【世界研修編】
[ストーリー ポブルセン事件]
翼と同じサンパウロに入団しようと試験を受けるポブルセン。
フレームドリブルの突破でドトール、アマラウを蹴散らし、マーダーショットでレナートを吹き飛ばす。
しかし、その苛烈なプレイスタイルに難色を示したロベルト本郷はポブルセンを失格とする。
怒りと苛立ちを露わにしながらポブルセンはグラウンドを立ち去った。
(なお、この場に翼は居合わせていなかった)
[フルミネンセ vs パルメイラス]
一方、マーガスとメッツァの二人はフルミネンセに研修生として入団した。
フルミネンセには有力な選手がおらず、二人はすぐにチームの中心選手となっていく。
ドイツの攻撃パターンは正面からシュナイダーのファイヤーショット、横からカペロマンのサイドワインダーがある。
ここに、トップスピンパスからの強烈なヘディングシュートを加えて、上からの攻撃もあれば変幻自在の攻撃パターンが構築できる。
サンパウロが一回戦でコリンチャンスと戦っている時、フルミネンセはパルメイラスと対戦。
ネイの個人技、トニーニョとの連係プレイに翻弄されつつも、マーガスたちはなんとか勝ち上がる。
※敗北時は再戦
[ストーリー ミューラーの試合観戦1]
ミューラーはサンパウロ対コリンチャンス戦を観戦してサイクロンの弱点を探る。
大会初戦でサイクロンを放つ翼。その瞬間、足に激痛を覚えて表情を変える。
それを目撃したミューラーは「サイクロンに綻びあり」と確信する。
[モルマントル vs シャンゼリゼ]
[モンテレー vs メキシコシティー]
世界各地に散ったドイツの主力たち。
そこでは、奇しくも現地のチームに参加していた日本の選手たちと、各地の大会の決勝戦を争う事になった。
シェスターと岬・ナポレオン。
カペロマンと日向・若島津。
それぞれ激戦が繰り広げられ、ドイツの選手たちはレベルアップした力を見せつけた。
※敗北時はそのまま先に進む(キャプテン翼3では負けているため)
[ストーリー ミューラーとメオン]
ミューラーは、ブラジルユース最強のゴールキーパーと呼ばれるメオン(ゲルティスはブラジル国内にいない)に接触する。
ドライブシュートは確実に止められるという触れ込みのメオンにサイクロン対策を授け、その結果を見定めるのだ。
サイクロンはドライブシュートの改良型である。メオンなら取れても不思議は無い。
上方から急速落下するボールを確実に掴むための特訓……。
あの「山の上から岩石落とし」の死の特訓をくぐり抜けたメオンはサイクロン打倒に自信を持つ。
ミューラーも、対ドライブシュートにおいては今の自分とメオンは同等のレベルにあると思っていた。
つまり、これでもメオンがサイクロンをキャッチできないのなら、今のミューラーにも不可能だという事になる……。
[フルミネンセ vs サントス]
大会を勝ち上がるマーガスとメッツァは、ザガロとディウセウがいるサントスと対戦。
「ちなみにイールとは鰻の事だ。蒲焼きにすると美味いぞ」
ブラジルじゅうの監督の間にこの話は持ちきりらしい。
広めたのはサンパウロのロベルト本郷。日本で暮らしている間に気に入ったそうだ。(翼が住んでいた静岡県は鰻の名産地である)
「どうやらブラジルでは日本食ブームらしい」と意味不明の情報を一応メモしつつ、試合に臨む二人。
強引なドリブルからのダブルイールに苦戦しつつも、ゴール前にトップスピンパスを挙げるメッツァ。
マーガスとディウセウのヘディングが激突。一度はキャノンヘッドの威力に吹き飛ばされるマーガスだったが、
試合後半、同じ局面での二度目の対決には見事勝利。
新必殺技ブラストヘッドを会得し、サントスを破るのだった。
※敗北時は再戦
試合後、マーガスとメッツァは試しに日本料理店に足を運んでみた。
「美味い!」
「これは行けるぞ!シュナイダー達にも教えないと!」
ヘルシーで健康的な日本食は採り入れていく価値がある。
こうして、あの迷言はドイツへ、さらにヨーロッパ全土へと広がっていくのだった……。
[マンチェスター vs ヨークシャー]
[バイエルン vs ハンブルガー]
カルツと松山、シュナイダーと若林の対決。
シュナイダーは開発中のネオファイヤーショットを若林に繰り出してみるものの、正面に飛んだボールはキャッチされてしまう。
「お前にネオファイヤーを二度も見せるほどバカじゃない」
わざわざ新必殺技の存在を若林に示唆してみせるシュナイダー。
しかし、それは「ネオファイヤーショットと言えどもそうたいして変わらない。これまで通り取れる」と若林に思い込ませるための策略だった。
※敗北時はそのまま先に進む(キャプテン翼3では負けているため)
[ストーリー ミューラーの試合観戦2]
翼とメオンの対決をスタンドから観戦するミューラー。
メオンは「サイクロンで来い」と挑発するが、実際にサイクロンが放たれると、メオンはあえなく吹き飛ばされて失点を喫する。
ミューラーは愕然とした。
「まさか、あの特訓を生き延びたメオンが、こうもあっさりと……。
サイクロンはただのドライブシュートでは無いのか?」
ミューラーはその謎を暴くため、さらに翼を追い続ける。
[フルミネンセ vs フラメンゴ]
マーガスたちはリオ・カップ準決勝に駒を進めた。
対戦相手はカルロス率いるフラメンゴ。
カルロス、サンタマリア、ジェトーリオの3名は強力だが、ゴールキーパーはレナートより弱い。試合展開次第では勝利も不可能では無い。
勝敗によって物語が少し変化する。
敗北時はそのまま、サンパウロ対フラメンゴの決勝戦という展開になる。
フラメンゴに勝った場合、カルロスたちに代わってサンパウロとの決勝戦に進む事ができる。
※準決勝でフルミネンセが敗北した場合
[ストーリー ミューラーの試合観戦3]
リオ・カップの決勝戦。翼とカルロスが得点を重ねる撃ち合いの展開。両軍のGKはサイクロンやミラージュシュートを全く防ぐ事ができない。
自分ならばどう取るかを思案しながら観戦するミューラーの近くに、同じようにサイクロンを注視している選手がいた。
アルゼンチンの天才、ファン・ディアスである。
「やあ、あんたもサイクロンの偵察かい」
気さくに話しかけてくるディアス。
ミューラーはそんなディアスを、あまり脅威になるとは考えていなかった。
確かにディアスは天才的なプレーヤーだ。だが、ファイヤーショットやサイクロンのような決定的な技が無い。
ドライブシュートやバナナシュートはあくまでただのシュートに過ぎない。
……そんなディアスがサイクロンの偵察に来ていると言う事は。
「まさか……貴様もサイクロンを!!」
「なあ、せっかくこんなとこで出会ったんだ。ちょっと練習に付き合ってみないかい?」
翼と同等の天才ディアスならサイクロンを会得してもおかしくはない。
その練習に付き合う事でサイクロン打倒の手がかりを得られるのなら協力する価値はある。
「サイクロン……俺が止める!」
ミューラーは翼に視線を送り、固く誓った。
※こうしてサイクロンを開発していったディアスだったが、天才ゆえの気まぐれか、日本戦では「翼がいないんじゃ……」とサイクロンを使わなかった。
あくまでも翼に見せてびっくりさせてやりたかったらしい。
最終更新:2024年08月31日 00:52