【ユニバーサルユース編】

ついにドイツ統一記念大会ユニバーサルユースが始まった。

ドイツユースはくじ運にも恵まれた。
大会に参加するほとんどの強豪が日本に集まり、フランス、イタリア、アルゼンチン、ブラジルと戦わなくとも良くなったのだ。

ここから少しずつ選手たちが戻って来て、陣容が整っていく。
しかし準決勝までミューラーが来ず、森崎級のGKメッテルニヒで準決勝まで行かねばならない。
(本来は最初から全員で行くべきなのだが、相手が強豪でないので自軍選手を削らないと難易度が低くなってしまうためである)


[ドイツ vs メキシコ]

ドイツユースにカペロマンが戻ってくる。
メキシコで戦っていたカペロマンは現地の情報を知悉しており、エスパーニャという選手に注意するようミーティングで警告。
もはやドイツの森崎・メッテルニヒでは敵のシュートを止める事はできず、
「ミューラー早く帰ってきてくれ」「日本はいいなァ、森崎と若林の間に若島津がいてくれて」と本音を飲み込みつつドイツユースは大量得点で勝ち進む。


[ドイツ vs ロシア]

ロシアもドイツと同様に国家体制が大きく変化した国である。シュナイダーたちもどこか「あいつらには負けられない」と意識してしまうのは否めない。
だが、ロシアはドイツのように大きく戦力が増えたわけではない。攻撃のベラエフと守りのラシン、この二人が中心となるチームである事は変わらなかった。

マーガスとメッツァが戻ってくる。これで攻撃陣は整った。分身セービングを使うラシンの守りは堅く、必殺シュートを次々に浴びせていかなければ得点できない。
ベラエフの通常シュートを防げないのは相変わらず。


[ドイツ vs ポーランド]

カルツが戻ってくる。
相手は超俊足ストライカー・マッハーと、ローリングセーブのジャイッチ。ロシア戦以上に点の取り合いになる。


[ドイツ vs ベルギー]

復帰選手なし。
ベルギーは無敵のGKラムカーネが全試合を完封して勝ち進んできた。
シュナイダーのファイヤーショットも通じず得点を挙げられない。
「ワカバヤシやミューラー以上の男がいたとは……」
動揺と焦りがチームに広がっていく。

しかし、幸いベルギーの攻撃力も高くはない。
ディンドルフやクランケら守備陣がボールを奪い返し、メッツァが前線にボールを運ぶ。
繰り返される攻撃を防ぎ続けるラムカーネだが、その体力も限界を迎えていた。
そして後半残り15分、ついにシュナイダーはネオファイヤーショットを完成させ、ラムカーネから決勝のゴールを奪う。


[ドイツ vs オランダ]

シェスターが戻ってくる。
オランダのイスラスはシュナイダーと並ぶと言われたほどの天才。(3で弱かったのは序盤に対戦してレベルが低かったからという理由付け)
必殺シュートこそ無いが、高速ドリブルでGKまで辿り着かれたら失点は確実。
さらにオランダのゴール前は強力なDFリブタが守る。

この強敵を相手にシュナイダーは奮起。
「かつての俺となら互角だったかもしれん、だが今の俺にはネオファイヤーショットがある!」
必殺シュートの有無が勝敗を分け、シュナイダーはさらに勝ち進む。


[ストーリー ドイツユースの試合観戦]

ドイツユースは日本対フランス戦を観戦する。
翼のサイクロンは負担が大きすぎる欠点があり、日向は失踪……そう聞いていた日本の陣容だったが、
翼はネオサイクロンを大会中に完成させて挽回、日向は新必殺技ライトニングタイガーを開発して復帰してきた。

「あれが全日本の本当の強さだ」と気を引き締めるシュナイダー。
「どんなシュートだろうが俺が止める」とネオサイクロンの脅威を目の当たりにして闘志を燃やすミューラー。
準決勝は日本対ブラジル、ドイツ対ウルグアイの組み合わせとなった。


[ドイツ vs ウルグアイ]

ミューラーが帰って来る。ようやく完全な陣容になるドイツ。
対するウルグアイはかつての惨敗の汚名を雪ぐべく、ビクトリーノとダ・シルバが連携するシュート「パンサーストリーム」を編み出してきた。
さらにビクトリーノは通常プレイで相手を吹き飛ばす強引なスタイルで挑んでくる。

※イベント
同じく強引な接触プレイをするポブルセンがビクトリーノに怒り、激しいぶつかり合いの末にレッドカードを受けてしまう。
これでポブルセンは決勝戦に出られなくなってしまう。


[ドイツ vs 日本]

日本との最終決戦。

これまでの経緯によって2つ変化がある。

マーガスがブラジルで翼と戦うところまで行っていたら、シュナイダーの演説にマーガスについての話題が加わる。

ポブルセンが前の試合でレッドカードを受けていた場合、後半で雨は降らず、原作と同様の試合展開になる。
ポブルセンとビクトリーノの接触イベントを起こさずに、ポブルセンの出場が可能であった場合は、試合後半で雨が降り、フライハイトが全力で試合に参加できる。

シュナイダーの演説は以下のようになる。
俺たちはこの大会に備えて世界中で腕を磨いてきた!
カルツは歴史あるイギリスのサッカーを!
シェスターはシャンペンサッカーと呼ばれるフランスの個人技を学んだ!
マーガスはブラジルでヘディングを必殺技の域にまで鍛え上げ、
カペロマンはメキシコでスタミナを養い、必殺シュートに磨きをかけた!
東ドイツからもポブルセンが加わり、
さらに秘密兵器のフライハイトが控えている!
ゲルマン民族の誇りに賭けて、この勝利渡さん!!

東西ドイツ両雄の力を合わせ、ドイツユースは日本を倒してユニバーサルユース優勝を飾る。
雨が上がり、輝く太陽と美しい虹に祝福されてウイニングランを駆けるシュナイダーたち。

翼はそれを讃えつつも、「これで日本のプロサッカー設立が遠のいてしまうかも知れない」と呟く。
シュナイダーはそれに、「負けたからこそ次は勝つためにレベルアップが必要で、そのために日本にプロのリーグができるのは当然の事だ、何も心配する事は無い」と慰める。
「もしも日本にプロのリーグができないのならドイツに来て一緒にプレイしよう。若林もドイツにいる」とも。
翼は「今はブラジルでプレイしているけれど、いつかヨーロッパのサッカーも学んでみたい」と将来の夢を語り、
シュナイダーと翼は固く握手を交わして将来の再戦を誓うのだった。



最終更新:2024年09月01日 14:57