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氷の軍師ゼクス<Ice General‘Zechs’>
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概要
若くしてオルダーナ皇帝直轄部隊の軍師に就任した天才魔導師。
高い知略だけでなく魔導師としても優秀で、
中でも氷魔法の実力は帝国内でも並ぶ者がいないことから「氷の軍師」とも呼ばれている。
カイルとは騎士団訓練校時代の同期。
高い知略だけでなく魔導師としても優秀で、
中でも氷魔法の実力は帝国内でも並ぶ者がいないことから「氷の軍師」とも呼ばれている。
カイルとは騎士団訓練校時代の同期。
プロフィール
性別:男性 | タイプ:ソーサラー | 種族:人間 |
英装:軍師 | 職業:軍師 | 武器:素手 | 出身:帝都オルダーナ |
誕生日:12月15日 | 年齢:20歳 | 身長:176cm | 体重:62kg | 3サイズ:93/76/89 |
趣味:模型作り | 特技:相手を的確に怒らせる | 癖:指をいじる |
長所:信用した相手を信じ続ける | 短所:自分が認めた相手以外には非常に厳しい |
エピソード
若き天才軍師
カイルの騎士訓練校時代の動機。当時に起きたある事件を契機にカイルとは信頼関係を築いている。
幼い頃に両親を魔獣により殺されているため、レイに対してはその実力は認めているものの、最初に出会った頃から一貫して良く思っていない。
幼い頃に両親を魔獣により殺されているため、レイに対してはその実力は認めているものの、最初に出会った頃から一貫して良く思っていない。
騎士訓練校卒業後は参謀局勤務となるが、そこで多大な功績を挙げ、オルダーナ皇帝直轄部隊の軍師となる。
同国における皇帝は行政・軍事・司法に関わるすべての決定権を有しているが、通常時はその権限を帝国評議会に預けるという形を取っており、直接動かせる部隊は近衛師団は皇帝だけでなく皇族を警護する部隊なので、皇帝以外の皇族も動かすことが可能なため、実質的に皇帝専用の部隊は直轄部隊のみとも言えるだろう。そのため、直轄部隊は時代によってその規模が大きく変わり、皇帝が巨大な権限を持った時代では、騎士団以上の戦力を有していた。
現在の皇帝は独断専行を嫌うため、直轄部隊の規模は歴代でも小さい部類に入るが、その分、精兵が揃えられているという。
現在の皇帝は独断専行を嫌うため、直轄部隊の規模は歴代でも小さい部類に入るが、その分、精兵が揃えられているという。
直轄部隊の軍師とは、部隊の作戦行動に関する策定や実行だけでなく、国の軍事に関する様々な事柄を皇帝に直接意見を奏上できる立場となる。
そのため、立場的には一部隊の軍師ということで決して高くはないが、その発言力の高さから非常に重要な地位とされ、知識だけでなく人格や皇帝に対する高い忠誠心も必要とされる。
ゼクスがその若さで軍師となったのは帝国の歴史の中でも異例な出来事であり、3年前にモルダナ大砂漠で行われた「焔爪竜封印戦」にて大きな功績を挙げたとはいえ、当時、各所から大きな反対意見が挙がっていた。
そんな中、彼が軍師となれたのは、皇帝と対立していたとされる皇太子ローランドが、皇帝の意見に賛同したからである。それだけではなく、皇太子は当時空席のあった十賢臣へとゼクスを推し、これも承認される。
その1年後、皇太子が研究に力を入れていた帝国魔導研究院の最高研究員であるリリーが十賢臣となったことから、皇帝と皇太子の間で何かしらの政治的取り引きがあったと噂する者も多かった。
そのため、立場的には一部隊の軍師ということで決して高くはないが、その発言力の高さから非常に重要な地位とされ、知識だけでなく人格や皇帝に対する高い忠誠心も必要とされる。
ゼクスがその若さで軍師となったのは帝国の歴史の中でも異例な出来事であり、3年前にモルダナ大砂漠で行われた「焔爪竜封印戦」にて大きな功績を挙げたとはいえ、当時、各所から大きな反対意見が挙がっていた。
そんな中、彼が軍師となれたのは、皇帝と対立していたとされる皇太子ローランドが、皇帝の意見に賛同したからである。それだけではなく、皇太子は当時空席のあった十賢臣へとゼクスを推し、これも承認される。
その1年後、皇太子が研究に力を入れていた帝国魔導研究院の最高研究員であるリリーが十賢臣となったことから、皇帝と皇太子の間で何かしらの政治的取り引きがあったと噂する者も多かった。
なお、当の本人は、そんな噂や反対意見など気にせず、黙々と皇帝への意見奏上を続け、いくつもの難案を解決していき、周囲にその立場と発言を認めさせていった。
騎士訓練校での出会い
ゼクスは参謀局に入る以前、給仕として皇帝に仕えていた。その間、彼は給仕のかたわら、皇帝の側に仕える者たちから、様々な分野について多くのことを学ぶこととなる。彼の学びに対する貪欲さは凄まじいものがあり、驚異的な早さで次々と知識を吸収していったという。
その様子を見ていた皇帝は、学びの場のひとつとして、帝国騎士の訓練校に入ることを勧め、ゼクスもそれに応えることとなる。そこで、彼はカイルと出会うことになるが、当初、魔獣であるレイと行動をともにするカイルを快く思っていなかった。
元々、彼自身が他者と距離を置くタイプのため、直接関わる機会もなかったが、訓練生がグラギア山脈において特定の植物を採取する実地訓練を行った際にある事件が起きる。
元々、彼自身が他者と距離を置くタイプのため、直接関わる機会もなかったが、訓練生がグラギア山脈において特定の植物を採取する実地訓練を行った際にある事件が起きる。
ゼクスは山脈の地理をよく理解しており訓練生の誰よりも早く、採取対象である植物を発見していた。それは崖の途中に生えており、他の者では採ること自体が困難だったが、体術も人並み以上な彼は、難なく崖を降りながらそれを手に入れる。
しかし、崖上に戻ろうとした際、魔獣エルバードが彼に襲いかかる。ゼクスは落ち着いて魔法で撃退しようとするが、その時、頭上より訓練生の一人が飛び降りてエルバードに斬りかかった。その訓練生はエルバードごと崖下に落ち、傷だらけになりながらもなんとか撃退に成功。ゼクスに向かい「大丈夫だったか?」とたずねたという。
その訓練生が、日頃自分が冷たい態度を取っていたカイルだと気が付いたゼクスは、なぜか怒りながら「あなたに助けられる理由はありません。それに助けてもらう必要もありませんでした。私に恩でも売りたかったのですか?」と普段とは異なる厳しい口調でまくしたてる。
しかし、カイルは「魔獣に襲われてるのが見えたから飛び込んだだけだよ。まあよくわからないけどお前が元気そうでよかった」と笑ったという。
しかし、カイルは「魔獣に襲われてるのが見えたから飛び込んだだけだよ。まあよくわからないけどお前が元気そうでよかった」と笑ったという。
これを聞いたゼクスは、カイルに向かい課題の植物を放り投げたが、カイルはそれを見て「これ、何の草だ?」と答える。ここでゼクスは大笑いし、それ以降、カイルと打ち解けていくこととなる。
とはいえ、レイに対しては今もなお厳しい目を向けることが多い。カイルもそれを強くとがめないのは、その原因が彼の生い立ちにあるからである。
貧民街の少年
人は過去に触れた環境や他者によって、人格や価値観を形成することがままある。ゼクスもまた、その生い立ちが現在の考え方や行動に少なからず影響を与えている部分があると言われている。
彼は孤児として生まれ育ち、帝都の外れにある貧民街で暮らしていた。今でこそ彼は知的でクールな印象を持たれることが多いが、当時はかなりの悪童として有名であったらしい。
毎日のように周囲の者と争っていたとされ、その粗暴さは現在の彼から想像もつかないほどだという。
しかし、これは治安の悪い貧民街を生き抜くためにはやむを得ないことであったのだろう。
略奪が日常茶飯事のその地域において、誰も守ってくれる者のいないゼクスは、他者を上回る力で自分を守らねばならなかったのだ。
しかし、これは治安の悪い貧民街を生き抜くためにはやむを得ないことであったのだろう。
略奪が日常茶飯事のその地域において、誰も守ってくれる者のいないゼクスは、他者を上回る力で自分を守らねばならなかったのだ。
また、貧民街の住民は人間だけでなく魔獣も多く見られた。魔獣を使役対象と考える帝国では、知的な魔獣は表側ではなく裏側に多く存在しているからだ。人より遥かに力の強い魔獣は、その存在自体が子供たちにとって脅威となるだろう。貧民街の子供たちは、ゼクスだけでなく多くの者が、魔獣による理不尽な暴力を受けた経験があるとされる。そして、魔獣と親しい大人は何かしらの悪事を企んでいることが多かった。
ゼクスがレイと行動するカイルを当初快く思っていなかったのは、これらの理由からとされるが、本人が語らないそれ以外の理由もあるのではと、当時の仲間は語っている。
そんな日々を過ごしていたある時、魔獣との関係改善に乗り出した皇帝がその一環として、貧民街の視察に訪れることとなる。
その際、皇帝は街の一角で二組の集団が争っている場面に出くわす。片方は大人と魔獣の組み合わせ、片方は少年ばかりの集団。ひと目見ただけでは、圧倒的に大人と魔獣が有利に見えたが、子供たちは巧みに相手の集団を分断し、弱い相手から着実に倒していった。そして、相手の人数が減ってきたところで隠れていた仲間を呼び出し、強い魔獣と正面から戦うことなくこれを退散させる。
その際、皇帝は街の一角で二組の集団が争っている場面に出くわす。片方は大人と魔獣の組み合わせ、片方は少年ばかりの集団。ひと目見ただけでは、圧倒的に大人と魔獣が有利に見えたが、子供たちは巧みに相手の集団を分断し、弱い相手から着実に倒していった。そして、相手の人数が減ってきたところで隠れていた仲間を呼び出し、強い魔獣と正面から戦うことなくこれを退散させる。
この様子を見ていた皇帝は、子供たちを指揮していた一人の少年に目をやる。それこそが、若き日のゼクスだったのだ。皇帝はゼクスに自分の元で働くことを提案するが、ゼクスはこれに対し厳しい言葉で罵ったという。その態度に怒り狂う側近たちを退け、皇帝はゼクスに取引を申し出る。
それは、ゼクスが皇帝の元で働くことと交換に、彼の仲間の子供たちの援助を行うことだった。
これを聞き、ゼクスはより一層汚い言葉を吐きながらも、働くことを承諾したという。
それは、ゼクスが皇帝の元で働くことと交換に、彼の仲間の子供たちの援助を行うことだった。
これを聞き、ゼクスはより一層汚い言葉を吐きながらも、働くことを承諾したという。