ゾルディック家

登録日:2011/12/15 Thu 22:07:24
更新日:2024/06/06 Thu 15:03:35
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ゾルディック家とはHUNTER×HUNTERに登場する暗殺者一家。


●目次

【概要】

世界的に有名で、その存在は伝説とまで謳われている。

家族の顔写真だけで1億ジェニーするとも言われている。
が、本人達は素性を隠すつもりは毛頭無く、ゼノに至っては同業者に住所氏名が記入された名刺を渡す程。
単に物騒過ぎて近所付き合いが無いだけ、である。

ククルーマウンテンの麓に巨大な屋敷を構えているが、屋敷はバスが来るほどの観光名所と化し、地元住民からも慣れ親しまれている。
家業を知られているにも拘らず、地元の名士としても認識されていることから地元住民からの扱いがうかがえる。


【構成】

■両親


父:シルバ=ゾルディック


CV:石井康嗣(1999年版)/山寺宏一(2011年版)

ゾルディック家の現当主である精悍な偉丈夫。
放出系能力者(詳細は不明)。*1
イルミと共にキルアを暗殺者として育ててきたが、キルアが再び家を出る際には彼の意志を尊重し、「友達を裏切るな」と真摯に言い聞かせた父親らしい面を見せるが、彼を後継者にすることを諦めてはいない。
ちなみに新聞はスポーツ新聞派で、電車で読むのが楽しみという庶民的な顔もある。

実際、ゴンと共に旅ができることを喜んだキルアに対しては、本人がいなくなってから、
(嫁さんをなだめるためでもあろうが)意味深な笑顔で「そのうちきっと戻って来る あいつは 俺の子だからな」と不気味な予言を残している。
俺の子と言うだけに、恐らく自身もキルアの様な経験があるのだろう。
妻キキョウとの仲は良好なようで、5人の子をもうけている他、キルアがキキョウの命を担保に脅した際にはキルアの要求を呑んでキキョウの命を守った。

発かどうかは不明だが、とてつもない大きさの念の塊をぶつけようとする場面はある。
また「出血させずに相手の心臓を抜き(盗み)取る」という凄腕の暗殺技術を持つ。
(ハンター試験時のまだまだ未熟なキルアでも出血させこそすれ似たようなことは出来るので念能力ではないと思われる)
シルバ・ゼノVSクロロの戦いは作中屈指の名勝負と評価が高い。
以前、依頼で幻影旅団メンバーを殺害した際、それなり以上に苦労したらしく「割に合わない仕事だった」と彼なりの最大級の賛辞を送ると共に、子供たちに幻影旅団には手を出さないよう注意した。
ただし、本編中で割に合わない仕事と発言した際にはゼノと同じくかすかに笑みを浮かべていることやツボネの後の独白から、武道家的な心情も強い模様。
詳細は不明だが団長クロロ=ルシルフルと戦ったことがあるようで、彼の「盗む」能力も少し把握していた。

戦い方や考え方はゼノよりも慎重で、あまりリスクを冒さない。これはイルミと共にキルアの教育方針にも表れている。
彼が放つ無言の圧力は中々の威力があり、余計な一言を発したミルキをこれで静かに叱った(黙らせた)こともある。


母:キキウ=ゾルディック


CV:雪絵れな(1999年版)/岩男潤子(2011年版)

ミイラのように全身に包帯を巻き、ザクのようなモノアイマスクを顔につけている貴婦人。
幻影旅団員らと同じ流星街出身で、操作系能力者。
ヒステリックな性格をしており、キルアとカルトに関しては異常な愛情を注ぐ子離れできない親バカ。
キルアが家出した際に彼に顔を刺されたために包帯を巻いているが、「ここまで非情になってくれてしい」と涙を流す、アルカを通じてキキョウの命を担保に要求を通そうとする姿を見て「何て残酷なことを言えるようになったの 素晴らしいわ」と感激する等、暗殺一家の母親らしい変わった感性を持つ。

キルアが再び家を出る際には猛反対していた。
ミルキの技術力との共同で遠隔透視ができる(スコープや念能力との併用か)


■当主の子供

(上の兄弟から説明)

長男:イルミ=ゾルディック


CV:高乃麗(1999年版)/松風雅也(2011年版)

操作系能力者。
常に無表情なロン毛の優男。
母親に似て非常に冷酷であり仕事の過程で民間人をどれほど犠牲にすることも躊躇わない残酷な人物。
だが冷酷なだけで細かな機微などはよくよく理解しており、仕事でなければ、死に際でも武人たらんとする者の願い*3を聞いて気まぐれで見逃したこともある。
ヒソカ、クロロとは知り合いで、ヒソカの方がクロロより少し付き合いが長いらしい。ヒソカとは時に協力したり仕事をお互い依頼したりする腐れ縁。

キルアに歪んだ執着と愛情を持っており、暗殺者として育てる為にキルアに愛情や友情の一切を切り捨てさせようとする。
キルアに針を刺し、自分より強い敵とは戦わずに逃げるよう洗脳していた。これは家族の反応を見るに許可を得ていた模様。
逆にキルアを傀儡にしてでもアルカの能力を引き出そうと考えるなど、ゾルディック家全体の益を考えている様子。
詳細はイルミ=ゾルディックの項目を参照。

次男:ミルキ=ゾルディック


CV:石塚堅(1999年版)/斉藤貴美子(2011年版)

大食漢で家から外出することが無い為暗殺者とは思えない程の汗っかきで肥満体型な男。
念能力は判明していないが操作系能力者であると思われる。

ズブズブのオタクで、部屋には大量のフィギュアやPC器具がある。以前、ナニカの「おねだり」をクリアして最新鋭PCをゲットしたことも。が、流石にG・Iは持ってないようだ。
また、オタクとしての意地と執念に突き動かされて一人旅をしたことからも分かるように、その気にならないと外出しないだけで、実際は見た目に反して行動力が結構高い。
ヨークシンでの旅行中にはオークションが始まるまで食べ歩きに興じており、原作とアニメではちょくちょくその時の様子が描かれた。

暗殺道具の発明をするが、優れた技術や理論を持ちながら役に立たないものを作ったりするので、ゼノからは「頭はいいがバカなのが欠点」と評されていた。
ゲームのセーブデータだけでそのゲームを再現するという信じられない特技も持つ(※現実では不可能です)。
キルアの殺しの才能は認めているが、一族とはズレた価値観等は全否定であまちゃんと馬鹿にしている。一方キルアも彼には結構冗談を言っていたり、彼への電話の取次ぎを頼む際に「ブタ君」呼ばわりしたり*4と、馬鹿にしている節はある。
更にキルアが家出する際、彼に脇腹を刺された為キルアをかなり嫌っている…これはキルア自身も「あの時は悪いことをしたなあ」と思っていて、捕まった際にはわざと彼のを受けていた。

とは言えイルミとは異なり、G・Iについて情報交換を行ったり、キルアは彼を頼って特注のヨーヨーを作ってもらったりと、取り引き(彼の情報や技術を含む)に関しては信頼しており、性格面ではとっつきやすかったり同じゲーム好きだったりキルアにとってそう怖くないからか付き合い自体はそれなりに多い模様。 


三男:キルア=ゾルディック


CV:三橋加奈子(1999年版)/伊瀬茉莉也(2011年版)

ゴンの親友であり、第2の主人公のような存在。
オーラを電気に変える変化系能力者。
暗殺者としての類い希な才能を家族から見出され将来家督を継ぐ事を期待されているが、本人はそれを望んでおらず家出をしていた。
ゴンと出会ってからは、やりたいことを見つける為に彼と共に冒険することになる。
詳細はキルア=ゾルディックの項目を参照。

長女?(四男?):アルカ=ゾルディック


CV:内田真礼(2011年版)

巫女装束のような服を身に纏う長い黒髪の少女(?)。
ゾルディック家でもかなり異質で危険な能力(念能力であるかは不明)を持つ為幽閉されている。
その能力とは、彼女(?)の3度の「おねだり」を聴くと、「お願い」を一つ叶えてくれるというもの。
兄キルアからは溺愛されており、彼女?もキルアを愛している。
ゴンさんの治療の為にキルアが家から連れ出した。
キルアは妹として扱っているが、使用人からは坊ちゃんと呼ばれている一方で、
本人の一人称は「あたし」であり、登場回のサブタイトルが「兄妹」である等、正確な性別は不明。
正統派妹キャラとして大きなジャンプ読者のお友達の心を鷲掴みにした。

また、アルカの中にはナニカという別の人格が潜んでいる*5
あまりに超常の力だったり既に明確に力や条件を描かれているためか、コミックスにおいて早々にナニカは暗黒大陸出身だと正体がばらされた。
詳細はアルカ=ゾルディックの項目を参照。

末子:カルト=ゾルディック


CV:前川優子(1999年版)/能登麻美子(2011年版)

黒いおかっぱに和服を着た日本人形のような少年
寡黙だが、初めて彼視点のコマが描かれた&量も多いキメラアント編における彼の内心はかなり饒舌だったため、読者をびっくりさせた。
紙を操る操作系能力者。
紙を通して盗聴したり、紙吹雪で相手の体を切り裂くといった色々な使い方が可能な模様。
他にも詳細は不明だが特定の能力者を探すような能力もあるらしい(※グリードアイランド編)。
見た目のマイナーチェンジがかなり激しい。
蟻編ではファンすらヘルメット呼ばわりする髪型まで劣化してしまう。
最近、人気をアルカに奪われつつある。現在は幻影旅団でヒソカの抜けた穴を埋めている。
蟻の兵士は苦にも成らない実力を持ち、団長の座を狙うも、フェイタン対師団長の蟻との戦いぶりから自分が遥か及ばない実力であることを思い知ってしまう。
ただ家族との関係や強さからか耐えることには慣れているとのことで、決意を新たに固めてもいる

曰く兄さんを取り戻す為に所属している。兄さんが誰を指してるかは不明だが。
キルアのイメージする家族の相関図によると、アルカに対しては嫉妬している模様。
キルアを家から出そうとしているゴン達を凝視しているコマがあるため、今のところは家に居付かないキルアの線が濃い(確定ではないが)。


■祖父


祖父:ゼノ=ゾルディック


CV:宮澤正(1999年版)/大竹宏(2011年版)

「生涯現役」「一日一殺」と書かれた服を着た老人。
武道家的で、シルバを控えさせて自分は前面に出たり*6、ネテロの補助を務めたりともっぱら体を張る。
仕事中は物騒な老人ではあるが、普段は割と好々爺。
無口なシルバと違って、同業者に対して三割引で仕事を請け負ったり、*7求められたら住所と電話番号記載済みの名刺を渡そうとしていたり、果ては(作劇上の演出かもしれないが)酒を飲みながらインタビューに応えていたりとサービス精神旺盛。
シルバから「親父の話は半分に聞いておかないとな」と言われているので、普段から結構喋るらしい。

任務遂行の為には自分も敵の命も厭わないが、依頼にない殺しはしないと決めており、キメラアント編において巻き添えで負傷者を出した際は凄まじく落ち込み、悔恨を吐露している。
本人も仕事だから仕方なくやっているだけで、この稼業を好きでやっている訳ではない事をキチンと公言している。
そのため、依頼人が死亡するとあっさり依頼を放棄したりする。基本的に成功報酬で請け負っているみたいなのでおかしくはない。
ネテロとは旧知の仲であり、蟻編では彼の潜入に力を貸した。

当然作中屈指の実力者で、シルバとのコンビでクロロと互角以上に戦った。
彼とシルバが言う「割に合わない仕事」は標的への最大の賛辞である。
ちなみに旧作アニメドラマCD『HUNTER×HUNTER Next Episode Scene 1 Zaoldyeck(ゾルディック) 』では、蚊を倒す為に発を使うギャグ色の強い描写もあった。



高祖父:マハ=ゾルディック

公式ファンブックではキルア達の曾祖父(ゼノの父)という設定だったが、後に高祖父(ゼノの祖父)という設定に変更された。
強化系能力者ということは判明している。
家族間の関係にはあまり関わらないとのこと。
曾曾孫のイルミとカルトと共にマフィアンコミュニティーの大幹部「十老頭」を暗殺した。
ずい分昔にネテロと喧嘩しており、ネテロが喧嘩した相手で唯一生き残っている者とのこと(恐らく相当の実力者であることと、彼自身がかなり長生きしているため)。


ジッグ=ゾルディック

正確にはZZIGG ZAOLDYECK表記。
33巻にて若い頃のネテロと一緒に暗黒大陸に行っているコマがある。
今のところ詳細は不明で、彼がゾルディック家と関係あるかなどは不明。


■執事

ゾルディック家には執事も多く仕えており、彼らの戦闘力は並の暗殺者を越える。
基本的にゾルディック家への忠節心は凄まじい。
…というよりも実力と忠節心がない者は生き残れないと思われる。

執事はゾルディック家専用の育成施設に集められて養成され、自由恋愛など規則に違反した者は厳しい処分が下され、恋愛を行ったものは死刑に処される。
一生食うに困らないと言われているプロハンター資格を持つ連中を歯牙にも掛けない実力を持っていながら
そんなブラックな環境で命懸けの任務をこなす原動力は不明。
よほど給与がいいのか他の要因があるのだろうか。


  • ゴトー
CV:松山鷹志(1999年版)/堀内賢雄(2011年版)
ゼノに仕える執事長で眼鏡をかけている。見た目は893。もしくはオリラジのあっちゃん。
紳士的なようで意外と喧嘩っ早い性格。長年仕えてきた為、キルアには我が子にも似た感情を抱いている。
カナリアやアマネに敵の攻撃をまともに応対するなと諭すなど実力者ではあったが、地形の悪さもありヒソカとの交戦ではあっさりと敗れて死亡した。
キルアにはその死は伏せられている。

  • カナリア
CV:木内レイコ(1999年版)/くまいもとこ(2011年版)
執事見習い。ゴトーと同じくゼノに仕えている。
執事達の中では穏和な方だが髪型が派手。エビフライみたい。
見習いでありながら屋敷に侵入したプロハンター達を何人も返り討ちにする程の腕前。
キルアとは主従関係を超えた友情を築いている。

  • アマネ
CV:井上麻里奈(2011年版)
ツボネの孫娘。素はテンパったりと結構可愛い。横顔美人。
シルバに仕えている。

  • ツボネ
CV:谷育子(2011年版)
シルバに仕えている執事でビスケに勝るとも劣らぬ巨体BBA。片眼鏡と三つ編みにしたツインテールヘアが特徴。具現化系能力者。
養成所で指導官もしているのかゴトーからは「ツボネ先生」と呼ばれていた。

職務に忠実で私情をはさまない非常に厳格な性格だが、内心は感情豊かで人情味に溢れている、オンオフの切り替えがキッチリした人物。
キキョウやイルミ、ミルキのことは内心苦手に想っている一方で、アルカのことはさながら孫を可愛がるかの如き対応を取る。
そして執事の中でもキルアをちゃん付けして呼べる唯一の人物。キルアへの思い入れは深く、キルアの成長をこの目で実感した時は感激のあまり「いい殺し手になれる」と涙ぐむこともあった。
なお彼女と再会した時にキルアはBBA全般が苦手だと認識してしまった。
「40秒で支度しな!」とは言わない。
威圧的な存在感と実力を持ち、執事を何とも思わないイルミも流石だと実力を認めている。


【余談】

  • しりとり
子ども達の名前は全てしりとりで構成されている。
イルミ→ミルキ→キルア→アルカ→カルト



  • 訓練
暗殺者になる為に電気などあらゆる拷問に耐え、毒への抵抗力を持つ訓練がある。

キルアの能力の発現にはこれが関連している。

  • 母方
祖母がいることが確認されているが、未だ登場していない。



追記・修正はナニカのおねだりを3つきいてからお願いします

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最終更新:2024年06月06日 15:03

*1 長年ファンブックの記載から変化系だと思われていたが、情報公開により放出系であることが判明した

*2 せいぜいがヨークシン編のノブナガくらいで、その時のキルアが自分を囮にゴンを逃そうとした場面でも冷静さを無くしている描写がある

*3 死ぬ前にヒソカと戦いたい

*4 ゴトーもその言葉がだれを指すのかすぐわかっているあたり、普段からこういうやり取りをしている模様。

*5 能力を発動するのも正確にはアルカではなくナニカ

*6 跡継ぎの彼を優先という考えだとも思われる

*7 殺人のプロに向かって「殺したい相手がいたらワシに言えば安く請け負うぞ」というのは明らかにマウント取りの発言なので、フランクではあるが格下にもやさしいというわけではない。

*8 長年ファンブックの記載から変化系となっていたが冨樫展での記載から放出系であったことが正しかった模様

*9 描写されていないだけで何かしら存在している可能性はある

*10 蟻編では普通の人間が生存していること自体が想定外という限定的な状況であり、負傷者を出してしまった際には落ち込みながらネテロに対して「話が違う」と非難している

*11 例えば、ゴンはナックルの念能力を熟知していたため、組む事を提案してきたメレオロンに対して自分よりナックルの方が適任と判断している。敵との相性を考慮しての連携も能力を知らなければ不可能である。