コメットさん

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コメットさん - (2017/11/09 (木) 18:35:24) の編集履歴(バックアップ)



テレビ東京系列で放送されたアニメ『コメットさん』の主人公。
過去にはTBS制作・著作の魔法少女物の特撮ドラマとして二作品作られていた為、「アニメ版」もしくは「三代目」と区別される。
設定は作品によって微妙に異なっているが、基本的な部分は一緒である。
演者は初代は九重佑三子、二代目は大場久美子、三代目(アニメ版)は前田亜季(敬称略)。*1
コメットは英語で彗星という意味。魔法を使うときの掛け声は「エトワール」(フランス語で星)。
ちなみにライバルのメテオさん(英語で流星)の魔法の掛け声は「シュテルン」(ドイツ語で星)。
宇宙の果てトライアングル星雲のハモニカ星国からやってきたお姫様で、地球でのトラブルを魔法によって解決していく。
地球ではお手伝いさんとして住み込みで働いている。わりといたずら好きな女の子。
モデルはアメリカの文学作品『風に乗ってきたメアリー・ポピンズ』らしい。

本シリーズを一番はじめにコミック化した際の執筆者は、かの横山光輝氏である
(『鉄人28号』『バビル2世』『魔法使いサリー』『三国志』『伊賀の影丸』『ジャイアントロボ』『マーズ』などで有名)。
サリーちゃんは日本で最初に製作された魔法少女物であり、「魔女っ子」の元祖として歴史に名を残している。
ちなみにサリーちゃん自体はアメリカTVドラマの『可愛い魔女ジニー』が元ネタと言われている。
この時代は、少年漫画家が少女漫画を掛け持ちしている事は珍しくはなく、
横山氏を始め、手塚治虫氏(ふしぎなメルモ)、藤子不二雄両氏(エスパー魔美)等は勿論、
赤塚不二夫氏(秘密のアッコちゃん)、石森章太郎氏(さるとびエッちゃん)、永井豪氏(魔女っ子チックル)等、
意外な人物も少女漫画を執筆していた。石森氏曰く漫画家改め「萬画家」。

格闘ゲームとしては、脱力研究所制作の同人格闘ゲーム『まじかるヒロインズplus!』、『まじかる★チェイサー』に出演している。
ドラマ版の最初の方はモノクロだった*2程なので、当然同ゲームの元ネタでは一番出典が古い。
まあ採用されているのは2001年の初アニメ化のバージョンの物なのだが。
『まじかるヒロインズplus!』では、見た目とは違ってやや接近戦寄りのキャラクター。
魔法のバトンを使った攻撃もさることながら、「星の子!」で様々なキャラクターを降らせて攻撃するスタイルである。
それ以外にも、移動技「星のトンネル」やゲージタメ技「私に力をください…」などバリエーションも豊か。
超必殺技も、飛び道具「ゼツボーの星」を除いて接近戦仕様である。
そのため、中距離から「星の子!」で牽制しつつ、隙をついて接近技を刺してゆくことになる。


MUGENにおけるコメットさん

とけい氏制作

『まじかるヒロインズplus!』のスプライトを使用。なお、きちんと制作元に許可も取ったようである。
元ネタには忠実だが、「星の子!」にランダム召喚技が追加されていたり、必殺技発動時にムービーが入るなど、
いくつかアレンジも施されている。
sight氏によるAIパッチが公開されているが、活動を停止しているため、最新版(2017年6月更新)に対応しない。

Toshio氏制作

こちらは『まじかる★チェイサー』のスプライトを使用している。MUGEN1.0専用。
基本的に元ネタに忠実のようだが、元ネタにはなかった前田亜季のボイスの他、飛び道具を防ぐ技が追加されている。
より元ネタに忠実なMCヴァージョンも別途公開している。どちらもAIはない模様。

出場大会



*1 
純粋なリメイクではなく、本作のコメットさんは三代目と言う扱いで、
母親である王妃の声が九重氏、叔母の声は大場氏と言う、前2作との関連を思わせる設定も存在する。
なお叔母は三代目からは「スピカ叔母様」と呼ばれている為、こちらが本名の様である。

ちなみに初代は悪戯が過ぎて、修行の為に背中にロケットを縛りつけられて地球に飛ばされた(本作ではそんなそぶりは見せないが)。
二代目は卒業試験として「美しいものを探しに」地球に渡来した。ロマンスも多かったからか本作では地球人と結婚して帰化している。
三代目は失踪したタンバリン星国の王子(コメットとメテオは、お后候補)を探しに地球に渡来した。が・・・

*2 
ドラマ化した1967年当時、まだカラーテレビは登場して間もない時代であり、
基本的に当時のテレビ局はカラー放送への移行の真っ直中であり、モノクロ放送がまだ主流な頃だった。
(今の時代で言う、アナログ放送から地上デジタル放送への移行みたいな感じである)
この作品も放送開始時はモノクロ放送だったが、第19話にてにカラー放送へと切り替わった。
1978年にはリメイクとして再びドラマ化されている。恐らく年相当の人にはこちらの方が印象が強いかも知れない。

尚、このリメイクでのドラマ版にはゲストとしてウルトラセブンウルトラマンタロウウルトラマンレオが登場した事もあった。
同時期に平行してあったラジオドラマではキャプテンハーロックとも競演していたりする。
…何というか、顔の広い魔法少女である。