#image(deku.jpg,width=320,title=期待に応えたいんだ…!笑って 応えられるような…カッコイイ人(ヒーロー)に…なりたいんだ) &font(22,green,b,i){「君が 救けを求める顔してた」} &font(22,green,b,i){「目の前の……小さな女の子一人救えないで} &font(22,green,b,i){ ──皆を救けるヒーローになれるかよ!!!」} 週刊少年ジャンプに連載されている漫画『僕のヒーローアカデミア』の主人公。 読みは「みどりや いずく」。通称「デク」。&s(){決して[[新秘孔究明>アミバ]]の為の実験台ではない} 声優は後にTVアニメ版『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』の[[第5部>ジョルノ・ジョバァーナ]]にて[[ナランチャ・ギルガ]]も演じる[[山下大輝>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:山下大輝|]]氏。 なお、山下氏はVOMICからTVアニメ版まで一貫して演じられている。 |>|CENTER:[[ボイス]]集| |『JUMP FORCE』&br()&youtube(https://youtu.be/GNbQffRLgkI){320,240}|『ULTRA RUMBLE』&br()&youtube(https://youtu.be/wzae4cfDUsc){320,240}| 心優しいがどちらかというと[[内気で、あまりコミュニケーションが得意ではなく、自己評価も低いという地味目な性格>碇シンジ]]。 しかし心の内の正義感は非常に強く、特に「助けを求める人」には非常に敏感で、そういった状況に出くわした時の行動力と勇気は凄まじい。 ヒーローに強いあこがれを抱いており、その度合いは少々行き過ぎなきらいすら感じられるほど。 古今東西のヒーローの情報をまとめた「ヒーロー分析ノート」を常に持ち歩き、事あるごとにそれを追記・修正している。 特にNo.1ヒーローの「[[オールマイト]]」の大ファンであり、彼の解決した事件のほんのワンカットの情報でもスラスラ出てくる程の入れ込みよう。 もちろん、自室はオールマイトグッズが所狭しと並んでいる。 内気なヒーローオタクという所謂「ナード」的な人物(実際作中でも近しい人物からそう呼ばれている)だが、 学業は得意で頭の回転が速く、危険度が未知数の脅威に相対する状況でも僅かなヒントからすぐさま相手の性質・意図を予測するなど分析能力に優れる (それ故主人公でありながら[[解説役>テリーマン]]をすることも)。 また、そのような分析力を発揮する時には決まってブツブツと早口で独り言を言う癖を持つ。 一方、強すぎる正義感と自己評価の低さが重なり、時に自らの身が傷つく事をも厭わないような無鉄砲さを発揮する危うさも持ち合わせている。 ついでに恋愛観は実年齢よりちょっと幼くてウブ。&s(){クレープの半分ことか今日日小学生でもやらんぞ} ヒーローとしての「個性」(特殊能力)は「ワン・フォー・オール」。 とある事情によって、憧れのオールマイトから継承した特別な「個性」である。 身体能力を強化する「個性」であり、拳の一振りで天候が変わるほどの超パワーと一踏みで高層ビルを飛び越えるほどの超スピードを発揮する事が可能。 ただし、これはあくまで身体能力の話であり、肉体の強度まで引き上げられているわけではない。 つまり十分に強靭な肉体が無ければ過大な力のフィードバックによって自らもダメージを負ってしまう可能性を持つという欠点がある。 火力を抑えたデコピンで空気圧を飛ばす攻撃一つとっても&b(){指が紫色に変色するような骨折をしている}が、そこに生来の無鉄砲さが加わると、 &b(){自分のまだ折れていない指を残り弾数として勘定する}ほどに自分の状態を顧みなくなる危うさを見せる。 また、むやみに全力を出すとその一挙手一投足が自身と周囲に甚大な被害を及ぼしかねないため、数%~数十%程度に調整して用いる場面が多く、 オールマイトの師匠[[グラントリノ]]との特訓を経て習得した、肉体を壊さない程度に調整した強化を前進に纏う「フルカウル」、 度重なるパンチ技の使用で壊れかけてしまった腕を補うためにキックを主体とする「シュートスタイル」などの独自戦法も編み出している。 &s(){「フルカウル」に関しては先代のオールマイトが「なんとなく」で常に100%の力を使える逸材だったため全盛期には不要な技術だったようだが} #region(オリジン) [[アメコミ]]ヒーローのような、超能力者が当たり前のように存在し、それらの能力が「個性」と呼ばれるほどに普遍化した作中世界で、 既に珍しい存在となっていた、一切の能力を持たない「無個性」だった少年。それが緑谷出久である。 そうした作中世界でハンデ持ち同然に扱われる境遇でありながら、超人社会で「個性」を犯罪に使うヴィラン(悪)を捕らえる職業と化した「ヒーロー」、 とりわけその中でも最強とされるオールマイトに強い憧れを持ち、ヒーローになる事を夢見ていた。 無論、無個性が超人の犯罪に対抗するヒーローになる事など前例が無く&link_anchor(*1){*1}、そうした出久の考えを知る周囲からも否定的な意見を受けていたが、 それでも出久は夢を諦められずにいた。 そんなある日憧れの存在であったオールマイトに出会い、思わず「個性のない人間でもあなたのようになれますか」と尋ねるが、 逆に、オールマイトが本来の姿と戦いで受けた後遺症を晒され、命懸けの世界に身を投じる事がどれだけ危険かを突きつけられ諌められる。 「無個性の自分は絶対に憧れの存在になれない」というそれまで目を背けようとしていた現実を痛感しながら帰宅する出久だったが、 そこで無個性を理由に自分をいじめていた[[爆豪勝己]]がヴィランに襲われている現場に遭遇し、相性の問題から付近にいたヒーロー達が手をこまねく中、 無謀だとは理解しながらも見て見ぬ振りができず、爆豪を救うべくヴィランの前に飛び出す。 だが、その勇敢な姿に心打たれたオールマイトに救われる。 出久の在り方を見たオールマイトは先刻の言葉を撤回して謝罪し、「君はヒーローになれる」と宣言。 更には、自身もかつては「無個性」だった事も明かしている。 自分の個性が他者に譲渡できる事、既に後遺症を負った自分の代わりとなる後継者を探しており、それに出久を指名したいという意志を伝える。 親も含めた周囲から夢を否定され続けていた出久だったが、最も憧れていた存在であったオールマイト当人に生まれて初めてそれを肯定され、 彼の後押しを受けて、「勝って」「守れる」「最高の」ヒーローになる道を進む事になる。 #endregion #region(個性「ワン・フォー・オール」) 元々は何の能力も持っていない「無個性」だった彼が、後にオールマイト(彼も元は「無個性」だった事が明かされる)から引き継いだ、 〝個性を譲渡・継承する個性”。作中では「OFA」とも表記される。 何人もの手を渡りながらその努力と共に引き継がれてきた「使い手の極まった身体能力が一つに集約されたもの」であり、 要約すれば、先代のOFAの使い手達が持っていた身体能力が個性にストックされ、 受け取ったOFAの使い手がこれらを自分の身体能力に全乗せして振るう事が可能になるというものである。 その性質上、他者に継承した世代を重ねるごとに個性が強力になるという特性を持っている。 故に、原理としては単純な筋力強化だが、そのパワーは作中に登場する似たような個性の使い手と比較しても群を抜いている。 非常に強力な個性だが反動も大きく、使い手が相応に鍛えていないとパワーに肉体が耐えきれず、身体の方が損傷してしまう。 このため、出久は作中で何度もボロボロになるなど、100%の出力で使用する領域にはまだ至れずにいる。 OFAの詳細は秘中の秘であり、元々の持ち主であるオールマイトと継承者である出久を含め、作中でもほんの僅かな人物しかその能力の実態を知らない。 そのため、周囲の人間からは単に「[[並外れた出力の身体強化>戸愚呂(弟)]]」であると認識されている。 また、まだ出久の知らない秘められた能力もあるようだが……。 #region(ネタバレ注意) 実は継承を重ねる内にストックされた身体能力だけでなくOFAそのものも強化されており、 出久の代において&b(){「過去の歴代継承者の「個性」を使える能力」}が覚醒した。 ただしいきなり別系統の能力が発現した事、そして継承した個性自体もOFAの強化に合わせ増強されている事から、 覚醒直後に意図せぬ暴発を起こしたり、ある程度自在に引き出せるようになった後も扱いに難儀している描写が見受けられる。 また、臓器移植で移植元の人間の記憶が臓器に宿るとされているように、 OFAという個性に(存命中のオールマイトも含め)歴代継承者の人格が宿っていることも判明。 継承した個性が使用できるか否かには彼らの意向も関わっているようで、出久への協力を拒む継承者の個性は使う事ができない模様。 なお、「OFAが継承させた個性を複数種類持つ」は一応問題ないが、 「『OFA+元からの個性』という組み合わせは寿命が縮む」という恐ろしい副作用があり、 オールマイトやデクのように「無個性」が継承しないと危険だったのだが、歴代継承者(オールマイト含む)は全員それを知らずに継承させていた。 もっとも、本編時点では無個性の人間はすでに絶滅危惧種並みに少なく、増してやその中でヒーローの精神的素養を持つ者などさらに限られるため、 デクに継承されたのはまさしく運命的であった。 -&b(){「変速」} 二代目・駆藤敏次の個性で、マニュアル車のギアチェンジのような要領で触れたモノの速度を変える。 二代目自身がこの個性を扱っていた頃は拳大の無機物一個に限り移動速度を上昇させるのが精々だったようだが、 OFAの一部となり共に成長したことで、細胞一つ一つにまで作用し、OFAとの併用で音を置き去りにする超連打すら可能になる程に強化された。 -&b(){「発勁」} 三代目・ブルース・リーの個性で、一定の動作を繰り返すことにより運動エネルギーを一時的に蓄積し任意のタイミングで放出できる (「スクワットを繰り返せばジャンプ力が跳ね上がる」など)。 -&b(){「危機感知」} 四代目・四ノ森避影の個性で、生物の敵意を感知して危機に際し脳内で警鐘を鳴らす。 その性質上、悪意のない攻撃には発動しないという弱点があり、爆弾トラップなどには作用しない。 OFAと共に強化されたため任意でオンオフできない程に感知精度が高まっている他、 回避動作補助の効果もあるのか反射的に初使用した時はデクの肉体的負担を度外視した速さで回避させた。 -&b(){「黒鞭」} 五代目・ラリアット / 万縄大悟郎の個性で、手から鞭状の黒いエネルギーを発することができる。 殺傷能力自体は高くないが、敵の捕縛だけでなくワイヤー代わりにして移動に活用するなど便利。 -&b(){「煙幕」} 六代目・ガエン / 揺蕩井煙の個性で、体から煙幕を発する。 OFAの一部として成長したせいで過剰に出力が増幅されているため0か100かでしか調整できず、 一度発動すると必ず広範囲を煙で包み込んでしまい、自分も視界を失うリスクを伴う(「危機感知」との併用である程度補える)。 -&b(){「浮遊」} 七代目・志村菜奈の個性で空中に浮かぶことができる。 移動範囲が増すが、あまり小回りは効かない。 #endregion #image(one_for_all_users.webp,title=歴代の後継者達。一番手前の白髪がAFOの弟、女性はオールマイトの師匠である志村菜奈,width=250) この個性は使い手に自然に発現したものではない。 ヴィランの大ボスであり、「他者の個性を奪い、己の物として使用でき、他者に譲渡できる」個性を持ったオール・フォー・ワンがルーツとなっている。 まだ、人類が「個性」に順応し切れていなかった時代において、オール・フォー・ワンは時に「個性」を奪い、時に人々が望む「個性」を与える事で、 望まぬ力に苦しむ人間、あるいは無力に苦しむ人間を篭絡していき、悪の支配者として君臨していた。 反対勢力が駆逐される中、後のOFA初代使い手となるオール・フォー・ワンの弟は、兄の所業を「洗脳同然」と称して猛反発していた。 初代は、当初「無個性」とされていた上に虚弱体質で戦う力は持っていなかったが、その正義感は本物であり、 実の兄と敵対する事に心を痛めながらも対立する姿勢を貫き続けた。 オール・フォー・ワンにとって初代は&b(){唯一の血を分けた家族}であったらしく歪んだ家族愛を持っており、 自分の仲間に入れる事が弟のためという主張を変えなかったが、 一向に折れる兆しのない初代に業を煮やし、虚弱体質の初代でも使いやすい「力をストックする個性」を誰かから奪い、 初代に植え付ける事で力に溺れさせ、仲間に引き入れようとした。 しかし、無能力者と思われた初代は、実は「個性を与える個性」(しかし与えるものが無かったので発動できなかった)を持っていた。 いわば銃口しかない拳銃、兄の個性の下位互換であり、単体では何の価値もないその個性は、 オール・フォー・ワンが無理矢理「力をストックする個性」を与えた事で融合・変質し、現在のOFAの形となった。 オール・フォー・ワンは「老化を止める個性」も奪っていたため寿命で死ぬ事は無く、 故に、拠点を襲撃したレジスタンスの手で監禁状態から救出され (レジスタンスのリーダーは初代の力を知っていたわけではないが、オール・フォー・ワンの血縁者と知った上で見捨てられず手を差し伸べた)、 OFAの特性を知った初代は、無限に成長する可能性を持つこの個性を継承し続けて育てる事で、 いつか兄を止める使い手を生み出す計画を思い付き、それが現在まで続けられていたのであった。 デクは作中でヴィランの[[ステイン]]に血液を摂取され個性の「凝血」で動きを封じられた事があるが、その際にワン・フォー・オールの譲渡は発生しなかった。 後にオールマイトから明かされたのは&b(){「譲渡の意思を以って体の一部を摂取させる事」}がワン・フォー・オール譲渡のトリガーである事が説明されている。 &s(){その説明の際デクが「食え」とオールマイトの顔マネ・声マネをして「違う、そこじゃない」とツッ込まれた} #endregion [[爆豪勝己]]との拗らせまくった関係性は「これ、どっちかが女性だったらえらい事になっとるな」と専らの評判だったが、 &b(){まさかの公式スピンオフで「逆転」の個性被害により女体化してしまった出久が登場}。 ひ弱な恥ずかしがり屋(しかも&b(){巨乳})に変わり果てた彼(彼女)に、クラスメイトと読者の脳は破壊された。 格闘ゲーム『One's Justice』では、[[対空技>昇龍拳]]・[[遠距離攻撃>パワーウェイブ]]・突進技などを一通り備えたオールラウンダーな性能となっている。 また、「フルカウル状態」になる事で、自らの体力と引き換えに攻撃力を大幅に上げる事が可能。 ただし、ガード崩し技は隙が大きく、防戦する相手を苦手としている。 ---- **MUGENにおける緑谷出久 『[[JUS>ジャンプスーパースターズ]]』風のドットを使用した[[ちびキャラ]]が数体と、通常頭身のものが確認されている。 #region(TrafalgarLawzz氏製作 JUS風ドット) -TrafalgarLawzz氏製作 JUS風ドット 現在は公開停止。 [[新MUGEN>新バージョンmugenについて]]専用キャラ。 スプライトはGameInvader氏、RandomMcFandom69氏が提供した『JUS』風のものが使用されており、それ故ちびキャラである。 [[通常技]]は近接攻撃が強めにされているが、必殺技には飛び道具も搭載されている。 また、特殊技「ワン・フォー・オール・フルカウル」を使用する事でフルカウル状態となり、 性能が上昇する他、コンボの繋がりも変化する。 #endregion #region(Mateo G9氏製作 JUS風ドット) -Mateo G9氏製作 JUS風ドット 同じく『JUS』風のちびキャラ。 1.5ゲージ技の「20%」と3ゲージ技の「100%」となるモードチェンジ技を2種類持ち、 段階的に強化する性能が特徴。 ゲージ回収率は高めなので発動にはさほど手間はかからない。 普通モードでは近接攻撃中心だが、20%モードで飛び道具が解禁され、 100%モードでは一部の技にアーマーが付与される。 |DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/1QLpMeX2r7Y){320,240}| #endregion #region(AGenericDude氏製作 通常頭身) -AGenericDude氏製作 通常頭身 [[ジン・サオトメ]]や[[キャプテンコマンドー]]の[[ドット>ドット絵]]を改変して製作されたD0ドットのデク。 飛び道具や突進技を備え、フルカウルによる「1000000%デトロイトスマッシュ」といった派手な技を搭載しており、 シュートスタイルによる技も存在する。 同じくD0ドットのお茶子も存在するので、そちらと組ませるとそれっぽいカップリングタッグができてお得かもしれない。 [[AI]]はデフォルトで搭載されており、cmdファイルを切り替える事で有無を選択可能。 強さはほどよい強キャラレベル。タッグでもよく動くため、相方次第では格上相手にも食らい付ける。 |DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/LzLbbxLgqvo){320,240}| #endregion 上記の他にも、Mikel8888氏によるJUS風ドットのデクが公開されている。 後述の大会動画に出場しているのはこちら。 |DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/AYdRC8364Eg){320,240}| ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[緑谷出久],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[緑谷出久],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[緑谷出久],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 外伝『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS-』では個性を使わずに個性使いのヴィランとまともに戦えるナックルダスターという人物が出ているが、 彼はある理由から個性を失った元プロヒーローで、(一応善人だが)非合法なヒーロー活動を行っている人物なので「無個性のヒーロー」ではない。 ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:山下大輝|,主人公,学生,高校生,ヒーロー,ジャンプヒーロー,緑髪,緑色