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フェアリーズフォレスト<Fairies Forest>
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エピソード
妖精たちの楽園
ミガル島の西部には、切り立った山々の中に「世界樹」と呼ばれる巨大な樹木がそびえ立っており、その麓の広大な森林地帯の中には「フェアリーズフォレスト」という場所があるとされている。
そこは、その名の通りに妖精たちが棲まう場所であるという。
その一帯には世界樹から送られてくる魔力が満ちていて、独自進化した魔力を宿した樹木、意志を持つとされる湖、そして精霊たち溢れ出る泉などの不思議な環境が形成されているのだとか。
フェアリーズフォレストでは、外界には存在しない不可思議な環境の中で多種多様な妖精たちが自由に暮らしていると噂されている。
そこは、その名の通りに妖精たちが棲まう場所であるという。
その一帯には世界樹から送られてくる魔力が満ちていて、独自進化した魔力を宿した樹木、意志を持つとされる湖、そして精霊たち溢れ出る泉などの不思議な環境が形成されているのだとか。
フェアリーズフォレストでは、外界には存在しない不可思議な環境の中で多種多様な妖精たちが自由に暮らしていると噂されている。
フェアリーズフォレストの噂自体は古来より知られており、これまでこの森を目指した魔術師、魔獣たちはこれまで数知れない。
だが、そのほとんどは途中の森の中で目眩にも似た不思議な感覚に見舞われ、気づくと森の入口に戻って来てしまうという。
それでもごく一部の者は辿り着き、妖精との接触に成功したとされるが、その彼らは帰還後にその森の美しさ、素晴らしさなどは語るが、そこへの行き方については決して口を開こうとはしない。
ただ、「妖精たちが“選んでくれる”」と言うのみだという。
そのため、フェアリーズフォレストに辿り着き、帰還できた者たちは「妖精たちに選ばれた者」と呼ばれている。
だが、そのほとんどは途中の森の中で目眩にも似た不思議な感覚に見舞われ、気づくと森の入口に戻って来てしまうという。
それでもごく一部の者は辿り着き、妖精との接触に成功したとされるが、その彼らは帰還後にその森の美しさ、素晴らしさなどは語るが、そこへの行き方については決して口を開こうとはしない。
ただ、「妖精たちが“選んでくれる”」と言うのみだという。
そのため、フェアリーズフォレストに辿り着き、帰還できた者たちは「妖精たちに選ばれた者」と呼ばれている。
ある魔術師の証言
フェアリーズフォレストに辿り着いた数少ない人物である魔術師は、そこに訪れた時のことを次のように語っている。
「本来はミガルの港町で暮らす友人の病気見舞いでこの島を訪れた僕が、あの森に行ったのは正直物珍しさからだよ。
もちろん、フェアリーズフォレストのことは知っていたさ。
魔術師の間では有名な場所だからね。
だから“辿り着けない場所”であることも承知していた。
まあ、気持ちとしては“行けたらいいな”ぐらいで、
僕としてはあまり期待してなかったんだ。
だけど、森を進んでいく中で、ある一歩を踏み出してからなんだか変わっていったんだ。
「本来はミガルの港町で暮らす友人の病気見舞いでこの島を訪れた僕が、あの森に行ったのは正直物珍しさからだよ。
もちろん、フェアリーズフォレストのことは知っていたさ。
魔術師の間では有名な場所だからね。
だから“辿り着けない場所”であることも承知していた。
まあ、気持ちとしては“行けたらいいな”ぐらいで、
僕としてはあまり期待してなかったんだ。
だけど、森を進んでいく中で、ある一歩を踏み出してからなんだか変わっていったんだ。
え? 何が変わったかって?
うーん、雰囲気…かなぁ。うまく言えないけど。
だけど、“そこ”が今までいた場所とは、まったく違うところだって感じはあったんだ。
おかしいなと思いながらもそのまま進んでみると、
小さな光るものが徐々に視界に入ってきた。
最初は虫か何かかな?と思ったんだけど、目を凝らして見るとそれが人の形をしていることがわかったんだ。
それで僕もようやく理解したよ。“ここがフェアリーズフォレストだ”ってね。
で、そこで僕がどうしたかというと……何もしなかったね。
いや、行けることが分かっていたなら、いろいろ準備はしたんだろうけどね。
珍しい植物なんかもあったけど、鮮度を保ったまま保存する道具なんかもなかったし。
で、いろいろ見て回っていたうちに、いつの間にか元いた森にまた戻ってきたというわけさ。
うーん、雰囲気…かなぁ。うまく言えないけど。
だけど、“そこ”が今までいた場所とは、まったく違うところだって感じはあったんだ。
おかしいなと思いながらもそのまま進んでみると、
小さな光るものが徐々に視界に入ってきた。
最初は虫か何かかな?と思ったんだけど、目を凝らして見るとそれが人の形をしていることがわかったんだ。
それで僕もようやく理解したよ。“ここがフェアリーズフォレストだ”ってね。
で、そこで僕がどうしたかというと……何もしなかったね。
いや、行けることが分かっていたなら、いろいろ準備はしたんだろうけどね。
珍しい植物なんかもあったけど、鮮度を保ったまま保存する道具なんかもなかったし。
で、いろいろ見て回っていたうちに、いつの間にか元いた森にまた戻ってきたというわけさ。
あの森に入れた理由?
うーん、僕のも分からないな。
でも、もしかしたら“フェアリーズフォレストに行けることを期待していなかったから”なのかもしれないね」
うーん、僕のも分からないな。
でも、もしかしたら“フェアリーズフォレストに行けることを期待していなかったから”なのかもしれないね」