サルシュナース(理:salxnars、古理:slshners)とは、中世ファイクレオネに流行した文化芸術運動である。サルシュナースとは古典リパライン語音写であり、現代標準リパライン語ではルシュナースのほうが近い。


概要

Phil.811年頃からリパラオネ教管区内全域で広まった文化及び文化改革運動のこと、長年保守的な管理構造を持ち、宗教・経済・政治共に大きな権力を持っていたフィアンシャに対するアンチテーゼとして成立した。
イェクト・ユピュイーデャ(jekto.ypyjirdia)が「西方の諸島における先住民の神秘的な生活とその文化について」という書物を811年に出版して以来、古代ラネーメ文化から独自に発達したパイルターファ文化がリパラオネ文明に伝わることになり、その精神感が社会の発達の中で失われたものを補間するものとして取り沙汰された。
サルシュナースという運動は、リパラオネ教的ではないあり方での「思考改革」(newleningo vsfafgho)を達成する事を目標とし、人間性を回復し、より高い存在に立つ(アセンション)ためにどのような考え方と感性を持たなければならないのかということを個人それぞれにおいて実践を通して知るということが重要視されており、そういった思想は後のレシュト思想にも関係しているといわれている。
 このような思想とは裏腹に発達した文化は一部はアイル文化やパイグ文化などとは全く異なるものとなり、サームカールト(tharmkarlt)の乱用や集団自殺が相次いだ。フィシャ・フォン・フィアンシャなどはPhil.814年から異端者裁判を開始するが、それによってリパラオネ教会社会は分裂の一途を辿ることになる。

枝葉末節

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最終更新:2025年10月31日 06:31