ゴジラが東京に上陸した時に登場した、陸上自衛隊所属の架空の戦闘機。
デザインのモデルは カブトガニ。元々は首都防衛のために自衛隊が極秘に開発したもの。
全長:27.2メートル
全幅:20メートル
全高:11.2メートル
総重量:150トン
最高速度:時速200キロメートル
巡航速度:時速120キロメートル
乗員:6名(最大12名)
東京に上陸したゴジラを西新宿の高層ビル街にて迎撃。
ゴジラの放射熱線にも耐えるほどの装甲を持ち、カドミウム弾でゴジラの 核反応を抑えて一度は完全に沈黙させた。
……が、ソ連が誤って核ミサイルを発射してしまったことで発生した 落雷でゴジラが再覚醒。
この不測の事態に対し、すでにカドミウム弾を撃ち尽くしたスーパーXは、ミサイルやレーザーなどの通常兵器で
立ち向かったが、やはりゴジラに通用するはずもなく、装甲が限界を迎えて熱線に耐えきれなくなり
不時着を余儀なくされ、そこにゴジラが破壊した新宿住友ビルディングの瓦礫が崩れ落ち、完全に大破。
これによって搭乗員6名は全員殉職した。
尚、後継機として1989年の『ゴジラVS ビオランテ』にてスーパーX2、
1995年の『ゴジラVS デストロイア』ではスーパーX3が登場している。
スーパーX2は合成ダイアモンドを使用した熱線反射鏡「ファイアーミラー」を搭載。
ゴジラの放射熱線の光を 一万倍に増幅し、レーザーに変換して反射する機能を有する。
(あくまで光を増幅するのであって、放射熱線自体を一万倍返しする訳ではない点に注意)
この合成ダイアモンドを使用した対熱線装甲の技術は 後の対ゴジラ兵器にも活かされる事になるが、
ゴジラの熱線が予想以上の火力であったため、度重なる激戦の末、ファイアーミラーは溶解。
修復が間に合わず、大阪防衛戦に投入された際には「ありったけの」ミサイルとバルカンで交戦した。
これは抗核バクテリアを撃ち込むまでの囮であったため、最終的に撃墜されるも任務に成功した。
ちなみにスーパーXシリーズでは唯一の無人機の遠隔操作型である。
最新型のスーパーX3は対G戦闘がGフォースに移ったため、原発事故対応用の機体として開発された。
それにもかかわらず暴走状態のゴジラが吐き出した想定以上の威力の放射熱線が二度直撃しても、
多少計器がスパークした程度で、最後まで任務を遂行できるほどの熱線耐久性を発揮しており、
超低温レーザー砲を筆頭とした数々の特殊兵器と対ゴジラのエキスパート黒木特佐の指揮により、ゴジラの凍結任務を成功させただけでなく、
ゴジラとの戦闘で大きなダメージを負い、恐れをなし逃げ出そうとしたデストロイアを攻撃、 そのまま撃破へと至っている。
ゴジラに対して勝利した数少ない超兵器(他はオキシジェン・デストロイヤー、轟天号)の一つであるとともに、
自衛隊の兵器としては唯一ゴジラを撃退する事に成功したという、殊勲ものの戦果をあげている。
もっとも 周囲の地形を組み合わせた勝利を入れていいなら、雪山を航空機で爆撃して生き埋めにしたり、
火山の火口に誘導して足場を崩させ転落させたりという通常兵器による勝利方法もあるが。
劇中においてスーパーX3以外は撃墜されてしまうが、 基本的に相手が悪すぎるだけ。
そもそも、X1はゴジラ戦を想定してないし。
X3はあの重装甲と大火力で原発事故対応とか絶対に予算貰うための嘘
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