「おぉぉぉ…くらいやがれぇ!」
草薙京の超必殺技。 この他
草薙柴舟、草薙京-1、
KUSANAGIが使用。 読みは 「-おろちなぎ」。
京-1のものには 「裏百八式」 が付かない。
拳に集めた炎の力を 「百八式・闇払い」 のモーションで振り払い、巨大な炎を翻し目の前の敵を焼き払う技。
発動モーションは京は片手、柴舟は両手の間に炎を生み出す。 MAX版では全身が炎に包まれる。
ちなみに'96~'97のMAX版の正式名称は 「秘奥義 裏百八式・大蛇薙」。 体に炎を纏うと秘奥義に昇格するらしい。
草薙一族の先祖が1800年前に
オロチを倒した技で、
八尺瓊(
八神) 一族に伝わるオロチの動きを封じる奥義 「裏百八式・
八酒杯」 と対を成す。
名前の通り
オロチ一族を祓うために存在する技だが、
ゲーニッツ?の風には通用しなかったため京はさらに修行を積み、
「
最終決戦奥義・無式」 を編み出すに至った。
しかしゲーニッツとの再戦では庵と
ちづるの協力を得たため 「無式」 を使わず、この技で止めを刺している。
演出は派手だが基本的に発生はあまり速くなく、強攻撃や 「七拾五式・改」 からの
連続技が主な使い道。
払った炎は飛び道具
判定。
強は上半身、弱は下半身の出掛かりに無敵があるため、相手の動きを読んで割り込みに使えなくもない。
'95以降は溜めが可能になったが、溜め切っても演出や威力には変化なし。
MAX版は溜めモーション時に全身を包む炎にも攻撃判定があり、払った炎も最大3ヒットするため
画面端密着などの状態で上手く当てると高ダメージを出せる。
こちらは出掛かりに全身無敵があるため、単に飛び道具として使う他、対空や割り込み、緊急回避潰しに有効。
ただし割り込みや対空は 「無式」 の方が安定しやすい場合も多い。
'99では発生が遅くなり、MAX版の全身攻撃判定もなくなるなど大幅に弱体化。
これはネスツに拉致され、
Kシリーズ生産のための実験を受けた
副作用の一部とされている。
ストライカーから繋がない限り連続技にも組み込めなくなったが、
年を追うごとに徐々に復活の兆しを見せ、
2001以降は一瞬溜めると発生が速くなり、このテクニックを使って
連続技に組み込むことができるようになっている。
またXIでは
投げ?始動のリーダー超必殺
乱舞技 「伍百弐拾四式・
神塵」 の
フィニッシュに大蛇薙を放つ。
柴舟のものは無敵がない以外はほぼ'98までの京と同じ性能だが、繋ぎ技の関係上、連続技に組み込むのが容易になっている。
また威力は常に京よりも柴舟のほうが高いのも特徴。
ただし柴舟はMAX版でも炎で全身を覆うエフェクトはなく、当然攻撃判定も発生しない。
京-1のものは発生がかなり遅く、カウンターモード中以外では密着からの連続技でギリギリ繋がる程度。
KUSANAGIのものは'98までの京とほぼ同じ性能になっている。
この他
クリスがオロチ一族版大蛇薙 「暗黒大蛇薙」、
黒子がパロディ技 「黒子大蛇薙」 「黒子まっくす大蛇薙」を使用する。
「炎で焼き払う」 という極めて王道な技ながら、ドットの秀逸さやボイスの熱さ、設定の緻密さなどが好作用し
初登場以来十年以上の長きに渡り、京を象徴する大技として定着している。
ニコニコMUGENでも人気は高く、京がこの技を出すと
「フライ揚がれ!」という
空耳コメントが頻繁に書き込まれる。
また数はあまり多くないが、京の関連キャラクターやアレンジキャラクターに同様の技が搭載されていることがある。