クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!

登録日:2010/05/27(木) 23:56:22
更新日:2024/04/26 Fri 16:47:49NEW!
所要時間:約 7 分で読めるゾ




2007年に放映された映画クレヨンしんちゃんの第15作品目(映画15周年記念作品)。キャッチフレーズは「シロが爆発10秒前!」。


クレヨンしんちゃんの映画で初めてシロにスポットが当たった映画。
しんのすけとシロの絆が描かれ、また今まではなかった野原一家側の味方と敵方の他に第3勢力が登場する。

興行収入はここ数年の作品の中では最も高い。上映時間も102分と歴代でもかなり長い。



◆あらすじ
ひろしの勤続15年祝い旅行で沖縄に来ていた野原一家。
しんのすけとシロはビーチバレーの最中に奇妙な円盤を見つけて遊ぶが、円盤がシロのお尻に装着してしまう。
円盤が取れないまま埼玉に帰る野原一家の前に、派手なデコトラでテロ集団「ひなげし歌劇団」が突如現れ、
家に帰ると宇宙監視センター「Unidentified Nature Team Inspection:Unti(ウンツィ)」の面々が待っていた。
「Unti(ウンツィ)」はシロのお尻についた円盤は地球を破壊しかねない爆弾だと言い、シロの引き渡しを申し出る。
しかし、シロを見殺しにできないしんのすけはたった1人でシロを連れて家を飛び出してしまう。



◆登場人物
◇野原一家サイド

▽野原しんのすけ(声:矢島晶子)
日本を代表する五歳児。今回はシロを守る為にたった1人で飛び出す。オトナ帝国同様に家族を思う気持ちが強く表れている。
今作では終始半袖で生活していた。

▽シロ(声:真柴摩利)
本作の主役。お尻に爆弾を抱える。
しんのすけと共に飛び出すが、自分を守ってくれるしんのすけを思って自ら出頭する。しかし最後はしんのすけによって救出される。
余談だが、原作では野原一家はどこかに旅行に行く事は多いものの、シロは北本にあずかってもらう事がほとんどである。

▽野原ひろし(声:藤原啓治)
お馴染みしんのすけの父親。シロの引き渡しの際には一家の父親らしい考えをしんのすけに言うが、最終的にはシロの救出を選ぶ。救出の際に医師に扮した。最後まで計画通りに拘る時雨院を殴り飛ばした。
「野原ひろしは仮の姿、してその本当の正体は必殺仕事人・組紐屋の竜だぜ!」

▽野原みさえ(声:ならはしみき)
お馴染みしんのすけの母親。ひろし同様にシロの救出を選ぶ。救出の際に看護婦に扮した。

▽野原ひまわり(声:こおろぎさとみ)
しんちゃんの妹。なんか年々活躍の場が減っているような気がする。

▽風間トオル(声:真柴摩利)
しんのすけとシロの逃亡に協力する。

▽佐藤マサオ(声:一龍斎貞友)
しんのすけとシロの逃亡に協力する。

▽桜田ネネ(声:林玉緒)
しんのすけとシロの逃亡に協力する。

▽ボーちゃん(声:佐藤智恵)
しんのすけとシロの逃亡に協力する。


◇UNTI(敵サイド)

▽時雨院時常(声:京本政樹)
UNTIの長官。通称うんちのおかんちょー「キャップ時雨院」。
彼自身はあくまで地球を救う事に躍起になっているだけで悪人ではないのだが、計画通りに事を遂行する為には犠牲をいとわない強迫的なまでのエリート意識の持ち主。
当初はシロから爆弾を取り外そうと試みるが、それに失敗したことで「シロごと」爆弾を宇宙へ投棄する次善策へと転換。これが野原一家との対立の種となる。
一見細身だが、そこは政府機関の一長官。後半の一部のシーンではひろしとみさえがまるで敵わぬほど体術で圧倒している。
最後は爆弾の処理は成功したものの計画通りという態度を改めずひろしに殴り飛ばされ、偶然出来た下剤入りのシャンパンを飲んだことで脱糞して醜態を晒してしまうという、強行の因果応報と言わんばかりの下ネタ要員になった。
元ネタは死海文書の計画を遂行する碇ゲンドウ。
愛車はメルセデス・ベンツ・SLRマクラーレン(に似た4人乗りの車)。
クレしん映画では本職ではない芸能人が声を担当した初のラスボスでもある。

▽ゴリラ(声:松山鷹志)
時雨院の側近。ゴリラの様な容姿の男。戦闘員。時雨院には忠実だが、根は優しい性格で、地球のためとはいえしんのすけとシロを犠牲にする事に最後まで躊躇していた。騒動が終わると野原一家を自宅に送り届けた。
本名は「丸越カツヒコ」。

▽カバ(声:西村朋紘)
時雨院の側近。カバの様な容姿の男。シロの爆弾を外そうとした。ゴリラと同じく根は優しい性格で、しんのすけらの無事を確認した際は安堵から思わず涙ぐんでいた。
本名は「蒲田みゆき」。


◇ひなげし歌劇団(第三勢力)

▽お駒夫人(声:戸田恵子)
ひなげし歌劇団団長。シロの爆弾を「黒い太陽」と呼び、それを利用して世界を牛耳るためのテロ活動を目論む。何だかんだで自身は根っからの悪人ではない時雨院と違い、利己的な本物の悪人。
かなりの厚化粧で本当の顔は別人みたいに違う。しんのすけに化粧のノリから実年齢の38歳を当てられた。元ネタはお蝶夫人。

▽金波(声:来宮良子)
お駒夫人の側近。金の仮面を付けている。銀波と共に催眠術を使ったり、ロケット発射を妨害するためコントロールルームに爆弾を投げたりと活躍している。

▽銀波(声:此島愛子)
お駒夫人の側近。銀の仮面を付けている。

▽うらら(声:ゆかな)
ひなげし歌劇団三人衆の一人。赤い衣装。
左右にサイドカーを付けたバイクで野原一家を追跡する。三人衆のリーダー格なのかツインサイドカーバイクの真ん中。
武器はブーメランでV字になる角度で背負っている。携帯電話を胸の谷間に仕舞えるくらいの巨乳で色白。しんのすけに強烈なキスをされた。
ブーメランで殴る、スカートを網にする、ブーメランの正しい使い方で攻撃するなど、三人衆の戦闘要員と言える。
中盤までセンターを取り続けていたのにラストではくららにセンターを奪われた。乳の差か?

▽くらら(声:折井あゆみ)
ひなげし歌劇団三人衆の一人。緑の衣装。
バイクで野原一家を追跡する。ツインサイドカーバイクの左側。
武器はブーメランで、V字の左側が長くなる角度で背負っている。
三人衆の中で一番の巨乳であり、衣装も何故か彼女だけ胸元が広い。しんのすけとマサオくんに抱き付かれ胸をまさぐられた。
なお、下心がなかったマサオくんのまさぐりには困惑しただけだったものの、下心丸出しでまさぐったしんのすけには赤面し、剥ぎ取った上で投げ飛ばしている。
単独カットは多いが戦闘シーンはなく、代わりに無駄に凝った乳揺れをしていたりと本作のベストお色気要員である。

▽さらら(声:大島麻衣)
ひなげし歌劇団三人衆の一人。黄の衣装。
バイクで野原一家を追跡する。ツインサイドカーバイクの右側。
武器はブーメランで、V字の右側が長くなる角度で背負っている。三人衆の中で一番の貧乳(それでもみさえよりは断然でかい)。
しんのすけに尻に張り付かれ、直後に投げ飛ばした。ショートカット。三人衆の中では最も出番が少ない。貧乳が悪いのか?

▽たんぽぽ
ひなげし歌劇団団員。黒の衣装。三人衆ではないがパーソナルカラーを持つ謎の設定。
三人衆がティアラのようなカチューシャなのに対し彼女はパンダ耳カチューシャをしている。設定段階で三人衆がパンダ三人衆と呼ばれていた名残だろうか。
劇中ではスパイとして男装し、UNTIに潜入。UNTIとひなげし歌劇団の全面対決の際に正体を現す。
なお、地上波放送では正体を現すシーンはカットされている。

◇その他
▽ケツだけ隊長(声:玄田哲章)
序盤とエンディングに登場。ケツだけ星人(本物の宇宙人)のリーダーであり、今回の騒動の原因を起こしてしまった張本人。
仲間と共に宇宙船で旅している最中に巨大隕石が目の前に現われ、爆弾を使って衝突を回避するも、爆弾の一つを取り付けた岩が崩れて爆弾が外れてしまったため、そのまま作動せずに地球に降っていってしまった。
結果的に地球は爆発することなく、エンディングにて地球を訪れてしんのすけとシロの前に現われ、原因を作ってしまったことを謝罪。その後お詫びと友好の印としてしんのすけと共に踊った。
中の人はアクション仮面。

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最終更新:2024年04月26日 16:47