を自分のPゾーンに置く。
(2):このターンに墓地へ送られていないこのカードを墓地から除外して発動できる。
自分のEXデッキ(表側)から「糾罪巧」モンスター1体を手札に加える。
天より現れる《糾罪巧β'-「alazoneIA」》が描かれた通常魔法。
罪を検知し、崇高なる監視システムが降臨する。
(1)はデッキから「糾罪巧」モンスターをPゾーンに設置する効果。
言うまでもなく便利で、レべル1「糾罪巧」モンスターを設置すればサーチで展開の起点になる。
(2)は墓地から除外してEXデッキから「糾罪巧」モンスターを回収する効果。
戦闘破壊されたレべル1「糾罪巧」モンスターや不慮の除去を受けたレべル9「糾罪巧」モンスターを再利用できる。
墓地に送られたターンには発動できないため、自分ターンで除去を通してしまった場合はそのラグに困ることになる。
《糾罪巧-裁誕》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールド(表側表示)から「糾罪巧」モンスターカードを任意の数だけデッキに戻す。
その後、自分は戻した数だけドローする。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、相手がモンスターを召喚・特殊召喚した場合、このカードを除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札から「糾罪巧」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
●自分フィールドの裏側守備表示の「糾罪巧」モンスター1体を表側守備表示にする。
光を放ちながら変形しようとしている《糾罪巧ϝ'-「tromarIA」》が描かれた通常魔法。
罪の閾値を越えたとき、美徳を尊ぶ機械仕掛けたちは裁きの神へと姿を変える。
(1)は手札とフィールドの「糾罪巧」モンスターカードをデッキに戻してその分ドローする効果。早い話が「糾罪巧」モンスターのシャッフル。
手札交換の他に、リバースして存在が露わになった「糾罪巧」モンスターをデッキに戻すことで対策を躱しつつ、新たに引いた「糾罪巧」モンスターを裏守備でセットして相手を悩ませることができる。
また、レべル1「糾罪巧」モンスターのP効果の(2)でサーチした後ならば、多めの枚数の手札交換が見込める。
ドローなので「糾罪巧」以外の汎用カードを引きやすくなる側面もある。
(2)は相手の召喚・特殊召喚に反応して「糾罪巧」モンスターを特殊召喚するかリバースさせるか選ぶ効果。
特殊召喚の方はサーチが間に合わなかったレべル9「糾罪巧」モンスターを直にセットすることで妨害数を補うことができる。
リバースさせる方は【糾罪巧】では貴重な能動的にリバース効果を誘発させられる手段であり、各種「糾罪巧」のモンスター効果の(3)を相手に依存せず発動させられ、妨害の手数を増やせる。
トリガーが緩いのもあって相手からすればリバース条件を増やされたような感じになる。
《糾罪巧-再巧》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のデッキ・墓地から「糾罪都市-エニアポリス」1枚を自分のフィールドゾーンに表側表示で置く。
自分フィールドに「糾罪都市-エニアポリス」が存在する場合、代わりに自分のPゾーンのカードの数まで相手フィールドの表側表示カードの効果を無効にできる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、相手がカードの効果を発動した場合、このカードを除外して発動できる。
自分のPゾーンのカードの数まで、自分フィールドの「糾罪巧」モンスターを裏側守備表示にする。
『BLAZING DOMINION』の新規組その3。
崩壊した《糾罪都市-エニアポリス》が復元されるかのようなシーンを描いた通常魔法。
悪徳の果てに都市は滅び、人は死に絶える。それでも、美徳を司る機械達は何度でもやり直しの機会を与える。
(1)は《糾罪都市-エニアポリス》のセット。
前述の通り《糾罪都市-エニアポリス》はこのテーマの戦術の要であり、それをデッキのみならず墓地からもセットできるのはとてもありがたい。
おまけに既に《糾罪都市-エニアポリス》が場にある場合、自分のPゾーンにあるカードの数(最大2枚)まで相手の表側カードを無効化できる妨害札に変化するため、どんな状況でも腐らないのが強み。
この効果は対象に取らないのでシンプルに強力。
(2)は自分の「糾罪巧」モンスターを最大2体まで裏側にする効果。
文字通りに裏側にして「リセット」することでターン1制限の無い効果を使い回せる凄まじいものだが、永続効果持ちの上級モンスターを裏側にすると効果が解除されてしまう点は要注意。
基本的には上級モンスターの(2)の効果や、下級モンスターの効果を再利用するのに使うことになる。
【戦術】
遊戯王のテーマとしてはきわめて珍しい、
戦闘を行わずして勝つロックバーン型のカテゴリデッキ。
糾罪巧以外でバトルに頼らないデッキといえば、バーンによる速攻ワンキルの
【ギミック・パペット】、ライブラリアウトの
【神碑】、特殊勝利の
【エクゾディア】など、ごく少数が該当するのみ。
テーマデッキ【糾罪巧】の戦術の要は「糾罪カウンター」と《糾罪都市-エニアポリス》。
「糾罪巧」のペンデュラム効果で糾罪カウンターを貯め、エンドフェイズに《糾罪都市-エニアポリス》で取り除き、その際に発生する効果ダメージで8000分のライフポイントを削り切ることを目指す。
ゆえに、このデッキが戦略上目指す目標は
- 「『糾罪巧』モンスターカードをなるべくたくさん場に出す」
- 「《糾罪都市-エニアポリス》の効果が発動するお互いのエンドフェイズに到達するまで盤面のカードを守り切る」
- 「『糾罪巧』モンスターを何度もリバースさせ、糾罪カウンターを稼ぐ」
の3つに集約される。
「糾罪巧」モンスターたちが持つ効果を使って相手の攻撃をやり過ごし、時には除去、時にはロックを織り交ぜながらひたすら場に居座り続けていると相手のライフが勝手に減っていき、いつの間にか累積した効果ダメージで勝てている……というのが【糾罪巧】の基本戦術。
「糾罪巧」モンスターたちは見た目も効果も似たり寄ったりな連中ばかりなのでまぎらわしいが、
実は効果の傾向によってある程度役割が存在し、「手軽に使えるが効果が控えめなもの」と「状況を選ぶがハマれば強いもの」の2つに分けられる。
手軽に使えるタイプなら
- とりあえず相手の展開をジャマする手段になれる 獅子
- 相手が使ってくる除去カードからこちらのカードを守れる 狐
- 手札誘発のケアに使える 赤
- 軽い条件ですぐリバースできてちょっとした嫌がらせも可能な 黄 & 青
ハマれば強いタイプなら
- 墓地アドや除外アドを活用するデッキに的確な妨害を当てられる 緑
- 後攻時など、すでに相手フィールドにモンスターが出ている状況下で活躍する 鯨
- 全体除去に耐えられる 蠍
- フィールド外で効果を多用するデッキによく刺さる 蜘蛛
といった具合。
戦況に応じて、フィールドに出す「糾罪巧」モンスターをうまく使い分けられるかが決闘者の腕の見せ所である。
レベル9を1~2体(とくにアスタピクシア、《糾罪巧-Archaη.TAIL》)とレベル1を3~4体ほどセット、《糾罪都市-エニアポリス》も出ている状態を維持しつつ、デュエルが進んできたら徐々にレベル9の枚数を増やしていく。
例外的に、《糾罪巧-裁誕リバース》はレベル1の「糾罪巧」モンスターと組み合わせることで、相手の動きを見てからそれに合わせた「糾罪巧」モンスターをセットできる重要なカードなので、これに限っては優先的にサーチ・採用される。
キルラインであるライフポイント8000を超えるには、900×9=8100のため合計9つの糾罪カウンターが必要。
すなわち、モンスターを合計9回リバースできればよく、その状態でエンドフェイズを迎えられれば勝利となる。
ターンをまたいで9回でもOKなほか、
Pゾーンに「糾罪巧」が2枚出ている場合は1リバースで2個貯まるので、リバース5回でキルラインに到達する。
ついでに「糾罪巧」モンスターのうち《糾罪巧-Archaη.TAIL》と《糾罪巧-Aizaβ.LEON》の2枚は自前で効果ダメージを発生させる効果を持っており、これらも加味すればより素早くライフを削りきれる。
「戦闘を行わない」と書いたが【神碑】などのようにバトルに制約がかかるわけではないので、普通のデッキのように戦闘によって戦闘ダメージを与え、ライフを削り取るのを目指すというのも実現可能な戦略である。
【相性が良いカード】
下級「糾罪巧」モンスターのサーチの形式の関係上、「糾罪巧」カードの3積みを増やして結果を確定させることが望ましい。
テーマカードの種類の多さもあってデッキの半分以上は「糾罪巧」カードで占められるため、必然的に他のカードを採用する枠は少なくなる。
また独特すぎる制約から他のテーマとの混合構築も容易ではない。
純構築寄りが基本とはなるが、その上で採用できるカードを列挙する。
リバースモンスター・リバースサポート
「糾罪巧」モンスターのモンスター効果の(1)で簡単にセットできるため共存は現実的。
ただし【糾罪巧】は
既存のテーマに見られるようなテーマ外カードのリバース補助まではしてくれないため「自発的にリバースできない」遅さは残る。
そのため劇的に相性が良いというほどではない。
召喚時にリバースモンスターをサーチできるモンスター。
【糾罪巧】の展開は召喚権が不要なので、召喚権を割いても問題にならない。
強力なレベル9「糾罪巧」モンスターを直接手札に加える手段して有力。
難点はサーチしたモンスターが相手にバレることと、《裏風の精霊》がモンスターゾーンに残る(=「糾罪巧」モンスターを置くスペースが減る)ことか。
リバースで《
強欲な壺》《
ハリケーン》《
サンダー・ボルト》《
強引な番兵》からどれか1つを使用できる、文字通り「
禁忌」のリバースモンスター。
特に全体除去とハンデスが強力で、仮に一番効くタイミングを逸してもドローで「糾罪巧」モンスターの補充ができる。
レベル
9な点も「糾罪巧」モンスターのモンスター効果の(1)で簡単に無視してセットできる。
ただしやはり自発的にリバースできない故の遅さは否めない。
名前とイラストが【サブテラー】意識の汎用リバースサポート永続魔法。
裏守備状態のモンスターへの対象耐性付与とリバースした自分モンスターの攻守を1500強化する永続効果、相手に破壊されると墓地のモンスターを裏守備で蘇生させる効果の3つを持つ。
攻守強化に関してはこのカードを貼る前のモンスターには適用されない点には注意がいるが、最上級「糾罪巧」モンスターの打点が4500になるメリットは大きい。
裏守備状態の「糾罪巧」モンスターの耐性を上げられるのも魅力。
リバーステーマの先輩である【クローラー】の最上級リバースモンスター。
「裏側守備表示のこのカードを対象に取る効果を相手が発動した時」に自力でリバースし、その発動を無効にして破壊する効果を持つ。
条件がやや限定的ながらも「糾罪巧」モンスターと同様「自力でリバースできるリバースモンスター」である。
更にリバース後は自身がフィールドに居る限り相手フィールドで発動したモンスター効果をすべて無効にすることができる。
《
天霆號アーゼウス》による一掃を防げるなど制圧手段の選択肢に一つにはなるが、抜け穴も多いため注意。
また破壊されると地属性・昆虫族でないレベル9モンスターをサーチできる。
レベル9「糾罪巧」モンスターは全てサーチ範囲に収まっているので、一応後続の確保としても使える。
表示形式関連
お互いのモンスター1体ずつの表示形式を表側表示なら裏側守備表示に、裏側守備表示なら表側守備表示にする速攻魔法。
対象を取る欠点は有れど、フリーチェーンで能動的なリバースと相手モンスターの無力化を同時に行える。
「糾罪巧」モンスターのモンスター効果の(2)(3)には回数制限が無いため、裏側守備表示に戻すことで再び妨害の圧を飛ばすことができる。
フィールド上の表側表示モンスター全てに「裏側守備表示化or墓地送り」のいずれかを強制する通常罠。
表側表示になった「糾罪巧」モンスターを裏側守備表示に戻して再利用を狙いつつ、相手モンスターの無力化できる。
自分フィールドの裏守備モンスター1体を表側表示に変更するカード達。
《太陽の書》は通常魔法なので引いて即座に使えるものの、使い切りかつ相手ターンに使用できない。
対して《星遺物の傀儡》は永続罠なので引いてもすぐには使えないが、相手ターンでも使用できて維持できれば往復で使える。
いずれにしろ「糾罪巧」モンスターを含むリバースモンスターの能動的なリバース手段になり得る。
裏側守備表示モンスターを同時に3枚まで攻撃表示に変更する効果を持つモンスター。
明らかにリバーステーマのサポートとして作られただけあって相性が良く、攻撃力3000のモンスター3体の総攻撃による戦闘ダメージに《糾罪巧-Archaη.TAIL》と《糾罪都市-エニアポリス》のバーンダメージを加えるとゲームエンドに持っていけるだけのポテンシャルを持つ。
ただし、自身を効果で特殊召喚すると糾罪巧モンスターを特殊召喚できなくなるので通常召喚が必須かつ攻撃力100なので考えて使わなければならない。
自分の表側表示モンスターが裏側守備表示に変わった際にフィールドのカードを1枚破壊する効果と自分のモンスターがリバースするとそのレベル×200ダメージを相手に与える効果を合わせ持つ永続魔法。
コンボパーツの趣が強いカードではあるが、上級の糾罪巧モンスターのリバースで1800ダメージが出せるので《糾罪都市-エニアポリス》と合わせると削りとしてはなかなかのダメージが見込める。
対応するサーチカードが無く素引き前提なのが辛い所。
Pモンスター関係
【糾罪巧】はまずP召喚を行えないが、Pモンスターであることに変わりはない。
なのでPモンスターをサポートする効果そのものは問題なく受けられる。
EXデッキからPスケールが同じでカード名が異なるPモンスター2枚を手札に加える通常魔法。
「糾罪巧」モンスターは全員がスケール0であり、またP召喚がまずできないため何らかの除去を許してEXデッキに行った場合に再利用が困難になる。
そのため採用すれば、再び手札に戻す回復手段として使える。
テーマ内の《糾罪巧-始導》でもEXデッキからの回収ができるが、あちらは発動までにタイムラグがあり1枚だけなため即効性と枚数ではこちらが上。
種族・属性サポート
デッキからカードを手札に加える効果を無効にし、更に強い制約さえ許容できるなら手札から発動できる通常罠。
「糾罪巧」モンスターは地or光属性なので手札からの発動後の制約を回避できるため、後攻時の重要な牽制手段になる。
光属性モンスターをリリースしてA召喚した際に自爆して強力なEXデッキ破壊を行う最上級「帝」モンスター。
レベル9「糾罪巧」は光属性なので、テーマギミックを用いれば《轟雷帝ザボルグ》用に召喚権を温存してリリース素材を出すことは容易。
【糾罪巧】の制約上EXデッキのモンスターはほとんど使わないため、《轟雷帝ザボルグ》の為と割り切るのも手である。
見返りは大きいが出張採用に際して手軽なサーチ手段が無いことや、先攻時にしか機能しないなどの欠点もある。
種族変更と自分モンスターの強化、相手モンスターの打点低下のデバフ、このカードをコストとした地属性機械族モンスターのサーチをこなす永続魔法。
戦闘時に3000打点以上の火力を出すのに難儀する【糾罪巧】の火力を補いつつ相手への妨害もこなせる1枚。
その他
お互いの墓地へ送られるモンスターを墓地へ行かせずに除外させる永続魔法。
【糾罪巧】はフィールド上で表示形式を変えたり手札に戻るだけなため特に影響を受けない。
そして
手札誘発の受けが良くない【糾罪巧】では、相手の手札誘発を封じられるという強力な防御手段になり得る。
無論、相手が墓地利用デッキだった場合はそのまま優位を奪い取ることも可能。
似たようなメタカードには《
ディメンション・アトラクター》も存在する。
こちらは相手の先攻1ターン目に発動でき、残存効果なので後から邪魔されない点で勝る。
一方で自分の魔法・罠カードも除外してしまうため、《糾罪巧-裁誕》《糾罪巧-始導》の墓地効果が使えなくなるという小さくない欠点もある。
相手が《糾罪巧-Atoriϝ.MAR》が効くレベルで墓地メタが有効だと分かれば、この欠点を受け入れてでも採用するのはアリだろう。
相手が5回以上召喚・特殊召喚をしたターンに豪快な除去を行う手札誘発モンスター。
後攻対策が重要な【糾罪巧】では当然相手の展開を抑止できる点も重要なポイント。
しかしもう一つ重要な点があり、《原始生命態ニビル》は表側表示モンスターしかリリースしない。
つまり裏側守備表示の「糾罪巧」のモンスターを場に残しつつ除去を行うことができる。
「糾罪巧」モンスターを構えつつ相手ターンを凌ぐ手段として有力な候補になる。
相手モンスター3体をリリースすることで相手フィールド上にA召喚させる「後攻捲り札」の一種であるモンスター。
召喚権が余る【糾罪巧】ならば負担は軽く、モンスターによる制圧盤面をひっくり返してくれる。
特に【糾罪巧】の制約で「
壊獣」や《
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》を使用できないため、その代わりとしても重要な役割を担う。
発動条件に癖のある壺系のドローソースの1枚。
テーマ内カードをほぼ三積みして運用する【糾罪巧】デッキでは、メインデッキ除外のデメリットで受けるダメージを抑えることが可能。
下級モンスターが全てサーチ対象なためサーチ回数を温存できる。
余裕のありすぎるEXデッキの穴埋め候補その1。
ランク9Xモンスターの内の1体で、召喚成功時EXデッキのカードを墓地送りに出来る効果を利用してアドを稼げる。
本デッキと相性がいいのはフィールドのカードを1枚破壊できる《旧神ヌトス》や、フィールドの表側表示モンスターを裏守備に変更できる
《鉄獣式撃滅兵装“Mouser”》が筆頭か。
他にも裏側守備表示のセットカードの破壊を全体破壊含めて1度だけ無効化できる
《バージェストマ・カンブロラスター》も候補に挙げられる。
最上級「糾罪巧」モンスターは一律でレベル9なので、横並びが容易な「糾罪巧」モンスターの性質を利用すれば簡単に正規召喚を行えるのは魅力。
余裕のありすぎるEXデッキの穴埋め候補その2。
- 場の下級「糾罪巧」+L1モンスターでレベル2チューナーの《クッキィ★ヤミーウェイ》をS召喚
- 最上級「糾罪巧」+《クッキィ★ヤミーウェイ》で《サイコ・エンド・パニッシャー》S召喚
という流れで呼び出せる。
「ヤミー」Sモンスターは単にS素材とするだけなら性能に差異はないが、《クッキィ★ヤミーウェイ》はフィールドのモンスター2体を裏側守備表示にできるため、糾罪巧と相性が良い。
【糾罪巧】はサーチする度にライフポイントがゴリゴリ削れていくため、高ステータスの相手モンスターを叩く奥の手としての運用が見込める。
Vジャンプ2026年3月号の付録カード。出典はアニメGX最終盤での十代vs遊戯のラストデュエル。
- お互いが自身のデッキから選んだモンスターを見せ合い攻撃力を比較
- 攻撃力が高い側はそのモンスターをサーチし、攻撃力が低い側はそのモンスターを破壊+500バーン
- 攻撃力が引き分けた場合引いたモンスターをデッキに戻す
という処理を3回繰り返す通常魔法。
【糾罪巧】の場合最上級モンスターが一律3000打点なので、対戦相手が3000打点をデッキに入れていない場合は確定で最上級「糾罪巧」を3枚サーチ+1500バーンを与える事が可能という大幅なアドを稼げる。
1度でも勝利できればサーチが確定するので、相手が大量に3000打点以上のカードをメインデッキに投入でもしていない限り勝負に負ける事は少ないであろう。
「そのターンの間選んだモンスターの効果発動不可」という制約が課されるのだが、これは他の「糾罪巧」モンスターを見せて盤面に出す効果によって踏み倒していける。
欠点・弱点
効果ダメージメタ
【糾罪巧】のダメージソースはその大半を《糾罪都市-エニアポリス》による効果ダメージに頼っている。
後は特に刺さる相手に《糾罪巧-Aizaβ.LEON》《糾罪巧-Archaη.TAIL》でチマチマ効果ダメージを与えるくらい。
そのため何らかの効果ダメージメタが働いている場合、相手にダメージを与える術がほとんどなくなってしまう。
また「糾罪巧」カードの効果ダメージは全て強制効果なので、《
No.14 強欲のサラメーヤ》などの効果ダメージを跳ね返すモンスターがいると自分が死ぬ。
各種「糾罪巧」モンスターによる妨害で、何としても出されないようにする必要がある。
サーチメタ
このテーマはレベル1「糾罪巧」モンスターのP効果の(2)で「糾罪巧」カードを何度もサーチし、手札を整える動きを基本とする。
そのためサーチを止められてしまうと手札の補強が滞り、また盤面も素引きした「糾罪巧」のみで詰めなければならないため強度が落ちる。
特に危険なサーチメタなのが《
ドロール&ロックバード》。
適用されるとレベル1「糾罪巧」モンスターのモンスター効果の(2)が発動できなくなり、それに連動してモンスター効果の(3)も自力では発動できなくなる。
更に《糾罪巧-裁誕》も発動できない(=墓地に置けない)ため、《糾罪巧-Atoriϝ.MAR》のモンスター効果の(3)を相手ターンで発動しにくくなる。
手札誘発受け
他の欠点と少し重なるが、【糾罪巧】はサーチと特殊召喚を多用するため手札誘発受けが良くない。
特に展開手段であるモンスター効果の(1)が律儀にも「手札から見せて発動する効果」なので、《
増殖するG》等をチェーンして発動されやすい。
昨今のデッキでは《増殖するG》受け対策を備えているものも多いが、【糾罪巧】でドローを抑えるためには
《糾罪都市-エニアポリス》《糾罪巧-裁誕》を確保してモンスター効果の(1)で1体だけセット→召喚権を使ってレベル1「糾罪巧」モンスターをセット
で展開を終えることになる。
それだけ妨害の手数が減ってしまうため、相手に強行突破される恐れも大きい。
Pモンスターメタ・魔法カードメタ
「糾罪巧」モンスターは全員Pモンスターなので、Pモンスターメタに非常に弱い。
またそれに付随して《糾罪都市-エニアポリス》諸共潰す魔法カードメタでもデッキが機能停止する。
こちらが後攻の場合、《魔封じの芳香》を発動されるとサーチも手札調整もほぼできずに盤面が大幅に弱体化してしまう。
そして最悪のメタカードが《次元障壁》。
残存効果のために後から無効・破壊もできず、Pモンスターとして効果を何も使えないため文字通り何もできなくなる。
ライフ枯渇
1回につきライフが
900減るレベル1「糾罪巧」モンスターのP効果の(2)を序盤から大量に使用して手札を整える都合上、ライフの減りが早い。
相手から妨害を貰わなかった場合、4種類のレベル1「糾罪巧」モンスターを全て使用するため初期ライフ8000の半分近くをあっさり消費することになる。
ここで《
神の宣告》などのライフコストを要する汎用カードも使えば、相手から攻撃を受けずともあっという間にライフは危険域に突入する。
相手の効果ダメージに怯えるだけでなく、ライフコストを消費するカードが多いため最悪は効果を使用できないという状態に陥ることも。
しかしそれを嫌って《神の宣告》等ライフコストを要する汎用カードを蹴れば、それだけ対応範囲を狭める事にもつながる。
「相手ターン中に・対象を取らない・破壊しない」除去効果
レベル9「糾罪巧」モンスターの効果で相手を妨害しながらゲームを優位に進めるのが狙いの【糾罪巧】だが、致命的な欠陥を抱えている。
それは「相手ターン中に・対象を取らない・破壊しない」除去効果を発動された場合、それを止める方法がテーマ内には無い事。
汎用的なカードに絞っても《天霆號アーゼウス》《
拮抗勝負》などが該当し、成すすべなく盤面を更地にされてしまう。
モンスター効果の(1)の制約から《
フルール・ド・バロネス》などの汎用モンスターに頼ることもできず、方法は汎用のカウンター罠で止めるくらい。
そしてその代表例である《神の宣告》系統がよりによってライフコストを要するというのも大きな悩みどころ。
追記・修正はモンスターをセットしまくってからお願いします。
- なんかクリフォートを思い出す見た目や設定をしてるなぁ -- 名無しさん (2025-08-31 09:01:37)
- コイツらに限らず最近の大型リバースモンスターがレベル9になりがちなのはアレの影響もあるよな…… -- 名無しさん (2025-08-31 09:15:12)
- ホームスタジアムやエニアポリスみたいなサーチとかは無いけどテーマに必要不可欠なフィールド魔法好き -- 名無しさん (2025-09-02 09:30:15)
- 今頃のカードって「リバース:」って表記しなくてもリバースモンスターで良いんだね。昔はリバースモンスターとリバースした時に発動する効果を持つリバースモンスターでないカードで表記が別れてたよね? -- 名無しさん (2025-09-02 16:41:37)
- 今時と言うか10年以上前から種族の横に「リバース」があればリバースモンスター、なければリバースした時に発動する効果を持つ効果モンスターって区分してる。効果欄から種族の横に「リバース」が移動しただけだけど -- 名無しさん (2025-09-03 07:50:19)
- ぷるりあがきつすぎ -- 名無しさん (2025-09-03 08:21:15)
- アトリマールを素引きした場合を除いて、特殊召喚を行うのは展開の際がだけなので、実は自分ターンであればドロバを撃つことはできる。どうしてもGプルリアを弾きたいなら先攻ではほぼ使えないパージの代わりに採用するのも有り。当然、展開を通した後の相手ターンに撃つと自分の首を絞めかねないから考え無しには使えないけど -- 名無しさん (2025-09-03 17:08:56)
- ↑誤字あったわ。誤「展開の際が」、正「展開の最後」 -- 名無しさん (2025-09-03 17:10:37)
- 長引く上にライフコストでこっちのライフがガンガン減っていくから最後のダメ押しとしてサイコエンド採用してる構築もあると聞いてなるほど、となった。下級2体で適当なリンク1経由でクッキィ★ヤミーウェイ出せるから最上級と併せて出せる、ついでにクッキィでこっちのモンスター裏守備にできるからトドメ刺し損ねても次のターンに備える事もできるってシナジー形成してるのがすごい -- 名無しさん (2025-09-06 16:30:59)
- ↑アトリマールで相手モンスター全員を強制裏守備にさせるのが強いと思ってたけど、そこはどうするんだろう?一枚までならサイコエンドの②で除外できるけど。 -- 名無しさん (2025-09-06 17:02:58)
- 強さは置いておいて、環境破壊を地球とOCG環境で掛けてるのはお洒落さを感じる -- 名無しさん (2026-06-05 14:21:04)
- 使う側も使われる側もめちゃくちゃ疲れそうなデッキ -- 名無しさん (2026-06-05 15:06:26)
- マスターデュエルのアイザレオンのバーン効果にバグがあって、墓地からデッキ・EXにカードが戻ったり、魔法カードが墓地へ送られたりしただけでバーンを飛ばしているとか。ひどい冤罪 -- 名無しさん (2026-06-05 16:51:29)
- 今丁度OCGストラクチャーズで使われてるから回し方の勉強に読むのもいいかも -- 名無しさん (2026-06-10 21:51:27)
- 割とOCG(全部手動で処理するから管理が面倒;大会だとETになったら絶対ライフ差で負ける;かと言ってカジュアルだと嫌がらせすぎる)との相性が悪すぎた、それがなければ(ようするにMD)現時点での最強リバーステーマまであると思う -- 名無しさん (2026-06-12 00:45:03)
最終更新:2026年08月07日 01:18