ブラッディア

「一応言っておくけど、これまで誰一人あたしの銃を避けたり、あたしに弾を当てた奴はいないわ。」


オンラインアクションRPG「アラド戦記」のキャラクターであるガンナー(女)の二次職業レンジャーの覚醒名である。
ブラディア」ではない。「 ブラッディ」でもない。もちろん「ブロディア」でもない。
他のガンナー系列職との見た目の違いは首にドッグタグを付けていることである。

プレイヤーとしての女ガンナー

プレストーリー

天界というゲームの舞台であるアラド大陸の上空にあるミドルオーシャンの上にある世界の皇都守備隊の一員である。
囚われた皇女を助けようとしたつもりが、カルテルと呼ばれる組織に捕らわれる。
皇都をカルテルに完全包囲されており、逃げ場なしとされた状況の中で脱走し、地上へと逃亡する。

天界について

暴竜王バカルの思惑によって魔法を禁止され、魔法の代わりに機械文明が発達している。
様々な理由があって失敗に終わったが、対バカルの切り札とされていたプロジェクト・ゲイボルグによって生み出されたゲイボルグの研究成果は、後にメカニックが使用する変形メカGシリーズの基盤となり、バトロイドへと引き継がれることとなる。
なお、天界エリアではメタルスラッグに出てきそうな人型機械に乗り込んだり、固定式大型ガトリング砲を使うことができるステージが登場した。

+ 覚醒クエストのお話
+ 過去の覚醒に関するお話
それは危険な芸当。
軽く舞い上がるしなやかな背中の後ろ優雅に舞い散る血の雫。
あなたへの切ない思いが雫くのごとく、形になって行けば
迫り来る数知れぬ敵の真ん中へと切り込み鎖の先に運命の楽器を繋げ 深い真紅の演奏を始める。
私を手懐けられたのは、ただ月光だけであったゆえ
今日も一かけらの月光を呑み 残酷な美に酔って眠りにつく。

そもそもブラッディアとは、天界の皇女を周囲の警護を担当する「皇女の庭園」の主席女官だった人物である。
NPCであり、現在の皇女の庭園の主席女官であるマルレーン=キツカと、みんなのトラウマでもあり、皇女の庭園のレンジャー養成教官を担当していたキリの会話によると伝説とされているぐらいで、皇女の庭園には上記イタリック字体で書かれている歌が掲げられているほどである。
キリの勘でプレイヤーはブラッディアになれるのではないかとされ、二人の手でブラッディアの伝説を実現させる。
腕前を見せたプレイヤーはマルレーンにブラッディアの姿であると認めさせ、ブラッディアが扱っていたツインガンブレードを作り、アラド大陸にブラッディアが誕生した。

マルレーンが言うには皇女の庭園でもブラッディアの伝説を現実のものにして、秘密任務を完璧に遂行できるレンジャーを育てる準備をしていたとか。
先越されちゃったけど。

覚醒クエストとは、アラド戦記では現在レベルキャップは85なのだが、50になると挑戦できる連続クエストである。
  • 鋼のかけらと最上級強化剤を100個、白色キューブと赤色キューブを10個ずつ納品
  • 死亡の塔(全45F)を30Fまで登る
  • 満月の修練場をクリアする
  • 混沌の魔石のかけら100個と霊魂の結晶200個を納品
これらを完遂することで覚醒を果たし、職業名が変わり、自動的に発動するパッシブと自発的に使うアクティブの二種を習得する。
百花繚乱の念花、竜闘士の蒼竜撃のような一撃にかける大技やベラトリックス阿修羅のような自身の攻撃方法を変える変身タイプなどがある。
NEW BALANCEアップデートでアクティブスキルは自動習得になった。

なお、ツインガンブレードはLv40スキルに格下げされて覚醒スキルはガンブレードフィニッシュであるブラッディカーニバルに置き換えられた。
発生が早く前方への判定が非常に強いため信用性が高い。

日本版の声優は明日のナージャのナージャ役、ルーンファクトリーシリーズのミスト役でお馴染みの小清水亜美女史である。


原作での女レンジャー

性能について

主にトップスピンを筆頭とした足技と銃撃によるスキルとでカテゴライズされている。
NEW BALANCEでベールドカットの仕様変更など、足技が大きくテコ入れされたため非常に強力なものになった。
Lv30で習得できるデス・バイ・リボルバーを使用することで銃弾によるクリティカルダメージが強化され、
通常ならば1.5倍なのだが、デス・バイ・リボルバーを最大レベルまで伸ばすとクリティカルダメージが約2.7倍まで伸びる。
また、レンジャーは他職と比べてクリティカル率を伸ばしやすいのでデス・バイ・リボルバーの恩恵を享受しやすい。
+ 原作での強力なスキルについて
  • 移動射撃(略称:移動)
Lv35から習得可能。使用すると移動射撃モードに移行し、スキルレベルごとに決められた弾数を撃ち尽くすかダメージを受けると解除される。
これは男女共に性能は同じ。
難点としては銃弾の貫通判定が死んだ敵にも取られるため対複数には向いていないことか
  • 銃士の舞(略称:舞)
Lv35から習得可能。最大20発の弾丸をぶっ放しつつ、近づいた相手には打撃攻撃を与えるスキル。
威力は銃弾部分が弱いものの、銀の弾丸を一気に撃ち切ることが出来るので銀弾装填中は威力が高い。
男レンジャーと違いヒットすると自分に向けて引き寄せるが、引き寄せる範囲は狭い。
しかし、スーパーアーマー化するため安心して放てる範囲攻撃スキルである。
  • マルチヘッドショット(略称:MHS)
Lv40から習得可能。少し時間を置いて構えを取り、方向キーを入力することで対応する方向に銃口を向けて4体の敵に攻撃を9回放つ。
男レンジャーよりも範囲が広い、発射数が多いなど、こちらでは優遇されている。
特性パッシブスキルで威力とロック範囲、最大ターゲット数が増加する。
  • ダブルガンホーク(略称:ガンホ、DGH)
専用の拳銃(二つのリボルバーをハンマー部分でくっつけたようなもの)をブーメランのように飛ばして拳銃から放たれる弾で敵にダメージを与える。
説明がおかしい? 実際にテキスト通りなんだ・・・
拳銃は最大三回まで飛ばすことが出来、回数に応じてダメージ・発射間隔・範囲・速度が増加する。
こちらも威力については割愛。
  • ツインガンブレード
バックステップとクイックスタンディングとリベンジャー、ダブルガンホーク、ブラッディスパイク、ブラッディカーニバル以外のスキルが使用不可能になる代わりに専用拳銃に持ち替えて専用の攻撃を行う。
通常攻撃では銃撃、Zキー(デフォルトキー)では刃の付いている銃を投げて振り回すほか、サマーソルトによる蹴り上げ、スピンブレードによる前方攻撃、チェーンスナッチによる引き寄せなど隙が無い。
  • 覚醒スキル「ブラッディカーニバル」
ガンブレードを振り回して前方に出血効果付きの連続攻撃を行う。
どこかで見たような技のように思えるが何、気にすることはない
  • ブラッディスパイク
以前はバーニングスパイクというスキルだったが、NEW BALANCEによって置き換えられた。
出血の追加効果や非常に広い縦軸判定など半端無い。
  • アルティメットマルチヘッドショット
トップスピンで当たった相手を前方に集め、マルチヘッドショットで攻撃してフィニッシュに一撃を追加する。
数少ないレンジャーの集敵スキルである。

カルテルの怖いお兄さん達による移動射撃コーナー





決闘では

※Second Impact時代のものであるため、現状はかなり異なると思われます。
PvPである決闘では誰がどう言っても強職である。
むしろガンナー系列職自体が横軸に対して非常に長い射程を持っていることから、対戦お断りされる職業筆頭である。
リベンジャーによる食らいキャンセル、アーマー属性を持つマリリンローズや銃士の舞、縦軸に対してはトップスピンと、高い性能で纏まっている。
投げ技はスプリガン、バーベキューとガンナー系共通のものしかなく、アーマー属性を持ちながらも異常な吸い込みを持つ上に、暗闇効果を同時に付与する魔道学者や、滑りながら投げにかかってくるグラップラーと比べてはいけない。奴らがおかしいだけだ

戦い方としては、射程を活かして遠方から射撃をしたり、すれ違い様にトップスピンからの連携を行う。
クールタイムが明けると縦軸にも強い銃士の舞で浮かせてコンボを行うなど、やりたい放題である。

+ Q技について
Q技とは、触媒アイテム「無色キューブのかけら」を消費して使用するスキルである。
レンジャーではマルチヘッドショット、移動射撃、銃士の舞、ダブルガンホーク、ツインガンブレードがそれに該当する
まだレンジャーは生易しいほうであるが、他の職業ではもっとタチの悪いスキルが存在するため決闘ロビーのタイトルに使用を禁止する旨があることもある。
例に挙げるとスピッドファイアとよばれるガンナー系二次職にはニールスナイピング。通称ニルスナと呼ばれるスキルがあり、「通信で、超高確率の気絶効果を持つ援護射撃を要請する」という鬼畜スキルである。

これらQ技は、決闘で初っ端に使うと試合があっという間に終了する恐れがあるからか、最初は使用不能である。
個別に設定されたクールタイムを経過すると使用可能になる。


MUGENでは

アラドキャラでお馴染みのQK2Key氏製作のものが存在する。ボイスは韓国版のものが採用されている。
特定のバージョンだとポトレが作中の下水道の女王パリスのものになっているが気のせい。
原作通り早い銃撃で弾幕戦を展開し、それに加えてスライディング等の足技もからめ積極的に崩していくタイプ。反面防御は弱い。
独自実装されたバウンシングショット(跳弾)とスライディングによる崩し、対空攻撃の蹴り上げがアーマーなど性能は高い。
デフォルトで実装されているAIは4段階あり、反応速度と一部攻撃の使用封印でバランスをとっている。
説明書に反応フレームなどが明記されているため、大会に出す際にも調整しやすい。AIレベル3で強上限凶下位あたりの強さだろうか。
原作で使用できるスタイリッシュ系列のスキルは空中射撃を除き、ほぼ実装されている。
MUGENにおけるアラド勢ではローグが登場するまでは最も強いアラドキャラだったと思われる。

バージョンごとの差異

  • バージョン3
αとβの2スタイル制、かつ残弾制が採用されていた。
αスタイルは原作準拠であり、βは独自実装されたものを持っている。
αスタイルでは覚醒スキル「ツインガンブレード」が使用できる代わりにβスタイルでは当身ゲージ技の「ブラックバード」と「ホワイトアウト」を使用できる。

  • バージョン4
スタイル制、残弾制の廃止、投げ技にバーベキュー(蹴り上げてガトリングで撃つアレ)が追加された。
コンボの伸びによる落下補正の追加や挙動の変更など、より原作に近づいた。
このバージョンから7Pカラー以降(スタートボタンを押しながら選択)で常時ツインガンブレードモードになる。*1
具体的に言うとAIレベル4でマスターギースを圧倒し、エルクゥからラウンドを取ることもあるぐらいと狂キャラに片足を突っ込んでいる。

  • バージョン5
ゲージ消費を撤廃、原作の決闘に近い開幕クールタイム制が導入された。
最初は原作での「Q技」が使用できないが、20秒経過すると移動射撃、マルチヘッドショット、銃士の舞が使えるようになり、40秒経過するとダブルガンホークが、60秒経過するとツインガンブレードが使用可能になる。
なお、このクールタイムはラウンドを跨ぐとリセットされるためいきなり覚醒みたいなことにはならないので安心されたし。

  • バージョン6
原作のSecond Impactアップデートに合わせる形でダメージなどの調整が行われた。
また、バージョン5から使い道のなくなったパワーゲージの吐き出し口として特性アクティブスキル「バーニングスパイク」と「アルティメットヘッドショット」が追加。
このほか「ヘッドショット強化」、「ガンガード強化」の特性スキル四種からラウンド開始時に選択することが出来る。
特性アクティブスキルは両方ともゲージ消費に対してあまり威力は高くないが、ガード不能である。

参考動画

7Pモード

また、全自動氏が声がゼニア・ヴァロフになるボイスパッチを公開した。

出場大会

削除済み
更新停止中

出演ストーリー

MUGEN'S EVERYDAY'S(ジェーン)


最終更新:2014年07月31日 22:06
添付ファイル

*1 余談だが、公式で遂にツインガンブレードを常時使用してくる敵キャラクターが登場した。まあ、エンドコンテンツだからしょうがない。