バイオハザード(映画)

登録日:2010/09/13 Mon 04:26:43
更新日:2025/03/15 Sat 08:49:48
所要時間:約 4 分で読めます




この項目では実写版バイオハザードシリーズの第1作目にあたる同名の映画について記述する。


公開日は2002年8月31日(北米は2002年3月15日)

上映時間は100分




原作ゲームが洋館を舞台としたストーリーだったのに対し、映画版はTウィルスやアンブレラ社等の設定のみを利用した新しいストーリーとなっている。

これ以降も多数のシリーズが製作されていく映画バイオハザードシリーズだが、ゾンビ系ホラーとして見るとこの作品や次回作が色濃く描かれているのが特徴。


◆あらすじ

アメリカ中西部にある都市ラクーンシティの地下にある巨大複合企業アンブレラの研究施設「ハイブ」で研究中のTウィルスが漏れ、バイオハザードが発生したため研究所にいた所員は全員死亡した。
アンブレラ社は事故の原因の究明、制御コンピューター「レッドクイーン」をシャットダウンするために特殊部隊を派遣する。
同じ頃、ラクーンシティ郊外にある洋館では記憶喪失に陥った女性アリスが目覚めようとしていた……


◆登場人物

○アリス・アバーナシー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
主人公。24歳。
洋館のバスルームで記憶喪失の状態で倒れていた女性。
状況すら掴めていない状態で突如現れたアンブレラの特殊部隊に地下研究所ハイブに連れていかれる。
異様に身体能力が高く、壁を使い三角飛び蹴りを行ったことも。



○マット・アディソン(エリック・メビウス)
ラクーン警察に配属されたばかりの警官(自称)。
洋館の中にいたがアンブレラ特殊部隊にアリスと共にハイブへ連れていかれる。


○スペンサー・パークス(ジェームズ・ピュアフォイ)
洋館とハイブを繋ぐ列車の中に倒れていた男。
彼も記憶喪失であり事態がわからぬままハイブへ連れていかれる。


○ジェームス・P・シェイド(コリン・サーモン)
アンブレラの特殊部隊の隊長である黒人男性。
一番活躍しそうな感じだったが、レーザートラップでサイコロステーキとなってしまう。


○レイン・オカンポ(ミシェル・ロドリゲス)
アンブレラの特殊部隊の隊員。
気が強く、男勝りな性格。
地上波吹き替え版では某バーローが演じた。


○チャド・カプラン(マーティン・クルーズ)
アンブレラの特殊部隊の隊員。
コンピューター関係のプロでレッドクイーンをシャットダウンさせる。 


○J.D.サリナス(パスクェール・アリアルディ)
アンブレラの特殊部隊の隊員。
レインと仲が良い。


○リサ・アディソン(ハイケ・マカッシュ)
ハイブに勤務している女性。
マットの妹であり、序盤で発生したバイオハザードに巻き込まれてしまい……


○レッドクイーン(ミカエラ・ディッカー)
アンブレラが開発した人工知能。
ラクーンシティ地下にある研究施設ハイブの全てを制御している。
Tウィルス感染者を外に出さないために施設内を完全にロックしていたが、アンブレラの特殊部隊にシャットダウンされたため、ゾンビを解放してしまう。
ホログラムでは幼女の姿をしているが、これはレッドクイーンを開発したプログラマーの娘をモデルにしたためである。
ホワイトクイーンと呼ばれる妹もいる。
地上波吹き替え版の中身はくぎゅうである



◆登場クリーチャー
ゾンビ
ハロンガスで死亡したハイブ職員がTウィルスに感染してゾンビ化した姿。
新鮮な肉を求めて狭い施設内を所狭しと徘徊している。


ケルベロス
ハイブにて実験用に飼育されていたドーベルマンがTウィルスに感染してゾンビ化したもの。ゾンビと比べ運動能力が高い。


○リッカー
ゲームではゾンビからの突然変異だったが、今作ではアンブレラが開発した一種の生物兵器という設定になっている。
長い舌と爪が武器で、新鮮なDNAを摂取することでさらに強力な姿に変異する。
小説版では頭に鉛玉ブチこまれてもしばらくすれば排出→修復しちゃう正真正銘のバケモノ。


◆登場武器

ベレッタM92FS
アイノックス(ステンレス)モデル。
警備員の死体からアリスが拝借し、ゾンビ犬を倒す。


○スプリングフィールドM1911A1
名銃ガバメントのスプリングフィールド社製モデル。隊長、レインらのサイドアームで、ベレッタと同じくステンレスモデル。


H&K MP5K
隊員達のメインアーム。K、つまり「クルツ」とはドイツ語で「短い」の意。その名の通り、MP5シリーズで最小のモデル。


H&K G36K
隊長、J.D.のメインアーム。
MP5と同じH&K社製のアサルトライフル。
隊長は銃身下部にグレネードランチャーを装備。


◆シリーズ一覧



◆備考

本作のTV放映の際は高確率で

  • 衛生隊員の首切断
  • サイコロステーキ
  • アリスの陰部

が編集でカットされる。
特にサイコロステーキのシーンは構成上カットできないシーンであり、その都合で不自然に画面の一部分にアップするため違和感が強い。

本作は「鏡の国のアリス」のオマージュが各所にある。

  • 主人公の名前(アリス)
  • ハイブへの入口である洋館の名前が「鏡の館」
  • 徐々に異質な世界に順応していく
  • 鏡の国の女王の名前が「レッドクイーン」 



なお、本作とゲーム本編ではストーリーの直接的なつながりは無いが、
印象的なレーザーの仕掛けはゲーム本編に逆輸入され、『バイオハザード4』では類似のレーザートラップが、『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』にはほぼ同じ部屋が登場する。

また、ゲーム本編にてアンブレラのメインコンピュータ名がレッドクイーンなのも映画版からの逆輸入であり、『アンブレラ・クロニクルズ』でその名前が出てくる。

2022年にはリブートにあたる映画『バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』が公開された(北米は2021年)。




追記・修正はバイオハザードから生還してからお願いします。

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最終更新:2025年03月15日 08:49