クィン・マンサ

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クィン・マンサ - (2010/06/18 (金) 00:49:39) の編集履歴(バックアップ)



「子供の遊びじゃないんだよ!そこのでかいの!」

機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、ネオ・ジオン軍のNT専用MS。
全高 39.2m、本体重量 143.2t。型式番号はNZ-000。
その型式番号"NZ"が示す通りネオ・ジオン(NEO ZEON)の象徴として開発された最大にして最強のニュータイプ専用巨大MSである。
機体設計には接収した連邦製NT専用巨大MA「サイコガンダムMk-II」を始め、その他ネオ・ジオン製MS全てのノウハウが投入されている。

全身に多数のメガ粒子砲を装備し、特に胸部の2連大型ハイメガ粒子砲はビームの収束・拡散も可能となっており戦艦クラスの主砲を遥かに凌ぐ威力を誇る。
テールバインダーは大容量のファンネルコンテナとなっており、搭載数はキュベレイの約3倍。
また、肩部バインダーには巨大なメガ粒子偏向器を搭載し、攻撃・防御の両面において他機の追随を許さない。
スラスターも大出力を確保しており、この種の巨大兵器としては機動力にも秀でている。

ちなみにクイン・マンサは全高40mに迫るサイズながら、MSに分類されている。これが何を意味するかと言うと、ほぼ同サイズのサイコガンダムシリーズは、人型に変形こそするもののあくまでMA(ビグ・ザムなどと同じ兵器区分)であるのに対し、クィン・マンサはサイコガンダムと同等のサイズでありながら、MSと同等の機動性・運動性を確保した機動兵器であるという事になる。
これを人間で例えるならば、身長191cm、体重166kgを誇る巨漢が胴回し回転蹴りを決めてみせるような敏捷さである、と言えば、その脅威の程もご理解頂けるであろうか。

コクピットを備える頭部はサイコガンダムMk-II同様に分離行動が可能であり、武装・推進器を搭載しパイロットの生還率を高める緊急脱出艇としての機能を備えている。
装甲も極めて堅牢で、フルアーマー・ΖΖガンダム?のミサイルの一斉掃射を受けても致命的な損壊を免れている。

個別の戦闘単位としては、まさしく最強と言える性能を持つクィン・マンサだが、その分搭乗者にも高い能力を要求する機体であった。
グレミー反乱軍内において本機の性能を引き出すことが可能であったパイロットは、事実上強化人間であるプルツーのみであったとされている。
後に本機のデータは小説作品『機動戦士ガンダムUC』において、新生ネオ・ジオン軍残党「袖付き」のNT専用MS「クシャトリヤ」に活かされる事になる。

(Wikipediaより。一部加除)


『ガンダム・ザ・バトルマスター』におけるクィン・マンサ

MSのサイズは原作の設定に基づいている本作であるが、クィン・マンサは例外的に設定より小さくなっっており、
ジ・Oと同程度の大きさになっている。(約28m~30mくらいの大きさ)
原作の設定では、サイコガンダムと同程度のサイズであるが、プレイヤーキャラとして使用するために小さくされたのだろう。
そのため現在では、クィン・マンサではなく前述のクシャトリヤだと言われることもあるようだ。
ただし原作より小さくなったとはいえ、通常キャラの中では最大クラスのサイズである。

性能では攻撃力が高く、攻撃の範囲も広いがコンボはあまり得意ではない。動きも全体的に遅め。
ファンネルを装備しており、ファンネルアタックと絡めた攻めは非常に強力。
上空に飛び上り胸からビームを拡散発射する「ビームシャワーアタック」は、範囲が広く牽制に役立つ技。
なおかつ空中でも使用可能なので、スラスターで空中に飛ぶ→撃つ→スラスターで再び飛ぶ→撃つ、の繰り返し、
またはスラスターモードになることで砲台と化し、スラスターゲージが無くなるまで空中から爆撃が可能。
メガ粒子砲を連射する超必殺技の「メガビームキャノン」も全部ヒットすれば一ゲージを一気に奪っていくほどの高火力。
装甲が若干薄めなのが欠点。体が大きいので攻撃を受けやすいという点も少々辛い。
避け動作がなく、代わりにIフィールドで一定時間飛び道具を無効化できる。

+ TOP SECRET

「モクヒョウ ホソク.コウゲキキョカ・・・カクニン」

パイロットは政府軍の新型サイボーグ兵器「シナプス」。
人間の脳をコアに使用している為、その非人道さから開発が中止されていた。

その正体はサイコガンダムMk-III奪還任務につき、そして殉職したアンドル・パークウェスト少尉。
脳は無傷だったので、開発の進んでいた戦闘兵器のメイン思考ユニットとして使用されたのである。
記憶にはプロテクトが掛かっており、意思のようなものは殆ど感じられないが、
かつての部下であるマーキュリー・プロムナードや婚約者であるレイチェル・エイファスと戦うと
一瞬記憶が呼び覚まされたのか、動揺を見せる。

なお、マーキュリーもレイチェルもその正体には気付いていないが、嫌悪感を露わにする前者に対し、
後者は逆に「見ていると何故か心が落ち着く」と、その反応は対照的。
また、ロイド・ニコルスだけはその正体に気付いた模様。流石に軍神は格が違った

エンディングではマリアによってプロテクトを破壊され、パークウェストとしての記憶を取り戻した。
施設を破壊し、レイチェルを求めて逃亡したようだが、その後どうなったのかは語られていない。

+ その他のゲームでの性能
『Gジェネレーション』シリーズに登場。
ゲーム中最強クラスの基本数値に加え、強力な武器となるファンネルを装備している。
HPも並のMSの倍以上あり、EN燃費も良いためたった1機で要塞のごとき存在感を誇る。
サーベルもあるため大型機体によくありがちな「格闘ができず近接戦が不利」という弱点はない。
撃破されると脱出装置として頭部ユニットのみの状態になる。
この状態では攻撃はできないが、母艦へ戻れば次のターンには本体が丸ごと復活する。
そのため強力なMAP兵器で一撃必殺という戦法も通用しにくく、相手にすると厄介極まりない。
強いて弱点を挙げると、飛行できずサポートユニットに搭乗もできないため対空近接戦や地形効果が苦手。
あと、最近の作品では巨大MS故のサイズの大きさ自体がこの機体の欠点になっている。
(こいつ1機使うために、普通のサイズのMSが3機分の枠が犠牲になる、マップ上でもデカイので移動が大変等)

『スーパーロボット大戦』でもΖΖ参戦の際には頻繁に登場。
こちらでもやはりというか、HPが万単位であることが結構ザラ。
一部タイトルでは入手して運用することもでき、その内『IMPACT』ではしれっと二人乗りが可能だったりする。

『ガンダムv.s.ガンダムNEXT』にはCPU専用ボス枠で参戦。
高難易度ルートのボスとして出現する。パイロットはプルツー。
設定通り通常のMSの倍以上のサイズがあり、攻撃力・耐久力ともにボスに相応しい高さである。
その強さは「NEXT」のボス格の中でも飛び抜けたもので、
メガ粒子砲の収束撃ち・拡散撃ちの他、ファンネルの一斉射撃やサーベルによる格闘も行ってくる。
ひとつひとつの技が優秀で、「ステップで回避しなかればほぼ確実にコチラを追尾してくるファンネル」
「上下への誘導は皆無だが、発生と弾速に優れ命中すれば大ダメージ必死の照射ビーム」「インチキのような判定のサーベル各種」
「超弾速と範囲を誇り、引っかかればほぼ確実にダウンまで持ち込まれる拡散ビーム砲」「射撃を無効化するシールド」
など、枚挙にいとまがない。
問題はこいつが 「通常のMSと同様にネクストダッシュを使用してくる」 ということで、
巨体の癖に機動力は並以上、こちらの攻撃には俊敏な動きで反応して回避をしてくる。
またボス大型機に共通した特徴であるが、多少の攻撃を当ててもよろけない半アーマー状態である。
原作や設定をかなり忠実に再現した強さであると言える。
特に、格闘特化機体での一人プレイの場合は上級者でも手を焼くほど。

…のはずなのだが、こいつの前には何も出来ずに倒される場合が多い。
無限ループのようにバスターライフルでダウンを奪われ続ける様は哀れですらある。


MUGENにおけるクィン・マンサ

taurusac195氏により製作された、『ガンダム・ザ・バトルマスター2』仕様のものが存在する。
ただし、原作の設定に準じたサイズにされたようで、同氏のサイコガンダムMk-IIIとほぼ同じサイズの巨大キャラになっている。
サイコと同じくLife3450でアーマーを持ち、ガードはポーズだけな辺りも同様。Defは110とサイコよりは低いが、Atkも110。
巨大化したことによりジャンプしてからの拡散ビーム砲が画面端まで届くようになっているので制圧力がかなりの物となっている。
ビームサーベルはサイコガンダムMk-IIIと同じくガード不可能となっており出は遅いが画面半分をぶった切れる有効な武器となった。
ゲージ技のメガビームキャノン乱射は巨大化のせいで通常サイズのキャラの頭上を通過してしまうので対空で使う必要がある。
このメガビームキャノン乱射、見た目は拡散しているが実際には横一直線の当たり判定なので拡散部分に当たっても平気だったりする。
また簡易ながらAIも搭載されている。