サラリス(理:calalis)とは、デュイン総合府の海側(北西地方)を指す地理的な用語。


概要

 デュイン(dyin)の大陸側から北西の海を指す。穏やかな海で漁業が盛ん、ユエスレオネとの漁業資源契約の元となる重要な場所とされる。殆どがラファンカ県(lafanka)、サラス県(calass)、リスターメ県(listarme)などに分配されている。これに対してデュイン陸側地域はサデイイェ(cadeije)と呼ぶ*1
 歴史的な用語である「言語的保守主義」や「現実における国際リパラインの豊かな利用者による改善連合」、「(現代翻訳理論における)サラリス派」などもカタカナで表現するなら「サラリス」と呼ばれるが、リパライン語では "calalic" と表記するため、音声上では同じだが表記は異なる。

歴史

 デュイン・シェルケン政権時代は、Xelken支配を一応受けるも航海技術に疎いシェルケンの影響を受けづらかったために固有の文化を現代にまで比較的残しているとされる。デュイン戦争以降にユエスレオネ連邦の支配下に入ると、大陸側での揺動を傍として、比較的従順に連邦文化を受け入れた。
 デュイン・アレス独立戦争では、本土からの補給が存在する大陸側と断絶し、数日の間物資が枯渇しながらもXelken.valtoalと戦い続ける非情な日々が続いたが、2010年2月10日以降の連邦海軍の上陸作戦まで抵抗を維持した(サラリスの憤怒)。
 以降、デュインの発展に従い、寒冷地離島としての観光地として連邦影響圏では有名である。

言語

 県ごとには、サイパオプ語(クランタル自治区)、ラーヴァヌー語(パニャル県)、サラス語(サラス県)、ロシュスターヴォ語(シェルタズャートゥンデ県)、ヴィッセンスタンツ語(シェルタズャート県)、リスターメ語(リスターメ県)、アポート語(ラファンカ県)などが先住民語として話される。
 また共通語としては、現代標準リパライン語デュイン方言北洋下位方言が話される。本土の人間からはほとんど理解できない強烈な訛りとして有名である。
最終更新:2024年04月20日 19:05