一般に用いられる場合、ある創作物のキャラクターが同じ設定のまま別の作品へと登場することを指す場合が多い。
その他、音楽用語やスピーカーに関する用語、音楽アルバム名や自動車名などにも使われる言葉でもあるが、ここでは割愛している。
メディア作品では主に小説、漫画(特に
アメリカンコミック)やアニメ、ゲーム等のジャンルで用いられる。
ちなみに似たような手法として、
同一作家が同一キャラクターを異なる作品に様々な役で登場させる
スター・システム
や、
ある作品に登場する主人公以外のキャラクターを異なる作品に主人公として登場させる
スピンオフ
等がある。
格闘ゲームにおけるクロスオーバー
MUGENにおけるクロスオーバー
主にストーリー動画に顕著に表れている。
初期の代表的な例としては
影気ままなストーリーのうp主が
ブランドー一家とのクロスオーバーを行っており、
これが切っ掛けとなったか否かは不明だが、以降、各ストーリー動画のうp主が、
応援する他のストーリー動画のキャラやネタなどを拝借し、カメオ出演させる等、様々な方法を用いたクロスオーバーが行われている。
実際に動画内で見られるクロスオーバーとしては以下のようなパターンがある。
作品の世界観に関して何かしらの繋がりがあるパターン
ネタのクロスオーバーによるパターン
など。
他動画などで確立された
カップリングネタの輸入もクロスオーバーの一環に入る。
ただ、クロスオーバーというものは必ずしも喜ばれるとは限らない。
(ニコMUGEN界隈内での)元の二次創作作品が好きであり、他の二次創作作品と一緒にされたくないという人もいるかもしれない。
更にクロス元の動画も視ていないとネタが解らず、視聴者を置いてきぼりにしてしまう可能性もある。
下手をすればクロス元の動画に迷惑が掛かるかもしれない。要注意。
そしてこのMUGEN自体も、元は格闘ゲーム創作ツールでありながら、
大半が版権を有するゲームのシステムやキャラクターのデータを無断でコピー、使用、改造、そして配布しているのが実情。
当然だがこの行為に憤慨するファン(だけに留まらないが)がいることを念を推して記述する。
過去にこういった行為が行われ製作者サイトへの突撃やキャラ潰し、行き着く所まで行くと殺人予告やハッキングによる個人情報晒しなどが行われた例もあり、
とある製作者がこういった嫌がらせに耐えきれず自殺してしまう悲しい事件も発生してしまった。
(事件後
ネット上
では自殺に追い込んだ犯人グループへの賞賛コメントが大量に溢れかえった。憤慨するべきことである)
そのMUGENにおけるクロスオーバーは所詮
二次創作程度のものに過ぎず、
決して原作作品やそれを語るコミュニティに持ち込んで良いものでは無い。厳禁である。
MUGENにおける大規模クロスオーバー
2008年9月に開催された
ストーリー動画対抗戦・無限交差を始めとして、
主に「メインとなる世界に、他動画のキャラ達が参加者として集まる」という形でのクロスオーバーが多く、
ストーリー色を強く出しつつも、進行はトーナメント等の大会形式に則って行われるという場合が殆どである。
上記で挙げられている
NAMCOxCAPCOMや、スーパーロボット大戦シリーズを思い浮かべるとわかりやすいかもしれない。
大規模クロスオーバー作品一覧(OPにあたる動画の投稿が古い順)