デスペラード

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デスペラード - (2011/06/18 (土) 09:35:26) の編集履歴(バックアップ)



「0.1秒の差で生死が決まる。生き残るのは当然俺だがな。」

オンライン横スクロールアクションゲーム「アラド戦記」のプレイヤーキャラクター。
長さといい、細さといい、足首の締まり具合が最高な女とは関係ない。仕分け技とも関係ない。
銃火器を使うガンナーの中でもリボルバーを用いた射撃技術に特化した職業をレンジャーと呼ぶ。
そのレンジャーの中でも高レベルになり覚醒した者を「デスペラード」と呼ぶ。因みに女性の覚醒したレンジャーは「ブラッディア」。
他のガンナーとの見た目の違いは煙草を咥えている。

原作におけるデスペラード

全キャラ中トップクラスの攻撃性能を持ち、その圧倒的な火力で敵を殲滅していく典型的なアタッカー。
序盤の内はパッとしないがクリティカルダメージを強化するデス・バイ・リボルバーを習得するレベル30、強力な攻撃スキルである移動射撃とマルチヘッドショットを習得するレベル35と、後半になるにつれ目に見えて火力が出るようになってくる。
反面で火力を出す以外には特に何か出来る訳ではなく、防御性能も革装備であるため並以下となっている。
とは言うもののその長所である火力はどこでも必要とされる上に突出しており、
遠距離攻撃主体なためでも大した問題は無いなど、かなり優遇された職業だった。
+ 男女差の実情
デスペラード=トップ火力というのも昔の話で、女ガンナーが実装されてからはマルチヘッドショットの威力・範囲は女レンジャーのほうが高く、当時はダメージが低かった女レンジャー版の乱射ともいえる銃士の舞は引き寄せ性能を持っているため劣化扱いされていた。
そして、女ガンナーの次に実装された新キャラクターであるシーフの二次職業であるローグはデフォルトでデス・バイ・リボルバーとほぼ同じ効果を防具マスタリーで所持していて、色々ととんでもないスキルを引っさげてトップの座を塗り替えた。
(現在での韓国における最新仕様ではかなりの弱体化の末、ローグは中堅レベルにまで落ちているようだ。)

結局、全ての職業のバランスがだいたい見直されたSecond Impactアップデートでも大きな調整はされず、マルチヘッドショットの威力バランスの差はどうにもならないままになった。
乱射と銃士の舞のバランスに関しても銃士の舞の直接打撃ダメージにはデス・バイ・リボルバーが乗らないということを考慮しても明らかにダメージ差が大きく付いてしまっている。
覚醒スキルに関しては武器攻撃力に依存せず、デス・バイ・リボルバーが乗らないブラッディアのツインガンブレードとは違い、デスペラードのスカッドジェノサイドは武器攻撃力に依存するため強化をすればするほどその威力は顕著になっていく。
が、マルチヘッドショットの差が大きいため余程の愛情が無ければデスペラードを選ぶ人は減りつつあるようだ。
それでもバトルメイジインファイターなど、他の中堅クラスの物理アタッカーと比較すると大きな火力差はあるわけだが。
+ レンジャーというか、所謂%職とは切って離せない話
アラド戦記では武器強化とよばれるシステムがあり、金とライアンコークスと呼ばれるアイテムを消費して武器の強化を行うことが出来る。
強化を行うことで、武器攻撃力に依存する攻撃に防御を無視したダメージ(実際は少しカットされるが、減少量は本来の攻撃力計算と比べて小さい)を追加することができる。
強化値を4にするまでは失敗なしで強化できるが、+5から失敗すると強化値が1下がり、+7~9で失敗すると等級がアンコモン(青字)以下のものは消滅し、等級がレア(紫字)以上のものは強化値が0になる。
そして+10→11の場合は等級がレアやユニークであっても失敗すると消滅するが、成功すると+9→+10とは比較にならないレベルでダメージが上昇する。
例として装備可能レベル65レア級リボルバーを挙げると+9での追加物理攻撃力は106、+10では138だが、+11になると269と大幅に跳ね上がる。
この攻撃力の跳ね上がりのロマンを夢見て、ガンナー系職業のスキルを教えてくれるキリの所有している強化装置に武器を突っ込む人々が絶える事は無いし、強化のしすぎで破産する人々も絶える事は無い。
なお、レア等級以上の装備は一度装備すると装備者以外使用することが出来なくなっており、課金アイテムを使用しないと他者に譲渡ができなくなっているため、処分の利くアンコモン等級の+11以上の武器を使用する人も少なくない。

最近では魔法付与と呼ばれるキャラクターの強化手段が大幅に増えたため、無理に破産せず着実にキャラクターの強化を行えるようになった。
+ カルテルについて
プレイヤーのレベルが上がってくるとカルテルと呼ばれる組織と敵対することが多くなってくる。
ゲームの舞台となっているアラド大陸の上空にあるミドルオーシャンを抜けた先にある天界の無法地帯にある霧の都市ヘイズを拠点にしている組織、首領はエンゾ=シフォ。
天界の拠点に居る砂風のベルクトが言うには、元々はリボルバー一本で無法地帯を渡り歩くロマンに溢れた集団だったようだ。あと硝煙臭いらしい
ジゼル博士がカルテルに入ってからはそういったロマンがなくなり、ベルクトは迷うことなくカルテルを離反したそうだ。

なお、ベルクトが少し付き合ってやると言い出した結果がこれである。
爺さん少しは手加減してやれよ……どっかの亀まで怯えて逃げ出すレベルだったじゃないか

デスペラードの覚醒アクティブであるスカッドジェノサイドは無法地帯のレンジャー達が使う動き……らしい。

原作決闘におけるデスペラード

対人戦でもその長所は遺憾なく発揮され、加えて高性能な近距離での足技も得意とするため手が付けられない。
インファイターなどと同じく対戦お断りキャラの一つとなっている。
主な原因はリベンジャーと呼ばれる地上限定食らい抜けスキルで「当たると気絶することもある」こと
空中コンボが得意なローグや魔道学者にはリベンジャーが通用しづらい。
前者のローグは最近実装されたキャラクターで地上限定10割コンボやスーパーアーマーからの突進投げ、広範囲の纏め打撃投げなどトンデモスキルが揃っていることから、ローグとやるならレンジャーとやったほうがマシと言われる始末
更にローグの元であるシーフの派生職「ネクロマンサー」はサモナーと比べるとものすごく固い使い魔を連れるわ虐殺のバラクルと呼ばれるスキルで攻撃範囲が縦軸にも凶悪なほど広がるためネクロとやるならローグとやったほうがマシと言われていた。

+ スキル解説
  • ジャックスパイク
アーマー属性の膝蹴り。迎撃などによく使われる足技で相手を浮かせる効果を持つ。

  • ライジングショット
通常射撃最終段と同じモーションで放たれる射撃。当たれば相手を画面外まで打ち上げるので、その隙にキャスト技を行える。

  • ウインドミル
ブレイクダンスの要領で繰り出す足技。回転する性質上2回打撃を与える。また、この技を始動とするスキルがあり、スライディングやダウン状態からのライジングウインドミルによる切り返し、リバーサルもあり、コンボパーツとしても優秀。

  • マッハキック
高速で繰り出される膝蹴り。相手を一定距離ノックバックさせ、さらに一定確率で相手を気絶させる。

  • パニッシャー
ローキックでダウンさせて踏みつけ、5発の射撃攻撃を行う投げ技。踏みつけの際には衝撃波があり、近くにいる相手もダウンさせる。

  • バーベキュー
本来は重火器スキルの打撃投げ。ジャックスパイクで打ち上げ、ガトリングガンを10発撃ち込む。ジャックスパイクで浮かせられないとガトリングを撃てない。

  • G-14破裂榴弾
コマンド入力で装填、弾数3発でもう一度コマンド入力で榴弾を投げる。的に当たるか地面にふれると起爆し、相手を浮かせる。ダウン後にこれで拾い上げるコンボも存在する。

  • 高角度スライディング
キャスト後、スライディングで相手を高く浮かべるようになる。

  • ヘッドショット
ライジングショットと同じモーションで放つ単発高威力の一撃。通常射撃をキャンセルして放ち、コンボの締めに用いることが多い。

  • エアー・レード
ウインドミルから相手を空中に蹴りあげる。

  • デス・バイ・リボルバー
クリティカルヒット時のダメージを大幅に強化するスキル。デスペの火力を支える重要なファクターである。

  • トリプルクラッチ
ウインドミル→マッハキック→ライジングショットとつなぐスキル。ウインドミルを通さないと後がつながらない。

  • マルチヘッドショット
Q技。コマンド入力後に構え、レバー入力で最大5発の連続ヘッドショットを放つ。範囲攻撃で、さらに一定確率でもう1体にダメージを与える。

  • 乱射
Q技でアーマー属性、周囲に乱射する。アーマー属性なので切り返しによく使われる。

  • 移動射撃
Q技。構えて移動しながら射撃可能。弾数を撃ち尽くす、時間経過、ダメージで解除。

  • ダブルガンホーク
Q技。投擲系で投げた銃が乱射しながら一定距離を進んで戻ってくる。2回手元に戻り、最大3回投げられる。回数が重なれば威力と範囲も強化される。

  • スカッドジェノサイド
覚醒Q技。始動時に衝撃波を放ち、2回の移動射撃を行った後、3回目の衝撃波で空中に跳んで乱射する。攻撃回数が多く、ダメージ量も多い。


MUGENにおけるデスペラード

  • sdc氏製
原作を再現した作りとなっており、他の多くのMUGENアラドキャラ同様に技ごとにクールタイムが設定されている。
元々原作においても性別と一部技性能くらいしか違いがないので当然といえば当然だが、ブラッディアと似通った部分が多い。
しかしブラッディアとは違い*1銃弾のリロードを必要としなかったり(原作再現という点から見るとリロードが無い方が正しい)、
ジャンプ中に軌道を変更できたり(原作再現という(ry)、オリジナルの技などもほぼ無く、
ブラスターと同様の一般的な格ゲーらしくない原作仕様のコマンドだったりと、かなり原作に忠実なつくりとなっている。
戦法としても、ブラッディアがオリジナル技である跳弾を多用して崩していくのに対し、
デスペラードは2種類ある投げと榴弾・スライディングからつなげていく形をとる。
また、スライディングやダウン起き上がりの際に繰り出されるウインドミル(ブレイクダンスのような蹴り技)は、
リバーサル技としても優秀で反撃やコンボの始点にもなり、他のスキルもシングル、タッグどちらでも光る。
AIはデフォルトの物の他にQK2Key氏がAIパッチを公開している。
4段階に設定でき、初期設定のLv3でも審査員相手にたまにラウンドを落とすくらいでまず負けないと言うかなりの強さ。
2010/12/28現在は公開が停止されている模様

  • QK2key氏製アレンジ版
上記sdc氏のデスペラードをもとにQK2Key氏が手を加えたアレンジ版。こちらは現在公開中。
主な変更点として同氏が製作したブラッディアと共通の仕様が適用され、
  • 既存ゲージ技のゲージ消費撤廃、開幕クールタイムの追加
  • 1ゲージ技の不発ランドランナーの削除
  • 開幕選択式のEXスキルの追加
  • パッチであった氏のAIの標準搭載
  • カットインの表示変更
等があげられる。
ゲージ技の開幕クールタイム化は結構大きな変更点で、序盤は通常技でちまちまいくだけだが、
開始から20秒ほどたつと今までの1ゲージ技を1回のコンボですべて叩き込んだりする怒涛のコンボができるようになったりする。
ただし、覚醒スキルであるスカッドジェノサイドが試合開始から60秒が経過しないと使用できなくなっているため一気にラウンドをひっくり返しにくくなっている。
AIは元々のアレンジ前と同様の4段階に設定できるようになっている。

出場大会

*1
バージョン4以降ではブラッディアも弾数制限がなくなっていたりする。