Nvidia Tegra3

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Nvidia Tegra3 - (2012/11/23 (金) 10:51:25) のソース

*Nvidia Tegra3
#contents()
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**仕様
&bold(){T30L}
&bold(){プロセスルール}:40 nm LPG by TSMC
&bold(){CPU}: ARM Cortex-A9 クアッドコアプロセッサ(+バッテリーセーバー Cortex-A9シングルコア"ninja")
1.2GHz(最大)クアッドコア時/1.3GHz(最大)シングルコア時 L1キャッシュ:コアあたり32kb(4コアで128kb) L2キャッシュ:1MB NEON SIMD対応。
&bold(){GPU}: GeForceULP 12core 416MHz(tegra2比:3倍) プログラマブルシェーダ OpenGL ES2.0 OpenVG1.1 EGL1.4対応
&bold(){DRAM}: シングルチャネル DDR3-1500 DDR3-L 1500 LPDDR2-1066	最大メモリサイズ2GB
&bold(){動画}:デコード(多種フォーマット対応)1080p@60fps、エンコード(H.264/MVC, VP8など)1080p@60fps  1600p
&bold(){カメラ}:プライマリー・カメラ	3200万像素 セカンダリー・カメラ	500万像素 300メガ pixel/s	
USB 2.0 をサポート
&bold(){ディスプレイ}:HDMI1.4a対応 3Dステレオ表示対応 2つまでのディスプレイに対応 最大解像度2048x1536
(nvidia公式、wikipediaなどから引用)

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**解説
世界各社のスマホやタブレットで広く使われるSoC。Nexus7にも搭載された。
中華パッドではViewSonic N710に搭載されている。 
Tegra2と比較してCPUが大幅に強化された。 
メインCPUは対称クアッドコアだが、低負荷の際は(+1)の非対称コアが処理を担当することにより、省電力効果を狙っている。
ただしチップ自体はtegra2やRK3066と同じ40nmのプロセスで製造されている。
このためフル稼働時の消費電力はかなりのものになるのだとか。

GPUもメーカー発表ではTegra2から約3倍の性能向上。
しかし実際のGPUのベンチマークではRK3066やAppleA5にさえ負けることも...
また動画に関してはまだ不十分だという声もある(1080p/60fpsの再生は遅延やカクつきが発生するとのこと)
それでもクアッドコアのSoCでは最も普及している。
なお搭載機のantutuベンチマークのスコアは1.2GHz駆動のNexus7が10000弱。
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**型違いのバージョン
Tegra3にもwindows版や高クロック版など様々なバージョンが存在する。
上に書いたものはT30Lという低電圧版である。

&bold(){T30}(HTC ONE X、Surfaceなどに搭載)
T30Lとの違いは
・GeforceULPのクロックが520MHzまで引き上げられている
・CPUの最大クロックがクアッドコア1.4GHz、シングルコア1.5GHzとなっている
・サポートするRAMのクロックが高くなっている
antutuのスコアはHTC ONE Xが10000弱。T30とあまり差はない?

&bold(){T33}(HTC ONE X+、ASUS TF700Tなどに搭載)
T30Lとの違いは
・GeforceULPのクロックが520MHzまで引き上げられている
・CPUの最大クロックがクアッドコア1.6GHz、シングルコア1.7GHzとなっている
・サポートするRAMのクロックがさらに高くなっている
antutuのスコアはHTC ONE X+が14000程度
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**機能など
&bold(){4-PLUS-1™ クアッドコアに5つ目のバッテリー省電力コアを追加}
4-PLUS-1とは、Tegra 3の4つのCPUコアに、5つ目の低消費電力CPUコアが追加されていることを意味します。
このVariable SMPアーキテクチャによって、必要なときに爆発的な最大出力を与えるために4つのパフォーマンスコアを使用することが可能となり、
各コアは、作業負荷に応じて、独立かつ自動的に動作したり、動作を停止したりします。
単一のバッテリー省電力コア(またはコンパニオンコア)は、アクティブスタンバイ、音楽および動画のような低電力作業を取扱い、
OSやアプリケーションに対してトランスペアレントです。

&bold(){NVIDIA DirectTouch™}
タッチの応答性を向上させ、Tegra 3プロセッサ上へのタッチ処理の一部を開放することによって電力消費を低減する特許出願中のアーキテクチャです。

&bold(){3D Stereo Gaming }
この機能は、OpenGLをベースとするゲームやアプリケーションをStereo 3Dへ自動的かつリアルタイムに変換するために、
受賞技術NVIDIA 3D Vision®テクノロジを活用しています。

&bold(){NVIDIA PRISM Display テクノロジ-}
PRISM (Pixel Rendering Intensity and Saturation Management) は、
モバイル・デバイスのバックライト電力消費を低減しつつ、ピクセルの色を明るくすることによって、
バッテリー作動時間を大幅に延長しつつ、同じレベルの視覚品質を実現します。
(なおこれはNexus7で動画再生後のバグの原因となった)

(nVidia公式より引用)
**コメント
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