藤堂志摩子

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藤堂志摩子 - (2013/01/15 (火) 19:53:18) の編集履歴(バックアップ)



「好きな人の仕事をかわるのはちっとも苦じゃ無いわ」

今野緒雪の少女小説『マリア様がみてる』の登場人物。
DKソフトウェア開発室による同人作品、 スール対戦型格闘ゲーム マリばと!』と、二作目『マリばと!+プラス』に出演している。
アニメ版での声優は、『戦国BASARA』のお市や『ファントムキングダム』のトレニアとアサギを演じている能登麻美子氏。

原作では、初代から登場している最古参。
主人公である福沢祐巳と同学年であり、一年生の時点では同じクラスだった。
山百合会でも、物語開始時点で『白薔薇のつぼみ』 (ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトン) であり、
二年生になってから『白薔薇さま』 (ロサ・ギガンティア) に昇格した。
姉妹(スール)関係は、姉に二つ上の佐藤聖を、妹に一つ下の二条乃梨子を持つ。

性格は、穏やかでおっとりとした性格だが、芯は強い。
ただし、秘密を心の内にため込んでしまいがちであり、思い詰めやすい危うさを持つ。
そのせいで自分にコンプレックスを持ち、『チェリーブロッサム』までは「私だけ消えられたらどんなにいいだろう」
など危険な発言も多かったが、自分と似た境遇の二条乃梨子と出会ったこと、
そして山百合会の皆の計らいのおかげでふっきれ、心にしっかりとした軸を持つことが出来た。
(佐藤聖も重要な役割であるが、彼女の役割は「最初の支え」であろう)
自分のことになるとやや臆病であり、感じたままに行動できない面も持つ。
その分、心を開いて乃梨子と共に過ごし始めてからはベタベタであり、 脳が溶けるような甘々発言 もさらっと口にしているのだが。

外見は、緩やかにウェーブがかかった髪に整った顔立ちで、フランス人形を思わせる。
だが、好きなものはギンナンにクワイ、百合根であり、
特技は日本舞踊で、名取(流派における免許皆伝)の資格も持つという純和風なお嬢さま。
また、ピアノの演奏も得意である。古武術をやったという描写はないし
まして重火器やナイフや毒々しいオバケクラゲなんて使えるわけがない。

+ 家族について(ネタバレ含む)
実家は小寓寺というそれなりの歴史を持つお寺であり、父が住職をしている。
そのため、クリスチャンになろうと決心したときは父親に「勘当してくれ」と願い出て、
「見聞を広めてこい」とリリアン女学園に進学させられた。
そのため、実家のことが周囲にばれたら自主退学する心構えで過ごし、
いつでも去れるようにと親しい友人を作らないようにしていた。

「こんな私でも、必要としてくれる場所があるのなら」

また、実は父の本当の子供ではなく、父の長男がとあるシスターと結婚して産んだのが志摩子である。
その後長男は夭逝してしまったため、父が引き取って育てることになった。
ただ、志摩子自身もそのことは知っており、特に気には病んでいない様子である。
このあたり、松平瞳子とは異なっている。

ファンからの人気もかなり高く、紛れもない主要メンバーの一人ではあるのだが、今ひとつストーリーの中核には関われないでいる。
その原因は、彼女の葛藤は『チェリーブロッサム』で解消し、
乃梨子との関係についても『レイニーブルー(ロザリオの滴)』で一段落したため、
志摩子自身の語るべき物語が殆ど消化されてしまったためだろう。
(それぞれ9巻と10巻。『マリア様が見てる』は40巻近く続いている長編シリーズである)
実際、「私たち白薔薇姉妹には波乱が少ないと思う」と冗談交じりで言っていたこともある。

「志摩子さんが卒業するまで、側にくっついて離れないから」

「だったらもう、私は寒くないわ」


本編でこそ語られないが、実は魔法少女である。

「あなたのハートにギガンティア」


『マリばと!』では、日舞をやっているためか扇で戦うキャラになっている。
それも、原作では隠し芸大会で使用した、「あっぱれ」と染め抜いた日の丸扇で。
技自体は、出の速い飛び道具「銀杏扇」で牽制しつつ、対空の「銀杏の舞」で撃墜してゆくタイプ。
ぶっちゃけ、モーションや戦い方が不知火舞御津闇慈によく似ている。
だが、カラドボルグを撃ったり阿修羅王を召喚したり、おでこからビームを発射したり''、
重火器を仕込んだ巨大な十字架で戦ったりする連中ばかりのこのゲームでは、こんなのまだまともな部類である。
……なんともはや。

共に組んで相性がよいのは、やはりお姉さまの佐藤聖。
姉妹ゲージの回復が速くなるのに加え、超必殺技「桜の舞」で固めている間に交代して聖が投げるパターンを作りやすい。
さらに、聖が苦手な遠距離が志摩子によってきっちりとカバーされるのも利点である。
なお、お市の超必殺技「染れ緋の雨」のモーションが桜の舞によく似てるが、初出はこちらが先。


原作に志摩子の戦闘シーンはないので、ボイスはネット声優を起用している。志摩子の担当は十野こもも氏。


MUGENにおける藤堂志摩子

死門氏が製作したものが存在している。
原作でのスール交代システムは搭載されておらず、代わりにストライカーとして姉妹達を呼べるようになっている。
そのため、ちょっとした人間弾幕状態になることもある。但し、呼び出す際はゲージを消費するため、乱発はできない。
呼べるのは、お姉さまの佐藤聖、妹の二条乃梨子、そしてなぜか瞳子。
また、原作とは技のエフェクトが少々異なっている。
現在は死門氏のサイトの移転に合わせて公開が停止され、infoseekアーカイヴからもデータが消えたため、DLは不可能。

AIは、蓬莱氏と柊・竹・梅氏によるものが製作されており、前者はホームページのトラブルで公開停止しており、入手できない。
後者はオリジナルのカラーパレットや音声を能登氏の声にするボイスパッチも付属されていたが、こちらも本体の公開停止に伴って現在はDL不可能。
なお、上記のとおり原作に志摩子の戦闘シーンはないので、断末魔や一部の掛け声に『苺100%』のアナ・コッポラや
『灼眼のシャナ』のヘカテーと、他作品における能登氏が担当したキャラの台詞が使用されている。
他のボイスパッチと異なり、特殊イントロは追加されていない。

出場大会

出演ストーリー


「由乃さんが怖かった」