ミナース(理:minars)とは、リパラオネ教における地理名称の一つ。現在ではクラナの別称となっている。


概要

 ミナースはアンポールネムのレチ記において言及されている地理的名称である。ミナースはアンポールネムの上では、不信心者のために燃えて沈んでいった島として記述されている。
 比較宗教学者であるターフ・ヴィール・マヴィヤは、リパラオネ教が西方から伝播する際に山脈などがある陸路を用いず、海路を用いてやってきたリパラオネ人がラネーメ人が主流の王朝であるラネーメ王朝においてクラナから来ているものと誤解され、後にクラナとの行き来が困難になった際にその存在が神話化されたという経緯でミナースが構成されていったと主張している。
 リパラオネ教を民族主義的な名称で呼びたい際には「ミナースの教え」と呼ぶ場合があり、ミナースはクラナの美称とされる場合もあるが、反クラナ主義との関連で如何わしい語用であるとも見られている*1

メタ的な面

 本来、主流派時代においてはミナースは存在しない島であった。何らかの地理的対応も存在しないが、クワイエと大陸の間にあるというイメージだけは存在していた。しかし、分派以後クラナが成立したことにより、地理的対応が出来たため、クラナにミナースが当てはめられた。

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宗教
最終更新:2024年05月21日 23:13

*1 「日本」と「大和」のような感覚である。