グレイズ

「グレイズ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

グレイズ - (2010/04/04 (日) 23:14:01) の編集履歴(バックアップ)


チチチチチチチチチチチチチチチチ・・・・・・(効果音

東方萃夢想』および続編の『東方緋想天』におけるメインシステム。
『萃夢想』と『緋想天』は一部キャラを除き投げ技が無い代わりに、グレイズ・打撃・射撃で三竦みを成り立たせている。

地上ダッシュ、空中ダッシュ、バックステップ、大ジャンプ、飛翔・回避結界(『緋想天』のみ)、一部のダッシュ攻撃、
一部のコマンド技およびスペルカード(超必殺技)中に付与される属性で、
射撃属性の攻撃をノーダメージですり抜けることが可能(一部グレイズ不可の例外有り)。
一見打撃に見えても「射撃属性」の攻撃もあるので、どの攻撃がグレイズ可能かあらかじめ知っておく必要がある。
射撃無敵とは若干性質が違うので注意。

『萃夢想』『緋想天』では射撃をガードすると霊力が減ってしまうため重要な回避行動であるが、
単に射撃にはグレイズをすれば良いというわけではなく、グレイズするために霊力消費が必要な「磨耗射撃」、
グレイズ自体が不可能な「特別射撃」などもあり、またグレイズ中はガードが出来ず打撃に対して無防備なため、
相手と自分の位置によってはグレイズだけでなくガードも重要である。

厚い弾幕を張って、グレイズしてきた相手に発生は遅いが判定の強い打撃を叩き込む、
というのが グレイズ狩り という戦術で幽々子などでは基本戦法となる。

射撃によって、グレイズで弾自体を消滅させたり、
攻撃判定だけが消えてアイテム変換判定だけが残ったり、グレイズでは攻撃判定が消えないものもある。

ストーリーモードはこのグレイズで回避しつつ立ち回るのが大前提になっているため、
MUGENにおいてグレイズが出来ないキャラでストーリーモードを攻略するのはどうしても無理ゲーになってしまう

ちなみにグレイズ (Graze) とは「カスる」の意であり、
元は原作『東方Project』での「敵弾に当たり判定の外側ギリギリでかする」システムが元。
基本的に点数加算の効果があるので、作品により重要性は異なるがハイスコアには欠かせないシステムである。

MUGENにおけるグレイズ

『萃夢想』が登場した直後に製作されたキャラの射撃は、東方キャラ以外はグレイズできなかった。
ルージュノワール氏製作の妖夢が「相手にグレイズさせる射撃」の元祖と言われている。
現在ではほとんどの東方キャラがこれに追随し、他の格ゲーキャラがダッシュした時もグレイズできるようになっている

しかしプレイヤー操作ならいざ知らず、普通のAIは「飛び道具に対してダッシュで突進する」なんていう行動はしない。
(堅実なAIほど間合いの維持やガードを積極的に行うので、飛び道具に強い突進技でも持たない限りその場で固められる)
そのためパチュリーなどの『東方』でも生粋の弾幕キャラに近寄れずに封殺してしまったり、
逆にグレイズさせてくれない『東方』以外の弾幕(この人とかこの人)とかにレミリアなんかが突っ込んでいくこともしばしば。
……いや、飛び道具なんて無視してワープしたり、逆に跳ね返してきたりするキャラもいるんだけどね。
特徴的なシステムを実装することがいかに難しいかの見本といえよう。

+ 余談:『カイザーナックル』製グレイズ
『カイザーナックル』の厨ボスもとい中ボスのゴンザレスは、
東方のものよりずっと高性能な擬似グレイズを、前転だけで行える。
4:00~

見ろ、ストーリーモードのゆかりんがゴミのようだ!

+ さらに余談:エクサム製グレイズ
エクサムのオリジナル格ゲー第二弾『デモンブライド』には、
特殊なゲージを消費して射撃を無効化しつつダッシュする「ブライドダッシュ」というシステムがある。
射撃用のボタンも存在しており、純粋な2D格ゲーとしては珍しいシステムの作品になっている。

ただ『萃夢想』とは違い、一定時間でダッシュが中断されないキャラが
ほとんどなので逆に『萃夢想』キャラ側が不利になることも多い。
例:CVSリュウ(S, N, K, EXグルーヴ)がアリスの弾幕乱射にランでぶつかると、密着できる。
これのバランス調整のため、打撃判定を持つスペルはアッパー調整がかかっていることが多い。
しかし『緋想天』仕様の場合は、原作でも一部キャラ除いてダッシュし続けていればグレイズが途切れず、その仕様を前提にして作られているので特に問題は無かったりする。


派生語「グレイズさせろ」

東方キャラ以外の弾幕があまりにひどい時につけられるコメント。
自重しない状態のストライダー飛竜禍忌レミーペットショップなどが多い。
東方キャラの弾幕ならグレイズできても、こいつらの弾幕はガードせざるを得ない
類語として「霊力ゲージ付けろ」などがある。


+ Graze!!
全くの余談だが、東方Projectの2次創作において「ギリギリ18禁ではない」
著作権的にネタにしたらやばいもの をセーフな範囲でネタにした」
等の作品をしばしば 年齢制限・著作権にグレイズする と言ったりする。

関連項目: 特殊システム一覧