登録日:2012/02/03 Fri 15:20:57
更新日:2025/02/06 Thu 20:54:56
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「クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」とは2008年に放映された映画
クレヨンしんちゃんの第16作品目。
第4作 『
ヘンダーランドの大冒険』以来12年ぶりに本郷みつるが手掛けた作品である。
本郷らしい
ファンタジーな世界観で、ヘンダーランドや
ハイグレ魔王を想わせる。
また、登場人物が挿入歌や
BGMに合わせて踊るシーンが幾つかあり、ミュージカル的な内容やちょっとした小ネタを挟んでいるのも特徴。
しかし、
明らかに尺稼ぎにしか見えない様な会話の間の取り方や演出などに批判的な声も多い作品。
■あらすじ
暗黒世界ドン・クラーイの帝王アセ・ダク・ダークは、人間界の支配を企む。
その為の障害となる「三つの宝」と「闇を払う勇者」の存在を知ったダークは
宝の一つである「銅の銅鐸」を強奪するも、残りの宝はある男によって人間界へ送られてしまう。
その頃、しんのすけの周りでは新作おもちゃがものさしに変わったり、シロそっくりの黒い犬・クロに出会ったり、
夜に家を出るとファンタジーな風景が広がるなど、奇妙な出来事が起こっていた。
ある夜、プリリンという女性に出会い、彼女の頼みで外出したしんのすけだが、
それは帝王ダークの罠であり、しんのすけは人間界とドン・クラーイを繋ぐ扉を開いてしまう。
ドン・クラーイ世界の闇が人間界に流れ込み、野原家には次々と災難が降りかかる中、
しんのすけはドン・クラーイの住人マタ・タミと出会い、選ばれた勇者だと告げられる。
■登場人物
声:
矢島晶子
勇者に選ばれた5歳児。本郷作品らしく子供の面が全面に出ている。終盤では得意の剣術を披露する。
前作は半袖だったのが、今作では長袖に戻る。
声:
藤原啓治
ドン・クラーイの影響で課長だか部長だかの昇進に失敗する。自慢の足の匂いはやはり強力な武器になる。
最初はみさえ共々しんのすけの事情を信じなかったが、プリリンに騙されたことをきっかけにようやく信じるようになり、夫婦揃ってしんのすけに謝罪した。
中盤では顔芸とまさかのネコミミ装備を披露する。
声:ならはしみき
ドン・クラーイの影響でちょっと短気に。
声:こおろぎさとみ
ドン・クラーイの影響で泣きやすくなった。
声:真柴摩利
クロという弟分が出来てちょっと嬉しい様子。クロがいる為、今作では影が薄い。
声:真柴摩利
声:一龍斎貞友
声:林玉緒
声:佐藤智恵
ドン・クラーイの影響でちょっとドライになった。
声:
小島よしお
ゲストキャラ。見た目はまんま中の人。
それからして
3DS版のCMで出演する。
声:
堀江由衣
金矛の所有者となったしんのすけを守る為に現れた少女。『ヘンダーランドの大冒険』の
トッペマ・マペットのインスピレーションのキャラ。
「ヘンジル」という特殊能力で様々な姿に変身できる。
中盤でしんのすけを騙したプリリンに下敷きに封印されてしまうが後にしんのすけに助けられ、共に戦う。
外見は中性的で一人称は「ボク」の
ボクっ娘。別にうぐぅとも言わないし
たい焼き好きでもない。
なお映画のポスターやパンフレットは髪や服装はオレンジ系だったが、実際の映像では青系の配色と異なる。
声:大西健晴
マタの父。ダークから金の矛と銀の盾を守って地球に送るが…
声:
宮本充
ダークの部下。シルクハットを被った細身の男。回文を作るのが得意で大きな大人として小さな子供をいじめるのが大好き卑劣漢。
しんのすけのことは「しんちゃん」と呼ぶ、ヘンダーランドの大冒険のクレイ・G・マッドor
ス・ノーマン・パーのインスピレーションのキャラ。
意外にも最初こそは契約書を用いた穏便な取引を求めており、ミュージカル映画を思わせる歌を披露する場面がかなり印象的。
周りの時間を遅らせたり、飛行機に変身する能力を持ち、しんのすけを苦しめるが、僅かな隙を突かれて撃墜される。
ちなみに序盤で彼が披露した歌のタイトルは「金、金、お金」であり、お金が世界で一番大事なのは間違っていないと思われる。
声:
佐久間レイ
マックのペットのイタチ。シルクハットにサングラスをしている。
声:本田貴子
ダークの部下。エロい服装をした
巨乳の女性。しんのすけを騙して扉を開かせたり、マタを封印するなど暗躍する。『ヘンダーランドの大冒険』のチョキリーヌ・ベスタのインスピレーションのキャラ。
物語中盤に車で野原一家を襲うがひろしにマナーを指摘され、逆ギレ爆走した結果、前方不注意で自滅する。
声:
銀河万丈
ドン・クラーイの帝王。左半身が黒、右半身が白い身体をしている。人間界への侵略を企み、障害となる金の矛と銀の盾を探す。
ドラゴンに変身する能力、二人に分裂する能力、時間停止など様々な魔法を使う。
物語終盤で野原一家に敗れるがまだ生きており、現実世界に戻った直後に時間を止め、しんのすけに一騎打ちを挑む。
二人に分裂する能力でしんのすけを苦しめるも最後は挟み撃ちを受け流されて互いに刺し合う形で消滅した。
シロそっくりな黒い犬。シロと全く同じ出会い方でしんのすけに拾われる。シロより一回り小さく、首輪や小屋の屋根が赤色でシロとは対照的になっている。
声:間宮くるみ
男の子口調で話す銀の盾。正面からなら強力な魔法でも防ぐ力を持つ。クロの正体であり、人間界に来た際にクロに変身していた。
声:
金田朋子
女の子口調の金の矛。人間界に来た際にしんのすけが買ったアクションソードに変身していた。
声:
屋良有作
オカマ口調で話す銅の銅鐸。金の矛と銀の盾の行方を探知する能力を持つが、マックがそれを手に持っていた。
余談だが、中の人は『
ブリブリ王国の秘宝』でもオカマキャラを演じていた。
追記、編集お願いします。
- ドウドウの中の人、おまたのおじさんじゃないか… -- 名無しさん (2014-09-29 21:49:57)
- これまでの映画を見た後だとしんのすけが臆病すぎる感じ。犯罪組織にも権力者にも何でもないように口を利く図太さを知ってるから -- 名無しさん (2014-09-29 21:55:15)
- マタ・タミが可愛かったこと以外覚えてないなw -- 名無しさん (2014-11-08 15:53:19)
- 得意の剣術?…あ、剣道やってたっけ。……剣道の動きじゃないとかいう突っ込みは無粋。ハリウッド的な意味であれも剣道。 -- 名無しさん (2015-02-16 18:46:54)
- ↑x3 歳相応になるのは本郷作品の特徴だからなぁ。そこに引っかかるならこの作品自体あわないよ -- (2015-03-13 19:00:06)
- 背景がやたらポップで不気味だったのを覚えてる -- 名無しさん (2015-05-13 14:54:24)
- 個人的にCMでのプリリンの乳揺れが印象的だったな…踊って揺れてるのと -- 名無しさん (2015-12-02 13:46:01)
- ↑ミス 踊って揺れてるのと自分で持って揺らしてるのがなかなかエロく感じたわ -- 名無しさん (2015-12-02 13:46:56)
- 内容は劇場版しんちゃんの中でも屈指のシリアスなんだけど、タイトルとゲストキャラの名前のせいでドタバタギャグと勘違いしてしまう。 -- 名無しさん (2016-06-23 11:18:52)
- ダークは、対消滅? -- 名無しさん (2016-08-03 09:53:03)
- なんかヘンダーランドに似てるなぁと思ったけど同じ監督だったのか。あっちと比較するとヒロインの可愛さくらいしか勝ってないのが悲しいところだけど -- 名無しさん (2017-05-23 18:36:04)
- ↑×2剣が互いの胴体に刺さってるから、いわば自滅、今思えば哀れな最後だな -- 名無しさん (2017-12-09 08:25:13)
- 出番一瞬だけで人間じゃなかったけど分かりやすいオカマキャラが久しぶりに出てきてくれたのはちょっと嬉しかったwww -- 名無しさん (2019-05-13 12:46:30)
- ラスボスが自滅だったのが残念だったなぁ、何の為に矛を出したのか -- 名無しさん (2019-05-29 23:12:41)
- ↑矛がなかったらあの自滅引き起こせてないし…… -- 名無しさん (2020-10-16 09:11:13)
- 見た当時は思わなかったけど、今みるとそこそこ説教がましいなぁ…って思うところはあれども、最後のダークが追いかけてくる時やダークが2人に別れた時のBGMは個別で欲しいくらいにはかっこいい。 -- 名無しさん (2022-10-20 17:23:06)
最終更新:2025年02月06日 20:54