ヒラヤ・ナフラム・マッティラ(ヴィテール語:Xilaja Naflam Mattila)とは、
ヴィテール人の占卜研究者、占い師。
リパラオネ・ニューエイジの中で独自のレイチャット占卜理論を通して、占術を流行させた一人として知られる。
概要
マッティラ式レイチャット
ルーン一覧
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| ルーン |
元となる燐帝字母 |
ルーン名 |
特徴・方向性 |
| t |
皇 |
trarm |
祝福、全能性、無欠性 |
| k/g |
筆 |
cherle |
記録、記憶、名残 |
| x |
積 |
dzarm |
蓄積、貯蓄、保管 |
| s |
国 |
sifla |
陣地、知り合い、見聞き |
| n |
水 |
ner |
流動、流転、移変 |
| f/v |
処 |
ferp |
位置、依拠、根拠 |
| m |
字 |
marniu |
伝達、仲介、触媒 |
| d |
集 |
dretan |
集積、集団、集合 |
| p |
手 |
perbe |
主導、行為、主役 |
| b |
同 |
berf |
全体性、同化、不変 |
| r/h |
二 |
hrlich |
二つ |
| c |
声 |
cerfi |
変化、協力、影響 |
| r |
光 |
reichat |
明白さ、理解、判明 |
| l |
三 |
lemi |
三つ |
| y |
閉 |
ina |
完成、完結、閉鎖 |
| a |
在 |
aim |
存在、あるということ、純粋 |
| i |
於 |
i |
一点、瞬間、突破 |
| w/u |
無 |
wex |
虚無、消滅、退去 |
| e |
絵 |
erl |
模倣、再来、繰り返し |
| o |
或 |
oje |
特定性、あるもの、なにかしら |
※ 一行に2つ含まれるルーンは同じ文字から派生したルーンであるので基本的には同じ意味合いだが、場合によってはこれらにリーディングが僅かに影響する場合がある。いずれにせよマッティラ式では20のルーンのみを使うため、二者択一とはなる。
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ラフェールスト
ラフェールスト(
laferrust)とは、字義的には「
フォルネクスの飛翔種が飛び散ること」を意味する。つまり、これは袋に入ったルーンストーンを地面に巻くことを意味する。
20のルーンストーンが入った袋を質問を思いうかべながら混ぜ、地面に5つづつ撒いていく。この巻かれた地面のことをレイチャットでは、
ヴァフール(
vahurl)と呼び、分けて撒いたそれぞれの象限を
フラン・ヴァフール(
flan vahurl)、
ネレン・ヴァフール(
nelen vahurl)、
フォーラ・ヴァフール(
forla vahurl)、
デルン・ヴァフール(
deln vahurl)と呼び分ける。
ヴァフールの模式図 白から反時計回りにフラン・ヴァフール、ネレン・ヴァフール、フォ ーラ・ヴァフール、デルン・ヴァフールの領域となる。 |
ヴァフールは物事の流れや順序のような意味し、「遠過去→最近→明日→遠未来」であったり、「はじめ→なか1→なか2→おわり」のような動作の様態も意味するため、リーディングによって読み分けられる。
方向読解
あるヴァフールの中の5つのルーンの位置関係をリーディングすることを方向読解(akrantio lal)と呼ぶ。
基本的にあるルーンから反時計回りにフィー(fir)、ナレーウ(naleru)、ファキーレ(fakirle)、ヴューレ(vyrle)という領域に区分する。
この例では、Aのルーンに対してHがフィーの方向、Gがナレーウの方向、Tがファキーレの方向、Fがヴューレの方向にあるとリーディングできる。このとき、方向読解の中心となるルーンはリーイ(lirj)と呼ばれ、そのヴァフールの中で最も主体的な機能を持つルーンだと読解される。ラフェールストの結果によってはある方向に二つ以上のルーンが位置する場合もあるが、その場合は最も方向数が多いところに位置するルーンがリーイとなる。
| 方向 |
機能 |
| フィー |
立ち上がり、発生、開始 |
| ナレーウ |
対立、敵対、衝突 |
| ファキーレ |
終末、終わり |
| ヴューレ |
融和、認め合い、解決 |
例えば、上記の例がデルン・ヴァフールである場合、Aのルーンに対してHがナレーウの方向に位置するという整理ができ、具体的には「近い未来に自らや近い存在が二つのなにかと問題を起こす」というリーディングになる。これだけではあまりにも抽象的だが、他のルーンの方向読解やヴァフールの関係を合わせて読むことによって総合的に判断が補間されることで問いへの回答が保証される仕組みとなっている。
最終更新:2025年10月31日 19:19