#image(Vanitas.jpg) &font(22,b,i,#ff0000,#000000){「俺が闇だからこそ おまえたちは光として存在できる」} スクウェア・エニックスとディズニーのコラボゲーム『KINGDOM HEATS』シリーズの登場人物。 初出は『Birth by Sleep』。黒いマスクで素顔を隠した、ダーク・[[リク]]に似た服装が特徴のキーブレード使い。 [[マスター・ゼアノート]]の弟子であり、極めて残忍かつ冷酷な性格。 名前の由来は、ラテン語で「空虚・空(から)」を意味する「vanitas」。 担当声優は同作で[[ソラ]]も演じている[[入野自由>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:入野自由|]]氏。 |『Bbs』[[ボイス]]集&br()&youtube(https://youtu.be/lj_Zk1b7oIc){320,240}| 「アンヴァース」と呼ばれる負の感情から生まれる魔物を生み出す能力があり、 [[テラ]]、[[アクア>アクア(キングダム ハーツ)]]、[[ヴェントゥス]]が旅立つきっかけを作っている。 闇の力とキーブレードを両方扱うことが可能で、キーブレードマスター級の実力を持っているが、 素の身体能力は(キーブレード使いとしては)人並みなのか、 『III』では不意打ちで『モンスターズ・インク』のサリーに拘束されて転移ドアに放り込まれている。 #region(ネタバレ注意) &nicovideo(sm39228873) その正体は[[ヴェントゥスから引き抜かれた心の闇の側面であり>ビクトルギエル]]、[[ハートレス>シャドウ(キングダム ハーツ)]]に限りなく近い闇の心の化身。 マスター・ゼアノートは老いた肉体を捨ててヴェントゥスの肉体を新しい器にするつもりだったが、 それにはヴェントゥスを闇の力に覚醒させる必要があった。 故に未熟なヴェントゥスをあえて大量のハートレスと戦わせて闇の力に覚醒させようとしたが、 ヴェントゥスは最後まで闇の力を拒み続けハートレスに敗北し、心が闇に侵食されてしまう。 そこでマスター・ゼアノートは彼を器にすることを断念し、もう一つの目的である究極の鍵「χブレード」誕生に利用しようと、 心の闇を抜き出し、抜き出された闇の心の部分がヴァニタスになったのである。 もちろんヴェントゥスが無事で済むわけもなく、心が欠けたせいで彼は廃人となってしまい、 ゼアノートがせめてもの慈悲で自身の故郷であるデスティニーアイランドで穏やかに眠れるよう連れて行った所、 たまたま生まれたばかりのソラの心と触れ合ったことで欠けた心を補い、記憶こそ失ったものの辛うじて自我を回復させた。 心の闇の部分を抜かれたヴェントゥスはセブンハートと同様に心に闇が無い存在となり、 マスター・ゼアノートはこれを利用して、来るべき時にヴァニタスとヴェントゥスを戦わせて、 χブレードの生成に必要な「均等かつ強大な光と闇の力の衝突」を起こそうと画策し、 ヴェントゥスとヴァニタスの力量差から2人が近くにいるとまたヴェントゥスの心が失われかねないため、 兄弟弟子のエラクゥスに本願を伏せた上でヴェントゥスの身に起きたことだけ伝えて、 「危険に晒した自分には師の資格が無い」と彼のもとにヴェントゥスを預けた。 #image(Vanitas_mask crack.jpg,width=350) それ故にヴァニタスの素顔は髪と瞳の色を除けば&b(){ソラと瓜二つである。} ヴェントゥスの欠けた心であるヴァニタスは、本体のヴェントゥスの心の欠落した部分をソラの心が同化して補ったことで、 鏡写しのような現象を起こし、自分があるべき部分を補った存在であるソラ(の成長した姿)と同じ容姿となったのである (『III』のヴァニタスの弁によれば、ヴェントゥスが心をソラから補ったから自分は姿を補ったという理屈らしい)。 この現象が起きる前、即ちヴェントゥスの心から抜き出された直後の素顔は現状不明。 #region(χブレードの解説) 真なるキングダムハーツと対となっている本鍵にして、キーブレードの元となった存在。 オリジナルは太古のキーブレード戦争の時期において光と闇に分かれて失われているが、 マスター・ゼアノートにより「強大な光と闇の均衡な衝突」を起こせば再生成が可能と証明され、 これを入手するべくマスター・ゼアノートは数々の騒動を起こした。 #endregion 一度はヴェントゥスに敗れて消滅したが、『III』では過去から呼び出した心をレプリカに移される形で再登場した。 本作では明確にソラと顔を合わせており、最終決戦で素顔を知ったソラは驚いていた。 なお、長らくヴェントゥスの心の闇の部分とされていたヴァニタスであったが、 『IIIRM』において実はヴェントゥスの闇の具現化ではなく、 &b(){彼の闇の部分に同化していた外的存在}というこれまでの前提を覆す事実が明かされた。 ヴァニタスはヴェントゥスを動揺させるためにこの事実を明かしたのだが、 ヴェントゥスからは「だったら一生自分の中で眠っていろ」と一蹴された。 #region(正体考察) 『Union χ』においてヴェントゥスはキーブレード戦争時代のキーブレード使いと明かされているが、 この時代ではキーブレード使いと対立していたのは、マレフィセントやハートレスのように「闇の力を使う者」ではなく、 闇の起源であり、他の人間の心に闇を感染させ増殖することを目的とする肉体を持たない心だけの存在、 いわば「自我を持つ闇の力そのもの」である、13の人格の闇達で構成された「始祖の闇」と呼ばれる存在であった。 彼らは元は個の存在だったものの光の陣営に勝つために実体を捨てて不滅の存在と化したが、 その後で実体が無いままだとやがて自我が薄れて意思を失うという予想していなかったリスクを抱えたことが発覚したため、 &s(){([[ディズニー映画のヴィランのような間抜けっぷり>ジャファー]]……というかこいつらも広義ではディズニーヴィランだが)} 他者の心に宿り意思や姿を奪う事で存在を維持してきた。ハートレスはその過程で彼らから派生して誕生した「姿ある闇」である。 キーブレード使いの開祖であるマスター・オブ・マスターは実体の無いこいつらを打倒するため、 この13体のうち強力な7体を自身と弟子の心に、続く5体をユニオンリーダーの心に、 残り1体をデータ世界の檻に閉じ込め、実体を与えて打倒可能な状態にした上で各個撃破する計画を立てていたという。 ヴェントゥスはこのユニオンリーダーの1人であり、ヴァニタスは「始祖の闇」の一角である可能性が高いと見なされていた。 『DR』ではマスター・ゼアノートには核心とまではいかなかったが正体を感付かれていたことが描写されている。 ヴァニタス自身ははぐらかしていたが、始祖の闇なら集である他の闇の位置もわかるはずという問いに「おれは&b(){もはや}個だ」と、 かつては「個」ではなかったと無自覚に自爆する形で反論しており、「個」であるヴェントゥスから独立した存在となったと言いたかったにせよ、 不自然な言い回しになるため、断言こそされなかったがヴァニタスが「始祖の闇」の一角であることは確実視されている。 #endregion #endregion 余談だが、ヴァニタスは入野氏は声優になってから初めて担当した悪役だったりする。 余程楽しかったようで、『Birth by Sleep』ではソラと中の人が同じと思えない程に大変ノリノリで演じていた。 ---- **MUGENにおけるヴァニタス テラ大地氏の製作したキャラが公開中。 溜めの飛び道具や長距離の移動技「ワープ」など、クセがあるが強力な技を備え、使い勝手が良い。 また、「ダークオブリンク」や「終わりにする!」などの派手な超必殺技も特徴。 [[AI]]もデフォルトで搭載されている。 &b(){ちなみにモロに素顔を晒しているため、原作未プレイの人は注意。} &nicovideo(sm39436991) この他にもヴァニタスの声は[[アルファゼロ>ゼロ(ロックマン)]]のボイス元として使われており、MUGENではそちらの方が有名か。 ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[ヴァニタス],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ヴァニタス],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ヴァニタス],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:入野自由|,ディズニー,キングダムハーツ,剣士