バーリガーデ(理:Barligarde)とは、リパラオネ文学におけるジャンルのことである。


概要

 バーリガーデという言葉は古典リパライン語の"barlilgardaig"「本棚の端」を指していた。この「端」は本棚の側部を指すのではなく、詩学院(クローメ)において本の種類を分けるために設置された仕切りに由来する。これらの仕切りは元々は恣意的に整理されていたが、ヴァルガンテの出現などによって中世クローマ社会が成熟していくと整理の仕方にも一定の共通理解が生まれるようになっていく。17世紀における議論の活発化や派閥化によって、お互いの認識を統一して議論において使われる用語の統一などが進むとバーリガーデは殆ど作品様式としてのジャンルを示すようになった。
 それ以降、クローメは社会の変化とともに大学や高級書店へと変化していくがバーリガーデは彼らが提供する本のジャンルを示すものとして現代にまで残っている。

大きな風

 大きな風(理:fiurjterl)形式主義・創造主義論争に由来し、19世紀頃に成立したジャンル。リパラオネ文学においては最も大まかなジャンルとなっており、全てのジャンルはこれらのいずれかの影響を受けていると言われている。

フラン文学

 純文学とも訳される。論争における形式主義の立場から派生した。文学自体に形式美を求める傾向が大きく、決まり事を散りばめることによって読者が察することの楽しみを重視している。アルファル文学に対して伝統的・保守的な立場を取るため、題材も歴史や宗教を扱うものが多い。

アルファル文学

 大衆文学とも訳される。論争における創造主義の立場から派生した。伝統から距離を置きながらも大衆に受け入れられ楽しまれる文学の形成を目指している。故に俗だったり、喜劇的な題材を扱う他、私人間の関係などを取り扱う個人に視点を当てたものなども多い。

非直接主義

 リパラオネ・スピリチュアリズムに由来する独特なファンタジージャンル。
最終更新:2021年12月28日 23:31